ベーリック邸 BERRICK HOUSE
外観
(ベーリックホールとして2002年7月1日から一般公開)
昭和5年に建てられた、木造2階建、地下R.C.造1階の現存する旧外国人住宅の中で最も大きい規模のものです。
スパニッシュスタイルの建物で、アーチのある玄関ポーチ、壁面のクワットレ・フォイル(四弁狭間飾り)、イタリアンタイル風の瓦屋根、瓦屋根をもつ煙突などが特徴です。
敷地はかなり広く、建物は東西に細長く、主要な部屋が南面するように配置されています。
玄関ホール右手には広いバンケットルームと思われる部屋があり、中央に暖炉、天井には木製の梁があります。2階は主として寝室などプライベートな部屋が並んでいます
山手111番館と並んで、住宅建築としてモーガンの代表作のひとつに数えられます。
建築主のベーリック氏はイギリス人で、1898年に来日し、貿易商として横浜、ロンドンを中心に活躍しました。戦後、セント・ジョセフ・インターナショナル・カレッジに寄贈され、ベーリックホールとしてその名が残されています。
2000年5月、セント・ジョセフ・インターナショナル・スクールは、最後の卒業生を送り出し、100年の歴史の幕を閉じて、廃校となりました。
その後この建物は横浜市の所有となり、元町公園の拡張計画により修復工事の後、一般公開されます。
土地を横浜市が購入し、建物は所有者である聖マリア会が横浜市に寄贈しました。
2002年7月、改修工事を終えてサッカーワールドカップの来賓接待に使われたあと、一般公開が始まりました。
現在は横浜市認定歴史的建造物ですが、将来は国の重要文化財に指定されるのではないかということです。
建物の活用についてはこれから検討されるようで、まずは一般公開となったようです。
所在地:横浜市中区山手町72