チベット密教

チベット密教の概要     チベット死者の書

チベット密教の概要
ゲルグ派
生起次第(しょうきしだい) 曼荼羅を瞑想する。究竟次第の前段階の修行法。
究竟次第(くっきょうしだい)
ルン(風) プラーナ(気)の概念に意識が結びついたもの
チャンダリーの火 クンダリーニのこと
ティクレ(滴) 心臓のチャクラにある霊魂(輪廻転生しても変わらぬ意識)
倶生の大楽 チャンダリーの火の活用などによって、中央脈管にルン(風)が入ることによって得られる心の快楽
幻身 幽体のこと。
光明 すべてのルン(風)が、ティクレ(滴)に入り、真理を会得すること。死んだ時に見える光(死の光明)と区別して、勝義の光明という。
双入 完全な幻身と光明を体得した最高の境地
ニンマ派
ゾクチェン(大究境) ニンマ派の最高奥義。修行法の多くは謎につつまれている。
カギュ派
ナーロー六法 チャンダリーの火、幻身、夢見、光明、中有、ポワの6つの行。チャンダリーの火の行だけは必須だが、他の行は好きなのを選んですればよい。
夢見 夢の中で夢と自覚(明晰夢)して、修行を行うこと。
中有 中有とは死んでから次の世に生まれ変わるまでの期間のこと。中有を理解し最終的には輪廻から解脱するのを目的とする。
ポワ 頭頂を開き、意識を肉体から出し、阿弥陀如来と一体化する行。

チベット死者の書(ニンマ派) 死んでから次の世に生まれ変わるまでの間を中有というが、臨死体験の実例と類似している。
死の中間の中有(チカエ バルドゥ) 死者が死んでいるのか生きているのか自覚のない状態。自分が死んでいる状況や親族が悲しむ状況が見える。
存在本来の姿の中有(チョエニ バルドゥ) その後、カルマン(生前の業)により、さまざまなヴィジョンを経験する。これらのヴィジョンは、いかにリアルに見えても幻影にすぎないとしている。
再生へ向かう迷いの状態の中有(シバ バルドゥ) その後、六道(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上界)のどれかに生まれかわるが、「胎の入り口を閉ざす法」により、地獄、餓鬼、畜生への転生を免れることができる。
光明 中有の間に強烈な光を見ることがある。この光を恐れず、自分自身の意識自体の現れだと悟るならば、光と一体になり解脱することができる。