「魔法の少女 シルキーリップ」 第11話 『さようなら そして…ありがとう』 リップ「黒魔館か…茶子ちゃんを助けないと…」  出かけようとした所をシェイクに見られてしまいました。 シェイク「どうしたの、リップ。そろそろ夕食の時間よ」 リップ 「う、うん」  ドメおじさんにも見つかりました。 ドメ 「人間、一度は友人の為に命をかけなくてはならないときがあると言います…」 リップ「ド、ドメおじさん…」 ドメ 「・・・? わたし何か言いましたか?」    リップは茶子を助ける決意をして、黒魔館の中へ入った。 リップ「いる…。魔導の気配が3つ…」 甚六 「クックックッ」 平治 「ヘッヘッヘッ」 穴目 「やはり、来たな…」 リップ「茶子ちゃんをどこにやったの!?」 平治 「ヘッヘッヘッ!」 甚六 「知りたければ…俺達を倒す事だな…」 リップ 『よくもあなた達!あたしの親友を!』 穴目 『親友…かぁ…?』 平治 『ヘッヘッヘッヘッ』 甚六 『フッフッフッ・・・・』 リップ (怒)『あたしはあなた達を絶対に許さない!報いを受けなさい!』 (哀)「かわいそう…、追い詰められているのね、あなた達…」 (喜)「あははははは!腐った友情しか知らないあんた達には、あたしの気持ちは    わからないわ!」 平治 『ガキが偉そうな口ききやがって!』 甚六 『まさか俺達に勝てるとでも思っているのか?フフフフフッ』 リップ (怒)『笑っていられるのも今のうち!』(1) +10(哀)『穴目さん…、だったわね。どうして、こんなまねを!』(2) (喜)「さあ!?やってみなくちゃわかんないでしょ!」(1) 穴目 (1)『めでてぇ…本当にめでてぇお話だ』(e) (2)「なぜ、こんな回りくどいやり方をするか…か? 何故だろうな…!?」 リップ 「楽しんでいるっていうの!?」 穴目 「いくぞ女王候補!」    リップと三人衆の戦いが始まった。 穴目 『女王候補の実力、見せてもらおうか!』    3対1、リップがかなうわけありません。 リップ「ちゃ、茶子ちゃん…」 平治 「けっ、これでも女王候補かよ!?」 甚六 「こいつを使って…」 平治 「もう一匹も釣り上げるか!」 穴目 「当然だ、封印を作るぞ」    三人衆の魔導の気が、それぞれ急激に上昇していってます。 甚六 「魔神クロキュレフの名において!」 平治 「この直下の者の魔導を!」 甚六 「我々の力の限り封じる!」 穴目 「魔導!陣兜魔消!!」 甚六 「陣!」 平治 「兜!」 穴目 「魔消!」 穴目 「破ァー!」 リップ「こ、こんなところで…やられるなんて…」    「魔導!魔解除!!」    三人衆の魔導は、別の魔導により、その効力を失いました。 穴目 「え?」 平治 「な、なに!?」 甚六 「陣兜魔消を逆魔導で封じた!?」 穴目 「しかし、魔導力そのものは微弱! 貴様!何者!?」    危うい所で、ケチャとイザベラが駆けつけました。 ケチャ 「ぎりぎりセーフだったな!リップ!」 イザベラ「フン…」 リップ 「イ、イザベラ!ケチャも!」 リップ 『イザベラ!助けに来てくれたのね!』 イザベラ 『ンフ、勘違いしないでよリップ。あなたを倒すのはこの私』 リップ (怒)「もう!素直じゃないんだから!」(1) (哀)「まだ…、そんな事言ってる…」(1) (喜)『うふ、うふふふふふ』(2) イザベラ (1)「ンフ…」 (2)『ばかぁ!』 イザベラ 『さあ、行くわよ、リップ』 リップ 『OK!イザベラ!』 穴目 「ハッハッハッ!これは手間が省けていいぞ!」 平治 「いくぞ!」    リップ&イザベラと三人衆の戦いが始まった。    リップとイザベラがダメージを与えられるのは甚六だけ。甚六に集中攻撃を    しました。 甚六  「ぐ、うぐっ!!」 穴目  「甚六! どうしたんだ甚六!!」 甚六  「お、俺は…もうだめだ…」    甚六は力尽き、肉体が消滅してしまいました。 穴目  「じ、甚六…無理がたたったか…」 平治  「甚六!」 穴目  「落ち着かねーか、平治! 甚六はまだ亡んだ訳じゃねぇ…!ハッハッハッ!      どうやら、お嬢さんだと思って油断していたようだ!よし…とどめをさす!」 平治  「へ!? じゃあ人質は…!?」 穴目  「中止だ。リスクが大きすぎる! 平治、破壊爆を仕掛ける!」 平治  「破壊爆…。オージャン戦役以来ですな…」 穴目  「魔導十九神が一神!ナルホルンよ!我に力を!魔導!空間破壊爆!」 リップ 「イザベラ…、まだ戦えそう…?」 イザベラ「ンフ…、立っているのがやっとってところね…」 リップ 「イ、イザベラ…」 イザベラ「な、なによ…」 リップ 「あたしの事、うらんでる…?」 イザベラ「ば、ばかね!」 穴目  「スカルヘム リアヒド ミカラスタ ウルフィード! 空間ごと消え去れ!      後の空間には塵が入り込む!」     「まて!」     どこからともなく、声がした。 平治  「ちぃ!」 穴目  「また横槍か、次から次と…! まさか…!?」     「そう、お前ら魔導犯罪者のもっとも恐れていた事態…」     姿を見せたのは、2人の魔導刑事であった。 ダンテ 「魔導刑事ダンテ!」 ルージュ「同じく、ルージュ!」 平治  「お、おのれー!」 穴目  「こ、ここまできて…」 ルージュ「おとなしくしなさい、魔導犯罪者!」 ダンテ 「今、自首すれば罪は軽いぞ。ま、1万年の重労働程度だ。それともお前達、      この俺と魔導を競うか…?」 穴目  「いくぞ平治!」 平治  「え!?」 穴目  「やるしかねぇ。ここまできて、諦めきれるか!」 平治  「あ、兄貴ぃ…」 ダンテ 「フン…下がってろ、ルージュ。俺一人でかたずける」 ルージュ「そんな、課長!たまには自分にもやらせてください!」 ダンテ 「駄目だ…ルージュ。3年後にはお前も人間界勤務だ。人間界に降りた      脱獄者の無用な様をその目に焼き付けておけ…。      いくぞ!魔導脱獄者。178099号、穴目・ベリストル。      178100号、平治・ピリノイド!」    ダンテと三人衆の戦いが始まった。 ダンテ『貴様達犯罪者の好きにはさせん!』 穴目 「思い出したぞ…。ダンテ、あの殺人許可証を持つ刑事!?」 平治 「へっへっへっ!殺人ならこっちの方がプロだぜ!」    『魔導!重力波!』    ダンテには傷一つつかない…。 平治 「ば…ばかな!?」 ダンテ「魔導!魔導防備!」 平治 『魔導!四段重力波!』 ダンテ「…これで…過剰防衛にはならんな…」    『魔導!炎放射!』    平治は倒れた。 穴目 『魔導!魔神爆!』 ダンテ「これで…終わりか?」 穴目 「貴様!?俺の魔神爆を…」 ダンテ「気体圧縮魔導は、俺には通じん。運がなかったな…」 ダンテ『魔導!炎魔焼!』    穴目は倒れた。 ダンテ 「終わったな…」 ルージュ「課長、新記録ですね!」 ダンテ 「ああ…ところで…」 「リップ、よく持ちこたえてくれた」 リップ (怒)「いまさら…いまさら来て…」 (哀)「い、いいえ…」 (喜)「あはははははは!でも、あなた達、来るのが遅いよ…。どうして?」 ダンテ 『逮捕が遅れた理由か?そんなに知りたいのなら教えてやろう。王の勅命が  あったのだ。お前達二人が本当に危機に陥るまで動くなと』 リップ 『この三人衆達も…、つまりは利用されていたって事ね』 ダンテ 『王の真意は君達二人の真の成長にある。私も刑事だ。この3人をいち早く  逮捕したかった。まあいい、言い訳にしかならんな…』 リップ (怒)『つまり…、あたしはテストされていたって事なのね…。ひどーい!』(1) (哀)「もう…、いいんです」(2) (喜)『ま、いいや!とにかく助かった事は事実だし!』(3) ダンテ (1)「すまん・・・な」 (2)「そうか…、本当に悪かった…」 (3)『リップ…、噂通りの変わった娘だな…。フッフッフッ』 リップ「あ、あの…ダンテさん…」 ダンテ「ん、何だ?」 リップ「穴目さんに…話があるんですけど…」 ダンテ「…かまわんが」 リップ 『あ、あの…』 穴目 『何の用かな? この俺にいまさら…』 リップ (怒)「きちんと聞いておきたかったの!どうしてこんなばかなことをしたのか!?」 (哀)「ばかですよ…。こんな結果、目にみえてたはずよ…」 (喜)「興味があるんです!穴目さんに!どうして、こんなばかげたまねしたのか?」 穴目 『そうだな…リップ…、これだけは覚えておいてくれ。俺達が前に言った事…、  自由への闘いって奴さ。すべてはそこにある。誰の力でも…、たとえ王の  権力といえども…、俺達の自由を奪う事はできん』 リップ (怒)『自由…!? でも、自由と無法は、違うと思うの…』(1) (哀)「人に迷惑かけまくっといて…。まだそんな偉そうな事言うの…?」(2) (喜)「ふぅん!それで人に迷惑かけまくった訳ね!おばかさん!」(e) 穴目 (1)『ハッハッハッハッハ!結局あんたと俺達は、住む環境も与えられていた自由も  何もかもが違っていたって事さ。ま、せいぜいがんばんな。  あんたにもいずれわかるさ』 (2)『人の迷惑?俺達は自由なんだよ。お前さんにはまだ解らんかも知れんが…。  所詮この世は迷惑の掛け合いよ』 ダンテ 「リップ、イザベラ。これで私達は失礼する」 ルージュ「じゃあね!」 ダンテ 「魔に棲む者達よ!我々の帰還を祝福せよ!大魔導次元移動!」 リップ 「いっちゃった・・・・・・」 イザベラ「リップ、寺岡を探しましょう」 リップ 「ええ」    茶子は、幽霊がいた部屋で気絶していた…。 イザベラ「リップ…この子三人衆の事…見てたんでしょうね」 リップ 「ええ、それに多分あいつらから、あたし達の正体…聞かされてるでしょう      ね…」 イザベラ「すべてを…見てる…」 『リップ、どう始末をつけるつもりなの?寺岡茶子…この子全部見てしまった  わ。記憶を消しておかないと…』 リップ (Y)『そ、そうね…。けじめはつけないとね…。うん…わかった…やるわ!」(1) +20(N)『あたしにはできない!もう茶子ちゃんにこれ以上・・・』 イザベラ 『好きにする事ね』(1) イザベラ (1)『ま、どのみちあたし達二人の記憶は…、この子に限らずみんな消されちゃう  けど…』 リップ 『そ、そうなの?』 イザベラ 『当たり前でしょ』 「じゃ、リップ、後始末は任せたわ。あたし、もう帰るから。国に帰る  準備しないとね」 リップ 『イザベラ…ありがとう。本当にありがとう』 イザベラ 『ンフ、ンフフフフフ。後で、廃屋で会いましょう』 イザベラ「魔導!空移」 リップ「イザベラ…。…どうしようケチャ」 ケチャ「寺岡君か…。記憶操作か空間移動でどうにかするしかあるまいな…」 リップ「・・・」 ケチャ「リップ…やるのか…。しかし寺岡君に直接魔法をかけるのはいけない。     2・3歩離れて魔法をかけるんだ」 リップ「どうして?」 ケチャ「今の君は、自分でも信じられないほど、魔力がパワーアップしている。     あまり接近して魔法をかければ、回復系でもない限り人体に悪影響が及ぶ。     寺岡君を傷つけたくはないだろう…」    リップは少し離れて呪文を唱えた。 リップ「リラルル・ラリルル・リラルルル!魔導 記憶操作&空間移動!」    リップは、茶子の記憶を消し移動させた。 リップ「さよなら・・・茶子ちゃん・・・」    リップ達は黒魔館を後にしました…。そして…、    翌日になりました。今日は、魔法の国に帰る日です。 リップ「みんなに別れの挨拶しないと…」 シェイク「…リップ」 リップ 『シェイクおばさん…』 シェイク 『もう…お別れね…リップ…』 リップ 『この1年、いろいろとありがとうございました』 シェイク 『うふ…、どうしたの、あなたらしくもない。もっと元気をお出しなさい、  リップ』 リップ (怒)『あたし…、出来れば、このままずっと、ここで暮らしたい!』(1) (哀)「シェ、シェイクおばさん…。あたし…、このままここにいても…いいかし    ら…」(1) (喜)「ええ!本当にお世話になりました!」(2) シェイク (1)『駄目よ、あなたは女王候補…。自覚を持ちなさい!いい女王になってね…』 (2)「こちらこそ!」(3) リップ 「う、うん…」(3) シェイク (3)『それから今夜、大記憶操作の魔法を世界中にかけるから』 リップ 『し、しかたないよね…。そういう決まりだものね』 リップ 「さようなら…シェイクおばさん」 シェイク「さようなら、リップ…」 リン 「おはよ、リップちゃん」 リップ「あ、おはようございます…」 リン 「どうしたの?」 リップ「いいえ、何でもありません!」 伊丹 「よっ」 リップ「い、伊丹さん」 伊丹 「なに?」 リップ「い、いえ…何でもありません…」 伊丹 「そう」 ドメ 「リップさん…」 リップ 『ドメおじさん…』 ドメ 『リップさん、どうしましたか?』 リップ 『あ…あの…、あたしがここに来て、もう1年になるけど、いろいろありがとう  ございました…。あは、あははははは。こ、これからもよろしく…』 ドメ 『リップさん、別れってのはいつだって嫌なものですよ。でも、それを乗り越え  なければ…、新しい出会いはやってきません。クックックックッ…、  我ながらありふれた台詞だ』 リップ (怒)「ドメおじさん!何か隠してません!?」(1) (哀)『ド、ドメおじさん…。まさか私やシェイクおばさんの…正体…』(2) (喜)「そうですね!」(3) ドメ (1)「リップさん…。ま、いいでしょう…」 (2)『知ーらない、知ーらないっと…。いつかまた、会える日も来ますよ…』 (3)「また、会えるといいですね…」    リップは廃屋に向かった。 イザベラ「よく来たわね、リップ」 リップ 「…どういう意味?」 イザベラ「ンフ…、いえね、リップ、あなたもシェイクと同じ道を歩むんじゃないか      なって思ってね…」 リップ 「イザベラ…」 イザベラ「じゃ、そろそろ帰りましょうか」 リップ 「リラルル!」 イザベラ「イザベル!」 リップ 「ラリルル!」 イザベラ「イザベル!」 リップ 「リラルルル!」 イザベラ「イザベララ!」 リップ 「魔に棲む者達よ!」 イザベラ「我等の帰還を」 リップ 「祝福せよ!」 イザベラ「大魔導!」 リップ 「次元移動!」 ケチャ 「GO!」    ドリーム・ロードのある小屋へついた。 リップ「ついた…」 ケチャ「さあ!魔導城へ行こう!」    2人と1匹は魔導城へ向かった。人間界での出来事を思い出しながら…。 魔導士「リップ様、イザベラ様、お帰りなさいませ!」    いつも黙っていた魔導士も口を聞いた。    そして、魔導覇王の前までやってきた。 魔導覇王「よく戻って来た…。二人ともよく修行してきたようだな…」 リップ 「・・・」 イザベラ「王よ。それで、女王の指名はいつ行うのですか?」 魔導覇王「…今からだ。      それでは内示を通達する! この内示は俺の発言と共に、その効力を      発揮するものとする!」 リップ 「・・・」 イザベラ「いよいよね…」 魔導覇王 (>)『発表する。次期女王はイザベラ・アリストゥル・ゲルベゾルゲ!  どうしたリップ…、そうか、人間界に未練があるのだな。 どうするリップ、このまま、こちらに残るか?それとも人間界に戻るか?』 (=)『発表する。次期女王は今回保留とし、新たに候補を選出し直す。  どうしたリップ…、そうか、人間界に未練があるのだな。 どうするリップ、このまま、こちらに残るか?それとも人間界に戻るか?』 (<)『発表する。次期女王はリップ・ゲルソーク・ゼングルクル!  どうしたリップ…、そうか、人間界に未練があるのだな。隠さんでもいい。  このまま決定を受け入れるか?それとも人間界に残るか?戴冠には本人の  承諾が必要だからな…』         《魔法界へ残る(Y)→【11-1】 人間界へ帰る(N)→【11-2】》 =============================================================================== 【11-1】 リップ 『いいえ…、私このままこちらに残ります』 魔導覇王 『本当だな』 リップ 「はい!」 魔導覇王 『リップ…1年間で随分と成長したな』 (リップが次期女王の場合) 魔導覇王「俺と二人でこの国を治めるには…、リップ、18歳になるまで、これまで      通り更なる修行に励むのだぞ」 リップ 「はい!」 (イザベラが次期女王の場合) 魔導覇王「敗者に用はない…と言いたい所だが…、リップお前も良く頑張ったな」 リップ 「・・・」 魔導覇王「お前の力…、いずれこの国の役に立たせてもらう日が来るだろう…。      それまで修行に励むのだぞ」 リップ 「はい!」 ケチャ「リップ…」 リップ 『ケチャ…、ここでお別れね』 ケチャ 『リップ、この1年間で君も成長したな。私もかなり勉強になったよ。  私は…、これからまた旅にでも出ようと思っている。書きかけの小説を  完成させるのもいいしなぁ…』 リップ (怒)「ケチャ!あんた小説なんて書くんだ!? 変なの!」(2) (哀)『さようなら、ケチャ』(1) (喜)「その小説!いつか読ませてね!」(3) ケチャ (2)「悪いか!? これでも昔はなぁ…。ま、いいや」 (3)「ああ! 何年先になるか、わからんがな!」(1) リップ 『さようなら、ケチャ』(1) ケチャ (1)『さようならリップ、私は君の事を忘れない』 リップ 『ええ!あたしもよ!』 イザベラ「リップ…おめでとう…」(リップが次期女王のみ) リップ 『もうお別れね、イザベラ』 イザベラ 『ンフ…、リップ、同じ魔界にいる以上、いつかまた会えるわ』 リップ 『イザベラ、あなたともいろいろあったね』 イザベラ 『ンフ、ンフフフフフ、オホホホホホ、リップ、わたくし、今でも  あなたの事、大っ嫌いよ!』 リップ (怒)『あ・た・し・も・!』(1) (哀)「イザベラ…」(2) (喜)『あ・た・し・も・!』(1) イザベラ (2)「冗談よ…。ごめんね、リップ」(3) (1)『ンフ、ンフフフフフ、オホホホホホ!』 リップ 『アハ、アハハハハ、アハハハハハハ!』(3) イザベラ (3)『じゃあリップ、さようなら』 リップ 『さようなら、イザベラ! いろいろ、ありがとう!』 イザベラ「魔導!空移!」 リップ 「イザベラ…」 (リップが次期女王の場合)    6ヶ月後…、リップは魔導学校で女王修行に励んでいます。    リップが次期女王となった為、まわりの態度は一変してしまいました。    ただ一人、ラヴァー先生を除いて…。 (イザベラが次期女王の場合)    6ヶ月後…、リップは魔導小学校で更なる修行に励んでいます。 下級生「こんにちわ、リップ先輩!」 リップ「ええ、こんにちは」 下級生「わたし!今度、人間界に出向する事になったんです!」 リップ「人間界に!?凄いわね!」 下級生「あ、ありがとうございます!わたし、リップ先輩みたいに頑張ります!」 リップ「うふ・・・・・うふふふふふ……。あなた…名前は?」 下級生「ア、アクリルです」 リップ「これ…あげるね」    リップはアクリルにリボンを渡しました。 アクリル「い、いいんですか?」 リップ 「ええ」 リップ「こんにちは」 生徒 「おはようございます、リップ様!」(リップが次期女王の場合)    「ハイ、リップ!」(イザベラが次期女王の場合) (リップが次期女王の場合) リップ「フリル先輩、こんにちは!」 フリル「おはようございます、リップ様」 リップ「フ、フリル先輩、やめてください…、そういうの…」 (イザベラが次期女王の場合) リップ「フリル先輩、こんにちは!」 フリル「こんにちは、リップさん」    本来の出向者であるフリル先輩は、リップの人間界修行の為、魔界に残って    いたのです。 (上:リップが次期女王の場合) (下:イザベラが次期女王の場合) 生徒 「リップ様、ラヴァー先生が1階の特別教室で呼んでいましたよ」    「リップ、ラヴァー先生が1階の特別教室で呼んでたわよ」 リップ「ラヴァー先生が…?」 生徒 「何でも魔導鏡の点検に付き合って欲しいんですって」    「何でも魔導鏡の点検に付き合って欲しいんだって」 リップ「魔導鏡?」 生徒 「ええ、人間界の様子を見る事ができる鏡のことです」    「うん、人間界の様子を見る事ができる鏡のこと」 リップ「人間界…」 リップ 「ラヴァー先生」 ラヴァー「リップさん…魔導鏡の点検、手伝って欲しいんだけど」 リップ 「かまいませんけど…、何をすればいいんですか?」 ラヴァー「ここに立って人間界の様子を覗いてもらいたいの。      さ、リップさん。魔導鏡の上に乗って」 ラヴァー『どう、リップ。よく見える?』 リップ 『あぁ…!茶子ちゃん…』    そこは、病院の一室。赤ん坊を抱いた茶子の母がベッドの上に、そして、    ベッドの脇には、茶子と茶子の父が立っている。 茶子の母『妹よ!』 茶子の父『ほぉ、母さん似だなぁ』 茶子  『かわいいー。      うふふ、あたしね、いい名前考えたんだ!』 茶子の父『ふぅん、何かな?』 茶子の母『聞かせて、茶子!』 茶子  『それはねぇ…』 リップ 『はぁ…ぁ…!』 茶子  『リップっていうの。変わってる名前なんだけど、なんだか頭から離れな      くって…』 茶子の母『母さんはいいと思うわ。もう、前から決まっていたような気がするの、      その名前!』 茶子の父『母さんもかぁ!実は私もそう思ったんだよ』 茶子  『ねぇー!いいでしょー!』 茶子の父『あぁ、寺岡リップ…かぁ…』 リップ「・・・・・・・」 ラヴァー 『記憶操作の魔法も時には完璧を逸する事があるわ。特に記憶がその人にとって  印象深かったときには…誰だっていい思い出は忘れたくないものでしょう…』 リップ (怒)「うれしいけど…、でもちょっとくやしいな…」(1) (哀)『先生、私思います…。これでよかったんだって』(2) (喜)『ええ先生!そうですね!でも、ちょっと寂しいな…』(1) ラヴァー (1)『行きましょう、リップ。みんなのところに。この世界にもあなたを思っている  人はいっぱいいるわ!』 リップ 「そうですね…」 『これで…いいんです。これで私…』(2) ラヴァー (2)『そう思う心…、大切にしてね』 ラヴァー「いきましょう、リップ」 リップ 「はい、ラヴァー先生!」              お    わ    り =============================================================================== 【11-2】 リップ (N)『私、人間界に帰ります』 魔導覇王 『本当だな』 リップ 「はい!」 魔導覇王 『そうか…ならばダンテに頼み、人間界まで連れてってもらうがよい。  奴の力があればすぐ戻れる。  リップ…1年間で随分と成長したな』 魔導覇王「ダンテは城の外まで来ているはずだ…リップよ…」 リップ 「わがままいって…あの…」 魔導覇王「…いい、運命の決定権は常に本人にあるのだからな。さらばだ、リップ」 ケチャ「リップ…」 リップ 『ケチャ…、ここでお別れね。今まで、本当にありがとう』 ケチャ 『人間界に戻るか…、それもいい。結局自分の人生だからな。シェイクに、  よろしく言っといておくれ』 リップ (怒)『もう…、最後の最後までひねくれているのね』(1) (哀)「ケチャ…」(1) (喜)「わかったわ!」(2) ケチャ (1)『さようならリップ、またいつか会おう』(3) (2)「じゃーな!リップ!」(4) リップ (3)『さようなら…、ケチャ』(e) (4)『じゃーね、ケチャ!』 ケチャ 『おう!』 イザベラ「リップ…」 リップ 「イザベラ…」 イザベラ 『リップ、この城を出たら、あたしとあなたは他人…。そうよね』 リップ (Y)「そうね…、だけど…」 『もう…、ここにきてその態度はないでしょ!』(1) (N)『ううん、他人なんかじゃないよ。友達でしょ、あたし達!』(2) イザベラ (1)「ごめん…」(3) (2)「リップ…」 リップ 『イザベラ…、あなたとはけんかしたり、色々な事があったけど、  みんな…忘れないよ!』(3) イザベラ (3)『ンフ…、さようなら、リップ』 リップ 『さようなら、イザベラ! いろいろ、ありがとう!』 イザベラ「魔導!空移!」 リップ 「イザベラ…」    城の出口に着くと… ダンテ「リップよ…」    どこからかともなく声が聞こえます。 リップ「ダンテさん!?」 ダンテ「行くか…リップよ」 リップ「はい!」 ダンテ「急ぐぞ。シェイクの大記憶操作がかかってしまってからでは遅すぎる。     大魔導!次元生体移動高速!     夢の道よ、その流れを更に激しくし、下の者をミヤーンの地まで導け!     ナルバン!フレイヤ!ランバート!」    リップは、あっという間に、シェイクの家の庭に着いた。 リップ 「着いた!」 シェイク「え!?」 リップ 「あは、あははは」 シェイク「…リップ」 リップ 「お、王様に頼んで…、帰ってきちゃった…。あはははは」 シェイク「リップ…、うふ、うふふふ、後悔…しないよね」 りっぷ 「ええ!」 ドメ  「あれ?」 シェイク「あ、あなた…」 ドメ  「何やってるんですか? こんなところで…」 リップ 「あはははは」 シェイク「うふふふふふ」 ドメ  「中へ入りましょう。そろそろ寒くなってきましたから」    数日後…、今日からリップの新学年がスタートします。    リップは、髪をショートカットにしてみました。 シェイク「今日から新学年ね。それじゃ…、行ってらっしゃい」 リップ 「はい! シェイクおばさん!」 ドメ  「イメージチェンジは大成功のようですね…」 リップ 「はい!ドメおじさん!」    いつものように出ようとすると…。 リン 「おはよう、リップちゃん」 リップ「おはよう、リンさん。忙しそうですね」 リン 「ええ、今日はお客さんが多くって…。だからリップちゃん、今日はお庭から     外に出てくれる?」 リップ「はい!」    庭に元気よく飛び出したリップ。 リップ『いってきまーす!』    『私、大竹リップ。桜ヶ丘小学校6年3組。これから私の、人間界での生活が、 本格的にスタートします。ときどき、魔法を使っちゃうかもしれないけど…。 人間界の皆さん、これからもよろしくね!』              お    わ    り