「魔法の少女 シルキーリップ」 第8話 『ついに対決!リップVSイザベラ!』 ケチャ 『なぁリップ、私と君の任期もあとわずかになった。女王様修行もこれからが  追い込みだ。つまり…、イザベラは大した失敗もせずここまでやってきた。  この意味わかるだろう』 リップ (Y)『あたしがイザベラに勝つためには…小さな失敗も許されないって事ね』(1) (N)「・・・どういうこと?ケチャ?」(2) ケチャ (1)「ああそうだ。しかし…難しいぞ、イザベラに勝つのには…。そうだな、  君がイザベラより魔導力が上なら話は別だが」 (2)「つまりだ、君が女王になる為には、イザベラとの決定的な力の差を見せつ  けなければならないということだ」 リップ (怒)「大丈夫よ!イザベラなんかよりあたしの方が魔導力もずっと上よ!」(3) (哀)『あーあ、女王様候補だなんて…めんどうくさいなぁ…。できれば、もっと    ここにいたいなぁ…』(4) +15(喜)「心配しないでよ、ケチャ!」(5) ケチャ (3)「うむ…、ならいいんだが…」 (4)『リップ、何弱気になっているんだ!イザベラが怖いのか? え! 君だって  この修行期間でレベルアップしてるだろう。イザベラなんてどうてことねぇっ  て!』 (5)「よし!その意気込みだ!」 ケチャ「もう0時を回ったな。1981年のスタートか…。さて、私は寝るとする     かな」 リップ「おやすみ」    シェイクとドメに挨拶をする為、2階に降りるリップ。 リップ 『おばさん、おじさん、明けましておめでとうございます!』 シェイク 『おめでとう、リップ』 ドメ 『おめでとう』 シェイク 『明日はどうするの?』 リップ 『えーと、明日はねぇ、茶子ちゃんと初詣にいくんだ!』 ドメ 『今日はもう遅いので寝てください。後…明日プレゼントをあげましょう』 リップ (怒)「え? プレゼント…、あたし、いらない!」(1) (哀)「プレゼント…。すみません…、気を遣わせちゃって…」(2) (喜)『え? プレゼント? なに、なに〜?』(3) シェイク&ドメ (1)ド「ハッハッハッハッ、ただで貰える物は貰っとくのが得ですよ、 リップさん」(e) (2)シ「え!? そ、そんな暗い顔しなくても…」ド「リップさん…」(e) (3)シ『うふふふ、明日になってのお楽しみよ』 リップ 『はーい! おやすみなさーい!』    そして朝が来ました。 シェイク「おはよう、リップ」 ドメ  「おはよう」 リップ 「おはようございまーす」 ドメ  「さて…リップさん、プレゼントですよ」    リップは赤い晴れ着をプレゼントされました。 リップ 「うわー!」 シェイク「着せてあげるわ」 リップ 「うん!」    リップは着物姿になりました。 シェイク「とっても似合うわよ、リップ」 ドメ  「なかなかのものですね…」 リップ 「ありがとう!ドメおじさん!シェイクおばさん!」    そうこうしているうち、茶子ちゃんがきました。 リップ「茶子ちゃん!」 茶子 「明けましておめでとうございまーす!」 リップ「明けましておめでとうございます!」 茶子 「リップちゃん、かわいい!」 リップ「あれ?茶子ちゃんは晴れ着とか着ないの?」 茶子 「あることは、あるんだけど、めんどうくさくって…えへへへへへ!     さ、リップちゃん、初詣に行こ!」    初詣に行こうと外に出たときであった。 東峰 「やあ、茶子ちゃん。明けましておめでとう!」    クラスメートの東峰夏彦君です。 茶子 「あ!夏彦君!」 東峰 「どうしたの?」 茶子 「え、あ、あの…。リップちゃん、ごめん。茶子、夏彦君と一緒に…」 リップ「い、いいのよ。あたし一人で行くから」    茶子と東峰は、二人で初詣へいってしまった。 リップ「行っちゃった…」    そのとき… イザベラ「あら?そこにいるのはリップさん」 リップ 「え? イザベラ」 イザベラ 『あらリップさん、明けましておめでとう。今年もよろしくね』 リップ (怒)「イ、イザベラ!?」(1) (哀)「イザベラ…正月早々あなたの顔を見る事になるなんて…」(2) (喜)『結構似合っているわね、その晴れ着。でもどうして?』(3) イザベラ (1)「ンフフフフ…似合うでしょ?この晴れ着…」 リップ (怒)「ぜーんぜん!あたしの方がよっぽど似合ってるよーだ!」(4) (哀)「イザベラ…ついに人間界の良さがわかってくれたのね…」(5) (喜)「うん!すごく似合うよ!」(8) イザベラ (8)「リ、リップ…今日はいやに素直じゃない…。どうしたの?」 リップ (哀)「人間界の良さに気付いてくれたあなたが…うん…うれしくて」(5) (喜)「なにうろたえてんのよ、バカね!」(9) (怒)「なにうろたえてんのよ、バカね!」(9) イザベラ (3)『んふふ、人間の風俗を調べるのも修行のうちでしょ』 リップ (哀)「イザベラ…ついに人間界の良さがわかってくれたのね…」(5) (喜)『ねーイザベラ!あたしと一緒に初詣に行こうよ! ね!』(6) (怒)「ふん!あなたって、相変わらず素直じゃないのね!」(7) イザベラ (2)「リップ…あんたね! 人がせっかく正月の挨拶をしにきてやったのに!  その態度は!」(e) (9)「バカ…!?リップ、調子に、乗るんじゃないわ!」(e) (4)「言ったわね!リップ!」(e) (6)「ふざけた事言わないでよ!何だってあたしがあんたなんかと」(e) (7)『だったらどうだっていうの?あたしと勝負する?』(e) (5)「ンフフフ、バカにしないでよリップ。あたしは人間界がいいなんて一言も  言ってないわよ」 リップ 『イザベラ!あなたって人は…。今日という今日はあったまきちゃった!』 イザベラ 「だったら、どうだっていうの?あたしと勝負する?」 イザベラ「リップ!新年早々だけど、勝負よ! 魔導!限場消視認!ンフフフフフ      これで誰にもわからないわ!」    二人の戦いが始まった。 イザベラ『なかなか成長したものね、リップ!』    闘いの決着はつかなかった。    ちなみにリップとイザベラは、戦闘時には物質転換魔導で普段着に着替えます。 イザベラ 『意外とやるわね、リップ…!』 リップ (怒)「当然よ!あたしだって女王候補ですもの!」(2) (哀)「まだ続けるの…イザベラ…」(1) (喜)『ありがとう!ほめてくれて!うふふ、あたしもいっぱい修行したからね!』(2) イザベラ (1)「あたりまえでしょ…!」(2) イザベラ (2)『フフン、どう?場所をかえない?ここじゃ目立ちすぎるわ。いつかの廃屋で  勝負しない?』 リップ (怒)『いいわよ、今日こそはあなたを倒す!』 (哀)『イザベラ、どうしてもやるというのね…』 (喜)「望む所よ!わくわくしてくるわ!」 イザベラ「魔導 空移!」    だが、リップは、歩いて廃屋へ向かった。 イザベラ「よく来たわね、リップ!」 リップ 「逃げ出すわけないでしょ!今のあたしはあなたと互角の力を持っているの      よ!」 イザベラ「ンフ…第二ラウンドといきましょうか、リップ!」    再び闘いが始まった。やはり、決着はつかない…。    2回の物質転換魔導により、リップとイザベラの晴れ着は、いたんで    しまいました。 イザベラ「…す、少しはやるじゃない!」 リップ 「…ばかばかしい…」 イザベラ「そうね!本当にばかばかしいったらないわ!」    イザベラは廃屋を後にしました。 リップ「家に…帰らないと…シェイクおばさんが心配している…」    ボロボロの晴れ着のまま、家に帰りました。 シェイク「リップ・・・やだ…晴れ着ボロボロじゃない!」 『どうしたの、その格好は? 訳を話して、リップ』 リップ (怒)「外でイザベラと会ったの!それで…もう頭にきちゃう!」 (哀)「イザベラと…ちょっと、やり合っちゃって…」 (喜)「あはは…、大した事ないよ!イザベラと、ちょこっとやり合っただけ!」 シェイク 『そう…そうなの…』 リップ (怒)『おばさん…、あたし、闘ってて思ったの。何でこんな事してるんだろうって    だってばかばかしいでしょ、こんなのって。    あたし、これからどうしたらいいのかわからない!女王様になりたいのか    このままここで暮らしたいのか!』(2) (哀)「シェイクおばさん…あたし、もう解らなくなって来ちゃった…。女王様に    なりたいのか…、ここで暮らしつづけたいのか…」(2) (喜)「あははは!気にしないで、シェイクおばさん! 大した事ないよ!」(1) シェイク (1)「そう…ならいいんだけど…」(e) (2)「あたしが人間界に来たばっかりのときもそうだったなぁ」 『 もう13年も前の話になるけど、うふふふふ、あたし、不良やってたの。  人間界に来てからね。修行もかったるくって。ほら、不良とかって楽でしょ。  魔法さえ使っちゃえば』 リップ 『シェイクおばさんが…、ふ、不良?』 シェイク 「でもね…長続きは、しなかったな…。あきちゃってね。仲間にね、やめたいっ  て言ったの」 リップ 「それで…」 シェイク 「当然仲間は怒りだしたわ。あたしも魔法でやっつけちゃえば良かったんだけ  ど…めんどくさくてね…なぐられてもいいやって…思ったの…。」 『そのとき…、あの人、ドメが助けに来てくれたの。まだ、無名の新人デザイナー  だったころの彼がね。もちろん、返り討ちにあってボロボロになっちゃった  けど…、ああ、この人が私を、退屈で無為な日々から救ってくれるんじゃない  かってね…。うれしかった』 リップ (怒)「なによそれ!単にノロケ話じゃない!」(3) (哀)『シェイクおばさんも…、相当苦労して来たんですね!』(4) (喜)『シェイクおばさんも…、相当苦労して来たんですね!』(4) シェイク (3)「あはは!やっぱりそう思った?」(e) (4)『そうよ、ま、だからあなたも頑張れって…。ゥフフッフ、変な理屈ね…。  いやね…』 リップ (怒)「確かに…嫌ですね…。そういうのって…」 +20(哀)「あ、ありがとう…。シェイクおばさん」 +10(喜)『うぅうん、ありがとう。あたし、少しだけわかってきたような気がします。    あたし…幸せなんだな…って』 リップ「あと…3ヶ月で…修行も終わり…か…」    イザベラに匹敵するほどのレベルアップを遂げたリップ、しかしリップの    心は少しも晴れませんでした…。                                つづく