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4「高志国の沼河比売との結婚」![]()
さて、この
八千矛神ヤチホコノカミが高志国コシノクニの沼河比売ヌナカワヒメと沼河比売
:「八千矛の 神の命 萎え草の 女にしあれば 我が心 浦渚の鳥ぞというわけで、その夜は結婚せずに明くる日の夜に二神は結ばれたのだった。
八千矛神の正妻,須勢理毘売は、この事を知ってひどく嫉妬した。
それで八千矛神は困り果てて、出雲から大和へ逃亡する際、身支度をしていざ出発という時に、片方の手を馬の鞍にかけ、片方の足はその鐙に踏みいれて、歌っていうのには……
八千矛神
:「ぬばたまの 黒の御衣を ま具さに 取り装ひこれを聞いた須勢理毘売は、とたんにしおらしくなった。そして、大杯に酒を注ぎ、夫の側に寄り添い立って杯を差し上げ、歌っていうのには……
須勢理毘売
:「八千矛の 神の命や 我が大国主須勢理毘売が歌い終えると、二神はただちに杯をかわして誓いを結び、首筋に手を掛け合い、今に至るまで仲睦まじく鎮座なさっているということだ。以上の物語を
神語カムガタリという。|
八千矛神 ヤチホコノカミ |
… 大国主神の別名。「八千」は無限,「矛」は武力の象徴で、大国主神の武威を称える名。 |
| コシノクニ |
… 「高志」=「越」=北陸地方。 |
| ヌナカワヒメ |
… 『延喜式』神名帳に「奴奈川神社」がある。 |
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… 本当に妻がいないわけではなく、須勢理毘売という正妻を持ちながら、「私には妻がいないのです」と言ってプロポーズしている(こらこら)。 |
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| カムガタリ |
… 八千矛神が沼河比売・須勢理毘売と歌いかわす話全体を指して、こう呼んでいる。 |
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