
新日本プロレスが危ない!それはもう数年前から言われていることだった。観客の減少、選手の離脱、身売りなど新日関連のニュースで耳にするので明るいものは少ない。先月の契約更改では選手だけではなく、長い間リングアナを勤めていたケロちゃんまで辞めてしまったとのこと。別にケロちゃんは好きでもないからどうでもいいんだが、新日が大きく揺らいでいることは事実だ。思えば自分も新日の試合を4年近くも観戦していない。これは久々に見に行かないといかん。ということで、久々の新日観戦、それも久々の後楽園ホールでの観戦となりました。
当日券を購入しいざ後楽園ホールへ。入り口では選手がチケットもぎりをやりながらお出迎え。2人選手がいたが、だれだかよくわからなかった。1人は稔だったような気が。グッズ売り場ではライガーが大声を張り上げて両国国技館大会のチケットを売っていた。片隅には木村健吾の姿も。

考えてみれば後楽園ホールは8年ぶりだ。8年経っても会場の雰囲気は変わらない。格闘技オタクの匂いがプンプンする。ただ今回の私の席である南側の椅子は変わったんじゃないかな。どことなく座り心地も良くなったような気がする。試合開始前の会場の雰囲気は好きだ。ビールを飲みながら試合開始をワクワクしながら待つのは至福のときですね。
18時30分試合開始。客入りはほぼ満員といったところ。なんだ結構入ってるじゃん。危機的状況っていうくらいだからガラガラかと思ったんだけどね。北側席の後ろにはモニターがあり、オープニングビデオのようなものが流れる。今回の後楽園大会は新日本プロレス旗揚げ記念日興行とのことで、それが関係してなのか旗揚げ当時の映像も流れていた。新日の旗揚げ日が3月6日ってのは知らなかった。
リングアナは塩脇なる人物。これが素人丸出しっていうアナウンサー。もうちょっとましなのいなかったのかね。いかにも急にリングアナが辞めたので適当に身内で見繕いましたという感じがする。
オープニングマッチは宇和野貴史VS平澤光秀。宇和野ってのはWJ旗揚げ戦で第1試合をやってたんだな。覚えてないけど。本日は旗揚げ記念ってことで紙テープの投げ入れが可能となっているらしく、選手紹介のコールの際に紙テープが投げ入れられていた。入り口で紙テープを配っていたので、面白がって投げていたようだ。若手の試合らしくフレッシュな味がでまくっていた試合だった。宇和野が勝ったが、まあ宇和野に思い入れもないだけに感想もない。
第2試合はタイガーマスク、裕次郎組VS稔、後藤洋央紀組。なんだよ裕次郎って。苗字もつけてあげなさいよ。試合はなかなか白熱した良い試合だった。ジュニアヘビーらしくアクロバティックな攻防だったし。最後はタイガーが稔をタイガースープレックスでフォール勝ち。
続いての試合はエル・サムライ、田口隆祐組VS金本浩二、井上亘組。金本も新日辞めるとか言ってたが、結局辞めなかったんだね。金本の喧嘩腰なファイトが試合を盛り上げ、見ごたえのある内容に。20分時間切れドローという結果だったが、チンタラした内容でなく面白かった。
休憩前の試合は獣神サンダー・ライガー、邪道、外道、ブラック・タイガー組VS金村キンタロー、黒田哲広、BADBOY非道、GENTARO組。金村組の入場時にはあのブリーフブラザースのテーマ曲が!懐かしいねえ。それこそ8年前の後楽園ホール観戦はFMWで、ブリーフブラザース全盛の頃だったんだよなあ。まさか新日の大会でこのテーマ曲を聴くとは。さらにブリーフブラザースのメンバーである邪道、外道が新日側にいるってのも、時の流れを感じるよね。試合は開始早々大荒れ。自分の席の近くでも乱闘が行われるし、金村は流血するし。やっぱりプロレスはこうでなくてはいけませんな。最後はブラック・タイガーがGENTAROをフォール。しかしブラック・タイガー小さいなあ。
腹も減ったので売店で弁当を購入。「ファイティング弁当」なるものがあったので購入。まあ単なる幕の内弁当だったけど。

休憩後の試合は永田裕志、山本尚史組VS飯塚高史、石井智宏組の一戦。石井もWJの旗揚げ戦のときに見ているが記憶にない。あらためて見るとガッチリした体格をしており、頑丈そうでいい。最後には永田のバックドロップホールドで敗れたが、永田相手に張り手合戦でも後に引かなかった。山本ってのがちょっとだらしなかったけどね。もう少し永田もフォローしてやればいいんだよ。
セミファイナルはスコット・ノートン、矢野通組VSジャイアント・バーナード、真壁刀義。ジャイアント・バーナードでかい。ノートンが小さく見える。真壁刀義ってのは、あの真壁伸也なんだってね。しかし金髪の似合わないレスラーですな。外人レスラー二人が場外戦のまま控え室に帰ってしまった間に矢野が勝利をおさめていた。
メインは蝶野正洋大先生、天山広吉、後藤達俊組VS中西学、棚橋弘至、曙組。大先生の雄姿を見るのも久しぶりだ。さすがに入場時のオーラは他のレスラーの追随を許さない。曙は無駄にでかい。上半身と下半身のバランスが悪い感じがする。脚が細すぎるんだな。あれじゃあ膝悪くするよ。曙のでかさに大先生たちはてこずっているようだったが、そんなに曙は脅威でもないと思うぞ。勝手に本人が自滅するし、何てったってスタミナがない。
久々の新日観戦。結構盛り上がっていて、この大会だけを見る限り危機的状況という雰囲気はなかった。でも華のあるレスラーが少ないよ。個人的には94年夏のG1の頃なんて最高の布陣だったと思うんだけどなあ。永田、中西、棚橋・・・人気はあるのかもしれない。しかしそれはプロレスファン内でのことであって、プロレスファン以外は魅力を感じないんじゃないかな。