冷水浴び無火災祈る「裸参り」

 1年間の無火災を祈る福島県浪江町の恒例行事「裸参り」は2月2日、同町権現堂地内で行われた。

 沿道に雪が残る中を、白装束姿の地元消防団員ら約80人の若衆が冷水を浴びながら「ワッショイ」の掛け声を上げて目抜き通りを駆け抜けた。

 裸参りは、安政6(1859)年、町内の繁華街が大火に見舞われたのを機に、旧暦正月8日に下帯姿の若者らが各家庭に水を掛け、無火災を念じて回ったのが始まりといわれている。

 沿道には、多くの町民が冷水の入ったバケツなどを用意して待ち構え、若衆たちに容赦なく水を掛けていた。

 この日の同町の最高気温は7.9度。若衆たちは寒さに負けずびしょぬれになりながら1時間をかけて町内を回り、無火災を祈った。

(平成22年2月8日掲載)


カメラスケッチ

厳しい寒さの中、白装束もびしょぬれになりながら町内を駆け抜けた若衆



沿道では町民らがバケツなどで容赦なく冷水を浴びせた



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