第四回取材日誌
8月11日(金)中潮 晴れ
前夜は午後6時50分発、午後9時10分着。
午前9時に沖ノ島へ。いつも通り東岸からまわる。オオシマザクラを撮影、トウダイグサが可憐な紫色の花を咲かせている。ハマボウフウを灯台下でたんねんに探すが見つからず、がっくり。
 北岸でヨロイイソギンチャクを探していると目の前にアオサギが。ソーッとカメラを出し、後を追いかけ撮影。生物でも鳥の撮影は難しく、これまで一枚もなかったので、これでようやく鳥のコーナーが出来る。
 「ここ見てね」用のヨロイイソギンチャクの触手の展開をビデオ撮影。何匹か行うが、水面の乱反射のため、結構難しい。体で日陰を作り、その影のなかで5匹ほど撮影。なんとか、使えそうなシーンが撮れた。
昼食をしようと西岸の砂浜を歩いていたら、いままで探して見つからなかったタコノマクラを発見。直径10センチほどの結構大きいサイズ。撮影後、水の中に戻す。
 昼食後、南東岸でも護岸よりを潜る。今回は、昨夜からシリカゲルを2個、入れて準備しておいたためか、レンズが曇らなかった。カゴカキダイやベラなどが泳いでいたので撮影するが、使えそうなのは2枚程度。まだまだ水中撮影は難しい。
 やはり、潜ると疲れる。小一時間ほどのスノーケリングで、足の指がつったので引き上げることにした。午後2時半着。入浴後、午後5時まで昼寝。
8月12日(土)大潮 曇りのち雨
 午前8時40分が干潮なので、8時半に沖ノ島へ。さっそく、水中撮影に入る。7月30日にサンゴ観察会で記憶にとどめておいた岩まで行き、その先から2カ所のサンゴとサンゴイソギンチャクの場所まで、スノーケリング。ところがイボサンゴはすぐに見つかったが、クマノミのいるサンゴイソギンチャクの場所がわからない。折からの台風の影響でうねりもあるため、あまり無理もできない。
 付近の海藻やベラなど名前のわからない魚を撮影、小一時間ほどで岩に戻る。岩で一休みをしていると、岩場の小さなタイドプールのイワヒゲの間に動くものを発見。よーく見るとハマトビムシ。砂浜ではとてもマクロレンズで撮影することは不可能だが、ここならとマクロレンズを装着して撮影。完璧とはいかないが、ハマトビムシの撮影に成功。捕獲して、ケースに入れて撮影しようと思っていたので、思いがけなく自然の姿での撮影ができて気分良し。大潮の岩礁で、家族が騒いでいるので行くと、正体不明の軟体動物。
アメーバーのようなその姿は体長20センチ。僕の持っている図鑑でも見たことのない怪物。おそらくアメフラシの仲間か、貝類のお化けだろう。海洋生物の多様性を実感するとともに、行くたびに、予想もしなかった生物と出会えるのが嬉しいし、楽しみである。午後12時には帰宅。雨も降ってきたので、これまでの写真の整理と、ホームページ作りを、夜中の1時まで。