木造2階建ての都市住宅である。下町的な古い住宅地であるが、敷地の回りは高層マンションや
複合ビルがひしめいている。プライバシーを確保しながら、光や風などの自然を呼び込むために
外壁の外にスクリーンを立てている。


スクリーンのスリットからは、光や風などが入り込み、又目隠しの調整作用もしている。

リビングには、大きなテーブルを設え生活行為を重ねる。かっての囲炉裏を参照している。
リビングの見上げ。子供室の障子窓やホールと連続し、全体としてひとつの空間にしている。

2階、ホールから子供室の窓、ランマを見る。 子供室からホールを通して上部にロフトの開口部
、奥に階段の踊り場を見る。木や紙、珪藻土のぬくもりを表現している。右の障子窓は寝室。

ロフトからホール、奥に子供室を見下ろす。吹き抜けにはシーリングファンを付けている。
屋根勾配に合わせた天井は、空間のボリューウムと高窓からの光を獲得している。

スクリーンに囲まれた通り庭。伝統的な無双窓や地窓を参照し、樹木はどうだんを配している。
2階のテラス(物干し場)の回りはマンションに囲まれている。スリットでプライバシーを確保。

北側のライトコート見下ろし。スクリーンは、外部と内部をやわらかくつないでくれる。

計画建物を取り巻く付近の状況 外観模型。

室内模型。施主との打ち合わせには模型を使いながら立体的に進める。
熟成期間を経て5月の中旬、大安の日に地鎮祭を催す。いよいよ着工です。
地震に強いべた基礎のダブル配筋、耐圧盤コンクリート打設。白く見えるのは断熱材。
べた基礎の立ち上がりコンクリート打設。
刻み場では大工さんの木材加工が進められている。
青ヒの土台と基礎コンの間には気密材を挟んでいる。
1階の建て方風景。 全景。
刻まれた木材の仕口。

組梁を採用し室内に金物を見せない工夫。構造梁表しとし木のぬくもりを表現する。

上棟式のお供え物。 施主と大工さんたちとの歓談。車なので形だけってとこかな。

屋根。この上に断熱材、ベニヤ、ルーフィング(緑色)、立ちはぜの鉄板葺きになる。

シルバーグレーの逆切妻屋根。箱樋で雨水を処理している。板金屋さんの職人技。

外壁の骨組みと構造用合板。防水石膏ボード、防水透湿シートを張り屋根と同じ立てはぜの
鉄板で仕上げる。軒の出はなし。シャープな佇まいが回りに溶け込むだろう。 (*^_^*)