なにしろ筆者はショートに引き続きクラシックはメインマッパーでしたから、あまり変なことも書けませんが、今週末の日光インカレに関して、有力選手、有力校などをご紹介します.
・クラシック(個人戦)男子
はじめに今年のシード選手をご紹介しましょう.*はそのレースで現役学生最上位.
◎小野田雄介(東北4)
日光ICS-2,北東IC-1,山口IC-3*,FTV21A-3*
◎猪飼 雅 (金沢3)
日光ICS-9,北信越IC-1,山口IC-8
◎篠原 岳夫(筑波4)
日光ICS-5,関東IC-2,山口IC-6,東日本21E-5
◎高橋 善徳(筑波4)
日光ICS-4,関東IC-3,東日本21E-3*,西日本21E-4*
◎上野 大悟(東京4)
日光ICS-8,関東IC-4,全日本21E-5
◎内山 裕史(東京4)
日光ICS-3,関東IC-5,山口IC-4
◎紺野 俊介(早稲田3)
日光ICS-1,関東IC-1,筑波21E-2*,全日本20E-1
◎安井 真人(早稲田3)
日光ICS-6,関東IC-6,西日本21E-12,FTV21E-17
男子クラシックの優勝候補筆頭は、本調子ではないもののインカレショートを制し、続く関東インカレ個人戦でも力の違いを見せ付けた紺野俊介選手(早稲田3)です.特に2位を4分引き離した関東インカレの勝ちタイムは優秀で、実力が抜けていることを示すのに充分でした.この紺野選手に続く存在としては、出走メンバー最上位の昨年クラシック3位、そしてショート2位の小野田雄介選手(東北4)がまず挙げられます.北東地区で敵なしであり、前走の早大OC大会ではME9位(学生2位)と状態は悪くなさそうです.関東ではショート3、4、5、8位.関東インカレでは2から5位を占め、高い安定した実力を持つ4年生四人、筑波大学の高橋善徳・篠原岳夫選手.東京大学の内山裕史・上野大悟選手も優勝を狙える位置にいます.とくに筆者は前走早大OC大会3位(学生1位)で、昨年度のインカレではまったく力を出せなかった高橋選手を注目しています.実力どおりの結果であれば、ここまでの6人が表彰台を独占するかもしれません.もちろん彼らは全員がシード選手です.
この6人に続く有力選手としては、ショート・関東インカレともに6位という安井真人選手(早稲田3)がはじめにあげられますが、早稲田で同期の紺野選手と比較すると、優勝までは難しいかもしれません.安井選手と同じくシード選手の猪飼選手(金沢3)も北信越という恵まれたとは言えない環境ながら、非常に実力のある選手.表彰台のチャンスは充分にあるでしょう.
そのほかシード選手以外では、兼田僚太郎選手(早稲田4)が4年生の意地を見せてくれるかもしれません.また、金澤拓哉選手(東北2)や加藤選手(東京2)といった若い選手もこの冬の成長次第ではシード選手を脅かすかもしれません.
トータスメンバーではインカレシード選手候補だった当欄ライターでもある前田直毅選手(慶応3)や昨年1年生ながら13位と健闘し、新人特別表彰を受けた榎本和弘選手(早稲田2)をはじめとして、金子竜太選手(中央3)、井下田哲選手(都立3)、新人特別を狙う宇田川雅令選手がクラシックエリートです.
・クラシック女子
こちらのシード選手は以下のようになっています.*はそのレースで現役学生最上位.
◎小林 啓恵(東北3)
日光ICS-7,北東IC-1,山口IC-5
◎安形季見子(千葉3)
日光ICS-6,関東IC-4
◎伊藤 恭子(筑波4)
日光ICS-1,関東IC-1,東日本21E-8*
◎上松佐知子(筑波3)
日光ICS-3,関東IC-2,山口IC-6,FTV21E-4,全日本20E-1
◎塩田 美佐(筑波3)
日光ICS-4,山口IC-4*,東日本21A-1,FTV21A-2*
◎近藤 寛子(国際基督教4)
日光ICS-2,関東IC-3,山口IC-9,千葉大21E-4*
◎番場 洋子(京都2)
日光ICS-5,筑波Sel-1
女子クラシックの優勝候補筆頭は、これまでの本番に弱いという弱点を克服してインカレショートを制し、続く関東インカレ個人戦でも2着をハナ差でしのぎ切った伊藤恭子選手(筑波4)です.今年のショートのみならず昨年のリレーでも優勝しているということで、先輩の中村正子選手(京葉OLクラブ)以来のインカレ3冠がこのクラシックにはかかっています.その3冠を阻むとすれば同じ4年生よりもむしろ、強力な後輩コンビでしょうか?この塩田・上松選手は昨年も2年生ながら4位・6位に入賞しており、ショートも3・4位、関東インカレは8・2位、さらに前走早大OC大会WEでは伊藤選手の4位に続く5・6位と常に安定して上位におり、すばらしい実力があります.4年生ではショート2位、関東インカレ3位の近藤寛子選手(国際基督教4)が3冠をは阻む筆頭と思われます.早大OC大会では15位(学生6位)とシード選手中最下位に終わったのは懸念材料ですが、本番での巻き返しが期待されます.
男子より実力の安定性が低いと言わざるを得ない女子は、その他のシード選手にも優勝のチャンスまであると考えられます.早大OC大会ではそれぞれ10・11位だった番場洋子選手(京都2)と小林啓恵選手(東北3)も成長著しく、もう一人のシード安形季見子選手(千葉3)も加え、どのような順位がつくのか予想は難しいと言えるでしょう.
シード選手以外ではやはり4年生に注目です.特に、もしも優勝すればこちらも3冠達成の酒井真由美選手(日本女子4)は今シーズン不調だったものの、現在復調していれば怖い存在です.ほかに関東では関東インカレ7位の山根玲選手(慶応4)もパワーがあり、入賞圏内ではないでしょうか?3年生以下では池田和香子選手(東北3)、山田陽子選手(図書館情報3)らにも入賞のチャンスはありそうです.昨年上位をにぎわせた関西勢に関しては、番場選手以外の情報がありませんが、力をつけている選手がいるかもしれません.
・リレー(団体戦)
シード選手をベースとして考えますと、男子は東大・筑波・早稲田の3校がそれぞれ2人ずつと、互角の様相を.また、女子は筑波が7人中3人を占めており、圧倒的な優位を保っています.ですから、女子に関しては例年波瀾も起きますが、基本的には筑波の鉄板といえるでしょう.ちょっと他大では歯が立たないようです.へたをすると、筑波以外の学校から3人を選りすぐっても返り討ちに合いかねません.では2着争いですが、その筆頭は東北大学ではないでしょうか?3年生の層が厚く、シードの小林選手をはじめ、昨年2年生だけで5位になった実力はだてではありません.これに続く存在は、関東では昨年6位の日本女子大学や慶応大学でしょうか?シード選手はいないものの、エリートを3人以上出しており、そのことだけでも入賞候補と言えるでしょう.ほかにも図書館情報大学・東京農工大学・千葉大学はエリートのみでチームを組むことが可能ですから、傍目には強豪に見えます.大崩れする選手のいない大学は間違いなく入賞するでしょう.関西でも昨年4位の京都女子大学や、昨年2位の名門京都橘女子大学は3人以上のエリートを輩出しており、特に3・4年生の多い京都橘は、2位争いにも充分加われるのではないかと思われます.しかし、例年なんだか変な結果になってしまう女子団体戦.今年も優勝は硬そうですが、それ以下の順位はどうなっても不思議はない気がします.そして、実際にそのような結果となるようでは、なんだかOL界の未来まで暗くなるようですね.実力校がそのまま実力を出し切ること、願ってやみません.
一方の男子ですが、三つ巴の様相ではあるものの、選手層の厚さでは早稲田-東大-筑波ではないかと言われています.早稲田には4年生の兼田選手ら、シードの安井選手と比べても遜色のない選手が何人かいますが、続く東大、筑波となるにしたがって、シード選手とそれ以下の選手とで力の開きが大きくなるようです.とはいえ、4人ということで考えれば、昨年の優勝メンバー3人が残っていて、それに続く若い加藤選手や4年生の庄田選手らを擁する東大は連覇の実力充分です.ただし、このところ幸運な優勝をさらった大学の翌年は振るわないというデータがあり、これは東大にとっての不安材料でしょうか?3強に続くのはもちろん東北大学でしょう.シードの小野田選手と若い金澤選手が目立っていますが、昨年悔しい思いをした4年生も力をつけているはずで、軽視はしにくい情況にあると言えます.そのほか入賞圏内の大学としては昨年も5位入賞した西の雄京都大学.昨年4位の新潟大学.力をつけている北海道大学あたりに目が行きますが、ここまでの7校で入賞の6席が埋まるとも思えません.とにかく、こちら男子でも実力伯仲したすばらしい戦いを期待したいですね.
最後に予想をまとめると…
クラシック男子
◎紺野俊介(早稲田3)
○高橋善徳(筑波4)
▲内山裕史(東大4)
△上野大悟(東大4)
△篠原岳夫(筑波4)
△小野田雄介(東北4)
配当に妙味を求めるならば思い切って紺野を切るか?小野田-上野なんてのも良さそう.
クラシック女子
◎伊藤恭子(筑波4)
○上松佐知子(筑波3)
▲酒井真由美(日本女子4)
△塩田美佐(筑波3)
△近藤寛子(国際基督4)
△番場洋子(京都2)
穴党は酒井や番場から入ってみよう.筑波3人BOXが無難か?
リレー男子
◎早稲田大学
○東北大学
▲筑波大学
△東京大学
△京都大学
△新潟大学
東大はジンクスによって評価を1枚下げる.最近リレーに弱い早稲田を信頼してもよいかどうか….
リレー女子
●筑波大学
○京都橘女子大学
△東北大学
△日本女子大学
△慶応大学
△図書館情報大学
△京都女子大学
△千葉大大学
いくらなんでも筑波は切れません.大怪我や、地図取り違え、天変地異などが起こらない限り負けないのでは?相手は橘を厚めにして、あとは広く薄く….*文章中に失礼な表現がありますが、多少のことは大目に見てください.万一インカレ直前に気分を害された方がいたら…大変申し訳ありません.(本紙:石澤 俊崇)