新冠「レ・コード館」の4ウェイ・オールホーン・システム
- 北海道は日高の新冠「レ・コード館」は、SPを中心にアナログ・ディスクの保存を行っている町営の施設ですが、そこにはゴトー・ホーンを採用した4ウェイ・オールホーン・システムがあり、先日見聞する機会がありましたので、以下にメモします。
ハコ
- このシステムは、百席程度の中規模ホールに設置されており、毎日10回程度レコード・コンサートを行って、来館者に音を聞かせています。Nelsonが聴いた時は3人しか聴いていませんでしたが、、、(^^;
使用機器
- メインのゴトー・ホーンは、名人後藤精弥さんが手作りされているもので、その精密な作りから出る精妙な音には、叶うものが無いといわれています。このシステムは、低音はドライバーがSG-146LDS2発に全長4米近い、開口部2米弱四方のホーン、中低音はドライバーがSG-580BLSにS150Bホーン、中高音はドライバーがSG-380LSでS600ホーン、高音はドライバーがSG-180BLS単体、という構成でした。クロスオーヴァーは判りません。型番からすると低い方は150Hz,600Hzと思われます。そう言えば、ヤマハのサブウーファー500が付いていました。デヴァイダーはアキュのF25、プリとメインはBrystonのものでした。メインが6台あったので、3ウェイと考えるのが常識ですから、高音のクロスはネットワークでやっているのかも知れません。プレーヤーはビクターの自動もの、フォノ・イコライザーはマランツのPH1です。
音源
- 30分のコンサートなんで、色々な演奏を適宜聞かせるという構成で、歌謡曲、交響曲、ビッグバンド、映画音楽等です。最初に、リクェストを聞かれましたので、「ジャズのピアノ・トリオを何か、、、」と依頼しましたが、案の定、意味が判って貰えません。プレーヤーのそばに行ってみると「European Concert/ Modern Jazz Quartet」が見えたので、それで良いとしました。そうするとオート・プレーヤーですから、冒頭の「Django」を初っ端にかけてくれました。
肝心の音は
- ゴトーさんの製品は2回くらい聴いたことがありますが、その時と同じ印象です。私見であり、悪気はありませんが、ジャズファンのNelsonとしての印象は、「キレイではありますが、ちょっとまとまりすぎで、丸められすぎか、、、」と感じます。2米開口のホーンでは最低域までの再生は無理で、それもあってサブウーファーが付いているんだと思いますが、正しくは「5ウェイ」ですな。Percy Heathのベースが、太り過ぎで、カッチリとは出ていません。ただし、Nelsonのようなジャズ馬鹿を相手にするシステムではなく、ラズモフスキー等を目を細めて聴く人向けのシステムだと思います。ですから、壷にはまる人には、こたえられない魅力があるはずです。
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