FISMビデオをつくります
FISMのコンテスト、ショー、レクチャーは、録音、録画及びフラッシュの使用が禁じられていました。つまりフラッシュを使用しない写真撮影のみが許可されていたことになります。そこで、64Mのスマートメディアを買ってそこに600枚以上の写真を撮影致しました。コンテスト参加者については全員のステージ写真をだいたい客席最前列から撮影致しました。
ところが、最後の授賞式の際に興奮してシャッターボタンを押したせいか、突如データーが全て消えてしまいました。リコーのサービスセンターにレスキューを求めているところですが、望みはほとんどありません(涙)。ただ、コンテスタントの演技についてはすべてレポート出来る準備がありますので、写真はメンバーの皆さんの協力を得てなんとか調達するつもりでいます。
また、今回はコンテスト参加者のうち優秀だった方にビデオ撮影をさせて頂きました。演技終了後、私が素晴らしいと思った演者と接触をして出演交渉をしました。結果は以下の通りです。
(1)マニュピレーション
Roy Davenport (イギリス) ロンドンにある Davenports (ダペンポート)というマジックショップを経営しているダベンポート家の4代目。マニピュレーションとはいいながらダイナミックな手順構成やチャイナリングの迫力あるアクトには目をみはるものがありました。
出演交渉は比較的簡単でディーラーズブースに出店していた彼のショップを訪れると果たして彼はスポンジボール(ゴッシュマン)の実演をしていました。(四角いボールを拳に入れると怪獣になるというものでした。)そこでなにか高そうなものを買えばとりあえず手がかり足がかりになります。そこで奥に展示してあった木製の箱を指さして買いました。
Roy の父親が出てきて嬉しそうに「これは、今回のFISMにあわせて作成した新作なんだ。」と説明してくれました。その後
Roy が実演してくれたのですが、現象としてはハンカチに包んだ指輪が消えて、その木製の鍵のかかった箱の中のグラスの中の紙吹雪の中から指輪が出現するというもので、百万年くらい前からあったのではないかと思われるようなネタでした。おまけに指輪を消すハンカチまで買うはめになってしまいました。(そういうものはセット販売にしようよ。)
まあ、ともかく、それで Roy と話すきっかけができたのだから、にこやかにお金を払い、すわ出演交渉です。本人は友好的に応じてくれたのですが、最終的には演技のビデオどりはキャンセルされました。それでも律儀に私のホテルまで来て文章で「ことわり」のメッセージをくれました。その心意気にいたく感激して、その後さらにインタビューだけでもさせてくれないかと頼みビデオ撮りにこぎつけました。
したがって、私のホテルの部屋で私が彼にインタビューしているところを10分ほど録画致しました。ダベンポート家について、彼の演技について語ってくれました。明るく友好的な好青年でした。残念ながら今回は受賞には至りませんでしたが、以前同様な演技でFISMコンテストでの受賞歴もあるそうです。
(2)カードマジック
Henry Evans (アルゼンチン)FISM横浜大会では和田祐治さんと3位を分け合ったので、ご存じの方も多いでしょう(和田さんの方が得点は高かったそうですが)。私は、こういった予備知識はなかったのですが、なにしろたくさんの演者が次々に素晴らしいマジックをするので頭が疲れていたのにもかかわらず、彼の強烈な演技は即座に私の脳を活性化してくれました。
ステージを降りてきた彼を見て、私は弾かれるように立ち上がり彼と名刺交換をしていました。それほど凄かったのです。コンテスト終了後の人混みで彼を見失ってしまい、その後彼を見つけることは出来ませんでした。次に彼を見たのは、最終日の授賞式のステージでした。堂々の一位受賞でした。ここで、彼を見失えばもう会うことは出来ないと思い、授賞式終了後私はステージに駆け上がり、彼の身柄を確保しました。
その場で出演交渉して、そのまま私のホテルに招きました。スペイン語を話すので彼の通訳、及び友人も同行してくれました。私のインタビュー約10分と、受賞した演技の中心部分の実演約5分をビデオ撮影することができました。
Mago Migue (スペイン)独特な現象はややマニア好みかもしれませんが、非常に面白く、コンテスト終了後に私のホテルに招き撮影をさせてもらいました。コンテスト演技とは一部異なる演技をしてもらったので、私が最も興味をもった演技が入っておらずやや残念でしたが、それでもすばらしい演技にはかわりはありません。私のインタビュー(約10分)に引き続いて約5分間の演技を録画しました。
さらに嬉しいことには、彼はカードマジック部門で二位を受賞しました。授賞式には手を取り合って喜び合いました。
上記、3人のマジシャンには、NDMCの会費から出演料(謝礼)を支払い、録画してビデオのコピーを作成してNDMCメンバーに配布することを承諾してもらっています。また、商業的に利用することや、メンバー以外に配布することについては決してしないことを私も約束致しました。また、いずれのマジシャンもビデオを見て気に入ってもらえたら、是非日本にレクチャーに来たいので、メンバーの皆さんによろしくお伝え下さいとのメッセージを頂いています。
そこで、上記の録画ビデオに加え、FISM会場内外の様子などの録画ビデオを編集して40分程度のビデオを作成する予定でいます。原則として希望されるメンバーの方には無料で配布する予定でいます。詳細はメンバー専用エリアの「お知らせ」をご覧下さい。また、将来的には外国人マジシャンを招聘することも考慮しております。色々お知恵がありましたら御教示頂きたく思っております。