ミャンマー 一人旅
1日目
(9月11日)
今年も海外へ一人旅に行こう!それは昨年にインドから帰ってきてから決めていたことであった。ではどこに行こうか。その候補地はいろいろとあがった。
まずはメキシコ。しかし結構物価が高そうなので今回はキャンセル。
次に候補としてあげたのは中国からベトナムへと鉄道で行くパターン。しかしこれもあまり乗り気ではなくなってしまった。反日感情の高まりなんていうこともあったし。
そして決めたのはネパールだった。ネパールについて調べてみると魅力的な場所がたくさんある。さらに小さな鉄道が走っている地域があったりして、ぜひとも行ってみたいと思い、飛行機のチケットもとった。が、共産主義ゲリラかなんかの活動が激しくなり、外務省の海外渡航情報でも「渡航の是非を検討」なんてことになってるし。行きたい国ではあったが、無理して今年行く必要もなかろう。ということで、ネパール行きはキャンセル。
そして最終的に選んだのがミャンマーだった。ミャンマーにはバガンという古代仏教遺跡がたくさんある街があるというし、もの凄く揺れることで有名な鉄道もあるという。何よりもミャンマーの人たちは非常に穏やかで、旅もしやすいというではないか。
ミャンマー行きの飛行機チケットや国内移動の列車や飛行機の予約も昨年のインド旅行とは異なりスムーズにいった。準備は万全!あとはミャンマーに旅立つのみとなった。
出発当日。ここ2年ほどは成田空港に行く際に京成を使っていたが、今回は所沢駅からのリムジンバスで行くことにした。所沢発5時10分という始発のバスで行けば成田空港着は7時過ぎ。チェックインしてから出発までの時間をまったりと空港で過ごすこともできる。朝4時頃に起きて家を出る頃は、まだまだ外は真っ暗だった。西武バスの車庫を通り過ぎる際に京成のバスが出庫していった。所沢駅東口に行くと、そのバスが乗り場に待っていた。

定刻にバスは出発。車内はほぼ満席状態。東所沢駅からも数人乗ってきて、バスは所沢インターから関越自動車道へと入り一路成田空港へ。空港までひと眠りしようと思ったが、車内の後ろに陣取っている女性陣たちが妙なハイテンションではしゃいでいてうるさいったりゃありゃしなかった。おかげでさっぱり眠れず。
そんな状態でも眠さは相当なものだったのか結局は寝てしまい、気がつくと成田空港まですぐそこという所まで来ていた。成田空港第2ターミナルに入るゲートでバスの乗客全員が身分証明書のチェックを受ける。鉄道で行く際には駅でチェックするけど、バスではわざわざ係の人が一台一台乗り込んでチェックするんだなあ。
そしてバスは定刻少し前に成田空港第2ターミナルへ。今回、私はタイ国際航空に乗るので、搭乗は第2ターミナルとなる。

まだ早朝だったのでチェックインは並ばすにスムーズに行うことができた。成田−バンコク間は通路側、バンコク−ヤンゴン間は窓側という希望通りの座席も確保することができた。
朝食を食べるべく4階へ行き、カフェでピザトーストを食べる。

何故かピザトーストが無性に食べたかった。久々に食べたピザトーストは美味しかった。これほど美味しいものを、これからの旅で食べることができるだろうか。
その後、薬や電池、携帯髭剃りなどを購入したりして、時間潰しに「IASS EXECUTIVE LOUNGE」なるところへ。JCBのゴールド会員だったりするので、一度は利用してみたかった。4階北側奥にラウンジはあった。

なんか特にエグゼクティブな感じはしない単なる休憩所といったところだった。ただ飲み物は飲み放題だし、新聞も読める。搭乗前の時間潰しにはもってこいの場所なのかもしれない。コーヒーなんぞを飲んだりしてしばらくまったりする。
そして出国手続きをして、今度はYAHOO! Cafeにて旅立つ前の最終情報収集。これは無料なんだし、使わない手は無い。
今回乗るタイ国際航空TG641便は昨年のエア・インディア同様にシャトルに乗って行く別の建物からの出発となる。この別の建物というのはサテライトというらしいですな。搭乗開始は10時30分。30分ほどの時間を読書にて潰す。
10時30分をちょっと過ぎて搭乗開始。タイ国際航空は初めてだ。

機内はパープルのシートで落ち着いた感じ。シートは座り心地も良く、なによりもキレイだ。エア・インディアやノースウェストとは比較にならないくらいに良い。またスチワーデスがキレイ。昨年のエア・インディアは何だったんだっていうくらいの差だ。タイ国際航空、ポイント高いですよ!
飛行機はほぼ定刻通りに出発。飛行機が出発して水平飛行に移ればドリンクそして機内食。カレーかポークソテーから選べるようだったので、カレーにした。

このカレーはタイ風のカレーで、ココナッツなのか独特の甘味があって変わった味だった。でもそれなりに味は美味しかった。少なくともエア・インディアよりは。また食後にはコーヒーと和菓子というセクシーな組み合わせのデザートが出てきた。タイ国際航空はサービスが結構行き届いている。数ヶ月前の旅行雑誌でもタイ国際航空は人気トップ10に入っていたし、なかなか良いんじゃないの。
本なんかを読んでいると飛行機はバンコク国際空港に着いた。タイ時間15時30分。日本時間では17時30分だから6時間30分の定刻通りのフライトだった。今回はここでトランジットというイベントがある。まずはバスで空港ターミナルへ。そこから「Transit」という文字を頼りに3Fへ行く。すでに成田でバンコク−ヤンゴン間のチェックインも済ませ、座席も確保しているので搭乗ゲートを確認すればOKなはず。モニターで「YANGON」の文字とTG305という便名を見つけ、その搭乗ゲートを確認。これで一安心。搭乗時間は17時30分なので、それまでの時間はバンコク国際空港を探索することに。

タイ国際空港内はたくさんの免税店やマッサージコーナーがある。が、私にとって、まずは便所だろうということで早速入る。シャワー付きのトイレが東南アジアを感じさせる。
ちょっと小腹も空いたので、飯を食うことに。レストランのようなところでチキンライスを食べる。

このチキンライスも私にとっては東南アジアを感じさせる味。マレー鉄道の中で食べたりしたものだ。
食事の後はマッサージをする。それもタイ式マッサージではなく、酸素マッサージなる変わったマッサージを。フレッシュな酸素を吸い込みながら10分間のマッサージを受けるというコースにしたのだが、これが痛いマッサージだった。かえって体がこっちゃったよ。
そして搭乗ゲートに行こうとすると、ゲートへの通路途中に係員がいてチケットを見せろという。チケットを見せると通れないという。チケットにゲート番号が書いていないからということみたいだが、私は成田でチェックインしたのだから、バンコクのゲート番号までわかるわけがない。「ヤンゴンに行くんだから、この先のゲートで良いはずだ」というようなことを片言の英語で言ったら、あっさり通してくれた。

すでにヤンゴン行きのTG305便はゲートに待機していた。機種はジェット機で、それなりの大きさだった。あまりヤンゴンに行く人なんておらず、プロペラ機なのかもとか考えていたりもしたが、さすがにそれはなかった。搭乗を待っている人の中に日本人と思われる人はいなかった。ミャンマーに行く日本人は結構多いと聞いていただけに、ちょっと意外だった。
17時30分を少し過ぎてから搭乗開始。機内は2列、3列、2列というシートの構成。シートは成田−バンコク間の飛行機と同じパープルのキレイなもの。私の座席は翼の上にある緊急出口のところの席だったので前に座席はなく、横に誰も座っていなかったので快適そのもの。
飛行機は18時に出発予定だが、時間になってもなかなか動き出そうとしない。18時20分頃になってようやく動き出した。離陸した飛行機からバンコク市街を見ると光が散りばめられていてキレイだった。あれだけの光が見えるってんだから、バンコクってのは大都会なんだよな。
雲を突き破って水平飛行に移るとキレイな夕焼けが見えた。

しばらくすると機内サービス。ヤンゴンまでは1時間ちょっとなのだが、ちゃんと機内食が出るんだな。さすが国際線。

機内食はソーセージのパイ包みのようなものと温野菜サラダだった。まあ簡単なものでしたね、さすがに。そして飛行機はあっというまに着陸態勢に。そろそろ空港だろうと思われるが、下は真っ暗。ようやく明かりが見えたが、ぼんやりといった明るさ。そんな中でライトアップされた金色に輝くお寺が見えた。ミャンマーではお寺のことをパゴタというのだ。ミャンマーに来たんだという気持ちが高まってきた。
飛行機はオレンジの明かりに薄明るく照らされたヤンゴン国際空港に着いた。

タラップを降りてバスに乗り込む。すると座席の横には「降ります」なるブザーが。おいおい、日本の路線バスを空港のバスとしてそのんまんま使ってるのか。せめて首都の空港なんだから、改造するなりすればいいのにさ。
空港のターミナルビルは非常に小さなものだった。インドのニューデリーも小さいと思ったが、それ以上なんじゃないか。

空港内も薄暗くて簡素だ。まずは入国手続き。何も聞かれず待ち時間も短くて、非常にスムーズに終わった。そして荷物の受け取り。果たして成田からヤンゴンまできちんと荷物は届くのか。結構不安だったが、ちゃんと荷物は出てきた。ホッとしました。
そして税関チェック。必要書類もきちんと書いていたので問題なし。到着ロビーに出ると到着した人々を待っている人が。その中に私の名前を書いた人もいた。今回の旅行も最初の日は送迎をお願いしていた。それも日本語ができる人が迎えに来ていたのだ。名前はウーさんとかいう方で、ミャンマーの旅行会社に勤めているらしい。ホテルまでの30分ほどの間にミャンマーでの注意事項等をいろいろ教えてもらったりした。
空から見たヤンゴンは暗かったが、実際に街を走ってみるとそれほどでもない。もちろん東京ほどではないが、ニューデリーよりかは明るい印象を受ける。途中、雨がザーッと降ってきた。現在、ミャンマーは雨季なのだ。でも雨は10分もしないうちにやんだ。
ホテルに行く途中、シュエダゴンパゴダなるミャンマーで一番有名といってもいいパゴダが見えた。このパゴタは必ず見ようと決めている。ライトアップされたシュエダゴンパゴダは幻想的ですらある。
パゴタが見えてから10分ほどで私が本日泊まるTrader's Hotelに到着。非常に大きくて立派なホテルだ。3星の評価だったはずだが、絶対にそんなことはないはず。最高級ホテルの部類に入るんじゃないの。
チェックインはウーさんがやってくれた。ウーさんと別れ、13階の部屋へと行く。部屋も非常に立派だ。

昨年、一昨年と一人旅をした際も一泊目のホテルは非常にキレイなホテルで、これからの旅の期待を高めてくれる。今後も一泊目だけは多少金を出しても立派なホテルに泊まるようにしよう。
このホテルはウェルカムドリンクサービスがあるというので、ロビーにあるバーへ。

そこではラテンっぽい音楽を生演奏していた。ワインを注文なんぞして、それを飲みながら音楽を聴きまったりする。初日から贅沢!
部屋に戻ってNHKテレビジャパンを見る。ミャンマーでも見れるんですな。
長い移動に費やした一日であったが、無事にミャンマーへたどり着くことができた。これから一週間、どのようなことが起きるのだろうか。期待と不安が入り混じる。