雌雄淘汰とも言う。 ダーウィンが提唱。
雄と雌、どんな経緯で繁殖相手を選ぶはめになるのか、それがいきおいその種の性質をどう左右するのか。
例えば、ツノが目立つオスをメスが好んだ場合、「よりツノが目立ちまくる」オスが選ばれやすくなってよりツノが目立つ血筋の子孫が増えがちになる。
不和もいとわないような強い愛着執念を持つ性質、どちらかの性に特有なカザリ、しいては「トリビア」さえも蓄えようとするような人間の知能の過剰さ、これらは「異性の取捨選択に使うマーク」のようなものであり、それらのマークが目立つ個体ほど繁殖相手によく選ばれ、そうでない個体はフラレて繁殖できないので淘汰され、過剰なマーク(飾り)がどんどんエスカレートしてきたりする。
繁殖様式によって、雄と雌の体型容姿が大きく異なる種、雄と雌が見た目ほとんど同じ種、といろいろなパターンが出てくる。 このあたりは「性転換する魚たち サンゴ礁の海から」がわかりやすい。
性淘汰の好例として、ハデハデの孔雀(くじゃく)の尾羽がよく取り上げられるが、これはまず「たぶんメスがオスの尾羽を選ぶからだよ」という推察が先にあったわけで、「本当にメスがオスの尾羽を選んでいるのか」は、実際には検証はしつくされてはいない、データ集め中だと思う。
キリンの首も、「メスが長い首のオスを好んだからだよ」などと性淘汰の例として挙げられることがあるが、ならなんでメスも長いねん、とか、実際はオスメスともにほかの動物にじゃまされずに高所の木の葉を独占できる種として残っただけみたいだよ、とか、いろいろツッコミがある。
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じゃまで生存に不利になるような形質(代表的なものはクジャクの羽のようなかざり)を持つ個体を繁殖相手に選ぶことは、すなわち「このようなハンディをものともしないほど生存力の高い(良質遺伝子の)個体」を選んでいることになるので、結果的に「じゃまで生存に不利になるような形質(かざり)」を持つ個体とそれを選ぶ個体がどんどん殖えほんとに不利になるぎりぎりバランスなところにまで発達してしまう、という説。
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毎朝シリアルを食べれば、男の子を妊娠しやすくなる
2008/04 New Scientist
Breakfast cereals boost chances of conceiving boys
2008/04 【日本語記事】時事通信 男の子を生むには栄養のある食事を=英国の研究
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/life/jiji-AFP017435.html
2008/04 news@nature.com
An appetite for sex
Calorie intake before conception may mean the difference between boys and girls.
2008/04 BBC News
High calorie diet linked to boys
高カロリー飲食物で男が生まれやすい
2008/04 ABC@オーストラリア
Healthy breakfast? Your baby may be a boy
毎朝健康的な朝食? それなら赤ちゃんは男の子かもね
2008/04 Discovery
Hearty-Eating Moms More Likely to Have Boys
2008/04 【日本語記事】朝日新聞 カロリー摂取の多い女性、男児産む傾向 英大学研究
http://www.asahi.com/science/update/0428/TKY200804280064.html
派手な雄トカゲはモテる
2008/04 New Scientist
Female lizards desire males of many colours
オス多くして、時は短し
2008/04 EurekAlert
Variety is the spice of life: too many males, too little time...
乱交行動は男の品質がいかがわしく男の不妊レベルの高い場合に頻発する
アマゾネスな魚は実在する
Amazon Molly アマゾン・モリー
異性交配せずに、メスだけで70,000年生き残ってきた魚
2008/04 BBC News
No sex for all-girl fish species
2008/04 【日本語記事】Science
雌雄同体の脊索動物(ホヤ)における自家不稔性の機構
Mechanism of Self-Sterility in a Hermaphroditic Chordate
カタユウレイボヤの自家不和合性(SI)システムが2つの遺伝子座により支配されてお り、両方の遺伝子座について遺伝子型が一致したときに受精が拒絶される
高等植物の自家不稔性のSIシステムとは異なる 分子を利用しているものの、システムの枠組み自体はそっくり
2008/04 EurekAlert
Female mice can identify inbred males by their scent
メス・ネズミは、同系交配のオスをかぎわける
2008/04 【日本語記事】Science
マウスの鋤鼻器官にコードされている性別および個体情報
Encoding Gender and Individual Information in the Mouse Vomeronasal Organ
カルシウムセンサー蛋白質G-CaMP2を発現するトランスジェニックマウスから採取した尿に反応する鋤鼻ニューロンの細胞集団を解析
系統や個体の情報は、各個体の尿がそれぞれ異なった細胞集団を活性化した
2008/04 【日本語記事】ワイアードビジョン
研究結果:メスは近親交配のにおいを「嗅ぎつける」
2008/04 New Scientist
Female flies lose their heads to sing like a male
メス・ショウジョウバエは、隠された才能を持つ:オスそっくりに歌う能力
その歌を見たければ、1個の遺伝子のスイッチを入れてハエの頭を切り落とせばいい
頭のない歌うメスは、「flyPods」とあだ名をつけられた。
これらの断首されたハエは、彼らの翼をはためかせる ― 男のつがい歌(求愛のカギ部分)をかなでるために。
2008/04 EurekAlert
Study in flies points to unisex brain
ハエにおける新しい研究は、オスもメスも主にユニセックスの脳を身につけていることを示唆する。
2008/04 BBC News
Flies get 'mind-control sex swap'
ハエは、『心-コントロール性交換』をする
藻類クラミドモナスの配偶子融合は、HAP2と呼ばれているタンパク質を必要とする
2008/04 New Scientist
Algal sex could spawn malaria vaccine
2008/04 EurekAlert
Just like penguins and other primates, people trade sex for resources
ペンギンや霊長類と同じように、ヒトはセックスと財産を交換する
2008/04 Discovery
Male Monkeys Eavesdrop on Mating Females
オスのサルは、つがっているメスを立ち聞きする
男カニは、浮かれる ― 隠れ場所からメスを連れだすために
2008/04 New Scientist
Boy crabs boogie to bring females out of hiding
下層階級のサルは、食い物より麻薬に手を出しがち
2008/04 EurekAlert
Subordinate monkeys more likely to choose cocaine over food
2008/04 New Scientist
World's only lungless frog leaves scientists gasping
2008/04 National Geographic
First Lungless Frog Found
肺なしカエル初めて発見
2008/04 EurekAlert
Is DNA repair a substitute for sex?
スーパーなDNA修復能力は、セックスの代用品?
無性生殖のワムシは、有害な放射能に図抜けた耐性を示す
嫉妬も殺しもあるタコの痴情
2008/04 Discovery
In Octopus's Garden, Sex is Sleuthy
タコのセックスはSleuthy
オスのサルは、男の子のおもちゃを好む
2008/04 New Scientist
Male monkeys prefer boys' toys
2008/04 Discovery
Boys Will Be Boys, Even Among Monkeys
男の子はやっぱり男の子 ― サルの中でさえ
エエ女をゲットしたときに超音波の歓喜の声をあげるネズミオス
歓喜の声を出させる感情要因遺伝子は、ヒトの感情も左右する
2008/04 New Scientist
'Emotion genes' make mice squeal during sex
サルは、隣人のオルガスムの泣き声を立ち聞きする
2008/04 New Scientist
Monkeys eavesdrop on neighbours' orgasmic cries
2008/04 National Geographic
"First Sex" Found in Australian Fossils?
"最初のSex" オーストラリアの化石で発見される?
2008/03 BBC News
Dolphin woos with wood and grass
イルカは、木と草によって口説く
南米の川イルカは、枝、雑草と粘土のかたまりを使用する ― 女を口説き、ライバルを脅して追い払うために
ヨツボシケシキスイ Librodor japonicus 〜岡山大
2008/03 EurekAlert
Armed beetles find a mate, whatever their size
この特定の種は、異なる戦術を採用する ― 特定の体部分のサイズに従い、交尾相手を発見する
クジャクの尾は、メスの性的嗜好対象ではない
2008/03 New Scientist
Have peacock tails lost their sexual allure?
伊豆のシャボテン公園で孔雀を調べ続けた長谷川眞理子&高橋麻里子
2008/03 Discovery
Female Peacocks Not Impressed by Male Feathers
オスの羽に感動しないメスのクジャク
2008/03 ABC@オーストラリア
Peacock feathers fail to impress the ladies
:今まで海外には伝えていなかったんですか?
2004/09 【日本語記事】毎日新聞
「クジャク メスのオス選び 飾り羽でなく鳴き声がポイント」
91年に英国の研究グループが発表した「飾り羽の目玉模様の数が多いオスほどもてる」とする説を覆す結果
5音節以上連続して鳴くオスほど、男性ホルモンのテストステロン濃度が高かった
飾り羽は成熟したオスであることを示す最低条件に過ぎないのではないか
2008/03 【日本語記事】Nature
神経:匂いの感じ方の性差
ショウジョウバエ(Drosophila)では、雄から放出される昆虫フェロモンへの応答に明確な性差
この研究のために単一ニューロン追跡技術を開発
ショウジョウバエのフェロモンcVAは性的二形性を示す神経回路を活性化する
2008/03 Nature
The Drosophila pheromone cVA activates a sexually dimorphic neural circuit
doi:10.1038/nature06808

科学なポッドキャスト
「原生動物 細胞進化の極限に挑んだ生き物」 【MP3ファイル】
2008-02-26 高知大学ラジオ公開講座 松岡達臣
性の種類がめちゃめちゃ多い原生動物! 粘菌の不思議 ほか
2008/03 New York Times
In Most Species, Faithfulness Is a Fantasy
2008/03 New Scientist
Why men should pair off with younger women
一夫一婦制の男性は、彼ら自身より若い女性と結婚する場合、最も多くの子を持つ
年の差は、だいたい4〜6才くらいが適当だといわれているが、環境条件によっては15才の歳の差がベストだというケース(フィンランドのサーミ人とか)もありえる。
2008/03 EurekAlert
Fungi can tell us about the origin of sex chromosomes
カビは、性染色体の起源について我々を語ることができる
カビは、性を持たない そのかわり、配合タイプを持つ
2008/03 【日本語記事】Science
二核性の腸内寄生原虫ジアルジア(Giardia intestinalis)における核合体の存在と遺伝物質の交換を示す根拠
Evidence for Karyogamy and Exchange of Genetic Material in the Binucleate Intestinal Parasite Giardia intestinalis
ジアルジアは、機能的に同等な2つの核を持っており、細胞分裂の際には、それぞれが独立して受け継がれる。
ジアルジアは無性 であると考えられてきたが、シスト(嚢子)の核間で融合が起きていることが示された。
2008/03 EurekAlert
Female katydids prefer mates 'cool' in winter and 'hot' in summer
冬には『クール』と夏には『速くてホット』なオスがモテる
キリギリス

Handbook of the Evolution of Human Sexuality
●ヒト・セクシャリティ進化ハンドブック
Michael R., Ph.d. Kauth (編集)
Haworth Pr Inc (2007/1/30)
書籍情報と書評:アマゾン
日 米 英.
想像力を喚起する
2007/10 Evolutionary Psychology Arousing imaginations.
by Puts, D.【
PDF 】