MSX小僧KAZの思い出話
先日、最近の出来事にMSXのことを書いたらいくつか反響がありまして、ここでMSXのことについていくつか書いてみたいと思います。なお昔のことなのでいくつかのことが間違っていたり矛盾したりすることがあるかもしれませんがご存知のことがあれば教えてください。残念ながらかつての愛機はすでに在りません。
MSXとは?
詳しくは忘れましたがマイクロソフトが作った規格に沿ったパソコンのことだったと思います。いたるところからいろいろなパソコンが出ました。当時はパソコン毎に互換性が全く無く、子供心になんて素晴らしい発想だと思ったことがあります。ビル・ゲイツや西和彦っていう現在でも大物として残っている人達がここに出てきます。
なぜMSX?
僕がMSXを購入したのは小学6年生の時(昭和60年、1985)です。この頃は既にゲームウォッチのブームも終わり、ファミコンが大ブームになっておりみんなファミコンを買っていました。僕も友人のうちでいろいろとやっていました。そしてお年玉も貯まっていたので僕も何か買おうかと思っていたのですが電気屋さんで見たMSXにひかれてしまい、ファミコンの2.5倍もしたMSXを衝動買いしてしまいました。ヤマハのブランドでメモリは32KB、シングルスロットでした。他に買ったものはテープレコーダーです。
ファミコンに比べると絵は汚い、操作はしづらい(ジョイスティックは後から購入)、周りに持っている人は少ないなどいろいろとマイナスポイントはありましたが、決め手となったのは自分でプログラムを組むことが出来るということでした。買った当時はひたすら雑誌(プログラムポシェットやベーマガ等)に載っていたBASICを入力していました。そうこうしているうちにBASICを覚えていき、友人達とプログラムも作るようになっていきました。ただ当時はゲームを楽しむことよりは言葉によるゲームの仕様をBASICでどのように再現するか、また人による違いはどうか、といったことが楽しかったように思います。後にはゲームを購入して楽しんでいくことになるのですがMSXを使っている間は最後までプログラムを打っていました。
MSX以前
さらに子供の頃はゲーセンで風船割りやブロック崩し、インベーダーから始まり、パックマン、ドンキーコング、ギャラクシアン、ムーンクレスタ、クレイジークライマー、フロッガー、リバーボート(正確な名前は覚えていないがこんな感じだった)などをやってました。その後ゲームウォッチ、カセットビジョン、ATARIなどを経てファミコン時代に突入して行きます。ファミコン時代に隠れるようにMSXは存在していました。
MSXのプログラミング
MSXはカートリッジを挿さずに起動するとMSX−BASICが起動しました。買った頃はいろんなゲームがしたかったのですが、小学生にそんなお金も無かったのでプログラムの載った雑誌を購入して楽しんだりしていました。保存のメディアは今の人には信じられないかもしれませんがカセットテープです。インターネットに接続する時の「ぴ〜ががががが」という音で保存していたんですね。もろアナログです。子供心に「何年かしたら消えるんじゃないか?」と思っていましたが無用の心配でした。何年かしたらMSX自体が消えていました。そうしてプログラムを打ち込んでいると最初は無意味そうなアルファベットの羅列がだんだん理解できてくるんですね。打っているとだんだんどのようなゲームか分かってくるようになります。それで自分でも作り始めました。最初はランダム関数を利用した数字当てゲームみたいなものから、スプライトパターンを利用した簡単なアクションゲームまで作るようになりましたが投稿できるほどうまくはなりませんでした。
当時購入していた雑誌は「プログラムポシェット」、それが無くなって代わりに出来た「MSX−FAN」などです。「1画面プログラム」っていうのがあって、面白いゲームを短いプログラムで創るというコンセプトが好きでした。リンク集にある「TPM.CO」というのは当時よく掲載されていたプログラマーです。ほかに「マイコンBASICマガジン」なんてのもありましたがこちらは時々しか買いませんでした。
KAZが遊んだMSXのゲーム(初期)
初期、中期、後期と分けますが時期は覚えていません。買った時期と発売された時期が違うものもあるので必ずしもゲームの歴史とは一致しません。ゲームを見ていただければそれぞれの時期の特徴がわかると思います。
初期の頃はファミコンに比べて動きが弱かったのでファミコンで出来るゲームはあまりしませんでした。買ったゲームや借りたゲームについて覚えているものを挙げていきます。
サラダの国のトマト姫
これはハドソンのAVGでテープでした。プレステのロード時間が長いと言う人もいますが比ではありません。5分待つというのはざらでした。雑誌ではカラーだったのですが貧弱なMSXでは1色で線画だったのでいまいちわかりづらかったです。それよりも言葉をキーボードで打ちこんで物語を進めていくのですが1文字でも合わないと先へ進めない無茶なゲームでした。
デゼニランド
これはあまり覚えていませんがやったのは確かです。同じくハドソンのAVGです。名前を見てわかるように某遊園地をパロッた名前です。
オホーツクに消ゆ
エニックスのAVG。テープが何本か有って(確か3本)それぞれが章に分かれていました。章が終わると次の章へのキーワードが出てくるのですが確か最後の章への「きりのましゅうこ」というのは仲間うちで流行語になった。そうそう、にぽぽ人形というのもでてきましたね。
ポートピア連続殺人事件
これもエニックスの文字入力型AVG。ファミコン版とはちょっと違う。いきなり「あみだがみねいく」とやるといきなりテープが動き始め中半に入っていくというのはご愛嬌。
ポーラスター
テープ版のシューティングゲーム。レーダーを備えていたのを覚えている。
黄金の墓2
テープのAVG。画面は16色をフルに使いきれいだったが遅かった。もしかしてBASICだったのかな。この時代のAVGは方法を間違えるとよく主人公が死ぬので一つ動くのにも慎重だった。再ロードも時間がかかるし。
レリクス
やったのはテープ版。でもあまりよく理解できなかった。
コナミのピンポン
当時人気スポーツでもなんでも無かったはずの卓球をゲームにするという快挙。でも面白かった。単純ではまった。
キャッスル、キャッスルエクセレント
どちらか忘れたけど確かやったことがある。当時のMSXユーザーなら知らぬ人はいないぐらいの名作。
プログラムが主目的のはずだったのに結構やっているなあ。他にもやったと思うので思いだし次第追加していきます。
KAZが遊んだMSXのゲーム(中期)
この時期はコナミのゲームをよくやりました。他にもナムコなんかもよくやりました。
MSXにはROMカートリッジスロットが2つ付いているものがありコナミはよくそれを利用していました。たとえば「コナミのゲームを10倍楽しむカートリッジ」略して10倍カートリッジと呼んでましたがこれを2つ目のスロットにさすと対応しているゲームのパラメータをいじったり出来たのです。他にも2つ目のゲームのキャラを利用できたりいろいろと楽しませてくれました。
ボスコニアン
レーダーを利用した全方向スクロールのシューティングゲーム。もしかしたら時期的には初期に入るのかもしれない。
聖拳アチョー
スパルタンXと同じもの。どちらが先かはわからないがダメージの減りは早かった。プレイしたのはこの時期だがいつ出たかは不明。
魔城伝説
ポポロンを操作して敵を倒していく強制縦スクロール型シューティングゲーム。友人が別の友人に「魔城伝説を2個さしたら無敵になるで」と嘘をついたら本当に2個買ってしまい笑い者にしていた。
グーニーズ
ファミコン版とは全く違うゲーム。僕はこちらのほうが好き。もう一度やってみたい。
ツインビー
ファミコン版の移植。絵も音楽もファミコン版に比べて貧弱だがなぜかMSX版を好んでやった。
グラディウス
MSXオリジナルと言ってもいいぐらいファミコン版とは違ったような気がする。初めて1週した時はファミコン版よりもかっこいいエンディングに感動しました。確か初めての1Mの容量のROMカートリッジだったと思う。
ザナック
ものすごい高速スクロールのシューティングゲーム。プレイヤーの技術に応じて敵のレベルを変えてくる。ワープがあったりいろいろな謎があったりでけっきょくクリアできず。確かこの時「最初から謎が有るとわかっていたらそれは謎じゃないような気がする、あるかないかわからないから謎なんじゃないか」とひねた考えを思いついたような気がする。
ハイドライド2
なんか最初の頃はやたら死んでいた気がする。
ペイロード
トラックで日本全国を走り回り荷物を運んで金を儲けるゲーム。疲れたら酒を飲んで警察に見つからないようにしたり、スピード違反に気をつけたり、地味ながら面白いゲームだった。
あれれ?まだまだいろいろなゲームをしていたと思ったんだけど、これだけしかぱっと出てこなかった。
KAZが遊んだMSXのゲーム(後期)
この頃になるとMSX2が出たり他のパソコンも性能が良くなっていったりとそろそろ時代遅れのマシンかなと思うようになっていきましたが、初期の頃とハードは変わらないのにものすごくきれいなゲームが増えていきました。たしかこの頃はプログラム雑誌でも「ソフトはハードを超える」とかいったような文句がよく載っていました。
三国志
当時ゲームが5,000円ぐらいだった時代に突如12,800円で売り出されたゲーム。はまった。
信長の野望全国版
三国志を買ったらなんと懸賞で当たった。初代と違い壮大なスケールに最初は感動し、途中から繰り返しに飽きたゲーム。
夢大陸アドベンチャー
「けっきょく南極大冒険」という初期のゲームの第2弾。
F−1スピリット
これも初期のゲームの第2弾と思う。しかし、ステップアップしていきF−1で優勝するというシステムが面白かった。ただMSXのスクロール機能には限界があり最後のほうには画面を見るのがつらかった。
魔城伝説2〜ガリウスの迷宮〜
初代の縦スクロールから、横から見た画面でスクロールなしとキャラクター以外はほとんど変わったゲーム。最初に中ボスのスライムを見たときはMSXでここまでできるのかとびっくりしました。
ディーヴァ
当時流行っていたファミコンを含むコンピュータのほぼ全機種で発売されたゲーム。パスワードで他のパソコンに艦隊を持って行けるというのが斬新だった。
グラディウス2
アーケードからの移植ではなくMSXオリジナル。ROMカートリッジに音源チップをつんでいたのでものすごく音がきれいだった。さすがに出るゲームすべてを買うわけにはいかないので、友人の沙羅慢陀(確かこんな漢字だったと思う)と交換したりしていた。
スーパーレイドック
ものすごいきれいなシューティングゲーム。MSX2かと思った。
ドラゴンクエスト
超人気ゲームの初代。これをファミコンでせずにMSXでやりました。MSX2も出ていたはずだけどこのMSX版のがたがたスクロールには参りました。早かったんだけどね。
まだまだ他にもやっていたはずだけど思いだし次第追加していきます。
MSX以後
しばらくはMSXを持ちつづけながら、中学2年の時にPC−8801MAを購入しました。本体20万円、ドットインパクトプリンター8万円と今から考えたらものすごいスペックのパソコンが買える金額です。このパソコンではBASICの他にアセンブラを勉強しましたが少し行ったところで8ビット機も終焉を迎えしばらくはゲーム専用機と化してしまいました。かつてのPC−8801シリーズ、X−1シリーズ、FM−7シリーズは姿を消して行き、98シリーズの一人勝ちとなります。X68000やFM−TOWNSなど「次世代機」なるものが出てきますが、次世代はあっという間にこれらを通り過ぎて行きました。つわものどもが夢の後といった感じです。
その後約10年の時を経て再びパソコンを購入。外見はFDDが一つしかなくなってCD−ROMが有る事以外は88とあまり変化はありませんでしたがスペックの違いにびっくりしました。10年でこんなにも・・・。
現在はゲームはPSやPS2も買いましたがあまりせず、メールやインターネットの端末として使っています。このページもHTMLの勉強でもしようと思って作ったのですがめんどくさくてHTMLで触るところは1割もありません。
この後はどうなっていくのでしょうか。
PC−8801MA
調子に乗って88についても書いてみようと思います。これは順序ははっきり覚えていないので思いつくままに書いて行きたいと思います。購入は中2(1987)のときです。
88MAにはサンプリング音源なるものがついていました。これは音をデジタルで記録するというものです。当時はこれを使ってテクノの真似事みたいなものを作っていました。
ウィザードリィ
RPGの古典。これを当時のマシンでプレイしたことがあるのは僕の年以上ぐらいに限られているはずです。当時は地下8Fでクリティカルヒットを食らったのがあまりにもショックでそのままやめてしまいました。まだゲーマーとしては未熟だったので救出用や悪のパーティを組んでいなかったのです。
ハイドライド3
壮大なスケールのRPG。まさかファンタジーの世界で宇宙船が出てくるなんて。確か不注意でセーブデータを無くしてしまい、終わる直前で断念しました。
イース3
イースシリーズの第3作め。前2作と違い横から見た画面。これはちゃんと解きました。
三国志
MSX版でもやったがこちらのほうが面白そうだったので買いました。MSXは少し省略された部分がありました。
信長の野望 全国版
これもMSX版でもやりました。
蒼き狼と白き雌鹿
なんかサブタイトルがあったような気が・・・。僕の88ではサンプリング音源を利用して声が出ました。
現代大戦略88、スーパー大戦略
スーパーのほうでは隠れキャラでナイト2000やエアーウルフが出てきました。
スタートレーダー
横スクロールシューティングゲーム。アドベンチャー的なストーリー展開が面白かった。
ソーサリアン
最近、当時のゲームがオリジナルで復活。魔法を組み合わせて作るのが面白かった。
マンハッタンレクイエム
推理物のアドベンチャーゲーム。
ティルナノーグ
プレイするごとにシナリオが自動生成されるという変わったシステムを持ったRPG。最近WINDOWS版も出るらしいとあったので思い出しました。
琥珀色の遺言
推理物のアドベンチャーゲーム。
もっといろいろやっていますが随時追加していきます。