<本文>
『古事記物語』太田善麿著/社会思想社・現代教養文庫/¥560
全現代語訳で、長い神名も漢字仮名混じり表記の親しみやすい一冊。それでいて『古事記』上中下巻を全て収録した本格派。
『古事記』上中下/講談社学術文庫/各巻¥1,000前後
『古事記』書き下し文に詳しい注釈・現代語訳が付いている優秀な文庫。講談社同文庫からは『日本書紀』上下も出版されており、こちらも素晴らしい。但し『日本書紀』は現代語訳のみとなっている。
『古事記』山口佳紀,神野志隆光 校注・訳
/小学館・新編日本古典文学全集1/¥4,076
『古事記』を読むのはこれ一冊でほぼ完璧!? 『古事記』原文・書き下し文・注釈・現代語訳、そして全体の解説が付いているスグレモノ。
<辞典類>
『時代別国語大辞典 上代編』
不可解な上代語もこれで解決! 簡潔明瞭な素晴らしい辞典。
『古事記事典』尾畑喜一郎編/桜楓社
不可解な古事記用語もこれで解決! コンパクトであるにも関わらず、古事記キーワードを網羅した素晴らしい事典。
『日本古典文学大辞典』/岩波書店
この書物は何かしら?と思われたら、即座にこの辞典を引いてみて下さい!
引きやすく詳しく分かりやすく…,いつもお世話になってます。
『古風土記並びに風土記逸文語句索引』橋本雅之編/和泉書院
風土記を丁寧に読んで一字一句拾っていかなくても、これを引けば即解決。
作られた方に多いに感謝してしまう索引。
『日本国語大辞典』
国語辞典の最高峰!,日本国語大辞典。この辞典の特に素晴らしい点は、最も時代の古い例を引いているところで、古典研究にも十分有効。
『古代天皇系図』荊木美行編/燃燈社
古代皇統譜が一目瞭然。作られた方に多いに感謝してしまう系図。但し、『日本書紀』を基準としている為、若干『古事記』本文とは異なる場合もある。
諸本集成『古事記』(上中下)小野田光雄編/勉誠社
『古事記』の諸本(写本や刊行された本の総称。人の手によって複製されたもので原本では無い為、同一の書物であってもその内容は異なる)を集めた諸本集成。文を短く区切って諸本ごとに並べている為、大変分かりやすい。尚、当サイトの基本書である小学館・新編日本古典文学全集『古事記』は、最古の諸本である真福寺本を採用している。
<注釈書>
『古事記傳』本居宣長著/名著普及刊行会
江戸時代の国学者,本居宣長の研究の凄まじさには脱帽。
『古事記新講』次田潤著/明治書院
大正13年初版。大正期の貴重な研究。
『古事記評釈』中島悦次著/山海堂出版部
昭和5年初版。戦前の貴重な研究。
『古事記全講』尾崎暢殃著/加藤中道館
古事記解釈の上で非常に参考になる一冊。
『古事記全註釈』倉野憲司著/三省堂
大変細かく分かり易い一冊。
<その他>
『天皇の系譜と神話』吉井巌著/壇書房
古代天皇系譜について鋭い分析がなされている。古代史好きの方はぜひ。
『日本古代国家の構造』直木孝次郎著/青木書店
神武東征は継体天皇の事跡を元に創作されたのではないかという「継体朝の動乱と神武伝説」を収録。
『日本神話と古代国家』直木孝次郎著/講談社学術文庫
記紀神話から古代国家をどのように読み取るか、神話を追究したい方にお勧めです。
『新版日本古代王朝史論序説』水野祐著/早稲田大学出版部
古代王朝交代説を最初に唱えた『日本王朝史論序説』の新版。歴史を大きく塗り替えた一冊。
『古事記と日本書紀』神野志隆光著/講談社現代新書
神話を中心に記紀それぞれの在り方を論理的に解き明かしている。
『「黄泉の国」の考古学』辰巳和弘著/講談社現代新書
黄泉国をちょっとのぞいてみたくなった時にお勧めの一冊。
『天孫降臨の道』上垣外憲一著/福武文庫
記紀の記述を歴史的事実として読み解いている。「天孫降臨にはこんな意味が!?」、「神武東征にはこんな事情が!?」等、記紀愛好家に多くの夢を与えてくれる一冊。
『天つ神の世界』 古事記を読む1(序文〜大国主神)
『天降った神々』 古事記を読む2(葦原中つ国〜火遠理命)
『大和の大王たち』古事記を読む3(神武天皇〜応神天皇)
『河内王家の伝承』古事記を読む4(仁徳天皇〜) 中西 進著/角川書店
4冊完読すれば『古事記』の全貌が見えてくる,中西 進氏の「古事記を読む」シリーズ。勿論個々でもお勧め。
『古事記の暗号』藤村由加著/新潮社
大国主神神話を中心に、『古事記』の暗号を読み解いている。大変読みやすく、面白い一冊。大国主神ファンの方はぜひ。
『逆説の日本史』1古代黎明編「封印された『倭』の謎」
2古代怨霊編「聖徳太子の称号と謎」井沢元彦著/小学館
大変有名な「逆説の日本史」シリーズ。第六巻まで発行されているが、ここでは第1巻と第2巻をお勧めしたい。『古事記』に直結しているわけではないが、視野を広げるには非常に有効。
『Japanese Myths −and the Gods Made Love−』Ralph F. McCarthy編/講談社英語文庫
日本神話を英語で楽しみたい方はぜひ! 巻末に単語・文章の解説があり、辞書が無くてもすぐ読めます。