『子ども博物館』ってどんなところ?

 

 

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『子ども博物館』? 「博物館」って言うくらいだから、何かを展示してあるのかな? だれだって、そう思っちゃいますよね。でも、ごめんなさい、それは違うんです。何かが展示されているとしたら、それは、ありのままの普通の子どもたちと、ありのままの普通の大人たちの日常の姿、生活ってことかもしれません。さすが「OBERON」活動の一つ、変ですね、やっぱり。


実は、『子ども博物館』は本当の偶然と必然から生まれた「定期託児の施設」なんです。


そう、10年前でした、「OBERON」のプロポーザーである通称「2F」は、既成の大学や大学院とは違う、自分らしい「学門をする場所」を求めて、『OBERON研究所』を作ろうしました。何かを教えられるのではなく、知識を仕入れるだけではなく、生きる事がそのまま学門であるようなそんな学門をする場所を求めての出発でした。でも、その時、2Fには、とても気になる事がありました。それは、当時,幼稚園と保育所に通う、二人の子どもたちのことでした。自分の生活や自分の時間、なによりも自分らしさに拘る2Fでしたが、彼女の「自分」の中には、確実に「我が子に対する母」、「子どもたちに対する大人」としての自分もあったわけです。だから、彼女は母としての自分も、個人としての自分も裏切らないような、そんな動き方をしたい、それが出来なければいけないと思ったのでした。そして、彼女が、彼女自身、子どもたち、そして子どもたちと彼女の関わりを模索する中で、託児施設『子ども博物館』の構想が始まったのでした。


「子ども博物館」は、当初、彼女自身の子どもたちの年齢と同じ位の年の子どもたちを対象にしたものとして企画が練られていきました。しかし、いざ、参加者を募集してみると、問い合わせがあったのは、ほとんどが就園前のもっと幼い子どもたちを育てているお母さんたちからばかりだったのです。そのお母さんたちは、とても危機的な状況にありました。子ども博物館のある地域は、大都市の郊外、ベットタウンとした新しく開発された新興住宅地があちこちに点在するところです。新しく家やマンションを見つけて引っ越してきた為に、友人とも親とも遠くはなれ、たった一人で子育てをしている人が、とても多かったのです。親も子どもも、互いの愛情で縛られあってしまい、煮詰まってしまって、いまにも窒息しそうに見えました。子ども博物館のスタッフたちは、今一番必要なのは就園前の幼い子どもたちを預かる施設なのだと思うようになったのでした。子ども博物館が生まれました。


いつでも、子ども博物館は暗中模索です。いつも、何が必要なのか、何をすべきなのか、何が出来るのか、自分たち自身は何を求めているのかを問いながら、子どもたちと、保護者の皆さんと一緒に、歩んで行きたいと思っています。

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