「進化研究と社会」科学ニュース&基礎用語
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言語の進化や発達について

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 こちらでいう言語の研究では、日常感覚で言う「ことば」としてのような扱いよりは、脳が情報を扱う様式、構文:情報の構成枠組みとしての研究が盛ん。
 進化上、人間において言語(構文)が生じた起源、脳の性質・構造からくる情報処理の枠組みなど。

 脳の部位では、それぞれ、

を、つかさどっているらしいことなどがわかってきている。

 言語の把握や情報処理を行う脳の部位は、脳の左右半球で非対称に分布している。
  ・右利きと左利きの人で、言語処理をする部位が違っていることがあるよ。
  ・女性と男性とでは、言語を処理する脳部位の分布がわりと違うみたいだよ。
  ・若いときに脳の言語機能が故障しても、脳の別の部分で言語が扱えるようになるよ。
  ・アルファベット言語と漢字言語とでは、使う脳部位が違っているよ。
 また、最初に覚える母語と、育ってから覚える外国語は、それぞれ脳の別の場所で処理されるようで、脳に障害を受けて外国語しかしゃべれなくなった、という例があるらしい。

関連項目:
* 記憶・意識   * LD、失読症、難読症  * 動物行動学・動物の心
* 脳について   * 脳の男女差  * 自閉症
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サピア・ウォーフ仮説 / 言語相関性  (Sapir-WhorfHypothesis)
 違う国の言語を話す者は、その言語や概念の違いから、異なった思考の仕方をするであろうとする仮説

   サピア=ウォーフ仮説再考

LAD(Language Acquisition Device)
 人間に生まれながらに備わっているであろう、構文・文法や語用ルールなど言語習得のための基礎的しくみ
 〜言語学者チョムスキーによる
ピジン語
 いろいろな母国語の人たちが混じり暮らす入植地などで、お互いになんとか話を通じさせようとしているうちに、テキトーにできあがってくるちゃんぽんな混合語。文法的な規則性はほとんどなかったりする。たいがいは、その世代一代限りのつかのまの代用言語。
クレオール語
 植民地などで、現地の言語と植民者側の言語とが混ざりあった末に、独自な言語として現地の母国語となるにまで至ったもの。混交語
 ピジン語が話される環境で子供が生まれ育つと、一定の語順や文法形式を備える「真性の言語」として成立していく。代々伝えられて、その地の国語となっていく。
クレオール creole
 西インド諸島やブラジルなど、中南米で生まれ育った白人を指す呼称。
クレオール文化
 現地の文化と植民者側の文化とが混ざりあった文化。混交文化

 


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 『中国の少数民族教育と言語政策 増補改訂版』 岡本 雅享著 社会評論社 (2008/04)
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『日本語の歴史 全8巻』

 民族のことばの誕生
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 世界のなかの日本語
 別巻 言語史研究入門
出版:平凡社

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 『言語文化学への招待』 大阪大学新世紀レクチャー 木村 健治、金崎 春幸編 大阪大学出版会 (2008/04)
 ┗21人のパイオニアが言語と文化にかかわる多様な領域、多彩な研究の魅力を語る。
 『言語とパワー』 ノーマン・フェアクロー著  大阪教育図書 (2008/04)
 『日本人の脳に主語はいらない』 講談社選書メチエ 月本 洋著  講談社 (2008/04)
◆新刊◆新刊◆新刊◆新刊
 『シリーズことばの世界 第2巻 かたる』 日本口承文芸学会編  三弥井書店 (2008/01)
 『精神史における言語の創造力と多様性』 納富 信留、岩波 敦子編 納富 信留ほか著  慶応義塾大学言語文化研究所 (2008/04)
 『アイヌ語文法の基礎』 佐藤 知己著  大学書林 (2008/4/15)
 『新しい手話 2008 わたしたちの手話』 全日本ろうあ連盟出版局編集  全日本聾唖連盟 (2008/01)
 『方言の形成』 シリーズ方言学 小林 隆、木部 暢子、高橋 顕志、安部 清哉、熊谷 康雄著  岩波書店 (2008/03)
 『言語研究の現在 形式と意味のインターフェース』 金子 義明、菊地 朗、高橋 大厚、小川 芳樹、島 越郎編  (株)開拓社 (2008/4/2)
 『新・子どもたちの言語獲得』 小林 春美、佐々木 正人、岩立 志津夫ほか著 大修館書店 (2008/03)
 ┗旧版1997年
 『人・言葉・社会・文化とコミュニケーション』 橋本 満弘、畠山 均、清水 孝子、八尋 春海編著 北樹出版 (2008/03)
 ┗日本コミュニケーション学会九州支部の創立15周年記念
 『バイリンガルでろう児は育つ 日本手話プラス書記日本語で教育を!』 佐々木 倫子監修 全国ろう児をもつ親の会編 生活書院 (2008/03)
◆新刊◆新刊◆新刊◆新刊
 『異文化間コミュニケーションからみた韓国高等学校の日本語教育』 シリーズ言語学と言語教育 金 賢信著  ひつじ書房 (2008/03)
 『非母語話者日本語教師再教育における聴解指導に関する実証的研究』 シリーズ言語学と言語教育 横山 紀子著  ひつじ書房 (2008/03)
 『第二言語としての日本語教室における「ピア内省」活動の研究』 シリーズ言語学と言語教育 金 孝卿著  ひつじ書房 (2008/03)
 『韓国人の思考方式を知るケーススタディ&フレーズ55』 韓国語ジャーナルBOOKS 中山 義幸著  アルク (2008/03)
★人気: 『対論 言語学が輝いていた時代』 鈴木 孝夫、田中 克彦著 岩波書店 (2008/01)
◆新刊  『認知言語学のための14章 第3版』 ジョン・R.テイラー著  紀伊國屋書店 (2008/1/30)
 ┗旧版:1996年
 ●本 『北海道語に残る古語』 夏井 邦男著 北海道出版企画センター 2007.10
 『西洋人の日本語発見 外国人の日本語研究史』 講談社学術文庫 杉本 つとむ著 講談社 (2008/1/10)
ろう文化

 EP: end-point:2004/05 聴覚のいらない文化のことを知ってるかい?
 EP: end-point:2008/01 日本手話とろう文化はアンタッチャブル?
 EP: end-point:2008/01 ろう文化と、人生の途中で耳が聞こえなくなった人

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2008/04 EurekAlert Decoding the dictionary: Study suggests lexicon evolved to fit in the brain
脳に沿って進化する語彙
サルのチャットは、構文の進化に光を注ぐ
2008/04 New Scientist Monkey chat sheds light on evolution of syntax
2008/04 EurekAlert Language skills develop at 6, say researchers
言語スキルは6才で花開く
銀河ヒッチハイクガイドのバベルフィッシュは可能だぞ
2008/04 New Scientist  'Babelfish' to translate alien tongues could be built
 テレンス・ディーコン 曰く、全ての言語は、物質界を述べる一般法則から生じるがゆえに、言語生成の可能性は制限されている
 【podcast 音声】科学なポッドキャスト
日本語「土佐弁あれこれ」 【MP3ファイル】
2008-04-11 高知大学ラジオ公開講座 久野 眞
 【podcast 音声】科学なポッドキャスト
【英語】Your inner ape 【MP3ファイル】
「ヒトというサル」
2008-03-21 ABC@オーストラリア  All in the Mind
 文化、感情移入、言語、そして学習。チンパンジーの才能から見る人間性質。

 この音声ファイルは内容をテキストで読むことができます。
 ネット Your inner ape: Transcript
 「読みながら聞く」ことができて、英語のヒアリング練習に持ってこいです。
2008/04 EurekAlert Impairments in language development can be detected in infants as young as 3 months
言語発達の障害は、わずか3ヵ月の赤ちゃんから検出できる
2008/04 【日本語記事】時事通信 方言地図、ネットで公開=伝播、断絶が一目瞭然
 国語研調査を利用・ヤフー
 http://news.goo.ne.jp/article/jiji/life/jiji-080409X510.html

障害のありようは文化しだい
 失読症を生じる脳の部位は中国とイギリスとで異なる
2008/04 news@nature.com Dyslexic diversity
 Chinese and English dyslexias stem from different brain abnormalities.
2008/04 Discovery Dyslexia Differs by Language
失読症は、言語によって違う
2008/04 ABC@オーストラリア Culture shapes dyslexic brains
読書障害の脳をこしらえる文化

*「漢字圏のディスレクシア」


2008/03 【日本語記事】共同通信 世界の17言語に翻訳 携帯電話のサイト開発
 http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/life/CO2008032701000636.html
2008/03 【日本語記事】 UK Today (JAPAN JOURNALS)
 人生は名前で決まる!? 最も魅力的に聞こえる女性の名前は「ソフィー」
言語障害児の脳の中
2008/03 PhysOrg How the brain copes in language-impaired kids
 脳の文法処理システムは一部の児童である特定の言語欠陥(SLI)によってそこなわれる
 別の脳領野が代行してくれればなんとかなるんだが
2008/03 EurekAlert Yerkes researchers identify language feature unique to human brain
ヤーキース研究者は、ユニークな言語特徴をヒト脳に特定する
 arcuate fasciculus 弓状束
 ヒトの弓状束はサルとは異なる
 ずっと大きくてより多く古典的なウェルニッケ中枢の外で中央の側頭葉に広範囲にわたる投影
2008/03 EurekAlert Running words together: The science behind cross-linguistic psychology
 言語生産の間の語順束縛
 the way in which participants pronounced a set of words was dependent upon the preceding word as it varied across languages.
自分の声をオウム返しするするイヤホンで、吃音治療
2008/03 BBC News Echo earpiece to help stammerers
エコー・イヤホーン ― どもりを助けるために
毎月2種類以上の言語体系とその世界観がこの世から失われていっている。
National Geographic Enduring Voices
Documenting the Planet's Endangered Languages
 地球上で話される7,000の言語のうち、半分以上が2100年までに死に絶えるだろう
 それらの多くは、今だかつて記録さえされていない未知の言語なのに
2008/03 Discovery Human Language Gene Gets Mice Moving
ヒト言語遺伝子は、齧歯類においては運動機能の一端を担う
2008/03 BBC News Monkeys challenge language theory Animal challenge to language
サルは、言語理論に挑戦する
 サルは鳴き声を組み合わせる ― それらを意味があるように作成するために ― ヒトがそうすると同様に。
2008/03 Discovery Monkey Vocab Richer Than Thought
2008/03 EurekAlert Research team develops systems that process and understand spoken language, especially Basque
研究チームは、{話し言葉(特にバスク人)が処理してと理解する} システムを開発する
2008/03 news@nature.com Perception coloured by language
言語によって色づけられる知覚
 赤ちゃんは、干渉なしで脳の言語センターから色を見る。
 赤ちゃんと大人とでは、色を処理するために脳の逆の側を使用する ― 。
 その変更スイッチは言語によって影響される
2008/02 PhysOrg Probing Question: What is lost when a language dies?
問いを徹底的に調べること:言語が死ぬと、何が失われるのか ?
 世界の6,000の言語は、100年以内に死滅する
 文化的なアイデンティティと富、そして人類の言語遺産の多様性を失う
 そしてそれ以上に、失われた言語の側からしか測れない宝が、失われる 〜John Lipski
 遺産の壊滅は、人類にとってまことに恥であり、不名誉なのである
2008/02 National Geographic VIDEO: Indigenous Language Dying
VIDEO: 死にゆく原住民の言語
2008/02 EurekAlert Linguist tunes in to pitch processing in brain
言語や他の音から音の高さを処理するために、想定以上の脳領野が動員されている
2008/02 EurekAlert MIT: No easy answers in evolution of human language
 ヒト言語の進化は遺伝子よりはるかに複雑だった
赤子の算数感覚
2008/02 New Scientist Babies reveal natural gift for numbers
2008/02 【日本語記事】中国新聞 ベビーサインで初の認定講師
 http://news.goo.ne.jp/article/chugoku/nation/Tn200802080012.html
NPO法人「日本ベビーサイン協会」 山口県内では初
2008/02 ScienceDaily New Thoughts On Language Acquisition: Toddlers as data miners
言語獲得に関する新しい思考:幼児データ鉱夫
若い子供は、すみやかに大きいグループのことばを学習することができる ― ― data-miningすることによって。
2008/02 NTTなど、言語発達過程解析表示サービス「こども語辞書」提供
【日本語サイト】こども語辞書 - goo 検索ラボ
 10〜36カ月のこどもがいつ、どんなことばを覚えていくのかを、意味や発声、月齢の観点から簡単に検索・閲覧できる世界初のウェブツール
2008/02 【日本語記事】産経新聞 NTTが赤ちゃん言葉研究に本腰 “翻訳”できる携帯電話も開発へ
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/080216/biz0802162058008-n1.htm
2008/02 【日本語記事】Science 急速な言語進化の大爆発
Rapid Bursts of Language Evolution
新しい言語は、急速な単語変化が爆発的に起こる中で進化
バンツー語を話す者同士にみられる単語の違いの3割、インドーヨーロッパ語で2割、オーストロネシア語族の言語に認められる違いの1割が、言語の分岐時期前後に発生
2008/02 Science 言語は断続的な語彙の急増に伴って進化する
Languages Evolve in Punctuational Bursts Quentin
2008/01 news@nature.com Languages divide, then bloom
2008/01 New Scientist Languages evolve in sudden leaps, not creeps
言語は、突然のジャンプ(徐行でない)で進化する
2008/02 Discovery Languages Burst Forth Rapidly
言語は、前へすみやかに破裂した
2008/01 【日本語記事】中日スポーツ 中国64言語が消滅危機 言語学者が分析
http://www.chunichi.co.jp/s/chuspo/article/2008012901000512.html
 中国社会科学院の孫宏開研究員ら複数の言語学者「中国の言語」(商務印書館)
 中国国内では現在、56民族が129の言語を使用している
 標準語の普及で半数近くの少数民族言語が後世に継承されていない
 21言語が最も危機的状況の「すでに消滅寸前」
 ムーラオ族の言語を今も話すのは80歳以上の2人だけ
 ホジェン族、ロッパ族の一部言語の使用人口は、いずれも 100人以下
最後の言語話者は、死ぬ
2008/01 BBC News Last language speaker dies
  アラスカEyak語の最後のネイティブ・スピーカーであると信じられる女性は、89才で死んだ。
行動神経科学:模倣のニューロン
Behavioural neuroscience: Neurons of imitation
聴覚:音声コミュニケーション学習にかかわるニューロンでみられる正確な聴音-発声対応
2008/01 Nature Precise auditory? vocal mirroring in neurons for learned vocal communication
2008/01 【日本語記事】Nature@日本 聴覚:聴いて覚える
歌の学習に聴音経験が必要な鳴禽類ヌマウタスズメで、聴音-発声のモニター機能に特化した一群のミラーニューロンっぽい前脳ニューロンを同定
2008/01 New Scientist Learning language with the singalong neurons
singalongニューロンによって言語を学習すること
 【podcast 音声】科学なポッドキャスト
【英語】Endangered Languages Expert David Harrison 【MP3ファイル】
2007/12 National Geographic 危険にさらされた言語の専門家 デイビッド・ハリソン
 オーストラリアで絶滅の危機に瀕している稀少な言語達を救うには。
 政府が「言語遺産」保護に向かって動き出す。

Linguist David Harrison checks in from northern Australia, on the first of several "language hotspot" expeditions he's conducting for National Geographic's new Enduring Voices project. Several aboriginal languages are on the verge of extinction. But there are rays of hope, as Australia works to preserve its linguistic heritage.
2008/01 【日本語記事】Science日本版 文化の発達に伴いより単純になった物の数え方
Counting Can Become Simpler as Cultures Evolve
共通の祖語から分岐したメラネシアおよびポリネシアの言語4種について分析。
単純な数え方は文化間で異なる必要性に応じるように発達したのではないか
言語(例えば言語による計数システムなど)が、暗算などを含む「認知」に影響を与えている
2008/01 Evolutionary Psychology 【PDF
The bilingual brain: Human evolution and second language acquisition
バイリンガルの脳:ヒト進化と第二言語獲得
by Hagen, L.K.
2008/01 THE AUSTRALIAN  Wisdom really does increase with age
知恵は、年をとるにつれて本当に増大する
 ヒトの脳力は、青年期に最大になる
 ヒトの知恵は、高齢期に円熟する
 20〜40歳の期間に算数能力は伸びを示さないが、言語能力は増大を続ける
cover
Language, Consciousness, Culture: Essays on Mental Structure (Jean Nicod Lecture)

●言語、意識、文化:心の構造に関するエッセイ
 Ray Jackendoff (著) レイ・ジャッケンドフ
 Mit Pr (2007/6/15)
書籍情報と書評:アマゾン     .


2007/12 American Scientist The Functionalist's Dilemma 機能主義者のジレンマ

レイ・ジャッケンドフの既刊邦訳:◆言語の基盤 脳・意味・文法・進化
 『言語の基盤 脳・意味・文法・進化』 レイ・ジャッケンドフ (著) 岩波書店 (2006/07)
cover
The First Word: The Search for the Origins of Language

●最初のことば:言語の起源を探し求めて
 Christine Kenneally (著)
 Viking Pr (2007/7/19)
書籍情報と書評:アマゾン     .


2007/12 American Scientist Not the Last Word
2008/01 EurekAlert Language centers revealed, brain surgery refined with new mapping
新しい脳マップ手法によって脳の言語センターは見つかるわ、脳手術はやりやすくなるわ
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