生物学が培(つちか)った進化研究の成果を、経済のありようにあてはめて、解釈・予測していこうとする学問。
進化の機序とは、すなわちものごとの趨勢変化の機序であり、
ゲーム理論などを含めて、なにがはびこり、何が減っていくか、世の変化を考える上で有用性が期待される。
2007/03『進化経済学のすすめ』
脳を調べてものを売る。脳はどんな情報にどう反応するか。
「神経経済学」と称するものは、欧米で2003年頃からちらほら。
その後、2004年には「脳スキャンで消費性向を見る」「脳検査で投票行動を見る」とひとしきり。
やがて、2006年には科学誌「Nature」に登場するなど、確実にニッチを広げつつある気配。
日本では茂木氏がポピュラーメディアで言及するなどした関係で、つかのま内実を伴わない盛り上がりを見せた。
経済学では、諸氏が「合理的に無駄なく行動する」理想的な存在であることを前提に、動向の予測を立てようとしてきた。 が、実際には人間は「非合理的に無駄ありまくりな行動をする」という、理想からはほど遠い存在。おかげさまで、予測が役に立たないこと多々。
行動経済学は、
心理学・
認知科学・
進化心理学などの知見を援用して、なぜ、どのように、人間は理想的な存在からズレているのか、人間の非合理さ、無駄さはどのような由来の性質のものなのか、を検証していく。
ここは過去記事置き場です:報道の経年変化を観察できます。
リンク先が消えた記事は、記事のタイトルでネット検索すると移転先やコピーが見つかることがあります。
※ 使ってみてね
英語を無料で日本語に自動翻訳するコーナー
製品を売りたければ企業は社会的貢献に参与せよ
企業イメージがアップするだけでなく製品の売り上げも底上げされる
2009/06 PhysOrg
Cause marketing: Altruism or greed?
今、あるいは後で? 消費財の査定は、購入タイミングしだい
2009/05 EurekAlert
Now or later? Consumer product evaluation depends on purchase timing
まだ先のはずだったのに急に買わなければならなくなった
すぐ買うつもりだったのに、先延ばしにするしかなくなった
それぞれで、消費者の商品査定基準は異なってくる
即座に必要な場合、実用性に重きが置かれ、遠い将来だと理想が重んじられる
2009/05 EurekAlert
Too much information: Process thinking can lead to difficult choices
情報が多いのも良し悪し:プロセスについての思考は、選択を難しくさせる
品を買ったあとの手順について考えてしまうか
品を使った結果について思いをめぐらせるか
手順について考えてしまうタイプの人は、悩みが多くなりがち
狭苦しい通路だと、お客さんは色んな種類の商品を買いたがりますよ
2009/05 EurekAlert
Feeling cramped while shopping? Variety provides relief
消費者は、買い物するとき動きづらいと感じると、多様な商品を求めるようになる
広い通路と狭い通路でキャンディを購入させてみると、狭い通路のほうが多様な種類のキャンディをお買い求めになられました
サルでもできるリスク管理
2009/05 Discovery
Monkeys Learn From Their Mistakes
サルは、失敗から学習する
サルは間違いから学習することができ、将来の報酬を得るためにリスクもとる:ゲームをプレーするとき
2009/05 PhysOrg
Monkeys found to wonder what might have been
2009/05 Nature
Thoughts of money soothe social rejection
お金の想定は、社会の排除を和らげる
Handling cash also eases physical pain.
現金も取り扱うことは、身体的な痛みを和らげる。
2009/05 ScienCentral
Money vs. Happiness
リスクテイカーは投資がうまい
2009/04 EurekAlert
Reading reports involving risk-taking affects financial decision making
リスク指向な性向は財政的意思決定に影響を及ぼす
2009/04 EurekAlert
People with higher IQs make wiser economic choices, U of Minnesota study finds
より高いIQの人々は、より賢い経済の選択を作る
ご来店者の行動
2009/04 EurekAlert
Shopping behavior: Consumers flock together, but don't necessarily buy
買い物行動:消費者は群れたがるが、必ずしも購入するわけじゃない
混んでいる場所に惹かれるが、そこで買いたがるわけではない
何度も来るうちに、行動は特定の場所にだけ短時間の訪問に、とシフトしていく
風呂や散歩や食器洗い
つかのま気を逸らすことは、アイデアや意志決定を助ける
2009/04 EurekAlert
Driven to distraction? Taking your mind off a decision can help
注意散漫は、典型的に、製品の明白な長所短所を把握し{製品を首尾一貫した実在として知覚しがちである ―} 消費者を助ける
経済の話をうのみにして大損をこく者があとをたたないわけ
「専門家曰く」と言われると、批判脳力がオフになる
2009/03 New Scientist
Brain quirk could help explain credit crunch
脳気まぐれは、信用危機を説明するのを助ける可能性があった
品物の候補の数はほどほどに
2009/03 EurekAlert
Consumers stop buying as number of options increase
選択肢が多くなるほど、消費者は購入をあきらめがちになる
お客様それぞれがお求めになっているのは「全体的経験」なのだ
2009/03 EurekAlert
What consumers want: MSU researchers pinpoint common threads
4つの要素を満たしなさい
・利益(何かプラスになることがあるのか?)
・便利さ(アクセスと入手の容易さ)
・コスト (時間も金も見合うのか)
・環境要因(購入可能な場所、刺激、娯楽としての満足、購入動機)
2009/03 EurekAlert
A new view of oceanic phytoplankton
大洋の植物プランクトンの新しい図
硫黄リン脂質を合成するよりはnon-phosphorus「代用品脂質」を使用していると思われる
2009/02 EurekAlert
It's about time: Consumers may be more likely to enjoy purchase when ads mention time
広告がタイミングに言及すると、消費者は購入にご満足なさいます
タイミングについて考えるよう刷り込まれた消費者は、製品との個人的な関係をより強く感じるようになる
2009/02 EurekAlert
Does sex sell? New study shows how to make women respond to sexy ads
セックスは売れる?女をセクシーな広告に反応させる方法
単一カテゴリーに納まらない!
2009/02 PhysOrg
What the heck is it? Consumers can be primed to understand hybrid products
多機能ハイブリッド製品の理解を消費者に刷り込もう
運命と『顔』:文化的な違いと、消費者アプローチの異なり
2009/02 EurekAlert
Fate and 'face': Cultural differences lead to different consumer approaches
アジア文化圏の人々は、運命的なアクシデント(欠航や事故)には比較的寛容だが、乗務員や係の不作法にはたいへん敏感に反応なさる
金持ち身ぶり、貧乏身ぶり
2009/02 EurekAlert
Rich man, poor man: study shows body language can indicate socioeconomic status
ボディランゲージは社会経済上のステータスを示す