●女性にしか効かない薬、男女で効果が異なる治療法、同じ人間なのに、人によって薬や治療の効き方の違いがいろいろあります。
従前は「お薬や治療の臨床試験を『大人の男』でしかやっていなかった」ために、子どもでは薬の効果が予想外のことになったり、女性でも副作用が生じたり、いろいろ不都合が発生していました。
今世紀に入って特に、男女で医療の効果が違う例や、病気にかかる率の男女差にはどのようなものがあるか、その研究が注目されています。
●効き方とは別に、(このあたりは性差医療ではなくフェミニズム医学と言うべき話でしょうか)医療現場では、
・女の患者より男の患者さんのほうがキツイ治療をされがち
・男の患者より女の患者さんのほうが説明をはしょられがち
など、患者さんが男性か女性かで、施される医療に(適切か否かに関わらず)差が出てしまっている現状も指摘されています。
●男の場合と女の場合とで、それぞれに対応や治療方法を変える、そういう発想はいいのですが、ややこしいことに
体の一部分だけが別の性遺伝子である症例
や、実態とは異なる性的特徴を示す特殊な遺伝子型の症例もありますので、
脳の性差における問題と同様に、「人間をすべて男と女の2種類」に分けてすませようとすると、たいへん残念な結果になりかねません。
くれぐれもご注意を。
医療における個人差、性差、体質差、年齢差を考えるきっかけとして、性差医療やフェミニズム医学などを入口にするのは手っ取り早くていいのでしょう。
が、いずれは性差医療にむやみにまつわりやすい「性別執着」を越えて、個人差、体質差、年齢差
オーダーメイド医療/テーラーメイド医療 までをも広く視野に入れて医療が改善されていくのであれば、それにこしたことはないですね。
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※ 使ってみてね
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カルシウム不足:女性の99%超 やせ傾向、朝食抜く人ほど不足‐‐民間機関調査
2009/06 毎日新聞
こころの病気:早期の発見と治療が重要 女性のための「処方せん本」出版
女性向け解説書「『こころの病気』から自分を守る処方せん」(立川秀樹著、毎日コミュニケーションズ刊)
2009/06 毎日新聞
2009/06 news@nature.com
Too few women in clinical trials?
Cancer-drug studies fail to reflect true incidence of disease in the population.
読売新聞 シリーズ女と男 薬の作用
[Q&A]性差の情報 公表乏しく (2009年5月15日)
更年期障害 多剤で悪化 (2009年5月14日)
説明書に男女差明記も (2009年5月13日)
心室細動 原因は抗生物質 (2009年5月12日)
標準以下の量でも副作用 (2009年5月11日)
2009/06 PhysOrg
Tourette's most common in white kids, boys
トゥーレット症は白人の男の子にけっこう多い
2009/06 EurekAlert
Rheumatoid arthritis is associated with poor sleep in women
女性の慢性関節リューマチは、貧しい睡眠と関連する
ガン治療の臨床試験は女性の被験者が少なすぎる
2009/06 EurekAlert
Women under-represented in most cancer research
おおかたのガン研究で少ない比率で代表された女性
2009/06 EurekAlert
Women under-represented in cancer research, U-M study finds
ガン研究で少ない比率で代表された女性(U-M)研究によると
2009/06 EurekAlert
Insomnia with objective short sleep duration in men is associated with increased mortality
睡眠持続時間が短い不眠症の男は、死亡率が高め
2009/05 EurekAlert
Women with chest pain less likely then men to get proper treatment from paramedics
女性は男性に比べて、「胸の痛み」で救護隊員から適切な治療をほどこされない傾向がある
2009/05 【日本語ブログ】sociologically@はてな
抗うつ剤の性別ごとの有効性
2009/05 EurekAlert
Equality of the sexes? Not always when it comes to biology
男女平等?生物学にはケースバイケース
エストロゲンは女性の免疫機能を生まれつき男のそれより強化する
2009/05 BBC News
Women 'fight off disease better'
女のほうが免疫機能が高め
2009/05 EurekAlert
Studies may show how to close the gap between women and men who suffer heart attacks
心臓発作で苦しむ女性と男性との間にあるギャップ
2009/05 EurekAlert
Study finds link between hot flashes and lower bone density in women
女性で、のぼせと骨密度に相関あり
2009/05 【日本語記事】
女性の方がタバコの発ガン性物質の影響を受けやすいことが判明 - GIGAZINE
2009/05 EurekAlert
Women more vulnerable to tobacco carcinogens, new results show
タバコの発癌物質に傷つきやすい女性
2009/05 EurekAlert
Women live longer, not better, largely because of obesity and arthritis
女性は長生きだけど、肥満や関節炎のせいであまり楽しい長生きではない気配
2009/04 EurekAlert
Women with arthritis more likely than men to stop working
男より、女のほうが関節炎のせいで休職しやすい
2009/04 EurekAlert
Older men more likely than women to die after pneumonia
男の高齢者は ― 女性より ― 肺炎の後の死亡率が高め
2009/04 PhysOrg
Is metabolic character different between men and women with gallstone disease?
胆石症に見る、代謝の男女差
「メスはオスより記憶障害に強い」 理研、マウス実験
2009/04 【日本語記事】朝日新聞
遺伝学的なコードがストレス反応の性差を生み出す
遺伝要素が我々のコルチゾールレベルを約62%決定する
2009/04 EurekAlert
How men and women cope differently with stress traced by Hebrew University researchers
男性と女性は、ストレスにどのように異なって対処するか
BDNF遺伝子に左右されるバリンとメチオニンのアミノ酸
Val/MetタイプとVal/Valタイプで、性差に違いが出てきます
2009/04 PhysOrg
Reaction to stress traced to genetic differences
遺伝学的な違いまでたどられるストレスに対する反応
使い捨て尖兵、特攻隊
2009/03 EurekAlert
Men are the weaker sex
男は、弱き性である
女子は子宮の中での成長がなんぼか制限されているけれど、
男は際限を知らないんであかん
X染色体のIRAK1遺伝子と自己免疫疾患
2009/03 EurekAlert
Gene linked to lupus might explain gender difference in disease risk
狼瘡に関係がある遺伝子は、病気リスクの性差を説明するかもしれない
女は10倍病気にかかりやすい ― 男より。
2009/03 EurekAlert
Why do women store fat differently from men?
なぜ、女は男たちとは違う脂肪のつきかたになるの?
それはね、エストロゲンのせいなんだよ
2009/03 PhysOrg
New Clues about Genetic Influence of Stress on Men's Health
ストレスが男たちの健康状態に与える遺伝学的な影響についての新しい手がかり
一般的な遺伝変異をもつ男は、怒っているとき血圧と血糖を増大させるホルモンを倍にする