集中力に欠け、衝動的で、落ち着きが無く、学校教育現場で問題になる子はままあるが、特に程度のひどいものは「ADHD」という症候群として診断を出され、治療の対象になることがある。
俗に「多動症」「ハイパーアクティブ」とも言う。
多動傾向が強いもの:注意欠陥多動性障害( ADHD )
多動性の目立たないもの:注意欠陥障害( ADD )
本人の心構えが悪い(「だらしない」など)、しつけが悪いせいだ、などと誤解されやすい。
ADHDやADDと言っても、あくまで「この範囲の症状をADHDと呼ぼう」ということであって、ADHD=1種類の病気ということではない。”熱が出る症状”や”咳をする症状”の原因にはいろいろなものがあるように、注意欠陥という症状をもたらす原因にはさまざまなものがある。
脳の性質や遺伝要因で起きるものはADHD,ADDとされるが、似た症状をもたらすものとして睡眠障害、タバコの煙、食品、人間関係のストレスなどが挙げられており、それらの原因を解消するほうがADHD,ADDとして治療するより適切なことがある。
欧米では、
・ADHDという病気は実在するのか、病気扱いすることは正しいのか
・製薬会社が治療薬を売るために創作した症状なのではないか
・教育の手抜きをするために、面倒な子に向精神薬を飲ませてるんじゃないか
などなど、世紀の変わり目前後にかなりもめていた。
参照
当時の過去記事
今では、
・ADHDのようなハンデを持つ子は実在する、しかも多い
・適切に対処してあげれば普通に伸びることが期待できる
・ADHDについて、知らないほうが悪い、もしくは失礼だ
・やっぱり投薬は慎重にお願い
などと落ち着いてきているのかな。
注意の拡散を抑えて集中力を出す効果を期待して、ADHDの子供に投与されることが多い向精神薬。日本では、ADHD用ではなく、うつ病の治療薬として認可されている。
リタリンを長く使っていると耐性(長く使っているとだんだん効き目が弱くなっていくこと)が出てきて、さらに量を増やさなければならなかったり、リタリン中毒(薬物依存)に陥り事件になることもあったりして、なかなかややこしい。
アメリカでは、保健室で問題児に毎日リタリンというを飲ませてから授業を受けさせる、という光景がかなり日常化している。(アメリカはリタリンの消費量が世界一)
ADHDのような症状を呈している人の中には、クスリを使わなくても、単に睡眠障害を治療するだけで快癒するケースもあるわけで、安直な投薬への疑問、子どもへの投薬が将来に与える影響はどうなのか、など論争は多い。
素人判断で「あの子はADHDじゃない?」などとウワサしたりしちゃダメ。
ストレスやうつなどで、ADHDやADDに似た症状がでることもある。
それらは見た目似ていてもADHD/注意欠陥障害ではない。
診断は難しい。診断は病院の専門家にまかせる。 でないと、それこそあらぬ風評被害を招きかねない。
〜
進まぬ理解 母親ら切実
こまった子じゃないよ
ADHDの現場から:反響編 2002/01 asahi.com
ADHDは、大人になって社会に出れば、マスコミなど業種によってはばりばり仕事をこなすことができたりします。
子どものときに「障害だ」「手におえない」などと低い評価を与えてしまうと、せっかくの才能が、暗示でつぶされてしまいかねません。
ここは過去記事置き場です:報道の経年変化を観察できます。
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※ 使ってみてね
英語を無料で日本語に自動翻訳するコーナー
ADHDとLDや自閉症などをひっくるめた報道は
項目『発達障害』
のほうに移動させました。
フェーズ3の分析
2009/11 EurekAlert
Shire reports analysis examining emotional lability in children with ADHD taking Vyvanse
ADHD児童でのVyvanse処方による情動不安定対処効果
1日1回投与グアンファシン徐放錠・INTUNIV (guanfacine)
2009/10 EurekAlert
INTUNIV demonstrated symptom reduction on oppositional subscale Conners' ADHD rating scale
INTUNIVはoppositional subscale ConnersのADHD評定尺度で症状の軽減を示しました。
2009/10 EurekAlert
Shire presents study findings on its ADHD treatments at psychiatric meeting Oct. 29-30
2009/10 EurekAlert
Attention-deficit/hyperactivity problems associated with low folate levels in pregnant women
妊婦の葉酸不足に関連しているADHD問題
2009/09 EurekAlert
The role of genetic factors in adult ADHD
大人ADHDにおける遺伝学的な要素の役割 神経精神薬理学2009
2009/09 【日本語ブログ】井出草平の研究ノート
[発達障害]早期教育を受けた子はAD/HDや発達障害になる?
落ち着きがない集中力が保てない・・・ADHDさんは脳内の報酬回路でドーパミンがうまく回ってないっぽい
2009/09 BBC News
ADHD chemistry clue found
Differences in the brain chemistry of people with attention deficit hyperactivity disorder are found.
2009/09 【日本語記事】Dr赤ひげ.COM
ADHD治療薬の乱用が増加
落ち着きがない集中力が保てない・・・
ADHDさんは、脳内報酬回路がちょっと違う?

科学なポッドキャスト
ADHD And The Brain's Reward System
2009/09 サイエンス・フライデイ Science Friday
注意力欠陥多動性障害(ADHD)の人々では、報酬や動機づけに必要な脳内物質ドーパミンがうまく作動していない可能性
ADHDの困難は、脳内の報酬回路でドーパミンがうまくいってないのが原因なのかも
2009/09 BBC News
ADHD brain chemistry clue found
「ADHDの子はこらえ性がないから遊園地の列並びは免除される」というサービスは逆効果じゃないか説
2009/08 BBC News
ADHD 'queue jumpers' row
2009/08 【日本語ブログ】[発達障害]AD/HD自体は問題ではなく、
AD/HDに併存する反抗挑戦性障害が問題なのである
2009/07 EurekAlert
Vyvanse CII significantly improved ADHD symptoms for children 13 hours after administration
Vyvanse CIIは、児童に投与の後、13時間、かなりADHD症状を改善した
2009/07 【日本語記事】個の医療
小児ADHDの治療薬「ストラテラ」(アトモキセチン塩酸塩)6月19日に発売
2009/07 EurekAlert
VYVANSE CII provided significant efficacy at 14 hours in adults with ADHD
VYVANSE CIIは、大人ADHDで著しい効力を14時間提供した
2009/07 毎日新聞 医療ナビ:ADHD リタリン使用禁止後の薬物治療の状況は。
2009/06 ScienceDaily
Placebo effects in caregivers may change behavior of children with ADHD
周囲の人間に施すプラシーボ効果は、ADHDの児童の行動を変える可能性がある
先生や親は「この子は薬を飲んだ」と思い込むと、「イイコになった」と良い評価を与える傾向がある
2009/06 EurekAlert
ADHD genes found, known to play roles in neurodevelopment
神経の発達に関わる遺伝子が、ADHDの症状にも影響しているっぽい
2009/06 BBC News
Ritalin backed as brain-booster
健康な人々は、脳パワーを高めるためにリタリンをとることができるべきである
― ―と主張する、英国道徳論者
John Harris
2009/05 EurekAlert
OHSU researchers study the idling brain
脳のアイドリングの仕組みをチェック ADHDのヒントになるか
2009/05 EurekAlert
Study links ADHD with sleep problems in adolescents
ティーンエージャーで見られる睡眠の問題とADHDのリンク
2009/04 EurekAlert
Inadequate sleep leads to behavioral problems
睡眠に障害がない児童であっても、睡眠持続期間が短いと、ADHD的な症状が増大する
アトモキセチン(ストラテラ)承認
2009年4月22日、国内では2番目の注意欠陥多動性障害の承認薬が製造販売承認されました。
2009/04 イーライリリープレスリリース
ADHD新薬承認へ 市民側、副作用・依存性を懸念
2009/04 NPO法人全国不登校新聞社:タブロイド版新聞Fonte(フォンテ)
2009/04 EurekAlert
Tourette syndrome misconceptions only one battle for patients
トゥーレット症候群の患者さんはADHDの症状にもさいなまれていることが少なくない
2009/04 PhysOrg
For ADHD, It's Better to Teach Skills Than Prescribe Pills, Meta-Analysis Shows
ADHDには、薬よりまず、本人にスキルを教えたほうがいいみたいだぞ
あるときはワーキング・メモリがしゃっきりし、あるときにはワヤになる
2009/03 EurekAlert
Inconsistent performance speed among children with ADHD may underlie how well they use memory
ADHD児童の矛盾しているパフォーマンス速度は、記憶を使用する方法の基礎をなす可能性がある
活動過多や衝動性の高いレベルが、首尾一貫しない反応時間に相関する
貧しいワーキング・メモリは、ADHDの大人や児童に存在する特徴である
線条体と前部帯状回
2009/03 EurekAlert
Brain abnormality found in boys with attention deficit hyperactivity disorder
ADHD男子に見られる脳異常
2009/03 EurekAlert
Hyperactivity enables children with ADHD to stay alert
ADHDの子がテンションを保つためには、活動過多で居続けなければならないらしい
ADHDの子と睡眠障害
2009/02 EurekAlert
Underlying sleep problem linked to attention-deficit/hyperactivity disorder in children
2009/02 EurekAlert
Childhood sleep problems persisting through adolescence may affect cognitive abilities
思春期の慢性的な睡眠障害による認知能力障害
マウス脳は、示唆する ― リタリンが習慣性があることを
2009/02 New Scientist
Mouse brains suggest Ritalin is addictive
2009/02 PhysOrg
Ritalin may cause changes in the brain`s reward areas
リタリンは、脳の報酬領域に変化を引き起こす可能性がある
2009/01 EurekAlert
Studies examine genetic determinants of ADHD
ADHDの遺伝学的要素を調べる研究
2008/12 EurekAlert
Transcendental meditation reduces ADHD symptoms among students: New study
優れた瞑想は、学生のADHD症状を減らす
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