卜レモロ開発こぼれ話 

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 峯村純夫のトレモロ開発のあゆみ ■ 
●低音域トレモロのみ「G〜F」 
1974年〜2000年 
●第一ステップの全音域トレモロ  2001年〜2003年11月 
  左手親指の付け根を人差し指の付け根につけ、右手の親指を伸ばし右手人差し指の付け根に左手親指をつける。左右の親指の付け根をずらしてつける。高音域は「左手の内側」と「右手の指の甲」によるト レモロ。手のラッパは手首同士をつける。高音域のトレモロは容易であるが音色が不満足。
第二ステップのトレモロ 2003年12月
  通常の指笛のラッパ
(親指X字形交差手ラッパ)のままでトレモロを行なう。高音域は、親指を「X字形」に交差させず、「右手グー方式」。トレモロがマイルドになった。高音域はトリル(tr)として使うには問題あり。

●高音域トリル 2009年3月〜 高音域トリル 「右手握りこぶし極小コップ・タイプ」 握りこぶしで人さし指をゆるめると極小コップができる。これをロもとで「パコパコ」すると高音A「ラ」のクリアなトリル(Tr)ができる。親指の付け根部分をつける。極小コップのサイズ、深さを変えることで、E「ミ」までできる。

 

 
1974年5月   初めて聞いた指笛の低音域トレモロ
1996年12月 出来なかったトレモロ
l999年3月     バレンタインコンサートでトレモロ演奏
1999年10月 ロニー・ロナルドさんの高音域卜リル
1999年10月〜2003年11月 人差し指1本指 指笛 高音域トレモロの開発
2003年11月 指干葉市民音楽祭で卜レモロ合奏発表
2003年12月 第二ステップの卜レモロに移行
2009年3月 高音域卜リル完成
2009年5月 マイルドなトレモロ、クリアなトリル

1974年5月 初めて聞いた指笛の低音域トレモロ 日本青年館大ホールで行なわれた「田村大三・黒羽美都子夫妻ジョイントリサイタル」に遅れて入ったら「美しく青きドナウ」の演奏の最中だった。曲名は忘れたが、ある曲の中で田村大三先生の低音域の「卜レモロ」を初めて聞いた。素晴しくて感動した。先生の「トレモロ」を見たのは、後にも、先にもこれー回きり。普通の手のラッパのままで手をパタパタするトレモロだった。


1996年12月 音が高すぎて出来なかったトレモロ 1996年クリスマス指笛コンサー卜向けに作曲家 小林淳ー氏に「ルンビニー組曲」を作曲頂き、第ー楽章「グランドール」を初演した。231小節の難解な曲。曲中に「トレモロ」を入れて頂いた。ところが、卜レモロの音は「シB」だった。高音すぎて2ケ月試行錯誤したが「トレモロ」をかけれるようにならなかった。結局、「トレモロ」なしで演奏した。「低音域トレモロ」しかできず「ファF」くらいが限度だった。それ以上高い音は「トレモロ」がかからなかった。


l999年3月 バレンタインコンサートでトレモロ初披露 現代音楽作曲家の福田陽氏に指笛用に編曲頂い「小さな林で」に卜レモロを入れようとしたら、「ファF ソG」は高くて卜レモロがきちんとかからなかった。やむを得ず、きれいにトレモロをかけるために全体を移調した。移調で楽譜を書き直す作業には7時間もかかった。バレンタイン・コンサートはフルートと指笛のデュエッ卜で、トレモロの初披露は大好評だった。音楽の友社の「教育音楽」に指笛持集として掲載された。


1999年10月 ロニー・ロナルドさんの高音域卜リル 「指笛の会」(Finger Flute Club)のホームページがきっかけで、1999年10月、2本指 指笛のプロ、ニュージランド在住 ロニー・ロナルド氏のCDを聞いた。ロニー・ロナルドさんのCDには手をパタパタする「高音域の卜リル」(Aラ〜Dレ)が入っていて驚嘆した。しかも、驚くことに2本指 指笛による「卜リル」だった。正確な音程、ヨーデル歌手に裏打ちされた芸術的な演奏だった。試行錯誤を繰り返したら、2ケ月後のある日、公園でロニー・ロナルド氏の2本指 指笛での「トリル」を再現できた。髪の毛が逆ち飛び上って喜んでしまった。それはとても信じられない卜リルの方法だった。2本指 指笛でしかできない方法だった。


1999年10月〜2003年11月 人差し指1本指 指笛 高音域トレモロの開発

ロニーロナルドさんの2本指 指笛のトレルを参考にして「人差し指1本指 指笛」では不可能と思われていた高音域トレモロの開発に着手した。@2000年4月、山梨の笛吹川フルーツ公園指笛コンサートで「トリッチ・トラッチ・ポルカ」で高音域トレモロを初披露A2002年のバレンタインコンサートで小林淳ー氏に作曲頂いた「小鳥のさえずり」で高音卜レモロを披露B2003年小林淳ー氏に作曲頂いた「小川のせせらぎ」で高音卜レモロを披露。低〜高音までの全音域卜レモロができるようになった。


2003年11月 千葉市民音楽祭で卜レモロ合奏発表 指笛の会で、2003年春から全音域トレモロのかけ方を教え始めた。2003年11月千葉市民音楽祭で自作曲「ERIK0」で卜レモロ合奏を発表した。世界初、指笛による卜レモロ合奏となった。


2003年12月〜 第二ステップの卜レモロに移行 トレモロの音色改良バージョンの開発に取りかかった。低音域〜中音域の手のラッパの組み方を改良した。また、「高音域」の卜レモロの音色を格段に良くする「右手グー方式」を遇然発見した。「右手グー」の中に小さなトレモロ空間を作る。


2009年3月 高音域トリル完成 それまで高音トレモロの音色はマイルドではあってもクリアではなく音程差のあるトリルができなかった。2009年3月 右手握りこぶし極小コップタイプトリルで高音部のトリルが可能になった。右手握りこぶしから、人さし指をゆるめると極小コップができ、これをロもとで「パコパコ」すると高音A「ラ」のクリアなトリル(Tr)ができる。極小コップのサイズ、深さを変えることで、E「ミ」までできる。(右手握りこぶしから親指を上にずらすと極小コップができる。)ロ蓋垂を使った「フラッター・タンギング」とあわせ、「2本指 指笛」のロニー・ロナルド氏の超絶技巧が「人さし指1本指 指笛」でも、できるようになった。「SWEDISH RHAPSODY」、「ララのテ-マ」、「スケーターズ・ワルツ」、「トリッチ・トラッチ・ポルカ」など。ここまで来るのに約10年かかった。


2009年5月 マイルドなトレモロ、クリアなトリル ロニーロナルドさんは、トレモロではなくクリアな「トリル」。田村大三先生は、「トレモロ」であり「トリル」ではない。しかし、「人さし指1本指 指笛」では、両方が出来るようになり、指笛の音楽的可能性が広がった。高音トレモロの音色はマイルド。モーツァルトの「愛よ永遠に」(40番)などはトレモロ。「カッコーワルツ」などは、トリル。使い分ける。