青い川面、白い岩肌、緑の木々
塔のへつり

 福島県下郷町の阿賀川(大川)に沿って、断崖(だんがい)がまるで塔のようにそそり立つ「塔のへつり」。周囲の緑が一段と増し、白い岩肌と鮮やかなコントラストを描いている。

 へつりとは、この地方の方言で川に迫った断崖や急斜面のこと。地域の凝灰岩が長い年月の浸食と風化によって、現在の奇岩・怪石の景観をつくり出した。

 その年月は100万年ともいう。自然の神秘を感じさせる造形だ。青緑色の川面に映える渓谷は、これからフジの花に彩られる季節を迎える。

(平成17年5月22日付)

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