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RESERVOIR/New York Piano Series

  • ピアノ好きに結構評判の良いのが、New York Piano Seriesです。RESERVOIRは1987年に発足したレーベルで、設立の志向自体がピアノジャズの振興であったので、こういうシリーズでNew Yorkを中心とするジャズシーンでの新しい動きを伝えてきた。調査時点で、このレーベル自体がまだ60枚あまりしか発売していないので、そのうちの約3分の一がNew York Piano Seriesです。
  1. 品揃え
    現在、20作を超えるRESERVOIR/New York Piano Seriesのライン・アップは、以下のとおりのようです。choice はデータベースに所載の盤、choiceはNelson所蔵の盤。
    1. Smooth Sailing/Rob Schneiderman(RSR CD 114) choice
    2. The Only One/Kenny Barron(115) choice
    3. choice Ridin' High/Hod O'Brien(116) choice
    4. Radio Waves/Rob Schneiderman(120) choice
    5. choice The Moment/Kenny Barron(121) choice
    6. Hootie and Hicks/Jay McShann/John Hicks(124)
    7. choice Standards/Rob Schneiderman(126) choice
    8. choice 3 Way Play/Dick Katz(127) choice
    9. Beyond Expectations/John Hicks(130) choice
    10. Dark Blue/Rob Schneiderman(132) choice
    11. The Line Forms Here/Dick Katz(141) choice
    12. Keepin' In The Groove/Rob Schneiderman(144) choice
    13. choice This time/Pete Malinverni(147) choice
    14. Dancing In The Dark/Rob Schneiderman(152) choice
    15. Dedication/Steve Kuhn(154) choice
    16. choice So That's How It Is/Hod O'Brien(155) choice
    17. Trio/Helio Alves(156)
    18. Countdown/Steve Kuhn(157)
    19. A Very Good Year/Pete Malinverni(158) choice
    20. Nothin' But Love/Bertha Hope(161) choice
    21. The Best Things/Steve Kuhn(162) choice

  2. 例えば、Rob Schneiderman(上記1,4,7,12,14)
    Rob Schneidermanは、知る限りでは、このRESERVOIRにしか、リーダー盤の録音はしていないように思えるので、もしそういうことをしているのであれば「専属」なのではないかと思われます。新人類のピアニストの一人だが、滅茶苦茶にキャラキャラ弾きまくるのではなく、むしろ古いイディオムも交えた、どちらかと言うと落ち着いた展開を身上にする人と捉えています。無論、昔そのままの弾き方ではなく、新味もあるのだが、、、いわゆるTana-ReidというAkira Tana(ds)とRufus Reid(b)が率いる双頭バンドの演奏が多いことから見ても、伝統の大切さを心得た人だと思います。というと、David Hazeltineなんかと同類ですか、ということになろうが、あの人よりももう少しピアノのタッチが柔らかいのかなぁ、という気がします。いずれにしても気に入っているピアニストであり、新譜が出れば必ず手に入れています。ただしスリルという観点からは辛い点付けになり、新譜がいつもスゴイと言うことはありません。トリオではなく、管入りの盤もあります。
  3. 例えば、Hod O'Brien(上記3,16)
    この人は相当に古くからのピアニストであるらしく、風貌もそれなりの年配、と見受けます。昔のPrestige盤に名前を見かけるが、その時新人であったとしても、いまは相当に年季の入ったヴェテランであるのは当たり前のことでしょう。リーダー盤はこのレーベルでだけ出ているようなので、まさにRESERVOIRが発掘した、好きなことをやらせるスペースを与えた、ということでしょう。中庸の、柔らか目のピアノで、時に休止符を入れずに連綿とアドリブを展開するが、その辺がこの人のオリジナリティか。ブロック・コード等はなしの、シングル・トーン派だと思います。Criss Crossにも録音が有るし、(何とも嬉しい命名の)Jazz Maniaレーベルの盤も良い。他人のクレジットでは、Joe Puma, J.R. Montroseの盤などが、良く取り出す盤です。両方ともに、データベースにあるので、調べて御興味が湧かれたら入手されたい。Hod O'Brien関連の情報はここにもあるので、良ければどうぞ。
  4. 例えば、Kenny Barron(上記2,5)
    今正に、ひっぱりだこの人気ピアニスト。寺○さんの記事を読んで、Fragile(The Momentに収録)を聴く気になった人は多い筈。確かに、あのRufus Reidの最低音の再生は難物だが、でもあれが巧く出せたからといっても低音全体が大丈夫ではないのが、難しいところと思います。その曲のKenny Barronの中高音のシングル・トーンも結構強いタッチで、キレイに再生することが出来ると思わずニンマリするから、やはり試聴に格好のトラックではあります。この人は、結構古くからMuse等にリーダー盤があり、その辺の積み重ねが今の開花に繋がっているのでしょう。他人のクレジットでは、Stan Getz, Lee Konitz, Eddie Harris等の盤が印象深い。
  5. 後は、、、
    Pete Malinverni、Dick Katz、Steve Kuhn等がRESERVOIRの制作者の嗜好らしい。このRESERVOIRには、他に良盤が結構あるので、新譜コーナーでは気を付けています。記憶に残る盤では、On a Different Level/Nick Brignola(112)、A Little Pleasure/J.R. Montrose(109)、A Special Rapport/Peter Leitch(129)などがあります。

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