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機械設計講座:機械設計者のための覚え書き
ローレット加工について
0. 概要
■ ローレット加工の概要
軸物の滑り止めなどに使われるローレット加工ですが、意外と詳細を記入しないで「外周ローレット加工」で済ませている図面を見かけます。
そこで、ローレット加工の基本的な事をまとめてみました。
1.0 解説

■ ローレットとは、ローレット加工とは

    ローレットとは、ギザギザのことを意味するフランス語だそうです。
    英語ではローレトのことをナーリング(Knurling)と言います。
    日本ではローレット加工と呼ばれるのが一般的ですね。
    手で動かすつまみなどの軸物に、滑り止め目的でローレット加工をする場合が多いです。

    変わった使い方としてはローレット加工した軸を、普通公差の穴に圧入して強固な締結を得る方法があります。
    また、樹脂成型品に軸をインサートすることがありますが、成型後の軸の抜け止めにも利用されています。

■ ローレット加工の方法には、
    切削式:切削加工によって形状加工
    転造式:専用のローレット工具を被加工物の表面に強く押し当てて表面を塑性変形させることによって生成
    の二通りの加工方法があります。

    参考:切削式については山田マシンツール(株)さんの記事がわかりやすいです。

以下、「JIS B 0951: ローレット目」に従って説明します。

■ ローレット目の種類
    「平目」と「アヤ目(あや目、綾目)」
の2種類があります。 (下図参照)
               

■ ローレット山の形状
    直線上に加工したと仮定した場合(歯車のラックと同じと考えて下さい)、山の直角断面は下図のように規定されています。
     
■ ローレットの寸法
ローレット山の寸法は、次の表の様に規定されています。
          

■ ローレットの呼び方
    ローレット目の呼び方は、目の種類、モジュールの順に指定します。
      例:
      平目 m0.5
      アヤ目 m0.3

    また、番手で指定する場合もあります。
      例:
      平目 #26
      アヤ目 #26

      番手とモジュールmの関係は
        番手 = 25.4÷(π×m)
      となります。
■ 参考
    転造加工の場合、被加工物のブランク直径は概略次式で求められます。
    (逆にローレット加工後の外径はブランク寸法に上記のh寸法の2倍を足した値になります)

    (1)平目の場合
      D = n×m
    ここで、D:ブランク直径、n:山数(整数)、m:モジュール

    (2)アヤ目の場合
      D=n×m/cos30°


      参考:念のため参考にm/cos30°の値を載せておきます。
          

(November,20/2011:初出)

[参考文献]:  社刊「   」(    著)
copyright(c) 2011-  orbit limited.

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