【Naoの闘病記/鼻中隔湾曲症と肥厚性鼻炎】

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 ◆手術を決心するまでの流れ◆

昔から鼻詰まりで悩んでいた私だが、ここ数年は症状が益々酷くなり、特に左鼻は殆ど空気が通らない状態に。併せて鼻炎も持っていた為、右鼻も詰まるともう終わり。鼻での呼吸が全くできなくなる。また家族や友人から「イビキがスゴイ」と言われ始めたのも気になっていた。そこでネットを駆使し調べまくる。すると「鼻中隔湾曲症」という病名が浮上してきた。

早速近所の大学病院へ。診察を受けると予感は的中。私の病名は「鼻中隔湾曲症及び肥厚性鼻炎」との事。「鼻中隔湾曲症」とは左右の鼻の穴を隔てる壁(鼻中隔)が極端に曲がっている為、片方の鼻が塞がってしまい呼吸が上手く出来ないという病気。「肥厚性鼻炎」とは鼻の粘膜が腫れ肥大化し、鼻の通りが悪くなるという病気らしい。ネットで色々な体験記を読むと、やはり手術は辛そうだが「1週間程度で治るならもっと早くやれば良かった」という人が大半だったので、私も勇気を出して手術を受ける事に。


 ◆入院前日〜手術前日編◆

【1月7日(火)】入院前日まで会社へ。

家にいると考える時間が多くなり、余計にナーバスになる為。やはり夜は3:00過ぎまで寝付けず。

【1月8日(水)】入院1日目。

11:00頃病院へ行き、入院手続きを済ませ早速病棟へ。手続き時、15万円の前納金を払う(精算時、ココから治療代が引かれる)。着いて早々、病室にて昼食。病院独特の匂いや暑さであまり食欲が出ない。13:30頃、主治医のK先生に呼ばれ、手術の説明を詳しく受ける。右鼻はメスを入れずにレーザーで焼くだけで済むかも、との事。出血も少な目で済みそうだ。きちんとどんな治療が行われるか、だとか薬による副作用の可能性、考えられる併発症状なども教えてくれ、真摯な姿勢に好感が持てた。17:00頃、抗生剤のテスト。左腕に4ヶ所、注射される。チクッと痛い。

【1月9日(木)】入院2日目。

朝食を終え、9:30頃から呼吸機能検査を受ける。私の前に受けていたオヤジが、ゲホゲホと苦しそうに咳込んでいたので、何をするのかと不安になっていたら単なる肺活量のテストだった。昼前から入浴。入院中、コレが最初で最後のお風呂となる。16:30頃、麻酔科から呼び出され、手術時の麻酔の説明を詳しく聞く。ココでも手術中に考えられる症状や、全身麻酔の副作用、手術前後の様子などについて詳しく聞き、不安半分・安心半分という何とも言えない気分になる。21:00以降は食事禁止、0:00以降は飲み物も禁止と言われる。

(※写真は「入院手帳」/日記やトイレの回数、体温・血圧等を書き込む)


 ◆手術当日編◆

【1月10日(金)】手術当日。

昨晩は2時頃まで寝付けず。相変わらず片鼻は詰まっている。口を開けて寝た為、喉がカラカラ。でも何も飲めないので我慢。手術着に着替え(下は全裸。鼻の手術なのに何故??)、9時頃から水分補給の為、生まれて初めての点滴。思った程痛くない。

私は本日3番目の手術で昼頃からなので、ひたすら待つ。待っている間がもどかしい。早く済ませたい気持ちと逃げ出したい気持ちが頭でグルグルしてる。11:45頃、病室に運び込まれたストレッチャーの上で2本の筋肉注射(程々に痛い)後、いよいよ手術室へ。手術室に入り、先生と何故かお酒の話をした後から記憶が無い(笑)。次に気づいたらもう病室。早っっ!術後3時間はベッドで安静に、との事。枕もできないし頭も動かせない。

手術は大成功。所要時間は1時間弱で出血も20cc程度だったとの事。術中に行う人工呼吸の為の管を喉の奥の気管に入れた為、喉が少し痛いが、麻酔が切れても鼻や頭の痛さは全く無い。3時間経てば歩けるし飲み物もOKとの事。人間の身体ってスゴイ。3時間経ったので、試しにトイレに立とうとすると、足元がフラフラ。結局一人では歩けず、母親につかまりながらトイレまで歩く。ちょっと貧血の時みたいな感じ。飲み物はまだ怖くて飲めないので、湿らせたティッシュで口を濡らす程度に。夜9時ごろには、少しずつだが水差しで飲み物を飲めるようになった。

(※写真は「手帳の中身」/こんな風にツラツラと日記を書く)


 ◆手術後編◆

【1月11日(土)】手術後1日目。

昨晩は、すぐ血が滲んで来る綿球(直径1cm程の綿。術後から鼻の穴に詰める)を2時間おき位に変えたり、フラフラする頭と身体でトイレに立ったりしていたのであまり眠れず。朝食は流動食。左に4枚・右に3枚のガーゼ(これでも通常の半分らしい!)が入っている為、両鼻が詰まっていて上手く飲み込めない。飲み込む瞬間、耳にゴボッと嫌な感覚が伝わる。それでも何とか半分以上を完食。この日から退院前日まで、午前と夜に抗生剤の点滴(所要時間各1時間程度)を1本ずつ。ずっと寝ている為、腰が痛い。しかし依然として鼻や頭の痛みは無い。これは救い。昼は3分粥、夜は5分粥と、次第に人間らしい食べ物になっていく。夜、今までの最高37.5℃を記録。身体がダルい。

【1月12日(日)】手術後2日目。

朝から常食に戻るが、喉は痛いし鼻は苦しいしで飲み込むのに苦労する。なかなか完食できない。熱は36℃から37℃台前半を入ったり来たり。相変わらずコレといった痛みは無いので、適当にマンガなどを読み、時間を潰す。まだ時々、綿球に血がつくが、次第に量も減ってきているようだ。

【1月13日(月)】手術後3日目。

今日になると口だけの呼吸にも慣れてきた。夕方、K先生が来て「左側のガーゼ、1枚抜いてみましょう」との事。遂に来たか、恐怖のガーゼ抜き!!色々な方のHP等で体験記を読む限り、特に私のように全身麻酔で手術をやった人にとってはこれが一番痛く、辛い作業なのだという。そりゃそうだ。まだ傷も癒えぬうちにガーゼを掻き出すのだから、痛くない訳がない。ドキドキしながら席に座る。「痛かったら言ってね」とまるで歯医者のような台詞を吐く先生。来た!何とも言えない痛み。鼻の奥がツーンとしてまるで脳ミソを引っ張られているかの様な。涙もボロボロ出て来た。そこには15cm程もある血まみれのガーゼがあった。これがあと3枚ずつ入っているのだ。

【1月14日(火)】手術後4日目。

9:00頃、先生が来て「では昨日の続きを」と。一瞬ビビッたが、やってみたら昨日程の痛みは無かった。1本取れれば、後はその勢いでズルズルっ、て感じ。念の為、昼まで左側だけに止血綿を入れ、あとは両鼻とも綿球だけに。なるほど、鼻に空気を感じるぞ!スースーする感じ。でもまだ怖くて、思い切り鼻から息が吸えない。

(※写真は「大事なリストバンド」/裏には主治医名が書いてある)


 ◆退院、その後編◆

【1月15日(水)】手術後5日目。

昨日、ガーゼを全て取ったので、頭の重みはいつの間にか消え、頗る調子が良い。今日でとうとう退院だ。朝食もすんなりと完食。「こんなにモノを飲み込むのが楽だったなんて」と感動してしまう。まだ暫らくは鼻水も出るし、多少の出血もあるので完全に鼻は通らないが、今まで詰まっていた左側にもちゃんと空気を感じる。
9:30頃、会計の準備が出来たとの事で、先生や看護師さん、同室の方々に挨拶をし、退院。ちなみに費用は8日間の入院、国保3割負担で10万弱。こんなもんだろ。

(※後日談@:この時の入院費の一部(確か2万円前後)が後日、市から戻ってきました。国民健康保険を侮るなかれ。)

【手術を終えて思う事】

私が行った某大学病院は、看護師さんが皆良い方ばかりだった。やはり手術は全身麻酔をお勧めしたい。術中・術後の痛みも無いので。これから約1ヶ月間は週に1度の通院が必要だが、その後には快適な生活が待っているハズ。鼻詰まりでお悩みの方、ぜひ病院で相談してみて下さい。その他、個人的な質問が有る方は、メールでどうぞ!

(※後日談A:只今6月中旬、手術から約5ヶ月が経ちましたが、経過は頗る順調です。私は花粉症も持っているので、そちらの処置の為に5月頭まで、月1ペースで通院していましたが、現在は薬も飲んでいないし、何より鼻が通っているのが嬉しい!!ホントに手術して良かったなぁ、って思います。)


 【私もお世話になりました/参考にしてみて下さい】

 さわけんさんの手術体験記
手術を受ける前に予習のように何度も読み返した、さわけんさんのサイト(私のページもリンクしてくれてる〜☆)痛いのが苦手な人は見るべからず。
私はこれを読んで「全身麻酔にしよう」と即決しました(笑)
 耳鼻科50音辞典
愛媛県西条市の耳鼻咽喉科の女性医師が個人的に作ったページ。
さすがは専門家、鼻のことが丁寧に書かれていて大助かりでした。


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