共犯の囚人が二人、別々の独房に入れられているとして、自白するか否かに点数を設定して状況をシミュレーションする。
| 両者自白 |
自白>1点 |
自白>1点 |
| 片方自白 |
黙秘>0点 |
自白>5点 |
| 両者黙秘 |
黙秘>3点 |
黙秘>3点 |
さて、この状況下で囚人はどうふるまうのが得なのか、を考えるゲーム。裏切るか、裏切らないか。
その他さまざまな条件下でのコンピュータシミュレーション選手権なども開かれており、 ゲーム理論として、国際政治のかけひき、生物や人間の
利他行動、などの研究で広く参考にされている。
TFT(しっぺ返し)戦略、 All-D(常に裏切る)戦略など、下記諸書籍を参照。
なぜ次男次女には甘いのか
上の子ほど親から厳しくされる:ゲーム理論研究
2008/04 EurekAlert
Parents stricter with older kids to set example: game theory study
下の子がいる家庭では、見せしめや手本として上の子をまずしかってしまう傾向がある
2008/01 【日本語サイト】
VCASIフェロー研究会『社会のルールについて』 松井彰彦
2008/03 【日本語記事】Nature
行動:勝ち組は寛容
処罰は協力行動の頻度を増加させるが、平均的利益を増やすことがない
コストがかかる処罰はグループ全体に利益をもたらすことはない
最も高い利益を得た者(勝者)は処罰行動をとらない傾向にある
最も頻繁に処罰を行うのは得点が最も低かった者(敗者)
協力行動:勝者は相手を罰しない
2008/03 Nature
Winners don’t punish
Anna Dreber, David G. Rand, Drew Fudenberg and Martin A. Nowak
doi:10.1038/nature06723
ヒトの行動:罰を与える側が損をする
2008/03 Nature
Human behaviour: Punisher pays
doi:10.1038/452297a
2008/03 New Scientist
Punishment does not earn rewards or cooperation, study finds
罰は、報酬にも協力にもつながらない
:つまり、犯人を殺せとか、排除しろとか吹き上がるのは、社会的弱者ということかな。
:まえにもその手の話はあったね。
『 負け犬ほど炎上する 』
2008/03 【日本語記事】Science
社会全体の協力 Cooperation Across Cultures
フリーライダーが制裁を受ける場合、それを受け入れるか、同じように報復するかは、そのフリーライダーが所属する社会しだい。
研究者によれば、市民の協力が一般的で、人々が法の執行機関を信頼している社会では、通常報復が避けられる。法の支配が弱い社会では、報復行動が多くみ られる。
"Antisocial Punishment Across Societies"
"Punishment and Cooperation" by H. Gintis at Santa Fe Institute in Santa Fe, NM. ハーバート・ギンティス
2008/02 【日本語記事】Nature
進化:ずる賢いごまかし
ごまかしは協力関係の存在を脅かすとは限らない。
キイロタマホコリカビ(Dictyostelium discoideum)の系では条件的ごまかし屋が優勢になるが、彼らは協力関係を保ったまま集団内で勢力を拡大できる。
ごまかしを可能にする100種類以上の変異の多くは独特で賢いごまかしで、他者を条件的にごまかす一方で、ごまかし屋同士は協力し合い、一般と同じ成長をする。
進化:条件的ごまかし変異体は社会性アメーバにおける協力の遺伝的複雑性を明らかにする
2008/02 Nature
Facultative cheater mutants reveal the genetic complexity of cooperation in social amoebae
doi:10.1038/nature06558

Natural Security: A Darwinian Approach to a Dangerous World
Raphael D. Sagarin, Terence Taylor (編集)
●自然のセキュリティ:危険な世界への進化論的アプローチ
University of California Press (2008/2/11)
書籍情報と書評:アマゾン
日 米 英.
2008/01 EurekAlert
Lessons from evolution applied to national security and other threats
国家安全及び他の脅威に適用しうる進化からの教訓
The authors of a new book, Natural Security: A Darwinian Approach to a Dangerous World
専門家だけじゃやってけない
2008/01 EurekAlert
In nature -- and maybe the corner office -- scientists find that generalists can thrive
自然界において(そこらの事務所でも)、なんでも屋は栄えることができる
2007/10 【日本語記事】Science日本版
社会的な意思決定:ゲーム理論と神経科学の融合がもたらす洞察
2007/10 PhysOrg
'Snowdrift' game tops 'Prisoner's Dilemma' in explaining cooperation
2007/10 【日本語ブログ】
双子研究×最後通牒ゲームによる、フェアネスの感覚が遺伝するかという研究 - *minx* [macska dot org in exile]
フリーライダーが多いシュードモナス菌のコロニーは、ヨソとの競争に負けてしまいますよ
2007/08 EurekAlert
Social parasites of the smaller kind
より小さい種類の社会的な寄生体 微生物の詐欺は、彼ら自身の失脚を組織化する
これらのバクテリアは、環境から鉄を純化するために協力する
Too many cheats spoil the broth
あまりに多くのいかさまは、煮出し汁を損なう
進化ゲームを考える
協力の進化と
Martin Nowak 生物学に見る囚人のジレンマ
2007/07 New York Times
In Games, an Insight Into the Rules of Evolution
By CARL ZIMMER 〜
カール・ジンマー
マーティン・A・ノヴァク(現Harvard大学/元Princeton高等研究所)1999年に第1回大久保賞受賞
(「言語進化とは何か」共著者)
トラベラーのジレンマ
2007/05 Scientific American
The Traveler's Dilemma