2006年9月某日 : 「旅の終わりに、アルテックA7」
- 8月末から9月初めにかけて、富山へちょっとした山旅をして来ました。ダム開発で水没した「平家の隠れ里」である有峰から、北アルプスでもアプローチが長くてそれほど人が行かないけど、2300メートル近い標高に素晴らしい天然温泉がある高天原への山旅をしました。天気が良く、爽快な山旅を楽しんで下山し、山麓の亀谷(かめがい)温泉で汗を流すと、気分がさらに良くなりました。そして、北陸まで足を伸ばすことはめったに無いので、「やっぱ、猟盤でしょう。」とそのまま富山市になだれ込みました。Nelsonの持ち歌「旅の終わりにィー、、、」を地で行こうという趣向です。
- 今回は、無論、山旅が狙いであり、その気で出かけた訳ではないんで、ショップの情報は持っていません。パソコンも携帯していなかったんで、カミサンにYahoo電話帳で調べて貰って、先ずは市内大町の「サウス・ストリート」さんの電話番号が判りました。早速電話をすると、ほぼ近くまで来れていたようで、少し先の角を曲がると商店街の駐車場があり、その真ん前にそのショップがありました。EPの濃い所が並んでいるんで、それなりの品揃えに苦労をされていることが見て取れます。ご主人に聞くと「ウチは、ロカビリーが狙い目なのョ。」とおっしゃるとおり、ジャズは数段くらいのものでしたが、、、
数段から中古を数枚
- Live at Pit Inn/ Elvin Jones Jazz Machine(Polydor J33P20003)
これは辛島文雄が居た頃のEJJMが、1985年に新宿ピットインに出た時のライブ盤で、リード楽器はPat LaBarberaとSony Fortuneの2枚看板です。Elvin Jonesが最初にピットインに出たのは、「4大ドラマーの共演」(古いネ)があった1966年だそうです。奥さんが日本人ということもあるんでしょうが、それ以来毎年のように来日してくれましたが、いやぁ、良い人が日本を好きになって呉れたもんです。ドラムスに限らず、ジャズ全体に、素晴らしい貢献をしてくれた偉人でした。
- Sublime- Honoring the Music of Hank Jones/ Geoff Keezer, in Duet with Kenny Barron, Chick Corea, Benny Green, Mulgrew Miller(Telarc CD83563)
ピアノの大先達であるHank Jonesに敬意を表して、彼のオリジナルばかりをGeoff Keezerがピアノ・デュオで挑戦した盤です
- The Power and the Glory/ Mahalia Jackson (Columbia Legacy CK65201)
押しも押されぬゴスペルの巨星の、かっての名盤(1960年発売)で、パーシー・フェイスがオケ伴しています。
- Sings the Music of Irving Berlin/ Rosemary Clooney (Concord K32Y6048)
オバサマがコンコードの常連をバックにして歌う、渋い盤です
- 上記4枚を買って5千円札を出しながら、「富山には、たしか、何とかっていう有名店があったよなぁ、、、」と気が付きました。ダメ元でご主人に「商売敵のことを聞いて申し訳ないんですが、富山は大きな町だから、ジャズを扱っている店が他にもありましたよねぇ。」と問いかけると、「うーーん、、、そうねぇ、レコード・マーケットさんかなぁ。」と言って、道順と電話番号をわざわざ、ご親切にもメモして下さいました。その店は、もっと繁華街に近い旅籠町にあり、数分で着いたら店頭の駐車場に丁度空きがありましたので、即駐車して入店しました。店内をサッと見回すと、ここはクラとジャズが濃い店のようです。そして、ジャズ棚は結構な分量があり、これはフンドシを締めてかからねばなりません。エサ箱を探しつつ、店内に流れるジャズを聴いていると、何か根性のある音がしています。眼を上げて周りを見回すと、何と、アルテックA7ではないですか。こんなのに気分良くあおられた日には、余計な盤も拾っちゃいそうだなぁ。「こりゃ、マイッタね」とニヤ付きながらも、エサ箱をドンドン見て行って、、、
A7に乗せられて
- Nothing Serious/ Roy Hargrove(Verve 249888507)
2005年秋の録音。アルトのJustin Robinsonこそ知りませんでしたが、Ronnie Mathews、Dwayne BrunoそしてWillie Jones IIIがリズムセクションをやっていて、ゲストが超ヴェテランのSlide Hamptonと、お気に入りのジャズメン揃いなんで、迷わず保護。これは良い盤というか、Nelson好みのジャズでした。ジャズの本道を行きながらも、やりたいことに対する誠実さが感じられて、聴き惚れました。
- The Complete Riverside Recordings/ Thelonious Monk with John Coltrane(Riverside RCD2-30027)
これは、Thelonious Monkが悪癖でマイルス・バンドを辞めさせられたJohn Coltraneを雇っていた時期に、Riversideに入れた全録音を2枚組にしたもの。内容は完全に手持ちで、既発売の「Thelonious Monk with John Coltrane」盤と、「Monk's Dream」盤とほぼ同一です。でも、外装にKeepnews書き下ろしの解説がありそうなことが書いてあり、彼の文章はいつも面白く読めることもあって、「まぁ、ダブリ結構」と保護しました。「あのカーネギー・ホール盤を買った人なら必携」というシールに、ニヤリ。やっぱ「火炎太鼓」のような際物(キワモノ)的な売り方も、時に必要なようです。
- In and Out/ Johnny Griffin with Martial Solal (Dreyfus VACR2043)
好々爺二人が和やかにジャズを楽しんでいるというデュオ盤で、丁々発止盤ではありませんが、まぁ、こういうのも良いんじゃないですか。
- School Days/ Dizzy Gillespie (Dee Gee/ Regent/ Savoy COCB50420)
ビッグバンド期後のコンボ期に、自己のレーベルに入れたトラック(1951年)を、Savoyが後に買い取ったものです。Milt JacksonやJohn Coltraneの名前も見えるんで、保護
- 帰りにレジで支払いしていて気付きましたが、プリもメインも球アンプです。「毎日鳴らすんだから、メンテ大変じゃァありませんか。」と訊くと、「えぇ、、、でも、しっかりと面倒を見てくれる方が居ますので。」とのことで、ナットク。
- 山旅も良かったし、猟盤も楽しめたし、、、結構な北陸行でした(^o^)
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