話をする上で、他分野との用語のすりあわせが必要なのかな、と、こさえた自習メモ。
門外漢にはいろいろ耳慣れぬ表現のオンパレードではあれど、よく見ればなじみの概念が頻出する本、日本放送出版協会『幸福論 〈共生〉の不可能と不可避について』(2007/03) をベースに。
黒字はウェブや他の書籍から。茶色は雨崎。
幸福論remix:
『0,a,ア行』
『カ行』
『サ行』
『タ行』
『ハ行』
『ナ・マ・ヤ行』
『ラ・ワ行』
■サ行■
【さいきてき 再帰的】 reflexivity
- **についての言及が、**自身に影響を与えること。
- **の定義に**自身を使用すること。
【さいきせい 再帰性概念】
- 「底が抜けた」状態から敢えてあがく
価値根拠ではなく事実性。本質ではなく傾き。可能性ではなく蓋然性(がいぜんせい)。これらを護持(ごじ)するための、理論ならざる再帰的な実践。
- 社会システムに準拠したルーマン的な用法
- ベイトソン経由、数学概念の転用。
- 「学習についての学習」に見られるような「手続きの自己適用」
- 「選択と同時に選択前提もまた選択される」という非自明的な選択のあり方
- 人格システムに準拠したギデンズ的な用法。
- 言語学由来
- 人々の行為が、社会システムからあらかじめ行為に対して与えられた記述をなぞるようになる事態。
- おのれの行為が、恣意的に提供された「自己記述(カウンセリングやニュース解説…)」を参照する事態が一般化すること。
- 総じて消費選択肢が増え、消費社会化した。車にもいろいろ。冷蔵庫にもいろいろ。選択対象の側では記号的な差別化=高付加価値化が図られる。
と同時に、選択主体の側に「これが理想的なアナタです」という自己記述が提供されるようになった。
どちらも選択肢の増大に対処してアノミー(混乱)を埋め合わせるための工夫だと言える。特に重要なのは後者(自己記述の提供)で、 社会学者のギデンズはこれを再帰性(自己反省性)と呼ぶ。
「何が自己実現なのか」について既成品的なイメージが提供されるのである。
【サイファ】
【さよく 左翼】
- 左翼的な虚偽意識論(全ての意識は階級的に拘束されるという考え方)
- 旧来の左翼図式:悪たる国家権力の一枚岩を想定する
【しい 恣意的/恣意性】
- テキトー。
- 恣意的:その時々の思いつきで物事を判断するさま。 〜ヤフー辞書
- 恣意性:ソシュールの用語。言語記号の記号表現(能記)と記号内容(所記)との結びつきが恣意的であるということ。 〜ヤフー辞書
【しかくじゅよ 資格授与】(クオリフィケーション)
- →エリート養成 →ハビトゥス →公民
- 「私も参加したい」「かわいそうだがお前に資格がない」
- 「泥沼の再帰性」にもかかわらず前に進む意思をもつ者をスクリーニング(篩い分け)する。
→
ショック療法
- アレント:
富ではなく、財「入れ替え不能なリソース」が支える自立こそが、政治参加のクオリフィケーション(資格授与)たるべし。
- 理想的な資格授与:
自分の実力を自分で推し量らせる。
アゴーン(競争のフィールド)で太刀打ちできるか否か。
【じこけってい 自己決定】
- あくまで不確実性・不完全性に囚われたままで決定せねばならないのが、自己決定。
- 素朴なパターナリズムを批判する自己決定主義は、それ自体がパターナリズムでしかない。
【じこげんきゅう 二〇世紀的な「自己言及の思考」】
【しざ 視座の複数性】
- →言語ゲーム →バイオポリティクス
- どこに立つか:スタンディング・ポイント、ポイント・オブ・ビュー
さまざまな視点、立場、指向・思考がありえることを相対的に理解する
- 視座の複数性を失うと、相対的な視点の獲得が困難になる。
- 収斂していこう(多様性を失おう)とする視座を回復せよ/できるだけ多様な視点を保持すべし
- 異なった視座をもった人間をどれだけ生み出すか
■
- 社会から逸脱しても社会に対する適応力をもつような、「不良精神」をもつ人間をどのように生み出すか
- →美学としてのゲームプレイ
【じじつせい 事実性】
- 近代国家において緊張関係にあるふたつの要請:「事実性」と「妥当性」 〜ハーバーマス
- 事実性:国家の権力によって実際に通用している法の実効力
- 妥当性:市民の自由な討論によって法律が吟味・訂正される
- リベラリズムは普遍性を僭称しようにも「端的な事実性」の外には出えない。
- 端的な事実性という臨界を見きわめる動員者は、"脱社会的存在"と遜色なくなる。
【システム】
- →生活世界 → 生活世界の空洞化
- 〈システム〉は、マニュアルにもとづく遂行能力、「うまく生きること」だけを要求する。
「役割・マニュアル」優位のありよう。
- 日本は〈システム〉の酷薄化と〈生活世界〉の消失が同時におきている
- 社会の中で、上方移動がない状態で下方移動や並行移動が激しくなると、〈システム〉単体がパーソンシステムの感情的安全を脅かす蓋然性が増加してしまう。
【システム理論】
- システム理論家 ルーマン
- 普遍妥当性要求を突きつけ合う特殊なゲームとして「真理の言葉」を部分化したうえで、その機能を論じる。
- 社会システム理論における機能主義:
シフトが合理的に説明できるならば、対処も合理的になしうるはずだ、と思考する。
【シニシズム】(シニカル主義)
- 社会風習や知識にかまわず、 無欲な生活を営むことを理想とする思想
- 社会風習や道徳・理念を軽んじ無視する態度
- 近代社会の二大理念:
自由と平等(公正)を踏みにじる恣意的な排除と選別への居直りとシニシズム
【じめいせい 自明性】
- →奪人称性
- デフォルトとみなされる、人称性のない状態。
「そんなの、あたりまえじゃん
」
- 自明性が崩壊した状況(泥沼)でも、意志をたしかに前に進める人間を育てねばならない
【しゃかいか 社会化】
- 自発的行動が一定枠に収まるよう馴致(じゅんち)されること。
自立性の埋め込み。
- →適応 →教育のなかの社会化
- 「社会化」には「自然的」なものと「人為的」なものがある。
教育は「人為的な社会化」。 →社会統制
- 一般的には、社会化には「人称性」がない。
【しゃかいがく 社会学的啓蒙】
【しゃかいけいやく 社会契約】
- このままだとアノミーが続くだけだからあえて社会契約をする、その一方策としての徴兵制。
- 社会への強制参与システムとしての徴兵制。
ルソー的な社会契約が全体主義に陥る可能性があることは重々承知しているが、ここは「あえて」。
【しゃかいしすてむ 社会システム的再帰性】
【しゃかいせっけい 社会設計】
【しゃかいとうせい 社会統制】
【しゅうぐ 衆愚政治】
【しゅじょう 衆生】
- →田吾作
- 仏道(仏教)用語。
人々や草木動物をも含む”いきとしいけるもの”、悟り(解脱へ向けての上方)にいたらぬ状態の者を指す。
- 自分は「衆生」という表現を好む。
一般人とか、巷の人々とか、大衆とか、踏み抜いていないとか、そのあたりをニュアンス的に表現
-
「田吾作」という語はいらぬ逆鱗に触れてしまってめんどくさい。
少なくともTPOで使い分けねば。
もしくは、「田吾作」と「衆生」は違うものを指している?
「田吾作」は大衆一般ではなく、中途半端な自覚でエリートの足をひっぱる有象無象のことを指している?
【シュミット】 カール・シュミット
- ウェーバーの影響下で、憲法制定権力自体が憲法外的なものであることを指摘し、非常大権を許容。
- 最大多数の最大幸福という文脈で合意を捉えて民主主義を議論する
【しょうじょう 小乗】
【しょうにん 承認】
- →
関係性提示機能
-
「完全なる承認」幻想は、もともと宗教と性でしか得られないものだが、いまや宗教も性も全体性を失い機能不全状態。
【ショック療法】
【ジラール】ルネ・ジラールの第三項排除論
- 共同体的排除の本質:主体の自己同一性を保証する者としての第三項。
- 排除された第三項に照らして、自らの同一性を獲得する諸個体たち。
【しる 知る/知らせない】知る位置に来る/知らない位置にとどまる
- →レッシグ
- 〈真実〉は不安や混乱を招く恐れがある。
- 素朴な人に無理に知らせる(素朴な者にも不可能性を教えよというプロテスタンティズム/啓蒙主義)のは控える。
- エリートは、伝える情報の量を伝える相手の状態に合わせて加減すべし。
- 「知らずに済めばそのほうが良い」という判断を誰がするかという人称性が問題。
- 「知ると高い確率で不幸になるが、知りたいか」という看板が各所に立っているような社会にするべし。
- 克服不可能な恣意性(ソーシャル・デザイナーの決定の恣意性)の存在を「知りたければ知れる」ように開いて特定人称性を中和し、かろうじて民主制の体裁をとどめおく。
- 理想的には、告知するか否かの判断は本人が事前にしておくべき。
- [エリート/民衆]の二項じゃ足りない:マルチレイヤーのレイヤーごとに必要な民度を確保する
- 多くの人びとが「真理の言葉」で偶発性を遮断しながら日常を生きる一方で、暗闇の天上ではソーシャル・デザイナーが「機能の言葉」のみを激烈に応酬しつつ過剰な偶発性に晒されながら闘争する。
- 日本でも、エネルギーはなけれど方向性を知る知識人が、エネルギーだけで方向性を知らない大衆を方向づけることが承認されてきた。
- 若げのいたりで激烈な左翼に耽ったその先、公に満ちた偉丈夫になるか、エゴに満ちたヘタレになるか。
自分の頭で考えて公の方向に献身する人間になれるか、自分の脆弱な自尊心を保つべく汲々とする人間に堕するか。
【じんかく 人格システム的再帰性】
【しんがく 神学と社会学】
- 神学と社会学に見るウロボロスの蛇
- 社会学者:自分の理論図式のなかに神学を位置づけるゆえ、社会学のほうが全体性に近いとみなす。
- 神学者:全体性に近づきたがる社会学者の実存の宗教的意味について研究するゆえ、神学のほうが全体性に近いとみなす。
【しんじんるい 新人類世代】
- 新人類=オタク第一世代
- 原新人類世代:これから政治闘争だぞというときに、祭りが終わってしまった。
そこで、勢いあまって「不可能性への志向」という本来の意味でのロマン主義から「政治からサブカルへ」とシフトした。
- ガイナックス:オタクのなかで再生産されたオタク
- →世代
【しんり 「真理の言葉」】
【ステイトマン】
【ステークホルダー】
- 企業活動・行政・NPO等と関連する、あらゆる関係者
【スプレマシー】(卓越性)
- 「スプレマシー競争」:プラスアルファをめぐるゲーム
【スマート化】
【せいかつ 生活世界】
- →システム →帰る場所
- 「善意&自発性」優位のありようで行ける世界。お約束。
- 「まともな人間になる」という自己陶冶をもたらす世界。
- 生活世界の原理 →バックボーン
【せいかつ 生活世界の空洞化】
- 再帰性
が
先鋭化する
- →帰る場所
- 自己記述が〈生活世界〉における関係性のなかで与えられなくなり、ニュース解説や流行雑誌などのメディアや、カウンセラーとのコミュニケーションによって提供されるようになる。
- 〈生活世界〉が空洞化すると、「われわれ」が選んだと言えなくなって〈システム〉の正統性が問われる事態になる。
正統性(奪人称性)の不全は、正当性(内容的なもっともらしさ)で埋め合わせて対処する。
- 「地域の空洞化」「家族の空洞化」に抗う唯一現実的な戦略は、「学校をてことした地域おこし」
→バックボーン
【せいぎ 正義】
- 万人が合意可能な「公正としての正義」の観点から問題を裁断できると考える者が多いが、それはありえない。
- 90年代アニメで流行った「それぞれの正義」。
【せいじ 政治家】
- ポリティシアン「政治屋」
- 人の顔色を伺い自身の意見を述べず、「挙手するだけの議席要員」。
- ステートマン「政治家」
- 参加意欲をもつポリティシャン(政治屋/NPO含め)がそれなりに出てくるように、ステイトマン(政治家)がアーキテクチャーをうまく設計すべし
- 通念ではソーシャル・デザイナーが政治屋だが、正しくは逆。
- ポリティシャンが行うゲームに対し、ステイトマンはメタゲームをおこなう。
-
「市民は法を守るべき義務を負うが、政治家は法を守ることが意味を持つ社会を維持するべく、時に応じて脱法すべき義務を負う」
→ウェーバー
【せいせい 聖性】
【せいとうせい 正統性】
- 社会的承認可能性。自発的な服従契機。
- →奪人称性
- 正統性の根拠:自分たちがずっとそれで生きてきたという事実。
が、そこで「事実性」として参照する過去は、任意の過去でしかない。
- 選挙、多数決、試験選抜。
これらはいずれも、「彼ら」がソーシャル・デザイナーだという恣意性を、奪人称化によって自発的に受容可能であるものにする、正統化装置。
【せいとうせい 正当性】(中身の正しさやもっともらしさ)
- 論理的には正統性に正当性が含まれる。
- 「真理の言葉」として読み替えられた教育基本法や憲法
【セカイ系】
- ライトノベルズに独特な傾向
- 「自分の謎」の解決を「世界の謎」の解決と短絡的に同一視する
- 「世界の謎」に「世界の謎」として向き合う余裕がない
- 対人的な「等身大のコミュニケーション」と、それより広い「社会大のコミュニケーション」という二項対立があるだけ。
- いまどきの鋭い高校生は、政治や経済(表層ゲーム)にかまける。
目に見える現実を重視しすぎで、デプスの感覚がない。
【せだい 世代】
【せっけい 設計に次ぐ設計】
設計者の世代交代
- →教育設計
- ソーシャル・デザインはうまくやっても成功しない。
でも、ソーシャル・デザインをしないという選択肢はありえない。
- ソーシャル・デザイナーたりうる人材の、選別と動機づけを通じたリクルーティングが、継続的に作動しなければならない。
- 設計は次なる反省的設計へとつながるしかない。
一代の設計者で完結することはありえず、「有能な」設計者が次から次へと生み出されないと、社会システムは袋小路に入る。
- プログラミングが不可避的に失敗することを解消するために、たえず人間を入れ替える。
人事による、プログラムの失敗回避もあり。
- 「適応」と「適応力」をめぐって、堂々めぐりの議論を続けていくことこそ現代に必要。
【せつぜん 截然】
【せんざいせい 潜在性の思考】
【ぜんたいせい 全体性】
- →トタリテート →ウロボロスの蛇
- 何が全体性であるかを先験的に言うことはできない。
- 「機能の言葉」の集塊から全体性を考える
一七世紀の啓蒙学派:
部分の真理性を積み重ねていくことによって最終的には全体の真理に到達できるとみなす
- 「全体性を参照する」としても、ジグソーパズルのピース1000個で全体の絵に辿り着くのではなく。
人によっては、たった10のピースがアレゴリカルな星座を「瓦礫のなかに瞬時浮かび上がらせる」
【せんたく 選択】
【せんぱん 戦犯】
- 象徴天皇制の形でかろうじて国体を護持するために、A級戦犯に罪をなすりつける嘘が要求された。
- 「悲劇の共有」の契機を忘却し、A級戦犯は悪くなかったとベタに言う政治家が登場するが、その意味で彼らは売国奴なのである。
【そうたいしゅぎ 相対主義】
- マルチカルチュラリズム 絶対的な価値観や特定の視点に囚われない
- 自分がどのような影響下で指向しているのか、常に一歩よっこして客観視する
- 絶対的善悪もありえないので、if-then文を用いねば、何も言及しえない。
「なんちゃって」。
- 死の意味さえも、相対的に踏み抜けているのか。
- →視座の輻輳性
【そうたいせい 双対性】
【ソーシャル・デザイナー】
- →免疫
- ソーシャル・デザインにたずさわれるのは、エクスパティーズ(専門技術)をもつ少数者のみ。
- アーキテクチャーの真の意図を知っているのは、デザイナー(設計者)だけ。
- 永遠の梯子外しゲームに耐えねばならないソーシャル・デザイナー。
特殊な鍛錬を経た人材であるべき。
- 設計者は匿名的存在、もしくは記名性を奪人称化された者であるべし。
- 記名性の奪人称化
- 最低限の必要条件:「ダメ連」にも〈オタク〉にも見えないデザイナー
- 「じつはソーシャル・デザイナーはミメーシスを起こせる偉丈夫だった」というフレームで印象操作。
- デザイナーの背後にもデザイナーを配置。
リスク・ヘッジを考えると、イザというときには、このデザイナーも偉丈夫に見えるほうが良い。
- 説得の窓口から、窓口の設計者まで含めて、特定人称性を逆手にとる戦略。
- 逃げ切り的モラルハザードを回避するにも、獲得性ハビトゥスの涵養を含めたエリート教育が重要。
- 安易に変化を起こそうとするデザイナーに対し、多くの人間の「感情的安全」を脅かす権利があなたにはないのだと突きつけていくことが重要。
進化心理学にしろ行動遺伝にしろ、この点が無神経にすぎるケースが多数見られる。
わかってやっているとも思えないレベルだったりするし。
- ソーシャル・デザインが一部のエリートだけによってなされるという事実(一人称性)を、感情的動員を通じて不可視にせよ。
- 設計者自身がシステムのなかの入れかえ可能なパーツで、別の設計者といくらでも取りかえが効く
【ソーシャル・デザイン(社会設計)】
- アーキテクチャを設計する
- 人々が暮らす場を操作する
- →政治 →密教 常にすでにおこなわれている
- 社会設計の計画に関わる六つの連立式を満たすのは困難
- 計画につぐ計画が不可避
- 計画が「不可視の全体性」を参照しきれない
- 計画の恣意性が不可避
- 計画の失敗が不可避
- 計画の意味を万人が知るのは不可能
- 以上の条件に抗って、計画の正統性を調達すべきこと。
- 「全て恣意的だから何でもあり」から惹起しえる構え「では、それなりに信頼解を実現すべし」。
恣意的な排除性をともなって、恣意的な「事実性」を参照するしかない。
- どんな感情プログラムをインストールされた人たちがどう分布するかを参照しつつ、変化がそれぞれの人たちにどんな適応速度を強いるのかを考えながら、デザインされた社会を現実化せねば。
【ゾーニング】
【ゾーニング 欧州】
【ゾーニング 米国】
- アメリカ:
個別にはゾーニングされていなくとも、国家、社会という大きな枠のなかではゾーニングされている。
【そこ 底が抜けた】
- 宮台のターム。
それ自体はいかなる価値根拠とも無関連であるはずの社会システムの定常性(社会が然るべく回っていること)、その端的な事実性が昨今はあやしくなってきた、そのことを指して言うらしい。
- 社会を形成する同意の基盤・プラットフォームが、実はすんごく恣意的なものだったんですよということがあらわになること。
- →踏み抜き →再帰性
【そぼく 素朴さ】
- 複数多様な視点をかかえきれずに、自分がかかえた視点だけでやっていけると信じているさま。
- 素朴な真理性を前提にする者は「キミは真理クンなんだね」で処理されてしまう時代。
- 成熟社会が一筋縄でいかないような複雑性をあらわにするにつれて、人は「素朴さ」を抱えたままでは生きにくくなる。だから「どうせ世界はこんなもの」という脱臼に、事前に慣れておこうとする。でも、解毒剤をどんなに消費しても、毒を生むシステムとマッチポンプの関係に入るだけで、なにも変わらない。
- サブカル畑ではあるが、昔から素朴に社会に参与してしまっている大塚英志。
幸福論remix:
『0,a,ア行』
『カ行』
『サ行』
『タ行』
『ハ行』
『ナ・マ・ヤ行』
『ラ・ワ行』
『幸福論 〈共生〉の不可能と不可避について』
宮台 真司, 鈴木 弘輝, 堀内 進之介 (著)
日本放送出版協会 (2007/03)
『波状言論S改 社会学・メタゲーム・自由』
東浩紀,北田暁大,宮台真司,大澤真幸,鈴木謙介
青土社 (2005/11)