山里に面影残す旧国鉄日中線
喜多方市熱塩加納町

 昭和59年に廃線となった福島県の旧国鉄日中線。同線は、栃木県今市市(現日光市)と山形県米沢市を結ぶ東北中央縦貫鉄道「野岩羽線」としての夢をかけて昭和13年、喜多方駅と熱塩駅間で開通した約12`の路線だ。

 太平洋戦争などの影響で米沢市までの建設計画は中断、地域住民の建設促進の願いも実らず廃線の道をたどった歴史を持つ。

 廃線の翌年に旧熱塩駅は「日中線記念館」として生まれ変わり、ヨーロッパ風の外観をみせる駅舎の姿を残している。

 構内から直線に伸びるかつての線路は道路に。のどかな山里の風景が広がる中、今も路傍にポツンと立つ踏切の警報機が当時の面影を漂われる。

(平成20年6月5日付)


カメラスケッチ

ヨーロッパ風の外観を残す旧熱塩駅

駅名標やホームも当時のままの姿で残る



道路に変わった線路跡から駅舎方向を望む



構内には日中線で活躍した除雪車が展示されている







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