日光インカレ終了

 3/10-12に栃木県日光市・今市市を舞台に第22回日本学生オリエンテーリング選手権大会が行われた。

クラシック(個人戦)

 3/11に地図名「日光霧降」で行われたクラシック(個人戦)はMEクラスを高橋善徳(筑波4)が、WEクラスを小林啓恵(東北3)が制した.特にWE小林は3位に3分以上の差をつける圧勝だった.両選手とも今回が初優勝で、高橋は初入賞、小林は昨年5位に続く2年連続の入賞である.ME2位にも篠原(筑波4)が入り、筑波による1,2が達成された.優勝候補といわれていたMEの紺野(早稲田3)は途中までトップタイムを刻むも、終盤に大きなミスを犯し6位と敗れた.また、WEの優勝候補であった伊藤(筑波4)はポスト飛ばしにより失格、中村正子(京葉OLクラブ)以来の女子3冠は達成されなかった.男女を通して非シード選手の入賞は女子6位の深沢(東京農工4)のみであり、おおむね下馬評どおりの決着だった.

WE(7,800 up240)
1位 小林啓恵  東北3   1:08:03(2年連続入賞)
2位○上松佐知子 筑波3   1:11:50(2年連続入賞)
3位△塩田美佐  筑波3   1:15:50(2年連続入賞)
4位△番場洋子  京都2   1:16:29
5位△近藤寛子  国際基督4 1:25:06
6位 深沢博子  東京農工4 1:26:33

ME(11,800 up490)
1位○高橋善徳  筑波4  1:29:08
2位△篠原岳夫  筑波4  1:30:51(2年連続入賞)
3位△小野田雄介 東北4  1:31:23(2年連続3位・入賞)
4位 安井真人  早稲田3 1:33:06
5位▲内山裕史  東京4  1:33:11(2年連続入賞)
6位◎紺野俊介  早稲田3 1:33:22

リレー(団体戦)

 翌3/12に地図名「日光口磐裂の霊水(ニッコウグチイワサクノレイスイ)」で行われたリレーはMEを早稲田大学(西村3-安井3-紺野3-清水4)が、WEを筑波大学(塩田3-上松3-伊藤4)がどちらも1走からトップに立って、一度もその座を渡すことのない完全な形で優勝を飾った.奇しくもどちらもアンカーが4年生で、そこまでを3年生がつないでいる.早稲田は11年ぶり5度目の、筑波は2年連続11回目の優勝.それぞれ、2位以下に大差をつけた優勝であり、実力どおりの決着となった.

 男子は1走第一中間を早稲田・西村(クラシック9位)が16位までに通らないという波瀾のスタートだったものの、第2中間で早くも2位に浮上.結局ゴール時点では1位で2走・安井(クラシック4位)につないだ.続いて優勝候補の一角である東大・加藤(クラシック14位)が約1分半遅れで2走・内山(クラシック5位)に、筑波・谷野(クラシック19位)が約8分遅れで2走・高橋(クラシック優勝)につないだが、もう1校の東北は田村(クラシック55位)が30分近く遅れてしまい、優勝争いから早くも脱落してしまった.田村は2年連続の失敗であり、大変気の毒なことである.一方の女子は筑波が1走から早くも独走体制に入り、2位も単独で東北が追うという展開.早い時期から興味は3位以下の入賞争いとなっていた.

 3校のエース級対決となった2走は、結局早稲田・安井がその差をさらに1分ほどつけて、3走紺野(クラシック6位)にトップで渡した.続いて東京が内山から西脇(クラシック15位)へ、筑波は少し差を詰めて高橋から篠原(クラシック準優勝)へとつなぎ、依然として3強の争いであった.しかし、この3走で早稲田・紺野が前日の鬱憤を晴らす快走で、2位の筑波に13分以上の差をつけ、ほとんど優勝安全圏でアンカー清水(クラシック16位)につないだ.筑波は篠原をもってしても差が開いてしまい、計算違いで4走の吉村(クラシック25位)に、東大は筑波と僅差で上野(クラシック32位)につないだ.この間に女子は筑波が2位に20分の大差をつけて楽々優勝.2位もまたそれ以下に20分の差をつけて東北が入り、来年のマッチレースを予感させる内容だった.注目の3位以下は5位スタートですぐに3走が3位にあがった日本女子が、地力のあるところを見せた.4位には西の名門京都橘女子が、5位には図書館情報がじつに15年ぶりとなる入賞をはたした.6位には慶応大学が入り、こちらはうれしい初入賞となった.

 男子4走は早稲田・清水が後半でもたつくものの、それを追うはずの東大・上野も本調子ではいため、前の筑波を捉えるのが精一杯.結局、14分の差をつけて、早稲田が完全優勝を飾った.2位には昨年優勝の東京大学、3位のはクラシック1,2をそろえたものの、その2人でも差をつけられてしまった筑波大学となり、こちらは悔しい3位となった.4位には1走から終始4位と安定していた西の雄京都大学が入った.5位には3走終了時点で6位と10分の差があった東北・小野田(クラシック3位)が執念で押し上げてきた.6位には目立った選手はいないものの、渋いレース展開で千葉大学が2年ぶりの入賞を飾った.

WE(4,900〜5,400 up150〜180)
1位●筑波大学    2:20:39(塩田3-上松3-伊藤4):2年連続11回目の優勝
2位△東北大学    2:42:58(下村3-池田3-小林3):昨年5位・5年連続入賞
3位△日本女子大学  2:58:23(長田3-酒井4-葛城3):昨年6位・3年連続入賞
4位○京都橘女子大学 3:01:04(上田3-横江3-北山4):昨年2位・3年連続入賞
5位 図書館情報大学 3:08:37(横室3-加藤4-山田3):昨年9位・15年ぶりの入賞
6位△慶應義塾大学  3:11:08(山根4-岡田3-高橋2):昨年11位・初入賞

ME(7,800〜8,100 up345〜395)
1位◎早稲田大学 4:07:28(西村3-安井3-紺野3-清水4):昨年失格・11年ぶり5回目の優勝
2位△東京大学  4:20:25(加藤2-内山4-西脇4-上野4):昨年優勝・3年連続2位以内
3位▲筑波大学  4:41:41(谷野4-高橋4-篠原4-吉村4):昨年3位・2年連続3位・6年連続入賞
4位△京都大学  4:43:39(深川3-許田2-西村3-田之村4):昨年5位・5年連続入賞
5位○東北大学  4:47:57(田村4-八巻3-金澤2-小野田4):昨年2位・9年連続入賞
6位 千葉大学  4:50:11(中村3-緒方3-梅原3-吉川3):昨年11位・2年ぶりの入賞

 より詳しいデータは入手でき次第こちらを随時更新していきます.誤り等がありましたら、ご指摘下さい.*女子に関するデータが不足しているのは筆者がインカレ役員でゆっくり観戦しているひまがなかったためです.許して.(石澤 俊崇)

日光インカレに関してはこちら(佐々木順さんのページ)がお勧めです.


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