ユーロコプターEC225LPシュペルピューマMk.II

《シリアルナンバー》

EC225LP
01021/01023

《実機について》

 原型はフランスのシュド社(後にアエロスパシアル社を経てヘリコプター部門のみ現・ユーロコプター社)が開発したターボシャフト双発の中型進攻輸送用ヘリコプター、SA330ピューマで、初飛行は1965年4月15日です。その後エンジンを強化したAS331が1977年9月5日に初飛行、1978年9月13日にはさらに改良を進めたAS332が初飛行しこれがシュペルピューマの原型機となりました。
 EC225はシュペルピューマ/クーガー・ファミリーの最新型で、原型機は2000年11月27日にシュペルピューマMk.IIプラスとして初飛行しました。メインローターは4枚から5枚になり(逆にテイルローターは5枚から4枚に減少)、コクピットには合計6基のカラー液晶パネルが配置されアビオニクス類も改善されています。また胴体が延長されキャビン容積も増えたため、最大24名の乗客を運ぶことが可能です。なお軍用型はEC725クーガーMk.IIという名称です。

《自衛隊での使用状況》

 陸上自衛隊では1986年にAS332Lを政府専用機として導入しましたが(導入当初は総理府(当時)所有)、導入後20年近く経って老朽化や装備品の見劣りが目立つようになってきたため、2004年度補正予算でAS332Lを発展させた最新型EC225LPを要人輸送用ヘリとして1機導入する方針が決まりました。残り2機も2005年度補正予算で導入が盛り込まれています。
 1号機は予算計上後すぐに発注され、フランスのユーロコプター社にて試験の後2006年3月2日にAn-124に積まれて仙台空港に到着、翌日に通関手続きを行い仙台空港内のジャムコ航空機整備カンパニーの格納庫に収納されました。9月25日に納入式典が行われましたが、その後もジャムコで艤装作業を続け、10月3日に陸上自衛隊による領収飛行が行われた後、11日にようやく木更津駐屯地にフェリーされました。2007年3月15日に部隊使用承認が取得され、12月までに全機納入されています。また、2号機にはエンジン排気口にIRサプレッサーが追加されました。

《性能諸元》

EC225LP
主回転翼直径16.2m,5枚羽根
全長19.50m
胴体全長16.79m
全幅3.96m
胴体幅2.00m
全高4.97m
運用重量5,744kg
最大離陸重量10,400kg
発動機チュルボメカ・マキラ2A
ターボシャフト×2
離陸時出力2,100shp
燃料容量674gal
最大速度324km/h(外部搭載なし)
巡航速度275km/h
実用上昇限度12,000ft
飛行航続距離877km
乗員2名+最大24名

《配備部隊》

部隊名上位組織
(特別輸送飛行隊[ST]→)特別輸送ヘリコプター隊[STH]第1ヘリコプター団

《キット》

キット化はされていません。

《デカール》

陸上自衛隊デカールはありません。