02GW上高地バイクの旅 その2  その1へ   終章へ  トップページへ

 時間の関係で¥500程値引きしてもらったフィンランドだったが、仮眠室は別料金だったので懐かしいアーケードゲームが並ぶ長椅子で横になっていたがまどろみも出来ず8:30過ぎ出発、きつくは無いが変らず降りつづける雨の中、江南市〜各務原(かかみがはら)の市街地を抜け美濃加茂市を過ぎた辺りで漸く見慣れた市街地景色から特徴有る山と川の景色が出現する、R41号を北上、心配していた渋滞もそう無く、結果的に高山手前の峠ともう一箇所市街地で有ったのみ、。一番見所の有った国道沿いの峡谷をガス欠でひやひやしながら走ったので余り印象が残らなかったのが心残りか。

 時間的に心もとないのでビックネームの下呂温泉を過通りし、更に距離を稼ぎ高山近辺まできて目途が立ったので国道沿いの?龍温泉という施設で一時過ぎから四時過ぎまで居る、一宮から時間的にはそんなに経っていないが半日で二度目の入浴、冷えた体には有りがたくバイクには欠かせない物だ、ここは仮眠室が立派なので一時間ほど眠れた。
 居心地が好いので宿泊施設もあるここに泊まってしまいたい程だが、又バイクに戻る。

 高山市内の手前で松本、乗鞍高原方面へ、峠の給油所で不安なので少し早い目に給油して上高地周辺の事を尋ねる、キャンプ場の事などで詳しく教えてもらいアドバイスを受けた比較的標高の低い平湯温泉キャンプ場にバイクを入れる、バイク込みで¥900、広いところだがこんな天気でもGWなので両サイドのテントまでの距離は2m程か、雨の中テント設営、水浸しグッズをテントの隅っこに追いやり着替え、人心地つく。道中食堂で済ませたが、暖を取るために早い目の夕食をテント内で作る、楽しい一時。一宮の水道水を沸かしてコーヒーを飲み、レトルトシチューの中にアルファ米を入れて暖める。テントを今までで一番ぐらいの雨が叩きにんまりする。只、このテント防水性は期待できないので底に敷いた幅50センチ、長さ2mの銀マットから少しでもはみ出たらシュラフなどはすぐ水を吸ってしまうのでテント内といっても広くは使えない、それにシュラフは封筒型でぶかぶかしているのでシェープアップの意味と少し寒いのでゴムひもで縛る。これが良かったようで、いつもよりこのシュラフで快適に居られた、スキルアップ。
 ところでテント内でラジオを聴いていたのだがラジオ大阪がクリアーに入り聞き覚えの有る声優の国府田まりこの番組がやっていた、兵庫県の自宅では余り入らないのに。

 内部結露の雨粒が丁度顔の辺りに落ちて幾度も起こされるが、寝不足もありよく眠れた、朝方は相変らずどんよりしていて憂鬱だったが8時ぐらいに久しぶりの太陽が出てきた、これは嬉しかった。何よりも濡れグッズが少しでも乾かせるのが有りがたい。
 靴や靴下は無理だがなんの雨対策もしていなかったボストンバックの中の湿ったものやテントやシュラフなどの乾きやすいものは小一時間もテントの前に広げておいたらあらかた乾いてしまった。 じっくり時間をかけて撤収。近くに見える山の頂き近くに雪が有るのに感心し写真を撮ってからキャンプ場近くの有料トンネル(¥600)を越えてそこで初めて上高地にはマイカーでは行けないことを電光掲示板で知らされる。 

 入り口に立っていた係の人に訊くと、下ったところに駐車場が有るのでそこからバスにでも乗り換えてくださいという事だったので降りる、途中奇妙な名前が名高い「白骨温泉」へ向かう道の木の掲示板で位置確認をし、沢渡岩見平という所でバイクを留める、満車表記だったがバイクは置けた、P料金は普通車の半額¥300也。
 近くに大きい土産物店が有るもカードは使えないので自販機でジュースだけ飲み、ボストンバックから登山用リュックを出しバスを待つ、上高地行きのバスは短い間隔で運行されているみたいで程なくやって来る、駐車場の窓口で往復のバス料金(¥2000余り)払い満員のバスへ、補助席使ってここから乗り込んだ三人で満車になる。  本で読んだ釜トンネルを越えて20分?程で大正池着、ここで殆どの人が降りて、河童橋の有る終点のバスターミナル迄の約3kmを綺麗な景色を見て歩くというのが定番になっているようだ。

 大正池のバス停から少し降りると昔僕の家に掛かっていた絵と同じ風景が現われる、絵と違うのは立ち枯れの木の様子と湖畔の賑やかさ等、昨日とうって変わった好い天気で目の前の焼岳も青い空をバックにくっきり浮かび上がっている、右手に目をやると有名な穂高連峰も意外に近くに見える、富士山なんかに比べてみても同じ3000メートルの山でも見る地点によってこうも印象が変わってしまうのかと思えるほど低く感じた。
 余談ですが、富士山といえば10年ほど前、沼津近くで国道から見上げたとき天気が悪くて裾野しか見えなかったがその広がりから頂上辺りを目算して驚いたものだった。
 ともあれ、低山ハイキングを一年に一度するかしないかの人間にとっては雑誌や山関係の本に頻繁に登場する憧れの地であることには変わりなく、その場に居るのが不思議な感じがしたものだ。今度は公共交通機関で来て山登りをぜひ実践したいと思いつつ、人いきれの中を3時間ほどで今回の目的地「上高地」をなぞり終える。バイクに戻ると二時、松本方面に下ってトンネルを二つぐらい越えてからやはり心に引っかかっている乗鞍高原を見るために再び戻る、でもこちらは人もまばらで何か寂しい感じがした。
 途中から引き返し、同じトンネルを越えて松本市内から南下するつもりだったが大きなダムを越えた所から奈川村方面に右折するほうが距離的に近い感じがしてそちらに向かう、こっちの道は交通量も少なく山も近く気持ち良く走れた、温泉郷も有り、人の多い上高地を早めに切り上げてこちらをドライブするほうが家族連れのプランとしては面白いのではないでしょうか、少し行くと有名な「野麦峠」と別れる道も有りますし。

   
梓川を河童橋方面へ         穂高連峰を望む

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