ボーイングE-767

《シリアルナンバー》

E-767
64-3501/3502 74-3503 84-3504

《実機について》

 ボーイング767は1981年9月26日に初飛行した1980年代を代表する双発ワイドボディ旅客機です。E-767の原型となったのは標準型の胴体を持つ長距離型ボーイング767-200ERで、搭載されているレーダーシステムはE-3Bにも搭載されているAN/APY-2です。

《自衛隊での使用状況》

 航空自衛隊では1976年9月に発生したMiG-25亡命事件を教訓として1982年からE-2Cを導入しましたが、その後の情勢の変化によりE-2Cの能力よりもさらに広い範囲をカバーする早期警戒機を導入することが求められてきました。そこで1988年ごろからE-3空中早期警戒管制機(AWACS)の導入が検討され始め、1990年12月に4機の購入が決定されましたが、1991年にボーイング社がE-3の生産ラインを停止してしまったためE-767が採用されることとなりました。
 1号機は1994年10月10日にB.767として初飛行を行い、ロートドームを搭載した状態での初飛行は1996年8月9日に行われました。最初の2機は1998年3月11日に航空自衛隊に引き渡され、同年3月25日に浜松基地に到着し、残りの2機は1999年1月5日に引き渡され、同年2月8日に浜松基地に到着しました。その後約2年間の試験運用を経て、2000年5月10日より実施運用に入っています。

《性能諸元》

E-767
全幅47.57m
全長48.51m
全高15.85m
主翼面積283.3u
回転レーダー直径9.14m,厚さ1.83m,回転数6回転/分
最大離陸重量174,600kg
発動機ゼネラル・エレクトリックCF6-80C2B6FA
ターボファン×2
出力27,900kg(1基)
最大速度850km/h
巡航速度800km/h
実用上昇限度40,000ft
飛行航続距離9,200km(最大)
警戒滞空時間7時間/警戒半径約1,000nm,10時間/警戒半径約300nm
乗員2名+AWACS要員18名

《配備部隊》

部隊名上位組織
早期警戒管制機運用試験隊飛行開発実験団
第601飛行隊第2飛行班→飛行警戒管制隊警戒航空隊
当初は浜松基地にて臨時に編成された早期警戒管制機運用試験隊において各種テストが行われましたが、1999年3月25日付で第601飛行隊第2飛行班に移管されました。その後2005年3月31日付で警戒航空隊の組織改編が行われ、第601飛行隊第2飛行班は飛行警戒管制隊になりました。

《部隊マーク》

早期警戒管制機運用試験隊
制定1964年7月(実験航空隊時代)、1989年3月10日(飛行開発実験団改編時)
図柄衝撃波と人工衛星の軌道を組み合わせたデザインの実験航空隊〜航空実験団の青いマークから「APW」の文字を消し、デザインが若干変更された飛行開発実験団のマーク
第601飛行隊第2飛行班
制定1986年3月24日
図柄闇夜に超音波を出して飛ぶコウモリをE-2Cになぞらえて、コウモリと電光を黒と黄でデザインしたE-2Cと同じ警戒航空隊のマーク
飛行警戒管制隊
制定2005年3月24日
図柄空の守護神をイメージした薄紫の「シマフクロウ」が脚で黄の電光を掴んでいるマーク

《キット》

1/200 ハセガワE-767
ロートドームはもちろん、胴体も完全新金型。主翼やエンジンは従来のB.767-300用のパーツですが、主翼端はきちんと改修されています。
【限定版キット】
●記念塗装機[1種類]
OWLモデルE-767
(レジン製
改造パーツ)
ハセガワB.767-300用の改造パーツ。B.767-200の胴体、ロートドームなどがパーツ化され、主翼、水平尾翼、エンジンなどをオリジナルキットから流用するようになっています。デカールはついていません。ハセガワのキットが出た今となっては用無しですね。(^_^;)
1/300 童友社E-767
初のインジェクションキット。デカールはカルトグラフ製。ただし胴体がB.767-300のままなので短縮が必要です。(-_-)
1/700 ピットロードE-767「航空自衛隊機セット」に付属。日の丸はデカールにありますがシリアルナンバーと部隊マークはありません。

《デカール》

1/200 ハセガワキット付属E-767早期警戒管制機運用試験隊[飛行開発実験団]
第601飛行隊第2飛行班[警戒航空隊]
1,2号機が日本に空輸されてきた時の、アメリカでのレジナンバー(N767JA,N767JB)もデカール化されています。第601飛行隊のマークはちょっと色が薄いかな?
1/300 童遊社キット付属E-767早期警戒管制機運用試験隊[飛行開発実験団]
第601飛行隊第2飛行班[警戒航空隊]
飛行開発実験団のマークの色が黒になってしまってます。また、シリアル「84-3503」は「74-3503」の誤りです。