オデッセイRA-1
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それまで乗っていたイノーバには何の不満も無かったし、2回目の車検も通すつもりだった。

運命の車検間近のゴールデンウィーク。
ぽっかりと一日予定が空いてしまったので、ほんとに暇つぶしのつもりでディーラーに行った。そこには発売後2年以上経過して、なお快調な売れ行きであったオデッセイの試乗車がたまたま置いてあったのである。
はっきり言って、ミニバンたる乗り物に何の興味も無かった。
家族3人で7人乗りのクルマなんか要らんわ、と。
なんでこんなクルマがこんなに売れるのか、よくわからなかった。


しかし試乗を薦める営業マンのしつこさに折れ、試乗をしてしまったのが運命の分かれ道・・・


家族3人で試乗した。

イノーバと比較すれば、フワフワな足、軟弱なブレーキ、非力なエンジン。
初めてのコラムシフト、タコメーターの無いメーターパネル、ペラペラなシート。
およそスポーティな感じとは程遠いその内容ながら、なぜか不快感を感じない。
セダンとも1BOXともちょっと違う新鮮な運転感覚がそう思わせたのか・・・
いや、もちろんそれだけじゃ無いけど、うまく説明できない。

ところで妻子の方はと言うと、やたら気に入っている。
嫁は、ワゴン=ライトバン、スライドドア=商用1BOXという人間なのだが、オデッセイはOKみたい。
3歳だった息子は、でっかい声で「これにしようよ〜」と。営業マンニヤリ。

まんまと営業マンの罠?にはまり、見積りを出してもらうことに。
これはいける、と思ったのだろう。一発で結構な額を出してきた。
が、こういう時の女は強い。嫁さんは、そこからさらに強引な交渉をしていた。

1997年5月末納車。色は嫁さんの大反対を押し切って、ブラックパールに。
オプションは、テールゲートスポイラーとホンダアクセスのグリルのみ。

5年乗ったイノーバは、50万円で引き取られて行った。
ちなみにメーカー標準査定額は32万円だった。悲しきや不人気車。

購入後3ヶ月足らずの8月末、マイナーチェンジが行われた。
自分は、イヤーモデルと呼ばれるように、毎年のようにある小変更だと思っていたのだ。

ところが内容を聞いて驚いた。
エンジンがVTECに変わってるし、その他気に入らない所が全部変更されているじゃあないの。
そりゃあ、きっちり情報を仕入れていなかったオレが悪いんだけどさ・・・
追い討ちをかけるように、秋にV6のRA5が投入されたが、もうどうでもいいやって感じ。

クルマ自体は気に入ってたんだけどね。嫁には10年乗ると言っていた。
が、実は新型が出ればすぐに買い替えてやろうと、心に決めていたのである。

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