トータスJr合宿報告その2

合宿2日日メニュー「IZUMIGO2000」

 2日目も非売品マップの「IZUMIGO2000」にて練習を行いました.さすがはトータスJr合宿ですね.コーチが少なく、送迎バスもないので、スタートまではこの日も徒歩、または走りということで、中高生はなかなか大変です.でも地図は大会であまった印刷済みの地図ですから、なかなか豪華かもしれません.困ったことは、石澤が設置の前にスズメバチに刺されてしまい、1日使い物にならなかったことです.

・直進と歩測の練習
・自由課題練習とランオブ
・リロケート&サバイバル撤収

      BLACK BROWN MS WE survival
上床尚 麻布 中3 DNF 0:29:55     19
川村渉 麻布 中3 1:05:00 0:26:38   0:48:53 10
海老成直 麻布 高1 0:42:00 0:22:00     9
加藤次朗 麻布 高1 1:03:16 0:29:46     15
川名聡 麻布 高1 0:36:00 0:25:00     13
小山温史 麻布 高1 0:48:42 0:18:27     8
長瀬裕樹 麻布 高1   0:24:15     14
田畑尚吾 浦和 高1 1:00:40 0:59:00     2
西澤宏篤 浦和 高1   0:47:19 1:09:25   11
池辺洋平 浦和 高2   0:39:15 1:54:00   1
大島雅弘 浦和 高2 0:57:52 0:40:37     17
北村伸介 浦和 高2 0:56:30 0:39:50     4
谷宮覚 浦和 高2 0:54:30     0:47:27 6
渡辺裕己 浦和 高2 0:33:20     0:36:00 5
古澤徹 桐朋 高1   0:24:18   0:35:11 16
山崎貴彦 桐朋 高1 0:31:17 0:23:33   0:33:09 3
山田高志 桐朋 高2   0:18:18   0:38:00 12
               
金子竜太 麻布 OB   0:18:50     18
石澤俊崇 早実 OB

朝スズメバチに刺されて計時役    
太田晃弘 麻布 OB

3日目レースの試走
7

直進と歩測の練習

 初日のミーティングの結果、大半の人が歩測を使っていない、または使い方がよくわからないということだったので、最初にコンパスと歩測だけでもオリエンテーリングはできる(場合もある)ことを体験する練習を行いました.地図は持たずに、コンパスの角度と距離(例えば103°250m)だけの情報でポストまで行って戻ってくるというものです.登り、降り、ほぼ平坦といった場合に歩数はどれくらい変わるのかなども意識してもらい練習しました.思った以上に好評な練習でした.

自由課題とランオブ

 コーチが少ない上に、はちに刺されたり、試走したりといろいろあったので、用意した4つのコースをそれぞれが課題を意識して自由に練習するということにしました.ですから、タイムは一応計ってありますが、参考程度で本気でレースをしたわけではないはずです.しかし、中にはかなり優秀なタイムもありました.

リロケート&サバイバル撤収(表の数字は戻ってきた順番)

 太田コーチが全員を見知らぬ土地へと誘導し、そこでリロケートに成功した人から全ポ(上の図参照)を参考に、まだ撤収されていないと思われるポストを回収して拠点に戻る.というJr合宿古くから伝わる「サバイバル撤収」にリロケートトレーニングの要素を加えたものを最後に行いました.実力差に応じてハンデがあり、トップハンデは誘導中になにも持てず、地図を見るのも誘導先到着2分後というもの.中でもトータスの山田、海老、小山は回収2個というハンデでした.次のグループはコンパスのみ所持可能で、地図を見られるのは誘導先到着1分後.最軽量ハンデは地図とコンパスを持っていて、到着後すぐにリロケートをはじめられるというもの.リロケートが成功するまでスタートできないため、金子コーチは最後の人がリロケートするまで回答を判定.必然的にラストスタートとなります.

 最軽量ハンデ組が順調に戻ってくる中、トップハンデの小山、海老、山田も真中ほどの順位で余裕を持って戻ってきました.苦戦したのは目前で2度も先を越された古澤君やラストスタートで8箇所まわってもポストがなかった金子コーチ.さらにはポスト位置を教わったのにツボってしまった上床君などがいました.ちなみにリロケートでラストスタートだった川村君は10番目に戻っています.

夕食後ミーティング

 前半は太田コーチ(写真)による「速くなるためにできるとこ」という講義.スピードを保って走るためには、ルートを簡単なものとして組み立てる必要がある.その手段の一つとしてあいまいなオリエンテーリングというものがあるが、これができるようになるには個人それぞれが自分の技術力を正確に把握している必要がある.といった内容でした.

 後半はFinFiveとO-Ringenに行ってきた山田の体験談や海外の人たちとのレベル差についてなどをざっくばらんに話しました.

合宿3日日メニュー「甲信八ヶ岳高原」

 最終日のメニューは金子コーチら中央大学のみなさんの好意により、中央の会内杯に参加させてもらいました.

MA 5800 125    

左から、山崎君(桐朋高1)、川村君(麻布中3)、谷宮君(浦和高2)
参考 秋沢和宏 中央 OB 0:49:44
1 山崎貴彦 桐朋 高1 1:03:06
2 川村渉 麻布 中3 1:05:05
3 谷宮覚 浦和 高2 1:06:57
4 川名聡 麻布 高1 1:08:54
  金子竜太 中央 大4 1:09:??
  太田晃弘 麻布 OB 1:10:??
5 海老成直 麻布 高1 1:10:25
6 長瀬裕樹 麻布 高1 1:11:02
7 加藤次朗 麻布 高1 1:15:03
8 古澤徹 桐朋 高1 1:15:11
9 大島雅弘 浦和 高2 1:24:07
10 北村伸介 浦和 高2 1:25:22
11 渡辺裕己 浦和 高2 1:29:33
12 上床尚 麻布 中3 1:41:49
13 小山温史 麻布 高1 1:49:53
14 池辺洋平 浦和 高2 2:03:53
  山田高志 桐朋 高2 DNF
WA 4500 65    
1 田畑尚吾 浦和 高1 1:16:16
2 西澤宏篤 浦和 高1 1:59:49

 中央大学のトップは霞君(4年)の58分台でした.また、全体ではOBの秋沢君が49:44ということでしたが、中央2番手のお疲れ金子コーチより上位に4人もの中高生が入りました.しかも誰もトータス3人衆ではないということで、意外ではありましたが、それなりに合宿の成果を出してくれたのではないかと思います.特に中3ながら多くの先輩方をなぎ倒した川村君の将来には期待させられます.なお、海老は前半で大きくミスをしていて、小山は足を痛めた模様.山田は途中でやる気をなくしたようです.

総括

 日程的にどたばたしていたため、まともにコーチを頼むことができず、石澤以外はレジャセンで合宿中の金子、奥さんの実家から愛知に帰る途中だった羽柴、ただいま休業中の太田という石澤高校時代の親友ラインでかき集めました.いきなり呼び出したのに来てくれて本当にありがとう.移動用の車もなかったり、昼ご飯もスーパーで買い込んで来たパンだったりしてとんでもない合宿でしたが、メニュー自体には多くの中高生が満足してくれたようです.最後に書いてもらった感想にはさまざまな成果について触れられており、今回も合宿をやってよかったと本当に思いました.

 一番おどろいたし、うれしかったのは、参加者が非常にやる気をもっているということでした.初日は昼過ぎからはじめたため、ちょっと量が多いかと思ったのですが、逆に少ないという意見があるほどで、早稲田あたりの合宿よりもモチベーションは高いと感じました.確かに中高生が自分たちの学校のOB以外にオリエンテーリングを教わる機会というのは非常に少なく、その分参加者が貪欲なのかもしれませんが、山田を筆頭に現在のハイレベルな中高生はこうした本人たちのやる気によって培われているようです.

 トータスは今後もこうした中高生に対する支援を積極的に行っていきたいと思います.次回冬のJr合宿は12/27〜29が予定されています.このところ3回連続してチーフをしていた石澤は出社日ですので、コーチを今から募集しています.また、近い時期になりましたらこちらから声をかけるかもしれません.現在の中高生は本当に教え甲斐のある連中なので、コーチとしても充分にやりがいがあると思います.全国のエリートの皆さん、ぜひご協力をお願いします.


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