台湾一人旅

1日目
(4月19日)

 仕事が忙しくストレスもたまりまくりだったので、急遽休みを取得することにした。ストレスを発散するには非日常の世界へと飛び込むのが一番。非日常といえば旅、それも海外一人旅であろう。ということで、どこでもいいから海外へ行くことにした。
 どこでもいいといっても日程的に長期の旅に出るわけにはいかないので、近場なところに限定される。そうすると韓国、中国、台湾、香港といったところになる。ちょうど寒い日が続いていたので、ここはひとつ暑い国へ行こう。そうなると台湾か香港となり、時間もないので飛行時間の短い台湾へと行くことにした。
 出発の2日前にインターネットで見つけた格安航空券チケットを購入。チケット代は諸費用もろもろ含め4万円ちょっと。銀行でお金を振り込むとメールでチケットが送られてきた。このチケットを印刷して空港のカウンターに見せればOKらしい。世の中便利になったものだ。
 ガイドブックも買って、ネットも駆使しておおまかな計画を策定。ホテルも事前に予約した。そして1週間前までは考えもしなかった台湾一人旅へと出発することに!


 朝5時10分の成田空港行きリムジンバスに乗るために4時15分起床。外は雨、そして寒い。ここ数日は冬に逆戻りしたような寒さが続いている。まあ台湾に行けば夏のような暑さが待っているから、ちょっとの辛抱だ。4時に起きて身支度をする。まだ夜も明けていない真っ暗の中を所沢駅まで歩く。そして、ここ最近海外へ行く際に乗っている朝一番のリムジンバスで一路成田空港へ。



 平日にも関わらず、バスは結構混んでいた。海外行くのに土日も関係ないか。ひと眠りすればバスは成田空港に着く。リムジンバスは楽でいい。今回はチャイナエアラインに乗るので、第2ターミナルで降りる。到着は7時ちょっと前。



 印刷したチケットを見せて搭乗手続きを行う。希望の通路側座席を確保。飛行機の出発は9時40分なので、時間の余裕はある。とりあえず朝食を食べようということで、ミャンマーに行った際にも食べたピザトーストを食べることにした。



 久々にピザトースト食べたが美味かった。飯を食えばやることもない。暇つぶしのための本を購入して、出国手続きをする。
 出国手続きを終えて搭乗ゲートへ行く途中の免税店がかなり増えていた。なんでも「ナリタ5番街」という名のもと4月9日にリニューアルオープンしたらしい。



 タイや香港の免税店街に比べると成田は貧弱だったからねえ。まあ免税店で買い物なんぞしない私には関係ないけど。
 私が乗るチャイナエアラインCI107便の搭乗ゲートは98番ゲート。シャトルで第2ターミナルサテライトへと向かう。



 このシャトルに乗るのはミャンマーに行く際のタイ国際航空に乗るとき以来だ。98番ゲートはシャトルを降りて右の一番奥にあった。しかしチャイナエアラインの機体が見当たらない。でも98番ゲートがCI107便の搭乗ゲートであることは間違いない。チケットを渡すと階段を降りるようになっていた。階段を降りるとチャイナエアラインの機体が見えた。



 機内はキレイだった。シートは紫色で落ち着いた感じの雰囲気。シートの座り心地もなかなか。



 ノースウェストやエアインディアはひどかったからなあ。特にエアインディアはひどかった。それに比べればチャイナエアラインの乗り心地は良さそうだ。
 正直、チャイナエアラインの評判は良くないものしか知らなかった。その評判というのは事故が多いってことなので、サービス面までの評判はわからなかった。機内に入った印象としては、キャセイパシフィックやタイ国際航空と変わりはなさそう。
 そして9時40分、飛行機は定刻に出発した。何回飛行機に乗っても離陸する際はワクワクするものだ。しかし今回は眠かったので、滑走路に行くまでの間にウトウトしてしまった。離陸の際には目が覚めたけど。
 水平飛行になると機内食の時間。チキンともうひとつ何かから選択できそうだったが、よくわからなかったのでチキンを選択した。



 チキンのトマトソース和えみたいなもので中華色ゼロ。イタリア料理みたいだ。まあ、これから中華料理をたくさん食べるからいいっちゃいいんだけどさ。飲み物はビールを注文したが、ないという回答。しかたなく赤ワインにした。
 飯を食って寝ていたら台湾への着陸態勢に。台北までは3時間30分。ちょっと寝れば着くという時間だ。
 そして飛行機は台湾桃園国際空港に到着した。現地時刻12時10分。日本との時差は1時間で、日本時間でいえば13時10分だ。



 入国手続きをして、税関はスルー。到着ロビーに出て左側のタクシー乗り場へ。ターミナルビルを出ると暑い。この暑さが嬉しい。タクシーの係員にガイドブックで予約した「華華大飯店」を指差し「ココココ」と言うと、すぐにわかってくれた。
 空港のある桃園というところは台北とはかなり離れているようで、高速道路に乗って台北市街へ行く。途中の風景は日本とさして変わらない。高速道路の標識も緑色だし。ただ大きく違うのは右側通行であるということだ。
 1時間弱してタクシーは華華大飯店に着いた。カウンターでチェックイン。日本語が通じるのが楽でいい。宿泊は道路を挟んだ別館にあるとのことで、別館へと行き再度チェックインをする。今回、日本の代理店で華華大飯店の予約をした際に19日、21日は部屋があるが20日はないということだった。まあ20日は別のホテルを現地でとればいいやと19日と21日を予約していたのだが、ホテルの人いわく20日も空いているとのこと。何かそんなことになるのではという期待も持っていただけに嬉しい展開だ。
 ホテルは真ん中が吹き抜けになっている構造。部屋は8階。キレイな部屋だった。



 さっそくテレビをつけると中国語の番組が。もうここは日本じゃないんだなあ。日本の番組もNHKのBS-1と2は見ることができる。
 異国に来たというテンションが高まってきたので、疲れてもいたが休憩もそこそこに外出する。



 華華大飯店は台北駅にも近い繁華街のど真ん中にある。ホテルを出れば活気ある台北の街だ。ネパールやインドほどではないにしても、やっぱり台湾も日本とはちょっと雰囲気が違う。看板も漢字が多いし、原色系の看板が多い。
 そして「トリビアの泉」でも取り上げられた歩行者用信号も至るところにあった。番組で紹介されていたように、赤に変わるのが近づくと走り始めるんだな。
 まずは近くにある総督府へと行くことに。

 

 この総督府は日本統治時代に作られたというものだそうな。建物の1階は見学ができるそうだが、パスポートチェックなどがあり面倒なので、外から建物を見ただけで中には入らなかった。
 続いては、その近くにある中正紀念堂へと行く。途中、道路のど真ん中に台湾らしい建物があった。



 これは東門なるもので、一度壊されたものを再建したらしい。この門を右にまがると左手に中正紀念堂があった。



 この中正紀念堂は蒋介石を記念して建てられたものらしい。門からはメインの建物である紀念堂が見える。この中正紀念堂は結構広く開放感があっていい。
 ここで携帯電話にて写真を撮ってメールで友人たちに送る。日本で使っていた携帯電話が普通に台湾で使えるってのは便利というか、地球も狭くなったんだなあという感じがするよな。
 そして紀念堂の中へと行く。



 この祈念堂への階段は89段あり、それは89歳で亡くなった蒋介石の年齢からきているらしい。
 祈念堂の中に入ると大きな蒋介石の銅像があった。



 台湾人は蒋介石にどんなイメージを持っているのだろう。中華民国の建国者でありながら、独裁者であるという評価もあるという。蒋介石のことを評価するのは台湾人にとってタブーなのかな。
 台湾に来ると中華民国の旗である青天白日満地紅旗が至るところで目につく。日本ではなかなか見ることができない旗だ。



 その昔、小学校に入ったばかりの頃に従兄弟の家に行くと机の上に世界の旗の一覧なる資料が貼ってあり、その資料の中国の旗が青天白日満地紅旗だった。自分が知っている中国の旗は赤地に黄色い星の旗だったので、どっちが本物なのか不思議に思っていたことを思い出した。その後に理由は知ることとなるのだが、日本ではめったに青天白日満地紅旗をみることがなくなった。台湾に来たからこそ、この旗をみることができたんだな。
 ホテルに戻る途中、小腹が空いたので食堂に入り牛肉麺なるものを食す。紙にかかれたものを指差すような感じで簡単に注文することができた。



 台北の街には食堂がたくさんあり、牛肉麺と看板に書いているところが多い。牛肉麺は「にゅうろうめん」と読むらしく、庶民的な台湾料理のようだ。この店の麺は小麦粉を包丁で削った削刀麺のようなものだった。台湾に来て初めての食事。なかなか美味しかったです。
 食堂を出てセブンイレブンへ。日本のお茶なども日本語のままで売られてはいたのだが、せっかく台湾に来たのであれば台湾の飲み物を飲もうと「茶裏王」なる台湾緑茶と「黒松沙士」なるコーラのようなものを購入。台湾のコンビにはビニール袋に商品を入れないのがノーマルのようだ。
 ホテルに戻って早速飲む。



 「茶裏王」は甘い緑茶でまあまあ。「黒松沙士」は激マズだった。驚きましたよ。
 テレビを見ながら休憩し、再び台北の街へ。今度は西側の西門駅近辺へ行く。この辺りは若者向けの店が多いのか、やたら若い人たちが目立つ。その若者の街にある「北平一條龍餃子館」なる店で夕食を食べる。



 メニューの一部は日本語表記で、かつ店員も日本語が話せるので注文は楽だった。店の名前にもなっている餃子と牛肉の炒め物、そして台湾ビールを注文。



 いやいや美味いっす。残念なのは人数が大勢だったらいろいろなものが食べれただろうってこと。もっといろんなものを少しずつ食べたかったなあ。
 店を出て腹ごなしに街中を散策。細い路地に入ると表通りとはガラッと雰囲気が変わって、東南アジア独特の雰囲気の街並みになる。



 衣料品から食料品まで、地元の人向けに商売をしている店ばかり。こういうところを通ると異国に来たという気持ちが強くなってきて嬉しい。
 ホテルに戻る前にデザートしてカットフルーツを購入。ホテルの部屋で食す。



 パイナップルとマンゴーかな。ホテルの部屋でNHKを見ながらまったりとくつろぎました。
 急遽訪れた台湾。短い滞在期間であるけど、何が待ち受けているのか。楽しみだ。

 

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