●女性にしか効かない薬、男女で効果が異なる治療法、同じ人間なのに、人によって薬や治療の効き方の違いがいろいろあります。
従前は「お薬や治療の臨床試験を『大人の男』でしかやっていなかった」ために、子どもでは薬の効果が予想外のことになったり、女性でも副作用が生じたり、いろいろ不都合が発生していました。
今世紀に入って特に、男女で医療の効果が違う例や、病気にかかる率の男女差にはどのようなものがあるか、その研究が注目されています。
●効き方とは別に、(このあたりは性差医療ではなくフェミニズム医学と言うべき話でしょうか)医療現場では、
・女の患者より男の患者さんのほうがキツイ治療をされがち
・男の患者より女の患者さんのほうが説明をはしょられがち
など、患者さんが男性か女性かで、施される医療に(適切か否かに関わらず)差が出てしまっている現状も指摘されています。
●男の場合と女の場合とで、それぞれに対応や治療方法を変える、そういう発想はいいのですが、ややこしいことに
体の一部分だけが別の性遺伝子である症例
や、実態とは異なる性的特徴を示す特殊な遺伝子型の症例もありますので、
脳の性差における問題と同様に、「人間をすべて男と女の2種類」に分けてすませようとすると、たいへん残念な結果になりかねません。
くれぐれもご注意を。
医療における個人差、性差、体質差、年齢差を考えるきっかけとして、性差医療やフェミニズム医学などを入口にするのは手っ取り早くていいのでしょう。
が、いずれは性差医療にむやみにまつわりやすい「性別執着」を越えて、個人差、体質差、年齢差
オーダーメイド医療/テーラーメイド医療 までをも広く視野に入れて医療が改善されていくのであれば、それにこしたことはないですね。
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※ 使ってみてね
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2008/04 EurekAlert
Myocardial infarction: Mortality for women not higher than for men
心筋梗塞:女性の死亡率は男ほどではない
2008/04 EurekAlert
Mayo-led study finds smoking related to subset of colorectal cancers
喫煙女性は、DNA修復タンパク質の不足で結腸直腸ガンになる率高め
2008/04 EurekAlert
USC study finds evidence of gender-related differences in development of colon cancer
USC研究は、結腸ガンの発達で性別に関連した差異の証拠を発見する
遺伝子変異は、女性と男性における反対の生存結果を指し示す
2008/03 【日本語記事】 UK Today (JAPAN JOURNALS)
日常生活での笑いは健康を促進 とくに女性の健康に貢献
2008/03 BBC News
Women drinkers 'face cancer risk'
女性酒飲みは、『ガン・リスクに直面する』
政府の推奨値以上に飲む女性は、乳癌リスクが50%アップ
生きているうちにアルツハイマー病になるであろう気配を持つ人は、女性で6人に一人、男は10人に一人
2008/03 EurekAlert
Researchers find 1 in 6 women, 1 in 10 men at risk for Alzheimer's disease in their lifetime
2008/03 EurekAlert
Poor sleep more dangerous for women
寝不足の害は女性のほうが深刻
2008/03 New Scientist
'Long-life' genes found in 100-year-old humans
100才ご長寿で発見『長命』遺伝子 女性専用、身長低め
アシュケナージ・ユダヤ血統の百歳以上の人における2つの遺伝子突然変異。
いずれも、特に性的成熟の間のinsulin-like発育因子1(IGF1)(身体の成長と成熟のドライバー)において、受容体に影響を及ぼす。
わずかに不完全な受容体を作成することによって、突然変異は結合するIGF1を混乱させ成熟と老化のプロセスを減速するかもしれない。
2008/03 EurekAlert
Einstein researchers discover gene mutations linked to longer lifespans
2008/02 EurekAlert
When couples face the diagnosis of cancer, women carry a larger emotional burden than men
カップルがガンの診断に直面するとき、女性は 男性より大きい感情の重荷をかかえる
先進国の中でも女性の割合が極貧な国の一つ、それが日本
日本の科学は、ますます女性を必要とする。
なぜ、日本の科学は女を適切に遇しない?
2008/02 Nature 451, 865 | doi:10.1038/451865a
One woman is still not enough
現・お茶の水女子大学 学長、郷 通子
7年前、名古屋大学の当時、「学部会議には女は一人で十分なんですよ」といわれるありさまであった日本の科学界
郷さんたちは、女性の学者をサポートするよう政府に嘆願した
2006年に女性研究者支援のための予算が出た
でも、お茶の水女子大は、87もある国立大学でまだ唯一の女性学長の大学なのである
女の見解は低くみられる上、創造的なアイデアはつぶされる
まして、子育てに適した環境など全然整っていないし
郷さんは先駆けとして、お茶の水女子大で「残業禁止」令を発動
:で、日本の側はこの記事をスルーですか
冠状動脈フィステル 冠動静脈瘻
2008/02 EurekAlert
Asian women at risk for arterial defect
アジア人はコーカサス人の二倍も先天的な異常を持ち、男性より女性で多め
多くは、幼少あるいは小児期に診断される。
2008/02 EurekAlert
Older women more susceptible to depression than older men
高齢女性は高齢の男性よりうつ病にかかりやすい
2008/02 EurekAlert
Abuse history affects pain regulation in women with irritable bowel syndrome
2008/01 BBC News
Shifts 'threaten women's health'
夜勤は『女性の健康をおびやかす』
男に比べて、身体を壊して引退する事例が多め
2008/01 EurekAlert
MNI researchers locate neurological basis of depression following sports concussion
男性のスポーツ脳震盪に伴ううつ病発症の神経学上の基盤の場所を突き止める
総人口におけるうつ病の罹患率はおよそ5%だが、頭部外傷患者におけるうつ病の罹患率は仰天するほどの40%にもなる
2008/01 【日本語記事】産経新聞 性差医療に本腰 4月から聞き取り調査 厚労省
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/m20080107001.html

●女と薬物中毒:少女〜女性における薬物濫用の身体的・精神的影響の包括的考察
Women Under The Influence
by Joseph A.
ハードカバー: Johns Hopkins Univ Pr (2005/12)
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ペーパーバック: Johns Hopkins Univ Pr ;(2005/12)
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