Twoferの世界(1)-Milestone/ Bill Evansもの-
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MilestoneのTwoferのBill Evansものは4組あり、その内の3組を持っていますが、全てがRiverside音源のもので、中々の内容です。
圧巻は、Bill EvansのPeace Piece and other Pieces
- 先ずは、Peace Piece and other Pieces(Milestone M47024)です。これはジャケットに「未発表の演奏6曲を含む」と注記してあり、イヤが上にも興味が沸きます。買って聴いてみると、一枚分は全くの「Everybody Digs Bill Evans (Riverside 291)」そのものですが、残りは1975年の発売当時は未発表の録音ばかりで、実に新鮮でした。それに、Orrin Keepnewsの思いで話がたっぷり載っており、その意味でも「買ってよかった、大事にしよう」盤だったわけです。電話越しにMundell LoweからEvansのデモテープを聞かされて、契約する事にしたことや、最初はフルートもやっていた事など面白い話ばかりです。またEvans自身の言葉として、マイルスバンドを辞めたのは、父親の病気と、その頃自分の中で新しいアイディアが沸々と湧き上がっていてそれを育てたかったから、という理由もあったと引用されています。なお、CD時代の今は、これらの演奏は全て容易に手に入ります。
次にBill EvansのSpring Leaves
- 更に、Spring Leaves(Milestone M47034)です。これは全くの組み合わせ盤で、ExplrationとPortrait in Jazzが入っています。今取り出してみると、袋がOMのものであり、この西新宿のレコード屋さんの二階のジャズコーナーにはお世話になったものだと思い出します。日本盤も持っているのにコレが大切に置いてあるのは、やはりKeepnewsの思い出話が実に為になったからです。日本盤のクダラナイ解説にはあきれるばかりです。マイルスバンドを辞めるときに、御大は仕事が取れるように口利きをしてくれて、それでトリオの仕事を始めた事、色々な人とやった後にLaFaroとMotianに巡り会った事、そして引用するに忍びないLaFaroの交通事故死直前のある出来事の事など、このTwoferは手放せません。
もう一つ、Bill EvansのThe Second Trio
- このThe Second Trio(Milestone M47046)は、MoonbeamsとHow My Heart Singsを纏めた盤ですが、実はこの2枚は同時期に録音された演奏の中から、Slow気味な演奏を前者に、Swingする演奏を後者に振り分けたものなので、むしろこのTwoferのように録音順に並べ替えた方が、ある意味でより正確な編集となるのです。ここで登場するChuck IsraelもLaFaroと同じで血気盛んな人だったようで、それがEvansと組むのに合っていたようです。
残りは、Bill EvansのThe Village Vanguard Sessions
- このThe Village Vanguard Sessions(Milestone M47002)は、店頭で見かけたものの結局は買わずじまいで持っていません。恐らくは、Waltz for DebbyとSunday at the Village Vanguardを収録したものと推察できます。
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