台湾の地震その後




倒れたビルの建築責任を問う。 11月10日  
台湾921地震のその後。
73人の方が地震で亡くなった「東星大楼」の検察調査が終わりました。
台湾地震921(9月21日に起きたのでこういう言い方をします。)は大きな震でした。台湾全土で約3000人の方が亡くなりました。このとき台北市内で倒れた、只一つのビル、日本人の女性が亡くなり日本でも報道されている有名なビル東星ビル。この責任を台北地方検察局は追求はじめました。手抜き工事、設計不良での業務上過失致死傷の疑いです。
この建物の施工は前国民大会副議長(参議院副議長相当)が代表となる会社です。この会社に対して検察の調査が始まりました。また、台北地方検察局ではビルに入っていた第一商業銀行とサウナが違法な改築をして構造に影響を与えていないか、また建築許可に問題がなかったか調査中です。
 検察当局の発表によれば、東星ビルの設計、建築会社は私利私欲を計り手抜き工事、施工の監督をいいかげんに行い、職業道徳に反しているなどの行為が地震に堪えられない建築をした事が今回の大悲劇の原因だとしています。
 検察当局の調べによれば以下の原因によるものです。
設計上の問題
1) 各フロアの面積に対して支柱断面積が不足している。
2) 亭子脚の柱の構造が不足している
3) 亭子脚の長さと形が不適合である
施工上の問題
1) 針、柱のスパンが広すぎる。
2) セメントの強度が不足している。
3) 鉄筋破壊強度が135度である、また、端の接合部分の処理が不備である。
4) 鉄筋は設計仕様書とは違っている。
などであります、被告の宏国建設の総経理は前衆議院議会副会長謝隆盛、は1976年より成 建設を開設、1980年にこの東星ビルの設計施工をおこないました。台湾の建築基準ではコンクリートは210KG/CM耐えられるはずが、130KGしかないと報告されています。また鉄筋の曲がり強度も規定では130度なのに90度しか耐久力がないなどど発表しています。

日本では、建築の手抜きで地震の後に告訴されるでしょうか、また建築基準に達していない。梁の数が少ないとか、コンクリートの強度が悪いとかは建築許可を監督している官庁が建築認可をしたときに、十分に調査をしないのでしょうか。台湾ではこのあたりは問題になっていないようです。


地震翌日、救出作業を見守る人々、大通りは閉鎖。
中央のビルが東星大楼
1999.09.22午前8時

     
東星ビルはすべて整理された。(左)
隣のビルに傾いたので、今はこのビルの撤去中。(右)
1999.11.16







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