市民アスリート向けのリハビリ(1)(2004年5月18日)

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以前、このコラムにリハビリのことを書いてから、少なからず質問メールを受けました。そのページに先月、追加情報としてサイトと本を紹介してみたところ、リンク先にアクセスされていることも判かりました。私のような市民アスリートの情報でも少しは参考になったのかなと思います。前回はリハビリについては紹介程度にしか書いていなかったので、今回は少し掘り下げて連載で書いてみようと思います。

リハビリの必要性について

まずリハビリとは何ぞや?ということですが、私の解釈は「怪我(病気)をする前の状態に近付けるためのもの」です。実際に2度の怪我を乗り越えた(?)経験からです。結果はうまくないことも多々あると思いますが、努力するプロセスが大事だと思います。だからと言って懸命に我流でやるのはお薦めできません。実際に私は中途半端にリハビリを辞めて、水泳をやったところ、見事にバランスの悪さが残ってしまいました。稼働域が戻っていません。このバランスが悪いことによって疲れが出易いという不具合があります。我流でもうまく行くこともあるとは思いますが、私の体験からのアドバイスは「出来る限り専門機関を利用すること」です。

リハビリのプロセス

これは怪我(病気)の程度にもよりますから一言では言えません。強いて挙げるとすれば専門家(理学療法士=トレーナー)のいる機関を利用するということでしょう。その専門家は「スポーツについて理解をしている」ということが私の定義です。一般生活のためのリハビリとなると理学療法士はプロですから問題は無いと思います。しかしスポーツの現場に復活するということとなると少し意味が違います。その観点からは、横浜市スポーツ医科学センターは価値のある施設です。実際にそのセンターでのプロセスを記してみます。

1.整形外科で診察を受ける
最初に整形外科で診察を受けて、どこが悪いのかを診断してもらいます。ここではレントゲンだけではなく、CTやMRIも揃っていますので、専門の整形外科と同じです。ここで原因を把握します。
2.理学療法士に診断してもらう
次に理学療法室に行って、理学療法士(トレーナー)に診断してもらいます。ここでのメリットはトレーナーがスポーツについて理解をしていることです。普通に生活するだけなら、これぐらいのリハビリでもいいけど、ここまでやりましょう。というようなアドバイスをもらえます。コミュニケーションが難しいとは思いますが、パートナーを信頼して、自分がどうしたいのかを伝える必要があります。トレーナーは患者の意向に沿った形でメニューを処方(?)してくれます。
3.リハビリを行う
次にトレーナーの指示に基づいて、リハビリを行うのですが、この時にサポートしてくれる若いトレーナーがいます。具体的にどういうことをするかを教えてくれます。この時に上手いと思ったことが、それぞれのメニューをどういう目的でやっているのかを説明してくれることです。「これやって下さい」だけでは意味もわからないので、続けているとやる気も萎えてしまうことがあります。しかし「こういうことだから、これをやって下さい」と言われるとやる気が全く違います。コーチングの重要性をここでは体感しました。
4.定期的なチェック
この施設でリハビリをするのは一般の人では週1程度だと思います。毎回リハビリを行う際にトレーナーと話して、「前回と同じにしましょう。」とか「今回は少し負荷を増やしていきましょう。」という具合に進めていきます。そしてここでは月に1回は整形外科での診断を受けるシステムになっています。それにより原因となっている箇所がどうなっているかが把握できます。一般的な生活では問題なくとも、スポーツの場面ではもう少し足りないという時には、ここのトレーナーも適切なメニューを指示(処方)してくれます。私の膝が痛かった時はトレーニングルームでマシンを使ったトレーニングを指示されました。5〜6種類のメニューをエアロバイクから始めて合計1時間以上軽く汗をかくぐらいまでやりました。

次回はリハビリの具体的なプロセスを紹介したいと思います。

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