ライン

恒星日誌

禁無断転載・禁無断転用
(著作権侵害を発見した場合は、法的手段に訴えます)

 この日誌は、個人的な読書感想を含みます。推理小説の核心部分にはなるべく触れないつもりですが、うっかり言及する場合もあります。新作等を予断なく読みたい方は御注意ください


宇宙暦2008年


水乃サトル・シリーズ
文庫版新刊!

すべての手塚ファンと
本格推理ファンに。


新発売!

水乃サトル・シリーズ
文庫版!

特急、ベッド、屋根の上。軽井沢は死体がいっぱい。

水乃サトル・シリーズ新刊!

「鬼」は突然現われ、
刀を振り上げて斬りつけ、
そして衆人環視の中、
消失――。

二階堂蘭子シリーズ
新作長編!

美貌の名探偵

 醜悪なる魔獣

『稀覯人の不思議』
光文社文庫
『軽井沢マジック』
講談社文庫
『鬼蟻村マジック』
原書房
『双面獣事件』
講談社ノベルス


[企画進行中]
[原稿城](新・本格推理への道)
 本の購入(bk1) [本の購入(amazon)]

 光文社文庫では、「〈新・本格推理〉特別編」の原稿を募集しています。今年度は入選作1編となり、プロ作家六人による書き下ろし作品と並んで収録されます。テーマは広義の「不可能犯罪」。締め切りは10月末日です。《7番目の椅子》を獲得するため、奮って御応募ください。
 応募要領はこちら。


2008.10.12
[情報館]を更新。

[新刊]
 七河迦南『七つの海を照らす星』東京創元社(第18回 鮎川哲也賞受賞作)
「ミステリーズ! Vol.31 2008年秋号」東京創元社

 10日夜は、鮎川賞の授賞式とパーティー。残念ながら、受賞者の七河迦南氏はよんどころない事情で壇上に上がれず、友人が代わって挨拶を述べた。ミステリーズ!新人賞の受賞者は、梓先優氏。ハンサムな好青年。

 会場に来る前に、光文社で、柄刀一氏と対談を行なう。来年刊行の『新・本格推理09』用。

 下の写真は――選考経過を発表する山田正紀先生。ミステリーズ!新人賞の梓先優氏(2枚)、乾杯の音頭を取る紀田順一郎先生。この時とばかりに食いだめをするクロケン。鳥飼否宇、柄刀一、二階堂黎人のトリック・トリオ。


2008.10.11
[情報館]を更新。

[新刊]
 芦辺拓『月触姫のキス』理論社
 新津きよみ『トライアングル』角川書店


 光文社文庫版『稀覯人の不思議』が発売になりましたので、よろしくお願いします。

 光文社知恵の森文庫から出ている『手塚治虫大全』(全3巻、現在は2巻まで刊行)には、未収録エッセイが追加されている。

 マイケル・ボンド『パディントンの大切な家族』福音館と、藤木稟『化身』徳間ノベルスを書店探査で転送収容。

2008.10.10
[新刊]
 大村友貴美『死墓島の殺人』角川書店 08.08.31

 早川、講談社文庫、宝島社のアンケートに回答。亜空間通信で送る。

2008.10.08
[新刊]
 島田荘司『Classical Fantasy Within  第4話  アル・ヴァジャイヴ戦記』講談社BOX 08.10.01
「パンドラ」2008年秋 VOL.2-A 講談社

 bk1で光文社文庫版『稀覯人の不思議』の取り扱いが始まりました。よろしくお願いします。

 講談社BOXの雑誌、「パンドラ」2008年秋 VOL.2-A には、島田荘司先生のインタビューも載っているよ。

2008.10.07
[新刊]
 小島正樹『十三回忌』原書房 08.10.22
 飯城勇三編「天城一読本・補遺」甲影会

『十三回忌』は、島田荘司先生と合作した『天に還る舟』(南雲堂)の作者の、単独デビュー作。

 某所で、古い「少女クラブ」を調べていたら、横溝正史の短編に出会った。以下はその写真。


2008.10.06
 THE RASMUSの「BLACK ROSES」を聴く。いつもどおりの哀愁感に、力強さも加わった良盤。

 有栖川有栖氏の『妃は船を沈める』を読了。「猿の手」の別解釈が秀逸。三段論法で理詰めするところが、まさに本格推理。「本格読みの性よのう」とか言いたくなる。

『樺島勝一 昭和のスーパーリアリズム画集』の絵は、どれもすごい迫力。

2008.10.03
[新刊]
『樺島勝一 昭和のスーパーリアリズム画集』小学館クリエイティブ
 島田荘司『UFO大通り』講談社ノベルス
 有栖川有栖『乱鴉の島』講談社ノベルス
 汀こるもの『フォークの先、希望の後』講談社ノベルス 08.10.06

 大倉崇裕氏の『聖域』を読了。森村誠一氏などの山岳ミステリーを好んでいる方には、良いプレゼント。

 詠坂雄二『遠海事件』を読了。構成も凝っていて、一般人に埋没した殺人鬼というアプローチに工夫があり、なかなか面白い作品。惜しいのは結末。真相の根拠となる事柄にあやふやな点か残っているので、真相も確実なものにならない。そこがビシッとしていれば、傑作になったかも。

 柄刀一氏の『黄昏たゆたい美術館』を読了。絵画的主題と事件の絡ませ方が絶妙。お勧め。

2008.09.30
 10月10日頃に発売になる、水乃サトル・シリーズの光文社文庫版『稀覯人の不思議』の見本刷りが、フェレンギ人の輸送船で届く。ちょっとチャーミングな装幀。解説は、マンガ編集プロの中野晴行氏にお願いした。

2008.09.29
[新刊]
 有栖川有栖『火村英生に捧げる犯罪』文藝春秋 08.09.30
 グラディス・ミッチェル『踊るドルイド』原書房

 Mクラスの書店を探査。予定では、ポプラ社から出た、手塚治虫・あかしや書房傑作選シリーズ『スリル博士』(1)(2)を採取する予定であったが、講談社の『横山光輝プレミアム・マガジン』(1)(2)を見つけて、同時に転送収容。後者には何と、手塚治虫原作で、横山光輝が絵を描いた付録マンガが復刻で付いているのだった。
 こういうこともあるから、時々は、書店探査をしなくてはいけないね。

2008.09.25
[新刊]
 麻見和史『真夜中のタランテラ』東京創元社 08.09.30
 芦辺拓『十三番目の陪審員』創元推理文庫

 芦辺氏の『十三番目の陪審員』だが、装幀を見て、私と同じようにニヤニヤッとなる人は多いと思う。その昔の創元推理文庫の雰囲気を、絵柄も、色合いも、時計マークが付いている所も、忠実に再現しているからだ。

 

2008.09.23
 柄刀一氏の『ペガサスと一角獣薬局』を読了。不可能犯罪解明に徹しているのが良いし、ロマンもある。お勧め。

2008.09.20
[情報館]を更新。

[新刊]
 鯨統一郎『哲学探偵』光文社カッパ・ノベルス 09.25

 ウイルスバスター2009をTNG号にインストール。今回はあまり操作性に変化がなくて助かった。

 夜、突然スーパー銭湯に行きたくなり、エンタープライズD5号で出かける。途中、古本屋に寄ったら、新書判『キャンディ・キャンディ』全9巻、『山本周五郎探偵小説全集』2〜4巻、モーム編『世界100物語』1〜2巻などがあったので転送収容。

2008.09.18
 今月の論創海外ミステリの新刊は、森英俊さんが編んだアーサー・ポージスの短編集『八一三号車室にて』と、チェスタトン『知りすぎた男 ホーン・フィッシャーの事件簿』の二冊。

2008.09.17
 笠井潔氏の『青銅の悲劇』を読了。今、この時代にこれを書くという意図と意義を、もう少し考えてみたい。

 倉野憲比古氏の『スノウブラインド』を読了。結末は(あの常套的なトリックは別として)なかなか良かった。出だしにもっとケレン味がほしい。構成や演出の面であと少しの工夫があれば、物語全体がぐんと面白くなるはず。

 講談社文庫版『軽井沢マジック』の見本刷りが届く。水乃サトルのデビュー作であるが、徳間文庫版が品切れであったため、二度目のお披露目。たぶん、本日から発売です。よろしくお願いします。


2008.09.15
[新刊]
「ジャーロ 2008年秋号」光文社

「ジャーロ」の最新号で、霧舎巧氏が拙著『人狼城の恐怖』を題材に、〈新・新本格もどき〉「人狼病の恐怖」という短編を書いている。元の題材をどんなふうに料理しているか、ぜひ味わってみよう。

 13日に、神保町の学士会館で、「島崎博さんをお迎えする会」が行なわれたので、私も参加してきた。高校−大学時代に読み耽った「幻影城」という雑誌がなかったら、私はたぶん作家になっていなかっただろう。その意味では、島崎さんは恩人の一人である。当然のことながら、島崎さんにも御挨拶をし(何と、山口雅也さんがわざわざ紹介してくださったのだ)、少しだけお話をする機会があった。大感激であった。
 会の様子は、太田忠司さんの日記よしだまさしさんの日記などを読んでもらうことにして、私は写真を撮ったので、御紹介しよう。
 とにかく、一堂に会した面々を見ても、素晴らしい会であったことが解るというものだ。
 なお、この会において、本格ミステリ作家クラブより、島崎さんに【本格ミステリ大賞・特別賞】が贈られた。

(1)主催者代表挨拶をする新保博久さん。(2)発起人スピーチをする権田萬治さん。(3)発起人スピーチをする二上洋一さん。(4)山辺辺若さんよりの記念品贈呈。(5)【本格ミステリ大賞・特別賞】に関する綾辻さんの説明。(6)大賞トロフィーを島崎さんに授与する北村薫さん。(7)謝辞を述べる島崎博さん。(8)乾杯の音頭を取る紀田順一郎さん。(9)乾杯の模様。(10)余興でピアノ演奏を披露する栗本薫さん。(11)余興でトランプ手品を披露する泡坂妻夫さん。(12)島崎博さんを囲んで。


2008.09.09
[情報館]を更新。

[新刊]
 三津田信三『凶宅』光文社文庫 08.09.20
 ミステリー文学資料館・編『江戸川乱歩の推理教室』光文社文庫

『僕らが愛した手塚治虫』の連載原稿を書き、亜空間通信で送る。

2008.09.08
 忙しい時に限って、体の調子が悪くなる。
 腰痛治療のため某所にある整体に行き、Mクラスの書店に寄って、平井隆太郎『乱歩の軌跡 父の貼雑帖から 』東京創元社、日下三蔵『ミステリ交差点  博覧強記の現代エンターテインメント時評』を転送収容。

2008.09.07
 忙しい時に限って、パソコンの調子が悪くなる。
 デスクトップのTNG号のHDDが異常を来たし、時々、立ち上がらなかったり、落ちたりする(実は、このHDD、冬の寒い日には立ち上がらないことがあるというへそ曲がりであった)。
 そこで、HDDの換装を実行することに。
 TNG号は、二年前にショップで組み立ててもらったものなので、仕様書を見ると、HDDはマクスターのSATA2と書いてある。そこで、PCデポへ言って、SATA2のHDDをくれというと、うちには置いていないという返事。仕方なく、ビッグカメラへ行くと、SATA2というのはケーブルの転送規格で、SATAのHDDならどれでも大丈夫だという。PCデポの店員さんが、もう少ししっかりしていてくれれば、時間を無駄にしないですんだのに。というわけで、ビッグカメラでバルクのHDDと、HDD完全コピーソフト(OSも吸い出してくれる奴)を買って、家に戻り、作業に取りかかる。
 パソコンをばらし、HDDを取り付けようとしたら、マスタ/スレーブ切り替えジャンパがない。しばし混乱して、ネットで調べると、SATAのHDDにはジャンパがないとのこと。IDEのHDDは何度か交換したが、今はそんなことになっているとは知らなかった。
 というわけで、一日かけて、TNG号の修理をしていたので、昨日は仕事ができなかった。

2008.09.05
[新刊]
 柄刀一『殺人現場はその手の中に』祥伝社文庫
 山口雅也『PLAY プレイ』講談社ノベルス
 倉阪鬼一郎『紙の碑に涙を』講談社ノベルス

 深水黎一郎氏の『トスカの接吻』を読む。前作『エコール・ド・パリ殺人事件』も良かったが、これも良かった。このシリーズはお勧めである。

 ポプラ社から、あかしや書房版「手塚治虫傑作集」全7巻の復刻版が出る(9月末から)ことになったのだが、これを全冊揃えると、びっくりするようなプレゼントがもらえるらしい。

2008.09.02
[新刊]
 D・M・ディヴァイン『ウォリス家の殺人』創元推理文庫

 竹内オサム著の『手塚治虫』ミネルヴァ書房を頂戴したので、一気に読む。マンガ家手塚治虫誕生に関する最新の研究を元に、評伝を適切にまとめ上げたもの。『新宝島』の初版や再版に関する詳細な比較検討が行なわれていて、興味深い。そこに、ある謎が提示されているのだが、それについて面白い仮説を思いついた。その推理は、私が連載している『僕らが愛した手塚治虫』の方で書こうと思う。

2008.08.29
 門前典之氏の『浮遊封館』を読了。アイデアの量と、驚愕性は一読の価値あり。

 鏑木蓮氏の『屈折光』を読了。乱歩賞系に相応しい(医療)情報サスペンス。

2008.08.27
 有栖川有栖『有栖川有栖の鉄道ミステリー旅』山と渓谷社 08.09.15
 田中啓文『辛い飴』東京創元社 08.08.25

 アレクサンドル・デュマ『メアリー・スチュアート』作品社が、小型宇宙輸送船で到着。

2008.08.26
[新刊]
 太田忠司『予告探偵 木怏ニの謎』中央公論新社(Cノベルス) 08.08.25
 柄刀一『ペガサスと一角獣薬局』光文社 08.08.25

 横山光輝『原作愛蔵版 伊賀の影丸(5)』を物質転送機で取り寄せ。

 秋田書店「サスペリアミステリー」用の原稿を書く。今回は吾妻ひでおの「由紀子の肖像」という短編を取り上げる。

2008.08.22
[新刊]
 谺健二『肺魚楼の夜』光文社 08.08.25

 谺健二氏も久々の新刊。今年はどうやら、鮎川賞作家の当たり年のようだ。

 小森健太朗氏の『星野君江の事件簿』を読了。舞台がインドなどの第三世界となった作品が含まれる短編集で、不可能犯罪集と言っても良い。諧謔味も強く、解決がとんでもない方から飛んでくることも。ギャグになる一歩手前のネタもあるなど、良い意味で非常にユニークで楽しめた。

2008.08.21
[情報館]を更新。

[新刊]
 石持浅海『ガーディアン』光文社カッパ・ノベルス 2008.08.25

 9月に講談社文庫から出る『軽井沢マジック』の表紙のラフ・デザインが届く。イラストレーターは、『宇宙捜査艦ギガンテス 聖域の殺戮』でも担当してもらった二見敬之さん。解説は霧舎巧さんにお願いした。


2008.08.20
 高田崇史氏の『毒草師 白蛇の洗礼』を読了。千利休に関する謎解きは堂に入ったもの。毒殺の方のトリックは、毒殺ものを書いたことがある本格作家なら、蘊蓄として触れたこともあろうというもので、それを主たるトリックとして話を作った勇気は立派。

2008.08.19
 ポール・アルテ『七番目の仮説』を読了。最初の事件に、ギョギョッと目玉が飛び出そうになり、続く展開にも驚天してまた目玉が飛び出そうになる。

2008.08.08
 Mクラスの書店に探査機を送る。しかし、何もないという報告が届く。納得がいかず、エンタープライズD5を発進。再探査を行なったところ、ポール・アルテの『七番目の仮説』を発見。転送収容する。

2008.08.06
[新刊]
 高井忍『漂流巌流島』東京創元社(ミステリ・フロンティア) 2008.07.30
 倉野憲比古『スノウブラインド』文藝春秋 2008.06.30
「メフィスト」2008年9月号 講談社
「ミステリーズ!」vol.30 AUGUST 2008 東京創元社

 書店さんからのリクエストがあったので、『鬼蟻村マジック』にサインを入れる。30冊。

 このところ、やたらに雷がなるので、無停電電源装置を一つ導入してみた。

2008.08.02
[新刊]
 北村薫『野球の国のアリス』講談社(ミステリーランド) 2008.08.03
 島田荘司『帝都衛星軌道』講談社ノベルス 2008.08.06
 深水黎一郎『トスカの接吻 オペラ・ミステリオーザ』講談社ノベルス 2008.08.06
 石崎幸二『復讐者の棺』講談社ノベルス 2008.08.06

 石持浅海氏の『君の望む死に方』を読了。被害者の方が、加害者の望むように殺人をお膳立てしてやるという、逆転の発想が秀逸。しかし、加害者が殺害行為を必ず実行すると、どうして被害者が確信できるのか、その基調となる点に納得がいかなかった。また、そういうことを他の登場人物が疑いもせずに受け入れてしまう点も、いつもどおり(の石持作品に共通の欠点)で、違和感を覚えた。

 昨日は、南雲堂から12月に出る島田荘司監修「本格ミステリー・ワールド 2009」の編集会議に参加。またまた凄い企画が複数あるので、お楽しみに。

2008.07.31
 岸田るり子氏の『めぐり会い』を読了。主人公の女性の感情や機微は絶妙な書き方をしてある。基本的にサスペンス小説だが、恋愛小説としての比重が高い。

2008.07.30
[新刊]
 折原一『クラスルーム』理論社(ミステリーYA!) 2008.07
 黒田研二/前川かずお『逆転裁判(4)』講談社
「SFJapan」2008年夏号 徳間書店
 柄刀一『御手洗潔対シャーロック・ホームズ』創元推理文庫

 連日、水乃サトル・シリーズの新作『智天使の不思議』を執筆中。8月末までには書き上げたい。

 買いそびれていた、EMPIREの「chasing Shadows」を聞く。前作がかなり良かったので、今回も期待。ボーカルがcornerstoneなどのドゥギー・ホワイトに代わっていて、前作の黒っぽいうねり感がちょっと減ったが、その分、rainbowっぽくなったので、プラマイ・ゼロかな。

 夏はラテンかアフリカン・ミュージックってことで、Amazonを使って、アメリカからOsibisaのベスト盤を購入。

2008.07.25
[新刊]
 門前典之『浮遊封館』原書房 2008.07.28
 グラディス・ミッチェル『タナスグ湖の怪物』論創社(論創海外ミステリ)

『原作愛蔵版 伊賀の影丸(4)』を物質転送機で取り寄せ。

2008.07.24
 霞流一氏の『死写室』を読了。今回は動物題名じゃないの? と思ったら、ちゃんと隠れていたんですね(実は、作者にこっそり教えてもらった)。奇抜なトリックのオンパレード(異様な動機とかも含めて)。映画業界と、それらのトリックとの融合性が見事で、お勧め作品。
 これを読むと――霞流一氏は何と言うか解らないが――バカ・ミステリーは存在しても、バカ本格は存在しない、ということがよく解る。

 bk1amazonで、拙著『鬼蟻村マジック』の取り扱いが始まった模様。

2008.07.23
[情報館]を更新。

[新刊]
 笠井潔『青銅の悲劇』講談社 2008.07.24

 宮尾登美子『錦』、諸星大二郎『バイオの黙示録』を書店で転送収容。

2008.07.20
[新刊]
 竹本健治『せつないいきもの 牧場智久の雑役』光文社カッパ・ノベルス 2008.07.25
 詠坂雄二『遠海事件』光文社 2008.07.25

 JOURNEYの新譜『REVELATION』を聞くが、楽曲がイマイチで、うーん、だった。新ボーカリストはスティーブ・ペリーそっくりに歌うのだが、それがかえって、JOURNEYのコピー・バンドみたいな雰囲気を醸し出してしまう。

 蒼井上鷹氏の『まだ殺してやらない』を読了。次々に予想を裏切る展開がなされる。

2008.07.18
[情報館]を更新。

[新刊]
 柄刀一『黄昏たゆたい美術館』実業之日本社 2008.07.25
 有栖川有栖『妃は船を沈める』光文社 2008.07.25

 水乃サトル・シリーズの新刊『鬼蟻村マジック』の見本刷りができてきたので、原書房の担当編集者さんより受け取る。写真は帯付きと帯なしとを並べてみた。
 週明けから書店に並ぶとのことですので、どうぞよろしくお願いします。


2008.07.16
 ハヤカワ文庫SF『サイボーグ士官ジェニー・ケイシー』の1巻目を読む。この半分の長さだったら、面白かったかもしれない。

2008.07.15
 山口雅也氏の『キッド・ピストルズの最低の帰還』を読了。いつもどおり、稚気に溢れた作品集。

 太田忠司氏の『奇談蒐集家』を読了。基本設定が素敵だ。これだけで勝利。ショート・ショートの手法で話を落としているところもうまい。非常に楽しめた。

 昨日は小学館へ行き、『僕らが愛した手塚治虫』の第二巻の単行本化について打ち合わせをする。手塚治虫生誕80周年の間に出したいわけである。

2008.07.12
 近々、USB接続による親指シフト・キーボードの新型が、富士通から出るらしい。型番は、FMV-KB232。関連ページはこちら。購入は、青山通りにある富士通アクセスが簡単そう。

2008.07.11
[新刊]
 篠田真由美『綺羅の柩』講談社文庫
 田中啓文『落下する緑』創元推理文庫

 京王百貨店『大古書市』の目録が届く。一冊だけ注文してみようと思う。

2008.07.09
 9月に講談社文庫から『軽井沢マジック』が出るので、ゲラに赤を入れているところ。十年一昔というが、パソコン通信が重要な小道具となっているあたり、すでに古くなっている箇所がたくさんある。

 コンビニ本の『ジャングル大帝』(ホーム社)を買う。これで何冊目(何種類目)の『ジャングル大帝』だろう。

 久しぶりにメガネを作ろうと思ったが、やたらにフレームの小さなものばかり。遠近両用のレンズを入れようとすると、どれも入らない。結局、作らず。だいたい、フレームの小さな(細くて、横に長い)デザインのものは、(一般的には)日本人の顔には合わないだろうに。

2008.07.05
[新刊]
 柴田よしき『神の狩人 2031探偵物語』文藝春秋 08.06.30
 みなもと太郎『手塚治虫WORLD 青年マンガ編 これがホントの最終回だ!』ゴマブックス

 みなもと太郎先生の『手塚治虫WORLD 青年マンガ編 これがホントの最終回だ!』には、雑誌連載版の『ひょうたん駒子』が丸ごと収録されている(復刻されている)。が、もちろん、みなもと太郎先生の機知と蘊蓄に富んだ解説が面白いのだ。

2008.07.04
[情報館]を更新。

「ROM」131号がスペースシャトルで到着。

2008.07.02
 原書房から7月中旬発売予定の水乃サトル・シリーズ最新作『鬼蟻村マジック』のカバー見本ができてくる。作品世界の雰囲気がうまく演出されていて、とても満足。表紙にあしらわれているのは、ハンガリーの彫刻家が作った般若のパペットである。

 ARI KOIVUNENのセカンド・アルバム「BECOMING」を聴く。良品。

2008.06.30
[新刊]
 鏑木蓮『屈折光』講談社 2008.07.02

 ようやく、乱歩賞作家・鏑木蓮氏の受賞第一作目が出た。待ちわびた人も多いと思う。

 物質転送機で『手塚治虫劇画作品集 花とあらくれ』を取り寄せ。探偵劇画雑誌に掲載された作品をカラーで収録。単行本未収録の『ハリケーンZ(スーパーX事件)』を復刻、という嬉しいもの。

2008.06.27
[新刊]
 マイケル・イネス『霧と雪』原書房

「サスペリアミステリー」の原稿を書いて、亜空間通信で送る。今回は、大島弓子の「つぐみの森」というミステリー短編を取り上げた。

2008.06.24
[新刊]
 小森健太朗『星野君江の事件簿』南雲堂 2008.06.24
 我孫子武丸『警視庁特捜班ドットジェイピー』光文社 2008.06.25

『インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの王国』を覧る。まあ面白かったが、年寄りの同窓会という印象も拭えず。

2008.06.20
[情報館]を更新。

 今月の論創海外ミステリの新刊は、ジョナサン・ラティマーの『赤き死の香り』。これまた懐かしい名前の登場である。

2008.06.18
 ヘイク・タルボットの『絞首人の手伝い』を読了。『魔の淵』同様、やっぱりごちゃごちゃしている(苦笑)。

 物質転送機による取り寄せは、マイケル・ボンド『パディントンのラストダンス』。

2008.06.16
[新刊]
 岸田るり子『めぐり会い』徳間書店 08.05.31
 岸田るり子『過去からの手紙』理論社(ミステリーYA!) 08.02(ムム。初版2月としか書いてないぞ。日付がないなんて珍しい)

 ヘイク・タルボットの『絞首人の手伝い』を読み始める。

2008.06.15
[新刊]
 石持浅海『耳をふさいで夜を走る』徳間書店 08.06.30
 鳥飼否宇『爆発的――七つの箱の死』双葉社 08.06.25

 病院でくれるサラザックという顆粒の風邪薬を飲むと、眠気が押し寄せ、フラフラする。

2008.06.14
 またちょっと風邪ぎみで喉が痛い。

 篠田真由美氏の『美しきもの見し人は』を読了。濃厚な雰囲気があり、バテレン信仰に基づく愛憎劇に凄まじいものがある。

 エラリー・クイーン『ナポレオンの剃刀の冒険』を読了。ラジオ・ドラマの小品だけど、間違いなく初期クーイン味。詳細な解説が、その味わいや楽しさを3倍に増幅している。

2008.06.12
[新刊]
「ジャーロ」Vol.32 光文社

 拙著『カーの復讐』が中国語に翻訳されることになったと、講談社から連絡が入る。台湾で出るのかと思ったら、今度は中国での発売(北京語のようだ)になるという話だった。ちょっと驚いたし、嬉しかった。

「ジャーロ」の最新号には、「本格ミステリ大賞」の全選評が掲載されている。今回の小説部門は候補作が良かったので、皆の選評にも熱が入っているね。

2008.06.10
 物質転送機での取り寄せは、『完訳 ファーブル昆虫記 第6巻下』集英社、グリン・ダニエル『ケンブリッジ大学の殺人』扶桑社。

『本格ミステリ08』を読了。霞流一氏の「霧の巨塔」、米澤穂信氏の「身内に不幸がありまして」、北山猛邦氏の「見えないダイイイグメッセージ」が面白かった。特に米澤穂信氏の作品は、最後の一撃という点で、川端康成の「眠れる美女」に匹敵する傑作。

 8日は、都内某所で、本格ミステリ大賞受賞記念トークショー並びにサイン会。列席数は180人ほどと大盛況。
 写真は――逆光になるので撮りづらかった――話をする有栖川さん、司会の北村会長、綾辻さん、小森さん。


2008.06.09
[新刊]
 松尾由美『人くい鬼モーリス』理論社(ミステリーYA!)
「ミステリーズ!」VOL.29 東京創元社

 7日は、本格ミステリ作家クラブ主催による「本格ミステリ大賞」の授賞式とパーティ。
 受賞者は、小説部門が『女王国の城』の有栖川有栖さん。評論・研究部門が『探偵小説の論理学』の小森健太朗さん。

 写真は左上から、選考経過を発表する綾辻さん。賞状を有栖川さんに渡す北村会長。花束を贈呈して、コメントを求められた道尾さん。賞状を受け取る小森さん。花束を受け取った小森さん。トロフィーを手にする有栖川さんと小森さん。主賓挨拶をする大沢理事長。シメの挨拶をする北村会長。霞さん、倉知さん、柄刀さん、剣持さん、二階堂。


2008.06.05
[情報館]を更新。

 マイケル・シェンカー・グループの新譜『In The Midst of Beauty』を聴く。なかなか良い。

 今日も腰の治療。病院一件とマッサージ一件。

「本の窓」に連載中の『僕らが愛した手塚治虫』の原稿を書き、レーザー通信で送る。今回は『0マン』について。

2008.06.03
[新刊]
 柴田よしき『謎の転倒犬』東京創元社
 本格ミステリ作家クラブ・編『本格ミステリ08』講談社ノベルス
 蒼井上鷹『まだ殺してやらない』講談社ノベルス

 ちょっと風邪かも。喉が痛い。

 R・オースティン・フリーマン『猿の肖像』を読了。事件の転がり方が面白い。もう少し外連味がほしいが、それがなくて、堅実な説明が続くところがこの作家の味なのだなあ。

2008.05.30
 腰痛がぶりかえし、昨日は一日、寝床から起きられず。またしばらくリハビリが続く。

 第11回鮎川哲也賞を『建築屍材』で受賞した門前典之氏。筆を折ったという噂があったがこれは間違いで、七月に原書房から、『浮遊封館(仮)』が、拙著『鬼蟻村マジック』と共に出る予定。何とも喜ばしいニュースである。

2008.05.29
 有栖川有栖氏の『鏡の向こうに落ちてみよう』を読んでいたら、漢字の送りがなに関する話題があった。
 有栖川氏は送りがなを〈送る派〉だという。私の本を読んでもらえば解るが、私も〈送る派〉である。また、私は、〈送りがなは送るように〉と、小学校で習った記憶がある。「おこなう」は「行なう」であって、「行う」ではない。「あらわす」も、「表わす」や「現わす」の方がしっくりくる。
 何故〈送るか〉と言えば簡単な話で、誤解をまねかないためだ。〈送らずに〉「行った」と書いたら、「おこなった」のか「いった」のか解らない(まあ、前後の文脈から判断できる場合の方が多いが)。漢字+送りがなで一つの言葉が成立しているとすれば、変化しない部分+変化する部分、として表記する方法が一番合理的だと思う。

2008.05.28
[新刊]
 北森鴻『なぜ絵版師に頼まなかったのか』光文社
 有栖川有栖『鏡の向こうに落ちてみよう』講談社

 昨日は、原書房の編集さんと打ち合わせ。水乃サトル・シリーズの書き下ろし長編『鬼蟻村マジック(おにありむらマジック)』は、七月中旬刊行予定で進行中。サトル・シリーズはアリバイものが多いのだが、これは完全に密室殺人もの。

 Mクラスの書店を探査し、手塚治虫『ボクのまんが記』朝日新聞社、横山光輝『伊賀の影丸(2)』講談社を転送収容。

 物質転送機で、高木晶子『想い出大事箱〜父・高木彬光と高木家の物語』出版芸術社、ヴィンテージ・ミステリ・クラブ『クラシック・ミステリのススメ Part1』(改訂第二版)、グラディス・ミッチェル『ワトスンの選択』長崎出版、を取り寄せ。

2008.05.26
 三津田信三氏の『山魔の如き嗤うもの』を読了。これまた傑作。密室の中からの一家消失や、密室殺人、見立て殺人、山魔の謎など、これでもか!ってな具合に奇怪な出来事が次々に登場する。今回も、見えるはずなのに見えない者というシリーズに共通する主題が出てくるが、完全に納得できる回答が与えられている。刀城言耶の出番も多いので満足。強くお勧め。

 ドリームタイドの新譜『ドリーム・アンド・デリヴァー』を聴く。良い曲も多いけれど、2、3捨て曲が入っているのが惜しまれる。

2008.05.24
[新刊]
 桐野夏生『東京島』新潮社
 北村薫『北村薫の創作表現講義』新潮社(新潮選書)

 作家になる前、私も、谷崎潤一郎や三島由紀夫を筆頭にずいぶんたくさんの文章読本を読んだ。しかし、それが小説を書くのに役立ったという記憶がない。文学論としては面白いものがあっても、あまり実践的ではなかったからかもしれない。しかし、この北村薫さんの新刊は、作家を目指す人には即戦力となろう。
 たとえば、ミステリーでよく指摘される視点の問題などにも言及してあって、それが具体的なので非常に解りやすい。
 私の場合には、「なるほど。こういうふうに人に説明すれば良いのか」と、勉強になる点が多かった。

2008.05.22
[情報館]を更新。

[新刊]
 山口雅也『キッド・ピストルズの最低の帰還』光文社
 蒼井上鷹『ホームズのいない町 13のまだらな推理』双葉社(フタバ・ノベルス)

 6月21日土曜日に、花園大学で、綾辻行人さんと有栖川有栖さんの対談『ミステリー・ジョッキー、公開ライブ』があるとのことである。問い合わせ先:花園大学企画広報室(075-811-5181(代表))。

2008.05.21
[情報館]を更新。

 東京創元社が主宰する『第18回 鮎川哲也賞』の受賞作が発表になった。七河迦南(ななかわかなん)氏の『七つの海を照らす星』に決定したとのこと。詳細はこちら。七河迦南氏は、『新・本格推理』の応募者でもあり、めきめき頭角を現わしていただけに、大変嬉しく、また、今後の期待が大いにできる逸材と言えよう。受賞作は秋に刊行になると思うが、楽しみに待ちたいと思う。


2008.05.20
[新刊]
 オースティン・フリーマン『ポッターマック氏の失策』論創社
 ヘンリー・セシル『サーズビイ君奮闘す』論創社
 山田正紀『オフェーリアの物語』理論社

 日曜日は、エンタープライズD5を運転し、用があって長野県の黒姫へ出かける。途中、菅平インターで高速を下り、真田町にある日帰り温泉『地蔵温泉 十福の湯』に寄ってみた。露天風呂が広く、飲食関係も充実していて、とても良い風呂だった。次回から、東部湯の丸にある『みずほ温泉 湯楽里館』と、どちらに入るか、悩みそう。

 月曜日は、軽井沢で光文社の編集さんと落ち合う。次作に関する取材のためである。
 途中、内田康夫先生の『浅見光彦倶楽部』へ寄ったら、何と、内田先生と奥様がいらっしゃって、歓待してくださったのであった。《浅見光彦の家》は展示物もたくさんあって、すごく楽しい場所だった。


2008.05.16
[新刊]
 ミステリー文学資料館・編『江戸川乱歩と13人の新青年 〈文学派〉編』光文社文庫
 大倉崇裕『聖域』東京創元社

 一昨日の午前中は、親戚の者を連れ、入間にできたアウトレットパークへ。雨にもかかわらず、けっこうな人がいた。本のアウトレット店がなかったので、マイナス30点。それにしても、ここができたせいで(道が混むから)、入間インターが使えなくなった。どうしてくれるんだ。

 書店を探査。以下のものを転送収容。手塚治虫『おもしろブック版 ライオンブックス(2)』小学館クリエイティブ、みなもと太郎『手塚治虫WORLD』ゴマブックス、ヘイク・タルボット『絞首人の手伝い』ハヤカワミステリ。

2008.05.14
 昨日は、東京某所で、本格ミステリ作家クラブが主宰する「本格ミステリ大賞」の公開開票式。
【小説部門】は、有栖川有栖氏の『女王国の城』が受賞。【評論・研究部門】は、小森健太朗氏の『探偵小説の論理学』が受賞。
 お二方、おめでとうございます。
 ちなみに、【評論研究部門】は、小森氏の本が10評、法月綸太郎氏と石上三登志氏の本が9評と、大接戦であった。
 私は、三津田信三氏の『首無の如き祟るもの』と石上三登志氏の『名探偵たちのユートピア』に投票したので、大惨敗(^_^;)。


2008.05.11
[新刊]
 有栖川有栖『壁抜け男の謎』角川書店

「本の窓」に連載中の『僕らが愛した手塚治虫』の原稿を書き、レーザー通信で送る。「少年サンデー」が創刊50周年記念特集をやっているので、手塚治虫が「少年サンデー」に連載した長編について書く。今回はその第1回で、『スリル博士』について紹介。

 三雲岳斗氏の『少女ノイズ』を読了。装幀にだまされてはいけない。しっかりした本格推理短編集。人物造形や動機にはいわゆる現代性も色濃い。お勧め。
 それはそれとして、三雲岳斗氏には、そろそろSF本格ミステリーを書いてほしい。

2008.05.08
 WindowsXPのSP3が出たので、デスクトップと、ノートと、モバイルにインストールする。特に問題もなく終了したが、themeのstyleがリセットされてしまったのはアレレだった。ネットを検索してみると、SP3用のUXTHEME.DLLがすでにあるということで、ダウンロードし、マシンをセーフティ・モードで立ち上げてコピーする。再起動して、styleを選び直し、ようやくもとの状態に戻った。余計な時間がかかった。

2008.05.07
 水乃サトルの現代版シリーズ『鬼蟻村マジック』を書き終える。550枚。原書房に亜空間通信で原稿を送る。
 来週からは、光文社の書き下ろしに入る予定。

 加瀬義雄氏の『失われたミステリ史』を読む。北欧、ドイツ、オーストリア、イタリア、フランスなどの古典的なミステリーを紹介したもの。『スミルノ博士の日記』を書いたドゥーセなど、北欧の作品にも多くページをさいているので貴重である。問合せはROMまで。

2008.05.02
 山口雅也氏の『モンスターズ』を読了。アバンギャルドだけどちっとも難しくない。稚気もあれば、ファンタジーやロマンもある、驚きの短編集。

 ちまたではゴールデンウィークだが、『鬼蟻村マジック(仮)』の仕上げをしているので、私には休みはない。

2008.04.30
 で、Madonnaの新譜『HARD CANDY』。もっと刺激的なものを想像していたが、逆にBGMとして流し聞きすれば悪くない。

2008.04.29
 Whitesnakeの新譜『GOOD TO BE BAD』はイマイチだった。65点の曲がずらりと並んでいる感じ。明日出る、Madonnaの新譜に期待しよう。

2008.04.26
 6月に、富士通専門店「アクセス」から、親指シフト・キーボードの新しいモバイル・ノート・パソコンが発売になるとのこと。キーボードは水の入りにくい、バスタブ式が採用されているらしい。

2008.04.25
 Mクラスの書店で、横山光輝『原作愛蔵版 伊賀の影丸(1)』を発見。転送収容。

「本格ミステリ大賞」の投票を物質転送機で送る。とっくに投票した気で忘れていたのであった。

2008.04.24
「バトルスター・ギャラクティカ/Battlestar Galactica」の第1シーズン放送終了。まったくの期待はずれで、ぜんぜん面白くなかった。そもそも、人間型サイロンなんてものを出してはダメ。昔の「宇宙空母ギャラクティカ」の方が圧倒的に素敵だ。

「ニコリ」用の原稿、「名探偵Zの事件簿 火炎の密室」を書いて、亜空間通信で送付。

2008.04.22
 リュウドから出たアールボード・フォー・ケイタイ RBK-500U(USB) だが、アドエスに繋ぐ場合、付属のケーブルでいけるようだ。別にUSBホストケーブルを用意する必要はないらしい。

2008.04.21
[新刊]
 松尾由美『フリッツと満月の夜』ポプラ社
 三津田信三『山魔の如き嗤うもの』原書房(ミステリー・リーグ)
 愛川晶『神田紅梅亭寄席物帖 芝浜謎噺』原書房(ミステリー・リーグ)

 ちょっと疲れたので、温泉にでも入ろうと、奥多摩の先にある丹波山温泉のめこい湯へ行ってくる。いわゆる日帰り温泉だが、わずかに硫黄の匂いのするかけ流しで、ぬるい湯にゆっくり入るのが好きな私には最適な風呂であった。あたりは山桜なども咲いていて、なかなか綺麗であった。

 カロナビの数少ない欠点は、ブックオフのロゴマークがないことと、周辺検索で古本屋が出ないところ(^_^;)。

2008.04.18
[情報館]を更新。

[新刊]
 島田荘司『死者が飲む水』南雲堂
 円堂都司昭『『謎』の解像度 ウェブ時代の本格ミステリ』光文社

『死者が飲む水』は、箱入りの愛蔵版(新書判)。

 道尾秀介氏の『ラットマン』を読了。最後で「ムヒヒ」と嬉しく笑った。

 エンタープライズD5を改造のため、天王星軌道にある船渠(ドック)に入れる。三菱純正のナビMMCSのできが悪いので、カロのサイバーナビを増設。MMCSはナビゲーション・システムから環境監視システムに降格。

2008.04.17
 リュウドから、アールボード・フォー・ケイタイ RBK-500U(USB) という、コンパクトな折りたたみキーボードが発売になるとのこと。工夫しだいでは、親指シフトでも使えるよう(ソフトが別途必要)。USBホスト・ケーブル経由でアドエスに繋いでみようかと思っているところ。

2008.04.16
 芦辺拓氏の『裁判員法廷』を読了。一応、短編集なんだが、それ以上の(以下、自粛)。解決をあえて困難な方へ向けていく謎解き構成が見事。お勧め。

 ところで、来年から始まるという裁判員制度。私はあんなのは反対だ。どうせやるなら、アメリカと同じ陪審制度にすればすむことであろう。裁判員制度は、単に現状の司法制度の人手不足と能力不足を一般市民に押しつけるものとしか思えない。

2008.04.12
[新刊]
 山口雅也『モンスターズ』講談社
「メフィスト」2008年5月号

 講談社ノベルス25周年記念のグッズが届く。「講談社ノベルス25周年記念全著作リスト1982-2007」と、真っ白なブックカバーである。「リスト」の1番目は赤川次郎さんの『東西南北殺人事件』で、最後は拙著『双面獣事件』という並び。


2008.04.08
[情報館]を更新。

 東京創元社の雑誌「ミステリーズ!」の見本刷りが届く。エドワード・D・ホックの追悼文が組まれている。そういえは、「ミステリマガジン」でも追悼特集があったはず。どこかで転送収容しなくては。

2008.04.07
 連載「僕らが愛した手塚治虫」の原稿を書き、亜空間通信で送付。今回の内容は、「週刊セブンティーン」の創刊当時に載っている手塚治虫の人生相談のことなど。

 貴志祐介氏の『狐火の家』という短編集の中の表題作のみ読む。作者が結果的に採用した結末より、捨てネタの時間差を利用した密室トリックの方が優れているし、面白いと思う(本格的見地では)。

 原書房の書き下ろしの下書き450枚ができあがる。清書の最中。

2008.04.04
[新刊]
 石持浅海『賢者の贈り物』PHP
 貴志祐介『狐火の家』角川書店
 篠田真由美『闇の聖杯、光の剣』理論社
 高田崇史『毒草師 QED』講談社ノベルス
 古野まほろ『探偵小説のためのエチュード「水剋火」』講談社ノベルス

 昨日から、弥生美術館で「山川惣治展」が始まった。昼頃に見に行って、N氏やO氏と合流する。M氏も紹介してもらう。
 山川惣治の秀作時代の作品から、黄金期の生原稿、書籍などがずらりと並んでいて壮観。山川惣治の躍動感及び迫力溢れる絵を間近にできるのだから幸せである。期間中、もう一度行きたい。

これらの写真は取材のため、弥生美術館より
特別の許可をいただいて撮影したものです。
一般には撮影できませんので、御注意ください。


 別館の方に、山川惣治の『少年ケニヤ』の産経新聞附録と、「少年」の附録の「豹少年」の書影を掲載した。

2008.04.02
『山川惣治 「少年王者」「少年ケニヤ」の絵物語作家』を出した河出書房新社の編集者に問い合わせをしておいたところ、書誌に誤りがあったとの報告が来た。
『少年エース』の初出はやはり「産経新聞」であり、「中部日本新聞」が1日遅れの二次利用とのこと。ただし、「中部日本新聞」の方が600回と連載回数は2回少ない。なお、『続少年エース』は「中部日本新聞」にしか連載されていないそうだ。
 というわけで、以下が、現時点での正しい書誌となる。

『少年エース』
 連載:「産経新聞」昭和34年12月7日〜昭和36年8月4日※602回
     二次利用:「中部日本新聞」昭和34年12月8日〜昭和36年8月4日※600回

『続少年エース』
 連載:「中部日本新聞」昭和36年8月10日〜昭和37年12月30日※504回

 太田忠司氏の『百舌姫事件』を読了。名探偵対魔術団という話なので、面白くないわけがない。
 フィリップ・マクドナルドの『ライノクス殺人事件』を読了。構成は非常に凝っているが、事件と事件背景と人物が普通なので物足りない。

2008.03.30
 国立一中同窓生が、国立市の大学通りで花見をしているのというので、午後3時頃にちょっとだけ見に行く。大学通りの有名な桜並木は満開であった。


 Mクラスの書店で、手塚治虫の復刻『おもしろブック版 ライオンブックス(1)』小学館クリエイティブと、小野卓司『描きかえられた鉄腕アトム』NTT出版を発見。転送収容する。どちらも、手塚ファンなら大喜びの本。


2008.03.28
 山川惣治の『少年エース』の件
 ある知り合いの方が、『山川惣治 「少年王者」「少年ケニヤ」の絵物語作家』で、書誌を作製した三田薫さんに問い合わせをしてくださった。
 それによると、

『少年エース』は「中部日本新聞」が先に掲載し、二次使用で『産経新聞』が後に掲載する。「産経新聞」の終了時が先なのは、『続少年エース』は、掲載されなかったためであろう。

 とのこと。そうであったか! と、あらためて驚く。

 そこで、ものは試しと、『続少年エース』の掲載時期について中日新聞社に質問をしてみた。
 すると、次のような回答が得られた。

『続少年エース』の連載は、昭和36年8月10日から昭和37年12月30日までの504回である。『少年エース』は、昭和36年8月4日の600回で終了。その後4日間休んで、8月9日に同じ体裁で、凸版見出しだけを『続少年エース』に変えた「これまでのあらすじ」を掲載した。

 ううむ。何と続編が504回もあったか!
 当然、読みたいぞ!
 というわけなので、近々、国会図書館へ行き、マイクロフィルムを確認したいと思っている。
 山川惣治研究は、奥が深いなあ。

2008.03.27
 深水黎一郎氏の『エコール・ド・パリ殺人事件』を読了。とても良い。引き締まった作品で、緊張感とユーモアのバランスもうまい。特に、凶器に関する背景や扱った動機が綺麗。探偵役の青年も良い味を出しているので、ぜひシリーズ化を期待する。お勧め。

2008.03.25
 別館の方に、山川惣治の『少年王者』の書影を掲載した。

 2004年に私は、多摩図書館で、山川惣治の『少年エース』の掲載紙と連載時期について調べた。マイクロフィルムで確認したところ、昭和34年12月7日から、昭和36年8月4日まで、602回連載されていた。
 ところが、河出書房新社の『山川惣治 「少年王者」「少年ケニヤ」の絵物語作家』の書誌を見ると、

 少年エース『中部日本新聞』(中部日本新聞社)[昭和34年1月1日〜昭和37年12月30日]※途中から、「続少年エース」に改題

 となっているではないか。
 これはどういうことだろう?
 新聞連載漫画とか連載小説は、中央紙に連載され、それが地方紙に遅れて連載される、というようなことがよくあるようだが(たとえば、手塚治虫の『黄金のトランク』とか)、それと同じような事例だったのだろうか。

2008.03.24
 MRI検査の結果が出る。椎間板ヘルニア一歩手前の腰椎椎間板症であった。精髄の中を通る神経が圧迫されているとのこと。当分の間、腰をひねるスポーツは禁止されてしまう。ということは、直滑降のみのスキーなら良いのだろうか。

 山川惣治展を応援しようと思い、別館の方に、山川惣治の『少年タイガー』の書影11枚を掲載した。惚れ惚れするほど格好いい絵だ。

2008.03.23
[新刊]
 フィリップ・マクドナルド『ライノクス殺人事件』創元推理文庫

 六興版で読んだ『ライノクス殺人事件』は、「なんか、フツー」という感想だったが、創元推理文庫の新訳版で、どんなふうに印象が変わるか、それが楽しみ。

 河出書房新社の「ランプの本」シリーズから、『山川惣治 「少年王者」「少年ケニヤ」の絵物語作家』が出た。4月3日からは、弥生美術館でも、「山川惣治展」が開かれる。
 もしも、自分が画家(マンガ家)になれるものなら、山川惣治の絵を描ける才能を希望する。


2008.03.22
[情報館]を更新。

[新刊]
 太田忠司『百舌姫事件』徳間ノベルス

 昨日は、講談社で編集さんと打ち合わせの後、東京ドームシティに行き、前日こけら落としとなったJCBホールで、ボズ・スキャッグスとTOTOのジョイント・コンサートを見る。ホールは想像したより小さめであったが、その分ステージが近く、音も良かった(東京ドームなどに比べたらの話。PAの調子はイマイチ)。ただ、この会場、一つ一つの席が小さく、間も狭く、腰痛持ちにはつらいものがあった。
 ボズはやや懐メロ感覚で聞いていたが、TOTOの演奏は素晴らしかった。乗っていて切れがあり、迫力もあった。前回の時やこの前発売になったパリ・ライブのDVDより上だと感じた(ボビーの声は、ちょっと辛そうだったが)。

2008.03.19
[新刊]
 篠田真由美『美しきもの見し人は』光文社カッパ・ノベルス
「ジャーロ」2008年春号
 エラリー・クイーン『ナポレオンの剃刀の冒険』論創社(論創海外ミステリ)

『完訳 ファーブル昆虫記 第6巻上』を物質転送機で取り寄せ。

 偽ハマーことエンタープライズD5が到着。new frontierに向けてただちに出航。1.8トンの重さにして、2.4リッターしかないワープ・エンジンはやや非力。しかし、4WD機構は接地感も回頭性も良好。艦長席の座り心地もなかなか。楽しめそうな宇宙船である。

 腰痛はさらに悪化。昨日はついにMRI撮影。結果は一週間後に出る。

 ここ数日、病院の待合室で読んだのは、鳥飼否宇氏の『官能的 四つの狂気』、坂木司氏の『先生と僕』、東川篤哉氏の『もう誘拐なんてしない』。

2008.03.13
[新刊]
 島田荘司『斜め屋敷の犯罪』南雲堂
 柄刀一『ゴーレムの檻』光文社文庫

 南雲堂から出た『斜め屋敷の犯罪』は新書判で、箱付きの豪華版。

 講談社文庫「IN・POCKET」3月号に、北山猛邦氏のインタビューがたっぷり載っている。若い作家の語る場が少ないので(特にムーブメントの後輩は)、こういうのは一読者として嬉しい。


2008.03.12
[情報館]を更新。

[新刊]
 二階堂黎人編『新・本格推理08』光文社文庫
 石持浅海『君の望む死に方』祥伝社ノン・ノベル

 次に乗る宇宙船の名前はもう決まっている。エンタープライズD5だ。

 腰痛が辛い。ずっとぎっくり腰状態で生活している感じ。でも、何とか原稿は書いている。今は原書房の書き下ろし『鬼鏡郷マジック(仮)』をやっているところで、水乃サトルの現代編である。年末に予定していたのとはぜんぜん違う作品を書くことになった。

2008.03.07
 TOTOの新しいDVDを物質転送機で入手。パリ公演を収録した「FALLING IN BETWEEN LIVE」。デヴィッド・ペイチやマイク・ポーカロがいないのは、ちょっと寂しい。

2008.03.06
[情報館]を更新。
[企画進行中]を更新。

 矢野龍王氏の『左90度に黒の三角』と、島田先生の『classical fantasy Within 第三話 火を噴く龍』を読了。

 映画『バンテージ・ポイント』のパンフレットの見本刷りが届く。この中に、この映画に関して述べた私のインタビューが載っている。

 平成11年式のビッグホーン・ロータスSEに9年間乗ってきたが、今月中旬に車検で、とうとうお別れということに。大きさが適当で(大きすぎず、小さすぎず)、積雪路の走破性も高く、スキーのために冬山へ何回もこの車で行った。とても良い車だったからちょっと残念だが、仕方がない。もちろん、次の車もRV(4WD)を選ぶ。
 エンタープライズがD型からE型に切り替わった時の、ピカード艦長の気持ちが解る感じ。

2007.03.04
[新刊]
 辻真先『ぼくたちのアニメ史』岩波ジュニア新書
 島田荘司『死者が飲む水 改訂完全版』講談社ノベルス

 エラリー・クイーンが「アメリカの探偵小説そのもの」ならば、辻真先先生は「日本のアニメ(脚本)そのもの」だ。ことに、僕らの世代だったら、知らずに辻作品を見ていたなんてことはざらにある。『ぼくたちのアニメ史』は、その辻先生の回想録なんだから、面白いし、貴重な証言が詰まっているのだ。

 3月中旬に発売になる光文社文庫『新・本格推理08』の見本刷りができてきた。ちょっと厚めだが、それだけの読み応えのあるアンソロジーになったと言えよう(もちろん、応募者・入選者の皆さんの頑張りのたまものだ)。


 さて、その『新・本格推理』だが、次回第9回に関して、重要なお知らせがあります。
次回は、「特別編」となり、『新・本格推理』出身作家の作品が中心となると共に、応募に関しては最優秀作1作のみを入選とし、プロの作品と並べて掲載します。よって、これまでで一番難関となるわけです。
 応募要項は以下のとおりですが、詳しくは、『新・本格推理08』の巻末を御覧ください。

《新・本格推理》第9回原稿募集
●7番目の椅子を公募
 本格推理シリーズをきっかけにデビューした作家6人による書き下ろし作品を『新・本格推理09』に収録。7番目の椅子の一作のみ公募枠とします。プロ作家と当選者の作品は、同格の扱いで並んで掲載されます。「我こそは」と思うみなさんの応募をお待ちしています。

【応募要項】
募集内容 「不可能犯罪」をテーマとした本格推理小説。広義の「不可能犯罪」と
     考えていただいてけっこうです。よって、「アリバイ工作」などのトリ
     ックでもけっこうです。本格の定義に関しては『新・本格推理』シリー
     ズを参照のこと。
応募資格 規定はありません。
原稿枚数 400字詰め原稿用紙換算で100枚以内。ワープロ原稿が望ましい。
     特に理由がない限り、縦書きとし、A4用紙に30字×30行〜40行でプリ
     ントアウトしてください(上下左右に余白をとり、字間を詰め、行間を
     空け、読みやすさをこころがけてください)。
お願い  別紙にお名前(ペンネームを使う場合は併記)、タイトル、連絡先の郵
     便番号、住所、電話番号、簡単な略歴を書いてください。また原稿整理
     の都合上、クリップや紐など、簡単に外せるもので原稿の右上を綴じ、
     通し番号をふってください。
締め切り 2008年10月末日(当日消印有効)
選考   編集部による一次選考後、二階堂黎人氏を委員長とする選考委員による
     合議で決定。
発表   本「特別編」誌上にて発表。
稿料   規定の印税をお支払いいたします。著作権は本人に帰属します。
送り先  〒112-8011 東京都文京区音羽1−16−6
     光文社文庫編集部「新・本格推理 7番目の椅子」係

2007.03.01
[新刊]
 島田荘司『classical fantasy Within 第三話 火を噴く龍』講談社BOX
 芦辺拓『裁判員法廷』文藝春秋
 霞流一『死写室』新潮社
 小林泰三『モザイク事件帳』東京創元社

 原稿執筆の合間にA・M・ウィリアムスン『灰色の女』をまったりと読んでいるのだが、神秘的な雰囲気で彩られた怪談めいた雰囲気が実に素晴らしい。筋立ての面白さは乱歩の『幽霊塔』で実証されているし、それを文学的香気で包んだ見事なスリラーである――という表現は、順序が逆だから変だけど、そうとしか言いようがない。

2007.02.27
[新刊]
 綾辻行人『深泥丘奇談』メディアファクトリー
 我孫子武丸『弥勒の掌』文春文庫
 恩田陸『夏の名残りの薔薇』文春文庫

 首はほぼ直ってきたが、腰痛がひどく、今日も整形外科でレントゲンを撮られることに。「骨に異常はないが、ゆっくりした有酸素運動以外の急激な運動はしないように」と言われてしまう。ということは、スキーはやってはだめなのですね。

 まあ、いいや。原書房の書き下ろしに集中しよう。

2007.02.24
[新刊]
 A・M・ウィリアムスン『灰色の女』論創社(論創海外ミステリ)
 ジョン・ブラックバーン『刈りたての干し草の香り』論創社(論創海外ミステリ)
 パーシヴァル・ワイルド『検死審問』創元推理文庫

 ついに、『灰色の女』が翻訳された。これは、黒岩涙香や江戸川乱歩の『幽霊塔』の原書である。これが訳出されたということは、日本の推理小説界にとって大きな出来事である。どれほど歴史的な快挙であるかは、原書を発見してくれた小森健太朗氏の解説に詳しい。

2008.02.19
[情報館]を更新。

 柄刀一氏の『消滅島 RPGマーダー』を読了。今回も真ん真ん中の剛速球。

2008.02.18
 J・J・コニントンの『或る豪邸主の死』長崎出版を物質転送機で取り寄せる。
 コニントンのミステリー処女作であり、冒頭に〈読者への挑戦〉がある。大立て者の死という1920年代英米本格に共通する趣向作のようだ。

2008.02.16
 花粉症が始まったので頭が痛い。

 本格ミステリ作家クラブのサイトで、第8回「本格ミステリ大賞」の候補作が発表になっている。こちら
 小説部門は、今年は最適な候補作が並んだと思う。評論賞部門も特に文句はないが、相変わらずの弾不足は明らか(本の解説とか、短い評論・書評に良いものはないわけ?)。

2008.02.13
[新刊]
 パトリック・クェンティン『グリンドルの悪夢』原書房

『グリンドルの悪夢』はQ・パトリック名義で発表されたものらしい。 

 以前紹介したトリニティーワークス有限会社というMacintoshのソフトを主に開発している会社が、富士通製親指シフト・キーボード(FKB8579-661EV)でもって使える、マック用のキーボード・ドライバの評価版を公開している。こちら

2008.02.11
[新刊]
 東川篤哉『もう誘拐なんてしない』文藝春秋

 東川氏の新作は題名どおり誘拐もの。ミステリー作家なら、一度は誘拐ものを書いてみたいと思うわけで。

 ようやく首が回るようになってきた。が、肩や右の腰がまだ重い。

 LAST AUTUMN'S DREAMの「HUNTING SHADOWS」を聴く。1枚目と3枚目の間くらいのでき。1曲目が良い。

2008.02.09
[新刊]
 柄刀一『消滅島 RPGマーダー』祥伝社ノン・ノベル(天才・龍之介がゆく!)
 東川篤哉『完全犯罪に猫は何匹必要か?』光文社文庫
「ミステリーズ! Vol.27」東京創元社

 牧薩次氏の『完全恋愛』を読了。見事な文芸本格。中高生の夏休みの課題図書にしたいくらい。

2008.02.07
 病院で首のレントゲンを撮り、見せてもらった。そうしたら、普通は湾曲しているはずの頸骨が直線状になってしまっていた。顔を下に向けると痛いので(頭を後ろや横に傾けても)、タッチタイプでしかキーボードを打てない。
 腰痛の方は、背骨の四番目と五番目の縁にわずかなでっばりがあるとのこと。ひどくなれば手術と脅かされる。

『僕らが愛した手塚治虫』の連載原稿を書き、亜空間通信で送付。今回は、「少年サンデー」に連載された『ダスト18』と、それを単行本化した『ダスト8』の詳細な比較。

 弥生美術館より、『山川惣治展』のポスターをいただく。開催は4月3日から6月29日まで。これに合わせて、河出書房新社の〈らんぼの本〉からも、山川惣治の業績を紹介する本が出るらしい(3月に)。


2008.02.06
[新刊]
 牧薩次『完全恋愛』マガジンハウス
 島田荘司『斜め屋敷の犯罪 改訂完全版』講談社ノベルス
 深水黎一郎『エコール・ド・パリ殺人事件』講談社ノベルス

 実は日曜日に黒姫でスキーをして、大転倒し、軽いムチウチと腰痛(正確に言うと、腰痛は悪化)になってしまった。連日、病院へリハビリに通っている。低周波治療器などにかかっている時に本が読めるからいいか(と、自分を慰めているしだい)。

 で、土屋隆夫氏の『人形が死んだ夜』を読了。さすがに驚きは少ないが(話も昭和40年代の写実派そのものだし)、コクはたっぷりある。

 新刊の『完全恋愛』は、有名作家の別名義作品。でも、「牧薩次」という名前を見れば、すぐに誰か解るよね。

2008.02.05
[新刊]
 我孫子武丸×坂本あきら『探偵になるための893の方法』スクウェア・エニックス

 島田荘司先生の『classical fantasy Within 第二話 怪力光線砲』を読了。この先、この奇想がどう展開するんだろうと、興味津々。

 汀こるもの氏の『パラダイス・クローズド』を読了。主人公の双子が魅力的に書けているので、萌え目線で読む読者には嬉しいものだろう。他の登場人物の顔が思い浮かばないとか、孤島や館の場景が見えてこないところがちょっと残念。

 高田崇史氏の『QED 諏訪の神霊』を読了。諏訪における数々の謎が解けるのだから、面白いに決まっている。

2008.02.01
[新刊]
 島田荘司『島田荘司全集II.』南雲堂
 島田荘司『classical fantasy Within 第二話 怪力光線砲』講談社BOX
 鳥飼否宇『官能的 四つの狂気』原書房

『バンテージポイント』という映画の試写を見て、内容についてコメントする(インタビューを受ける)という仕事をした。90分の映画だが、面白さが凝縮されていて、とても良い作品であった。

2008.01.26
 ギルバート・アデア『ロジャー・マーガトロイドのしわざ』を読了。微笑ましい内容。

『ヘルマン・ヘッセ全集』第12巻(『シッダールタ』他)を物質転送機で取り寄せ。これで全16巻が完結。

 南雲堂から、島田荘司先生の占星術殺人事件の愛蔵版(新書サイズ)が出る。函付き。発売は2月へ入ってすぐ。


2008.01.24
[情報館]を更新。
 トリニティーワークス有限会社というMacintoshのソフトを主に開発している会社が、マック用の親指シフト・ドライバーに関してアンケートを実施しているのを発見した。【親指シフトドライバの開発について 意見のお伺い】

2008.01.23
[新刊]
 坂木司『先生と僕』双葉社
 法月綸太郎『犯罪ホロスコープI 六人の女王の問題』光文社カッパ・ノベルス

 坂木さんの本は早くも2刷りであった。
 法月さんのこの短編集に、宗形キメラ名義の『ルームシェアでアイデアがかぶった作品が収録されている(発表は法月さんの方が先)。

 E・D・ホックが亡くなったと加賀美雅之氏に教えてもらう。残念である。こうなったら、レオポルド警部とかサイモン・アークの短編集が出て欲しい。

 アリ・コイヴネンの『フューエル・フォー・ザ・ファイア』を聴く。すごく良い。誰だ?と思う人は、ユーチューブで御覧あれ。

2008.01.21
 島田先生の『classical fantasy Within 第一話 ロケット戦闘機「秋水」』を読む。昭和20年代、30年代、40年代前半に少年だった者にはたまらない内容。続きが非常に楽しみで、かつ、待ち遠しい。

 R・オースティン・フリーマン『猿の肖像』長崎出版を、物質転送機で取り寄せる。

 Mクラスの書店を探査。で、ギルバート・アデア『ロジャー・マーガトロイドのしわざ』ポケミス、手塚治虫『三つ目がとおる 秘蔵短編集』講談社文庫、伴田良輔『巨匠の傑作パズルベスト100』を転送収容。

2008.01.19
[情報館]を更新。

 昨夜は光文社と打ち合わせ。

2008.01.18
「ニコリ」用原稿、『名探偵Zの事件簿』を書いて亜空間通信で送る。

『宇宙空母ギャラクティカ』の第1回を見たら(これは、昔、映画版として紹介されたものの冒頭部分)、リメイクされた『バトルスター・ギャラクティカ』の序章よりずっと面白かった。

 ホワイト・ウルフの『ヴィクティム・オブ・ザ・スポットライト』を聴く。完全に1980年代ハードロックで、そこが良い。

2008.01.17
[新刊]
 島田荘司『classical fantasy Within 第一話 ロケット戦闘機「秋水」』講談社BOX
 道尾秀介『ラットマン』光文社

 ヨーロッパの『シークレット・ソサエティ』を聴く。サビの良い曲が並んでいる。が、何で、こんなアメリカのガレージ・バンドのようなチープな音なのか?

 今夜から、Super! drama TVで、『宇宙空母ギャラクティカ』が放映される。『スター・ウォーズ』の二番煎じみたいな奴だが(笑)、子供の頃にはそれなりに楽しんで見た記憶が。今回は全話放映だというので、有り難い。

2008.01.14
 SFライターの大橋博之氏や、メトロポリス漫画総合研究所の本間正幸氏から、「近々、弥生美術館で山川惣治展をやるよ」と教えてもらう。弥生美術館のサイトで確認すると、「おお! 本当だ!」ということであった。絶対に見に行くぞ!
 あと、ラピュータから、『金森達SFアート原画集』が出るとのこと。ハヤカワ文庫SFの、「スタートレック」や光瀬龍なんかの表紙を描いた画家だね。

2008.01.11
[新刊]
 ミステリー文学資料館・編『江戸川乱歩と13人の新青年』光文社文庫
 三雲岳斗『旧宮殿にて』光文社文庫
 アーサー・コナン・ドイル『恐怖の谷』光文社文庫

 早見江堂氏の『本格ミステリ館焼失』を読了。くすぐりがたくさんある。

2008.01.10
[新刊]
 柄刀一『fの魔弾』光文社文庫
 早見江堂『本格ミステリ館焼失』講談社

 3月に出る光文社文庫『新・本格推理08』の前書きと選評の下書き、合わせて70枚を書き終わる。これから清書。そう言えば、光文社文庫はカバーの装幀が変わったんだよね。今度は何色になるかな(実は、緑は嫌いなのだ)。

 スコーピオンズの『ヒューマニティ:アワーI』を聴く。すごく良い。全曲が哀愁感たっぷり。

 アナスタシアのライブDVD『ライブ・アット・ラスト』が出たので転送収容。

2008.01.08
[新刊]
 島田荘司『改訂完全版 占星術殺人事件』講談社ノベルス
 高田崇史『QED 諏訪の神霊』講談社ノベルス
 汀こるもの『パラダイス・クローズド』講談社ノベルス

 島田荘司先生の『改訂完全版 占星術殺人事件』は、1985年に出た講談社ノベルス版より、100ページ近く厚くなっていた(文字が大きくなっているせいだね)。

 岸田るり子氏の『ランボー・クラブ』を読了。良好。

2008.01.07
『新・本格推理08』の選評を執筆中。

 島田荘司氏の『島田荘司veryBEST10』講談社(講談社BOX)では、文章に細かく手が入って決定稿となっているとのこと。

 野口文雄氏の『手塚治虫の『新宝島』その伝説と真実』を読む。これは素晴らしい。今まで、多くの人が、『新宝島』や手塚治虫が生み出した〈ストーリー漫画〉の革新性について語ってきたが、初めてその意味や意義や重要性が理解できた。また、題名は『新宝島』だが、その他の手塚マンガについても語っていて、貴重な書影や図版がたくさん入っている。手怎tァンだけではなく、熱心なマンガ・ファンにも。絶対のお勧め。

2008.01.05
 明けましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願いいたします。

 今年は、蘭子シリーズ番外編『春の水』、水乃サトル・シリーズ『智天使の不思議』と『仮面王の不思議』の三作を書き、合作の『レクイエム』(宗形キメラ)と『カンボジア・アポカリプス』も完成させて出したいと思います。
 その他、『僕らが愛した手塚治虫』の第2巻も、手塚治虫生誕80周年に合わせて刊行できればと希望しています。
 というわけで、もの凄く忙しい年になりそうです。
 皆さんの応援をよろしくお願いいたします。




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