取材日記(第3回)
7月29日(土)晴れ
 昨夜は午後7時発、午後10時着。今朝は午前9時に沖の島へ。6月に来たときには咲いていなかったネコノシタやラセイタソウなどの花を撮影する。その後、南岸でシュノーケリング。カゴカキダイやイソギンボなどの撮影に成功。今回は二度目のシュノーケリングなのと、波がなかったので、気分は悪くはならなかった。
 潮の引いた砂州の西側を歩いていると、高さ20センチほどのカイメンが打ち上げられていたので、動かすとその下にクモヒトデの親子が隠れていた。そーっとカイメンの上に乗せて、デジカメに収める。沖ノ島の取材で、楽しいのは、予想していた生物以外にこのようにして偶然、新しい生物に出会えることである。
 午後は採集してきた、ヤドカリを貝殻から出して(出し方は内緒)、体を撮影、その後、もとの貝殻に入る仕草をビデオの撮影した。なにしろ一回きりなので、慎重に行い大成功。ホームページの初めて動画のコンテンツを導入することができる。インターネットもこれからは、通信インフラの発達に伴い、動画が主流になるに違いない。
7月30日(日)快晴  

 今日は楽しみにしていた、サンゴ観察会。午前9時に沖ノ島の砂州をわたった地点が集合場所。集合場所に行く前に、昨日採集したヤドカリを元の場所に離すと、いそいそと潮だまりに消えていった。8時40分に受付に着くとすでに三瓶氏など、数名が集合していた。一宮や東京からの参加者も。小学生の姉妹も参加。
 まずは、干潮帯に生きているサンゴとしては世界的に珍しい、キクメイシモドキを観察する。大潮で引いた岩礁に点在している。オーストラリアの専門学者も飛んできたというサンゴは、北風を林で遮ってくれる南岸に生息していた。
 昨日、一人で探した時は発見できなかったので、嬉しさもひとしおである。

 いつの間にか、参加者は20名を超えて、東岸のイボサンゴの方へ移動。大潮で引いた東岸も、足がかろうじて付くくらいの深さだが、折からの台風5号の影響でうねりが少しあるため、立つわけにはいかない。早速、デジタルカメラでの撮影を行うが、体がうねりで揺れるため、腕を最大限に伸ばして、適当に撮影。デジカメなのでフィルムを気にしなくていい。とにかく数多くとることに専念。
 サンゴイソギンチャクの方に行くと、なんと体長7〜8センチのクマノミがテリトリーを守って泳ぎ回っている。仲間の一人が、潜水してクマノミの方に指を出すとと、体を翻しては、指を突っつき始めた。テリトリーを守っているのだが、サンゴイソギンチャクから離れようとはしない。
 クマノミが生息している海、沖ノ島の素晴らしさに感動。撮影も当てずっぽうに行ったが、結構、良く撮れていたが透明度がイマイチなのと、なんとプロテクターのレンズが曇ってしまったので、色はあまり良くでていない。
 この時期は外気と水中の温度差が大きいため、どうしても曇りがでてしまうようだ。シリカゲルも即効性がないため、次回からは留意しなくては。
 午前11時に解散。帰宅後、昼食をとって、午後1時発、午後6時着。
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