春節と元宵



台湾の春節

台湾の新年はこの言葉から始まります。

恭賀新年        新年皆様におかれましてはつつがなく恭悦至極に存じます。
新年快楽   新年は快楽ですよね、よかった。よかった。
年年有余   余の字は(食余)年末の決算で今年もお金が残りよかったすね。
恭賀新禧        麗しき新年をお喜びもうしあげます。
招財進宝        今年も儲かりますように。
恭禧發財        財ができて喜ばしいことであります。

そして今年は龍の年。
龍年行大運          今年は龍が天を登る如く勢いよく運が進みますよね。

最後に子供たちは付け加えます。
紅包拿来        お年玉ください。

台湾の除夜

新年は年越しから大忙しです。2月4日は大晦日、この日はだれもが実家に帰り一家で食事をします。この日に家に帰らないとお父さんから怒られます。家に着かないものならは、仕事場でも、どこにでも電話が掛かります。普通なら職場の同僚も口裏を合わせて居場所を教えないのですがこの日ばかりはお母さんの見方、どこにいるのか見付かってしまいます。取材中でも電話が掛かり「早く帰って来い」との催促です。

台湾人は除夜には家に帰り一家団欒の食事をしなければなりません。12時の年が明けるまで今年の話をしながら起きています。12時になるとどの家でも爆竹を鳴らします。その大きな音、寝ていて必ず起きてしまいます。

年が明けると、幾つになっても紅包(お年玉)をもらいます。大人になれば両親にそれ以上の額の紅包を送ります。このとき縁起の良い額を贈らなければなりません。偶数、できれば同じ数字が重なることが良いのです、2222元とか。でも実際的ではありませんので使われません。奇数はだめです。1は奇数ですが、1番の1ということで良いとされています。1円ということはないので。100元とか、1000元とか。つぎは2百、2千、2万元、3は奇数だからだめ、4は縁起が悪いのでだめ、5は奇数だからだめ、2の次はいきなり6となりその次は8とつなります。子供たちにはこの時ばかりはお年玉を平気でねだります。子供たちはもらった紅包みをもって玩具屋やテレビゲーム屋にでかけて買い物をします。みんなで行くのが楽しいのです。

元宵節は正月最後のイベント

さて、中国農暦15日(今年は国暦2月19日)に元宵節があります。中国の伝統的習慣であります。「元宵」には大豆などの餡をもち米で作った皮で包み団子を作ります。お湯で煮あと、油で揚げたり、甘く砂糖水で煮たりしたものを食べます。そのあと提灯をもって街に出かけます。街では大きな燈篭が飾られてこれを見物します。元宵節が正月最後のイベントとなりこれをもって正月行事は終わります。

台北のランタン祭り。(観光局の付けた名称)

2000年には台北市は市制80年になります。(多分に日本時代から数えて)記念していつもよりも大きな灯篭祭りが行われます。大きな灯篭、張子の龍などが見られます。台北燈会は2月19日から23日まで中正記念堂の広場で5日間行われます。毎年天気がよければこの時には灯篭見物に200万人くらいの人が出てきます。

今年は921大地震も5ヶ月を過ぎて、人々は台北の伝統的な灯篭祭りに願いを込めてます、今年は例年以上に願うために盛んになる予定です。台北の他にも高雄、屏東、桃園でも盛大な灯篭祭りが行われます。灯篭は人々が願いをかけて灯します。

台北元宵城は仁愛路と敦化南路でも行われます。台北の幻想、台北の老街、台北の芸楼、台北の科学園、台北の風尚館(モダン)、台北の音楽館、台北の国際村、などのコナーにわけられて台北の歴史を紹介される灯篭のイルミネーションの灯が2月14日から27日までともります。とても綺麗な灯篭祭りです。

台北燈会 九龍燈はギネスブックに挑戦

台北ランタン祭りは「群龍共舞」との題で観光局が中心となり行われます。今年は中華電信の援助で1000万元(約3000万円)をかけて金龍献千と題して高さ17メートル、幅18メートルの龍を作ります。金龍は地球を取り巻く様子が示されます。(何故かプレスリリーズには金額と大きさばかり並んでいました。金額と大きさは誇示するようで嫌いですが、それを書けといわれているのでどの新聞もtvも載せています。しかし好意的に考えましょう。金額を報道すると、企業の社長さんは「我が社はライバル会社以上に寄進しなければならない。」という事になり、より大きな金額を寄付させて大きなイベントとなるように仕向ける主催者側の賢い作戦なのでしょう。ならば私も協力します。綺麗な燈篭が沢山みられた方が楽しいですもの。)

ハイテクの燈篭祭り

中華電信の燈篭には沢山の燈が灯されますがそれい以外にレザーやドライアイスの煙により活霊を表現します。どこかにADSLも出現するそうです。龍の頭はまわり胴体は動く予定です。またショーとして6つのイベントが用意されております。龍の戯れ、彩雲の龍、隋風への潜入夜、潤物細無声、陽春布徳澤と万福帰蒼生と題されています。一体どんなイベントになるのでしょうか。

円山飯店(高速道路、台北入り口にある宮殿式の赤いホテル)は800万元(2400万円)を寄進して20数個の40フィートコンテナー車にひかれた龍を提供しました。600坪の工場いっぱいに広げられ、4万個の電燈、4万の煌く鱗をつかったものです。指揮を司ったのは前年の花燈協議会第一位の退職した小学校の先生によるものです。先生は世紀の喜びとと中国の伝説「九五至尊」を主題としています。伝説の龍は9の子を産み、龍のお父さんとお母さんと子供たちの合計11の龍を表現します.

燈篭はレザーや、投影設備などのハイテックを駆使して光のイベントが催されます。

この燈篭を見物してお正月の行事は幕を閉じます。

燈篭祭りが始まったら画面をアップしますので楽しみにしてください。

師走の急がしさで、年末配信ができませんでした。皆様から励まし、ご心配のメイルを戴きありがとう存じます。これからもがんばります。

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ご高閲ありがとうございました、ご意見、ご要望をお待ちしています。

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謝怡芬

By Yi-Fen Hsieh


設置中の龍、後ろは中正記念堂 2000年2月8日




子供たちが持つ灯篭。赤い部分が手にもつ部分、電池が入っている。
人形部分が燈篭。電球が入っている。
今年は選挙候補者も現れた。






1メートルのカタツムリ


5メートルの龍


提灯の下には願いのカード



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