主要

別天津神伊耶那岐神・伊耶那美神三貴子
天照大御神大国主神天津神国津神建内宿禰応神天皇

別天津神
コトアマツカミ

天地開闢と同時に誕生した初発の神々のことで、以下の五神を指す。世界の源として位置づけられている為、神々の中でも「別格」で、「別」という字がつけられている。
性別はない。

天之御中主神
アメノミナカヌシノカミ
高御産巣日神
タカミムスヒノカミ
神産巣日神
カミムスヒノカミ
宇摩志阿斯訶備比古遅神
ウマシアシカビヒコジノカミ
天之常立神
アメノトコタチノカミ

伊耶那岐神・伊耶那美神
イザナキノカミ・イザナミノカミ

伊耶那岐(♂)・伊耶那美(♀)の誕生をもって、性別が確立する。二神は夫婦となり、国生み・神生みをするが、伊耶那美は火の神(火之迦具土神ヒノカグツチノカミ)を産んだ時に女陰を焼かれ、命を落とす。
伊耶那岐は大変嘆き悲しみ、迦具土神の首を斬ると、妻を追って黄泉国へ行く。黄泉国に到着した伊耶那岐は、御殿の扉越しに「私とあなたの国はまだ完成していない。どうか戻ってきてほしい」と伊耶那美に懇願する。だが、伊耶那美は黄泉国の食物を既に口にしており、黄泉国の住人となってしまっていた。しかし伊耶那美は伊耶那岐の気持ちに応える為、黄泉神に相談しに行くことにする。その間、自分の姿を決して見ないでほしいと伊耶那岐に言うが、伊耶那岐は禁忌を侵して扉を開け、御殿の中を見てしまう。そこには死して醜く変わり果てた伊耶那美の姿があった。伊耶那岐は恐れおののき、黄泉国から逃げ帰ろうとした。誇りを傷つけられた伊耶那美は黄泉の醜女や雷神,黄泉の軍勢を遣わしてその後を追いかけさせるが、伊耶那岐に上手くかわされてしまう。最後には伊耶那美自身が追いかけるが、伊耶那岐は千人かかってやっと動かせるぐらいの巨大な石で黄泉国の入口を塞いでしまった。そこで伊耶那美は離別の意を表し、「愛しい我が夫よ。あなたがこんな酷い仕打ちをするのなら、私はあなたの国の人間を一日に千人殺すことにします」と言った。伊耶那岐はそれに対して、「愛しい我が妻よ。あなたがそんなことをするのなら、私は一日に千五百の産屋を建てることにしよう」と答えた。それゆえ、この世では必ず一日に千人死に、必ず一日に千五百人生まれるという。

三貴子

黄泉国から帰った伊耶那岐命が穢れをおとす為に行った禊の最後に生まれた三柱の貴い神。

天照大御神
アマテラスオオミカミ
月読命ツクヨミノミコト
建速須佐之男命タケハヤスサノオノミコト

天照大御神
アマテラスオオミカミ

太陽神。伊勢神宮の主神。伊耶那岐命の跡を継いで高天原を治める。天皇家の祖とされる。

大国主神
オオクニヌシノカミ

建速須佐之男命の七世孫。出雲大社の主神。大穴牟遅神(オオアナムジノカミ),葦原色許男神(アシハラノシコオノカミ),八千矛神(ヤチホコノカミ),宇都志国玉神(ウツシクニタマノカミ)という全部で五つの名を持つ。伊耶那岐命・伊耶那美命がやり残した国造りを完成させるが、完成後に天照大御神に横取りされ、出雲国に隠棲することになる。
大国主神は後に印度の神,大黒天と結び付き、七福神の一柱,大黒様として民間に浸透するようになる。

天津神
アマツカミ

高天原(天界)の神々を指す。

国津神
クニツカミ

葦原中国(地上世界)の神々を指す。国津神は天津神に対して敬意を払っており、一般的には天津神より格が低いとされる。

建内宿禰
タケシウチノスクネ
/タケノウチノスクネ

第8代考元天皇の皇子,比古布都押之信命ヒコフツオシノマコトノミコトと紀伊国造の祖先宇豆比古の妹,山下影日売ヤマシタカゲヒメの間の子。第13代成務〜第16代仁徳の四朝に仕えた長寿の人である。有能な政治家としても説話化されており、『古今著聞集』(1254年成立)にその名が見える。一説には八幡神の随神とされる。

応神天皇
オウジンテンノウ

第15代天皇。和名は品陀和気命ホムダワケノミコト。第14代仲哀天皇と神功皇后の子で、仁徳王朝の始祖的存在。後に武家の守護神,八幡神(八幡大菩薩)となる。