02初夏 氷ノ山登山
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最近ふっと思ったのですが、天気予報というのは少し予報を悪い目に発表しているんじゃないかと。特にこの時期、入梅宣言を出した手前、予報10%雨増し傾向があるのじゃないかと週末になると続いている予報より実際の天気が良い傾向をみて予定を狂わされた身としては感じた次第です。付け加えるならば雨と予報しておいて晴れなら心理的に文句が出にくいからその免罪符効果もあるのではと少し穿ちたくなる7/7日の午後からの天気でした。
それで急拠、車を走らせ氷ノ山まで行って着ました、すぐに出立できたのはここ数週間準備を進めていたからでした。午後一時前に篠山市を出て味間奥〜山南〜中〜神崎〜朝来〜波賀とR29利用で鳥取県方面の登り口である春米地区には思いのほか時間がかかり午後4時半頃に到着、スキー場でも有るこの場所は結構広くどこが登り口なのか漠然としてわからなかったのですが中腹に大きな施設があったのでそこまで行くとキャンプ場の案内があったのでそこに車を止める、管理棟には人が居たのでいろいろ教えてもらう、時間的に微妙なのでここでキャンプする事も考えたがテントの持ちこみでも¥2000と割高だった事も有り、このまま山頂で一泊するつもりでキャンプ場から出ている登山口(氷ノ越登山道)をテント他を満載した40Lのザックを背負ってPM4:50頃登山開始。
35歳になる僕ですがこれまでも登山経験は殆どなく、今回のこの兵庫県最高峰、中国地方は鳥取県の大山に継ぐ2番目の高さ1510mの氷ノ山が初めてのOVER1000mの山になります、しかし登山口の標高が800mぐらいあるので急登嫌い尾根歩き大好きな者にとって良好な環境かもしれません。
入口の登山道を横切るように敷設してある猪よけの電気柵を一旦外し、鬱蒼とした中をゆっくりと歩く。
道はとてもしっかりしており、解り易くそんな急登もない、大きなハチが二度ほどまとわり付いてきたが鳥の鳴きまねをして追っ払う。
氷ノ越え到着は午後5:46分、漸く大好きな尾根に出た、兵庫県方面からの登山道とも合流し、左手には鉢伏山方面に上がる急な尾根が、右手にはこれから向かう氷ノ山山頂への尾根がなだらかに続いている。ここには重量鉄骨造りの立派な避難小屋が設置されている。
道標によるとここから山頂までは2、8kmだそうだ、熊笹やブナ林の間をにやけながら歩いていると前方に氷ノ山の山頂も見晴らせ山頂小屋が妙に大きく見える。先日買ったばかりのゴアテックスの軽登山靴も足によく馴染み、2ヶ月前に買ったザックも体にぴったりホールドして快調そのもの、途中、木の根っこが表面にせり出している長い登りがしんどかった以外は本当に気持ちのいい尾根コース、大岩が道を塞いでいる辺りで初めて人と遭遇、同じぐらいの男性の単独行者で下山中、「今からですか」と挨拶を受けるのでテント泊のつもりと伝えるとキャンプ場は無いとの事、僕の参考にした本はやはり古かったか。
岩場を取り巻くような細い道を越えると遠くから見えていた建物が直ぐそこに、山頂到着午後6:49分 兵庫県が建てた重量鉄骨造二階建の避難小屋と鳥取県が建てた浄化設備の付いたトイレ付き展望台以外は目立ったものも無く、想像していたよりもこじんまりしていて良かったのだが、水場が無く誤算、水の用意を怠り、道中も惟といった水場が無かったので飲みさしのペットボトルコーヒーをちびちび飲んでいたがここで空になる。
氷ノ越え避難小屋
山頂,避難小屋前にて
今回はテントを持ってきたので重量も考えてコンロやコッヘル、食料関係は車に置いてきて、チョコレート、コンデンスミルク、カロリーメイトの軽いものばかり持参したので避難小屋での夕食は味気ない物ばかりだったが、そんな中コンデンスミルクは幾分のどの乾きも満たせてくれた、小屋の中は氷ノ越えに有る物より二周りぐらい大きく、タラップで行ける二階には布団が10人分ぐらい常備してあり、折角だからと敷布団と掛け布団を借りる、
午後八時にもなると窓の外もとっぷりと暮れ、持参したローソクへの依存度がいや増して来る、シュラフカバーに体を入れ、借りた寝具で被い持参した文庫本を読む、外は台風の影響の強い風の音がずっと聞える、蚊も居ず快適だ、しかしやはり寂しい、ウオークマンでAMラジオをチューニングするがハングル局が二局シンクロするのみ、変わってFMはとてもよく入り、NHKではT-SQUAREのセッションライブを放送しており、ヘッドホーンを片耳につけて本を読む、一本目のローソクが尽きたので本を閉じて眠ろうとするも目が冴えて眠れない、暫く昨晩の将棋の例会で強敵に勝ったシーンなどを反芻していたが余計に目がさめて諦めて2本目のローソクを付ける、どうやら眠れない事に焦り始めたようだ、 もうこの本を読みきってしまう事にしようと思う、幸いにもとても面白い本だったので気が紛れた(クレイグ・マクラクラン著、日本百名山よじ登り、小学館文庫)
窓の外が白み始めた四時半ごろ雑記帳に記入し撤収、AM:5時19分下山開始、朝もやの中を少し行くと昨日の登山道とは違う仙谷コースとの分岐点に着く、降り口が氷ノ越えコースとそう違わないみたいなのでこちらから降りる、こちらは氷ノ越えコースとは趣を異にしており、尾根歩きが殆ど無く沢に沿った急勾配の細い道が続く、鎖場も数カ所有りこちらから登っていたら又山歩きが嫌いになっていたかもしれない、只、水場は至る所に有り、冷たい水で軽い脱水気味の喉を潤す、たまに見かけるブルーベリーのような実をついばむが少し酸味が有り悪くないと思っていたが、段々まずくなってきたので止す。
分岐点から2Km弱という事だったが道も悪く長く感じたコースをAM6:46分下山、左手に雪の無いリフト景色を見ながらアルパインヒュッテの横を通り、氷ノ越え登山道である施設「氷太君」上のキャンプ場まで荷物を背負って登り返す、キャンプ場の管理棟を覗いたが誰も居なかったので、そのまま駐車場に戻り、施設を後にする、
途中温泉施設が有ったが月曜日は定休の上に10:00開始との事、僕自身徹夜は強く、仕事を終えた平日の晩に日本海まで徹夜釣をして翌日も一日仕事に出られるが、やはり山登りはこたえるみたいで帰りの車中はガムを噛んで音楽をかけても瞼は重くなり、戸倉峠辺りで2回ほど側道に寄せ10分ほど仮眠、そのままR29を山崎まで行き加西、社、今田と通り、兵庫教育大学のあたりで感無量になりながら午前中の11:15分に帰りつく、そのままシャワーを浴び事務所へ、夕方5:30に帰宅すると泥睡しました。
今度は大台ケ原、大峰山、そして北アルプス縦走を計画しています。やっぱりツェルトが必要かなと、重かった割に使わなかったバイク用ツーリングテントを見ながら再考しています。

避難小屋での一晩 道中ついばんだ実