チリ  〜個性的モアイたち


トンガ・リキのモアイ

海沿いにそれぞれ個性的な15体のモアイが並ぶ。背の高さ、耳のかたち、顔つきも様々。たしかこれは日本のある会社が、クレーンで並べ直して修復したものだと思う。イースター島では、島の一角のハンガロア村を出てしまうと、レストランその他何にもないので、モアイ見学には常にお弁当が必要。予めパン・ハム・トマト等を買っておき、その場でサンドウィッチを作って食べる。これがおいしい!


ラノ・ララクのモアイ

この山の岩からモアイは作り出された。未完成のまま岩場から切り出されもせず横たわるモアイ、運搬途中で放り出されたままのモアイなど、何百体ものモアイが、途中で制作を放棄されたように、ゴロゴロ放置されている。ここのモアイは工場出荷直後ということで、まだ風化が激しくなく、目鼻立ちくっきりのハンサム君が多い。


アカハンガ(左)とアフタハイ(右)

モアイはその昔、右のように各自目を持って赤い帽子を被っていた。ところが、フリ・モアイという戦争で、モアイは全てうつ伏せに引き倒され、目を抜かれた。目には霊力が宿っていると考えられていたためだ。海岸沿いでは、左のようにうつ伏せに倒され、帽子も転げたままのかわいそうなモアイが、そのままたくさん放置されている。起して息を吸わせてあげたくなってしまう。


アフアビキのモアイ

モアイのほとんどは、なぜか海を背にして建っているが、島のほぼ中央に建つこの7体だけは、海に向かっている。一瞬わからないが、彼等の後ろに立つと、はるか遠くに青い海が見え、彼等がたしかに海を見つめているのを感じる。数あるモアイの中でも、この凛としたシブイ雰囲気がお気に入り。


アナケナのモアイ

白浜のアナケナビーチの近くに建つ。ノルウェーの人類学者ヘイエルダール(『コンチキ号漂流記』の作者)が復元したもので、現代的な優美なラインのモアイ。いかにも復元といった感じで、ちょっと趣味じゃなかったが――。近くにヘイエルダールの碑がある。


ラノ・カオ

ラノ・カオ死火山の頂上オロンゴ(写真右)の岩場に刻まれた鳥のモチーフ。左上の3つの岩なのですが、これじゃ全然模様が見えないですね。右はラノ・カオの麓、海の近くにある洞窟内の壁画。これも鳥のモチーフで、見事に色が残っている。この洞窟、今となっては、どうやってたどり着いたか説明できないくらい、探し当てるのが難しかった。


島の道

島内では舗装された道はごく一部で、ほとんどがこのような土・草の道。車より馬に乗った人とすれ違う方が多いのどかな風景。でも、1週間もいると、ほとんどすべての道を覚えてしまい、行くところも限られてきて、「閉じ込められているなあ」という気がだんだんがしてくる。


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