プロレス観戦記


2005年2月4日(金) WWE・さいたまスーパーアリーナ

(B席 400レベル5列132番)

       

 昨年に引き続いてのWWE観戦。前回はSMACKDOWNの観戦だったが、今回はRAWの観戦である。ましてや今回の興行はTVショーとくれば、期待しないわけがない。
 会社を定時で切り上げて埼京線で北与野駅へ。電車の中にはWWE観戦の人も多いようで、いろいろなところからWWEに関する話が聞こえてくる。みんな期待でワクワクしているようだ。
 北与野駅に着き、さいたまスーパーアリーナまで歩く。途中、人だかりがあったので行ってみるとテレビの撮影をしていた。



 フジテレビの「WWE-X」なる番組の撮影のようで、高山善廣や俳優の古田新太、ジョーダンズの三又忠久、V6のイノッチまでもいた。なぜか古田新太はベロベロに酔っ払っているようだった。
 さいたまスーパーアリーナは今回が初めてだ。会場規模の割には非常に見やすい構造だ。2階スタンドは傾斜もあって、武道館よりもリングが身近に見える。しかし座席が列ごとに仕切られており、圧迫感を感じるようなところもある。
 昨年、武道館でのSMACKDOWNはハウスショーということもあり、入場ゲートなどはシンプルなものであったが、今回はさすがTVショートと思わせる大掛かりなもの。入場ゲートには大きなモニターがある。そのモニターの両脇には大きな日本国旗が。そして何故かゲートの脇にはのぼりがたくさん立っていた。いくら日本らしさを演出したいといっても「お食事処」とか「みかん」なんてのぼりを立てることはないんじゃないの?
 会場の入りは1階スタンドの一部に空席があるものの、ほぼ満員といった感じ。プロレスの人気が陰りを見せている中、さすがWWEは客入りがいい。
 定刻19時に試合開始。リングアナウンサーのリリアン・ガルシアが登場。フジテレビがどうのこうのなんて話をすると大ブーイング。フジのWWE-Xはファン受けしない作りだからなあ。昔のテレ東の時のほうが良かったよ。続いてシェーン・マクマホンも登場。さっそく盛り上がる会場。会場内のモニターには、その盛り上がる会場の様子が映し出される。これは!これはまさにTVで見るWWEの会場の雰囲気そのものではないか!観客の多くがボードを掲げ、カメラに写るとガーッと盛り上がる。WWEの会場では日本もアメリカも関係ないのだ。
 そして第1試合はシェルトン・ベンジャミンVSヴァル・ヴィーナスのインターコンチネンタル選手権。選手入場時にはモニターにエントランスビデオが流れる。これがアメリカンプロレスっぽくてかっこいい!試合内容は日本を意識したようなロープワークを見せるなんてところもありつつ、王者ベンジャミンが防衛。
 続いての試合ではザ・ハリケーンの登場。ハリケーンのエントランスビデオ、イイです!イカしてます!リングサイドの少年に装着していたマスクを渡すハリケーン。まるですでに準備されていたかのような所に少年がいたところがイイじゃないですか!残念ながらハリケーンは対戦相手のジーン・スニツキーに負けてしまう。スニツキーがマイクでケインを挑発すると、ケインが入場。そのまま試合となった。2試合目のスニツキーは大健闘し、ケインのチョークスラムを2発も返す。しかし3発目のチョークスラムはさすがに返せず。
 次に出てきたのはアラブ系レスラーのムハマド・ハッサン 。いやあ様々なキャラクターのレスラーがいるもんですな。試合前にマイクアピールをするハッサン。どうやら日本もアメリカ同様にアラブの敵だみたいなことを言っているようで、最初は声援を送っていた日本もファンも大ブーイング。対戦相手は元ECWチャンピオンのライノ。途中、会社からの電話に対応するため、席を外していたら試合は終わっていた。
 ここまでがダークマッチと言われる「サンデー・ナイト・ヒート」で、次の試合からがいよいよ「RAW」となる。まずは解説者のジム・ロスが登場し、入場ゲートの脇にある解説席に着く。そしてRAWのオープニング曲と映像が会場に流れる。大盛り上がりの会場!!!これはかっこよかったですよ!テンション上がりまくった。花火もガンガン打ち放たれる!WWEかっこよすぎ!!!
 そしてゼネラル・マネージャーであるエリック・ビショフの登場!本物だ!歓声とブーイングがあいまみえる。そしてリング上で観客に挨拶。話している内容を通訳が訳すと大ブーイング。通訳なんて入れるとアメリカっぽさがなくなるってことだろうか。
 そしてRAW一発目の試合はクリス・ベノワVSクリス・ジェリコのサブミッションマッチ。リング場に対峙した両者は顔を突き合わせて臨戦態勢。サブミッションマッチとうたっているが、普通の内容のプロレスだった。普通といっても、試合内容は非常に見ごたえのあるものだった。最後はクリップラークロスフェイスなる技でクリス・ベノワの勝利。最後は健闘を称え合っての握手。ここら辺は両者ともさすがに日本のファンの心理を知り尽くしてますな。
 次の試合との間にモニターでバックステージでのリック・フレアーとHHHとのやり取りが流れる。日本の会場とのことで、すだれや日の丸などがバックに見えた。同じチームのバティスタがHHHが保持する世界ヘビー級選手権を狙っているのではと心配し、バティスタをSMACDOWNに移籍させようと画策しているのだ。このバックステージでの様子が、実際の試合の流れにも大きく影響してくるのだ。
 RAW第2試合は注目株のバティスタとメイヴェンの試合。30秒くらいでバティスタの圧勝。もう少し見たかったなあ。
 続いてはTAJIRI、ウィリアム・リーガルと世界タッグ王者レジスタンスのタイトルマッチ。TAJIRI入場時には会場から大声援が。試合中もTAJIRIコールがおこる。試合途中からはTAJIRIの独断場で、トリッキーな動きで相手を翻弄。最後は毒霧からバズソーキックという流れでフォール勝ち!大喜びのTAJIRI&リーガル。「みなさんにもこの喜びを分けてあげよう」とTAJIRIは観客席になだれ込む。その様子がモニターに映し出される。いやあ、いい光景ですよ。
 RAW第4試合はリック・フレアーVSショーン・マイケルズ。次から次へと豪華なカードが続く。フレアーは衰えないね。足4の字を見せるだけではなく、トップロープからデッドリードライブで派手に投げ飛ばされるなど、見せ所をきっちり作るのはさすがだ。
 そしてジェリー・ローラーがリングに登場し、ディーバ・コンテストが行われる。3人のディーバがリングに登場すると健康器具セールスマン役のサイモンなる人物が出てきて、リングサイドで観戦の曙を挑発。すると曙が立ち上がってサイモンを睨みつける。ビビるサイモン。こんなお約束的やりとりもいいですな。
 メイン前はランディ・オートンVSタイソン・トムコ。悪いけどトイレタイムにさせていただきました。
 そしてメインイベントはHHHとエッジの世界ヘビー級選手権。両者の入場シーンはかっこよかった。アメリカンプロレスの最大の見せ場はこの入場シーンにあるよな。試合は以外にもオーソドックスな展開となった。しかしエッジのキックがレフェリーに誤爆したあたりから、試合展開は変わってきた。HHHのピンチにバティスタが乱入し、HHHをアシストする。最後はHHHがペディグリーでエッジをフォール。王座を防衛した。リング上でバティスタとともに勝ち名乗りをあげるHHH。しかし、バティスタはHHHが掲げているベルトをじっと見つめる。動揺するHHH。バティスタもHHHが持つ世界ヘビー級選手権がほしいのだ。今後、HHHとバティスタの関係が注目となるのだろう。
 今回は前回SMACDOWNのようなビッグサプライズはなかったが、TVマッチの演出というのはさすがだった。WWE、今度は本場アメリカでぜひペイパービューの大会を見てみたいものだ。