2004/04/02
木曜日は海の日だぞ
さて、てなわけで、昨日は、二本、午後6時台のテレビアニメをチェックした。総取り替えで、二本ともこの四月からの新作。何の都合かネラっているのか、この二本がそろいも揃って海洋冒険SFだ。
18:00〜18:30は、『アクアキッズ』。監督 李達/監督補 李明河というスタッフリストからの想像だが、多分韓国産なのだろう。ちょっと日本人の感性から言うと嫌みの残るというか、クセの強いキャラクターは、『無限戦記ポトリス』などと共通するものがある。まあ、『プリンプリン物語』とも共通するものがアリアリなので、あまり国民性の差という事ではないのかもしれないが……。
温暖化で両極の氷が溶け、大陸の殆どが水没してしまった近未来、水の中で呼吸できるだけの空気を取り出せる「バブルテクノロジー」と、普段はペットロボットのように付き従い、水中に入るときはウェットスーツとして体を覆う便利なツールが普及し、水中都市すら普通に存在する世界。主人公たちは、バナナビーチという小さな島に住んでいる子供たち。ここに住む主人公ジーノには、アミという可愛いガールフレンドが居た。アミの祖父ビルは、高度な文明を誇った「アーク文明」の遺跡を探している。遂にその遺跡は発見された。ジーノ達の遊び仲間でニュースキャスターに憧れる少女リオが、それを面白半分に報道してしまったからさあ大変。静かだった島には、お宝を狙いって海賊まがいのトレジャーハンター、ガルーが現れた……。という話。
3Dキャラの芝居の付け方が巧く、気持ちよく動くのが最大の特徴。
鳥山明的なSFガジェットを使いこなして、この主人公達が何をしてくれるか、そこそこに期待したい。
18:30〜19:00は、『絢爛舞踏祭ザ・マーズ・デイブレイク』。SCEのゲームのアニメ化らしい。神北は寡聞にして、このゲームを知らないが、監督 森邦宏/チーフライター 浅川美也/キャラクターデザイン&アニメーションディレクター 逢坂浩司/メカニックデザイン 佐藤道明/RBデザイン 佐山善則という布陣で、まあ、日本のゲームを日本でアニメ化したという感じ。でも、なんとなくFIRESTORMっぽいキャラや、有線遠隔操縦のロボットという考え方、主人公機が「き……巨大ブリアレオス」というご面相なところ、その他モロモロ、話題と期待とツッコミ所に事欠かない、鉄壁の仕上がりと云えよう。
汎銀河大戦の頃は「水」資源の供給拠点として大いに潤っていた火星も、大戦終結後は右肩下がりの不況続きで、何年も不況に喘ぐ事となった。主人公のクランはこの火星で日銭を稼いで暮らしている青年。大海洋惑星と化している火星の都市は、洋上航行能力を擁する巨大な浮遊基地である。汎銀河大戦の頃からずっと地球から軍事力が派遣されているが、この軍の腐敗が政治の無策と重なって、火星市民の生活を圧迫する要因となっている。地球からの援助資金や援助物資の何割かが、軍の横流しや専横によって止みに来得、火星経済はいつまでも浮力がつかないのだ。
その頃、軍政に近いこの状況を嫌い、都市の間を自由に行き来し、略奪行為を働く夜明けの船と呼ばれる一団が居た。海賊ではあるのだが、多くの場合、彼等は軍が不正に隠匿する物資を狙っており、市民達からは義賊として英雄視されていた。軍は、この海賊退治の為に軍事力の増強を行っていたが、夜明けの船の凄腕パイロットヤガミの戦闘力の前になす術もなく、今のところ排除には至っていない。
クランは、悪い仲間に誘われて軍の隠匿物資を盗みに入った友人を助け出す為に基地に入り、時を同じくして行われた夜明けの船の襲撃に巻き込まれ、海中に放り出されてしまう。そこに現れた謎の謎のRB(ラウンドバックラー)は、自動的にコクピットにクランを収容。そこに、海賊のRBと勘違いした軍のRBが急襲、クランは訳も判らぬまま戦闘に巻き込まれ、成り行きで夜明けの船に収容された……。
なかなか、動きも説明も軽快で、練りに練られた第一回という観がある。火星の政情や景況、主人公達の立ち位置、ロボットの運用法、それぞれ、ちゃんと説明しつつ、物語も動き出している。期待したい一作だ。
とにかく、これから夏に向かう季節。海モノの日、木曜日は期待大だ。
18:00〜18:30は、『アクアキッズ』。監督 李達/監督補 李明河というスタッフリストからの想像だが、多分韓国産なのだろう。ちょっと日本人の感性から言うと嫌みの残るというか、クセの強いキャラクターは、『無限戦記ポトリス』などと共通するものがある。まあ、『プリンプリン物語』とも共通するものがアリアリなので、あまり国民性の差という事ではないのかもしれないが……。
温暖化で両極の氷が溶け、大陸の殆どが水没してしまった近未来、水の中で呼吸できるだけの空気を取り出せる「バブルテクノロジー」と、普段はペットロボットのように付き従い、水中に入るときはウェットスーツとして体を覆う便利なツールが普及し、水中都市すら普通に存在する世界。主人公たちは、バナナビーチという小さな島に住んでいる子供たち。ここに住む主人公ジーノには、アミという可愛いガールフレンドが居た。アミの祖父ビルは、高度な文明を誇った「アーク文明」の遺跡を探している。遂にその遺跡は発見された。ジーノ達の遊び仲間でニュースキャスターに憧れる少女リオが、それを面白半分に報道してしまったからさあ大変。静かだった島には、お宝を狙いって海賊まがいのトレジャーハンター、ガルーが現れた……。という話。
3Dキャラの芝居の付け方が巧く、気持ちよく動くのが最大の特徴。
鳥山明的なSFガジェットを使いこなして、この主人公達が何をしてくれるか、そこそこに期待したい。
18:30〜19:00は、『絢爛舞踏祭ザ・マーズ・デイブレイク』。SCEのゲームのアニメ化らしい。神北は寡聞にして、このゲームを知らないが、監督 森邦宏/チーフライター 浅川美也/キャラクターデザイン&アニメーションディレクター 逢坂浩司/メカニックデザイン 佐藤道明/RBデザイン 佐山善則という布陣で、まあ、日本のゲームを日本でアニメ化したという感じ。でも、なんとなくFIRESTORMっぽいキャラや、有線遠隔操縦のロボットという考え方、主人公機が「き……巨大ブリアレオス」というご面相なところ、その他モロモロ、話題と期待とツッコミ所に事欠かない、鉄壁の仕上がりと云えよう。
汎銀河大戦の頃は「水」資源の供給拠点として大いに潤っていた火星も、大戦終結後は右肩下がりの不況続きで、何年も不況に喘ぐ事となった。主人公のクランはこの火星で日銭を稼いで暮らしている青年。大海洋惑星と化している火星の都市は、洋上航行能力を擁する巨大な浮遊基地である。汎銀河大戦の頃からずっと地球から軍事力が派遣されているが、この軍の腐敗が政治の無策と重なって、火星市民の生活を圧迫する要因となっている。地球からの援助資金や援助物資の何割かが、軍の横流しや専横によって止みに来得、火星経済はいつまでも浮力がつかないのだ。
その頃、軍政に近いこの状況を嫌い、都市の間を自由に行き来し、略奪行為を働く夜明けの船と呼ばれる一団が居た。海賊ではあるのだが、多くの場合、彼等は軍が不正に隠匿する物資を狙っており、市民達からは義賊として英雄視されていた。軍は、この海賊退治の為に軍事力の増強を行っていたが、夜明けの船の凄腕パイロットヤガミの戦闘力の前になす術もなく、今のところ排除には至っていない。
クランは、悪い仲間に誘われて軍の隠匿物資を盗みに入った友人を助け出す為に基地に入り、時を同じくして行われた夜明けの船の襲撃に巻き込まれ、海中に放り出されてしまう。そこに現れた謎の謎のRB(ラウンドバックラー)は、自動的にコクピットにクランを収容。そこに、海賊のRBと勘違いした軍のRBが急襲、クランは訳も判らぬまま戦闘に巻き込まれ、成り行きで夜明けの船に収容された……。
なかなか、動きも説明も軽快で、練りに練られた第一回という観がある。火星の政情や景況、主人公達の立ち位置、ロボットの運用法、それぞれ、ちゃんと説明しつつ、物語も動き出している。期待したい一作だ。
とにかく、これから夏に向かう季節。海モノの日、木曜日は期待大だ。
2004/04/01
もう4月1日。今年も1/4終わっちゃったぞ
今日は四月一日。四月馬鹿である。ま、エープリルフールだからといって、僕のように徳を積んだ正直者は、つこうと思っても嘘がつけない性格なので、いつも騙される側に廻るばかりだが……。
実は今年は、嘘をついている暇もないほど忙しい四月一日なのである。テレビ東京がキッチリ四半期ずつをサイクルに番組を回しているせいもあって、今日から新作ラッシュである。例えば、アニ通の番組表で今日の番組表を見てもらいたい。新番組が幾つ並んでいることか。試しに新番組リストを見ると、BS-iなど、アンテナの都合で見られない局を含めて、今期42番組。まあ、ドえらい数の新番組である。もちろん、ほとんどの番組は見ないか見られないか見忘れるのだが、前の期が、ポポロクロイスとかを筆頭に幾つものアタリを出したので、今期も引き続いてソコソコにはアタリを出して貰いたい。
さて、そろそろ4月9日も近づいて来た。秋からこっち、入念な打ち合わせを経てやっと完成に辿り着いた『ガンダム・ヒストリカ』の創刊だ。詳しくは講談社ガンダム公式ページで見てもらいたいが、全10巻で、一冊570円(1巻のみ、全巻収納できるバインダーがついた2100円のバージョンがある。01・02巻4/9同時リリースで、以降、4/23・5/10・5/25……と、半月毎に8/10の10巻まで続く。
出来れば、01巻は、バインダー付きバージョンを買っておく事をお薦めする。高い方薦めるなよと思われるかもしれないが、値段の問題ではない。材質の選定会議とかにも絡ませてもらったが、なかなかいい感じのシブ味のあるバインダーに仕上がっているのだ。ガンダム25年の歴史を感じられるこのバインダー付きバージョンは、01巻だけなので、後になって欲しがっても手に入れる事はチョイと難しい。
上記の公式サイトのヒストリカページには、編集部ナカガワの秘す録り日記という、編集部の常駐スタッフ中川君(なんか、徹夜の回数を聞いていると、24時間常駐という気がして来る)の編集部だよりが載っている。編集部の一部始終を余すところ無く捕らえた名著なので、見逃すな!
で、この本で神北は何をしているのかと云うと、基本的に地図を作っているのである。コロニー落しのアイランドイフィッシュ移動経路の解説や、ルウムの戦い。地球降下作戦の総まとめ、オデッサ作戦の様相を、地図という切り口で描いている。ここに上げた分は、基本的に『宇宙世紀戦跡探訪』というページで01巻から04巻に扱われているので、期待して欲しい。え? 初期の降下作戦の次が、末期のオデッサ大反攻なのかって? だって、一年戦争って、半年近い期間「戦争は膠着状態に陥」ってたことは、みんな良く知ってるじゃん? 歴史的事実なんだからしょうがない。
ちなみに、ちょっと前に出た本だが、機動戦士ガンダムを熱狂的に応援していた一人、ササキバラ ゴウの『それがVガンダムだ』にも、地図を入れている。ちょっとカミでは訳が分からなくなるほど、あちこち飛び回っているVガンダムの主人公達が、どう動いていたかを解説している。(まあこれは、神北は仕上げただけで、ササキバラ氏の原図がよく出来ていたせいでもあるのだが)
てなわけで、今年は、(一応、アニメ版の宇宙世紀もので)一番最初と一番最後にあたる、ファーストガンダムとVガンダムのおかげで、人目に触れる仕事の半分がガンダムなのではないかと云う、極めてイージーというか、無茶苦茶な暮らしをしている。
実は今年は、嘘をついている暇もないほど忙しい四月一日なのである。テレビ東京がキッチリ四半期ずつをサイクルに番組を回しているせいもあって、今日から新作ラッシュである。例えば、アニ通の番組表で今日の番組表を見てもらいたい。新番組が幾つ並んでいることか。試しに新番組リストを見ると、BS-iなど、アンテナの都合で見られない局を含めて、今期42番組。まあ、ドえらい数の新番組である。もちろん、ほとんどの番組は見ないか見られないか見忘れるのだが、前の期が、ポポロクロイスとかを筆頭に幾つものアタリを出したので、今期も引き続いてソコソコにはアタリを出して貰いたい。
さて、そろそろ4月9日も近づいて来た。秋からこっち、入念な打ち合わせを経てやっと完成に辿り着いた『ガンダム・ヒストリカ』の創刊だ。詳しくは講談社ガンダム公式ページで見てもらいたいが、全10巻で、一冊570円(1巻のみ、全巻収納できるバインダーがついた2100円のバージョンがある。01・02巻4/9同時リリースで、以降、4/23・5/10・5/25……と、半月毎に8/10の10巻まで続く。
出来れば、01巻は、バインダー付きバージョンを買っておく事をお薦めする。高い方薦めるなよと思われるかもしれないが、値段の問題ではない。材質の選定会議とかにも絡ませてもらったが、なかなかいい感じのシブ味のあるバインダーに仕上がっているのだ。ガンダム25年の歴史を感じられるこのバインダー付きバージョンは、01巻だけなので、後になって欲しがっても手に入れる事はチョイと難しい。
上記の公式サイトのヒストリカページには、編集部ナカガワの秘す録り日記という、編集部の常駐スタッフ中川君(なんか、徹夜の回数を聞いていると、24時間常駐という気がして来る)の編集部だよりが載っている。編集部の一部始終を余すところ無く捕らえた名著なので、見逃すな!
で、この本で神北は何をしているのかと云うと、基本的に地図を作っているのである。コロニー落しのアイランドイフィッシュ移動経路の解説や、ルウムの戦い。地球降下作戦の総まとめ、オデッサ作戦の様相を、地図という切り口で描いている。ここに上げた分は、基本的に『宇宙世紀戦跡探訪』というページで01巻から04巻に扱われているので、期待して欲しい。え? 初期の降下作戦の次が、末期のオデッサ大反攻なのかって? だって、一年戦争って、半年近い期間「戦争は膠着状態に陥」ってたことは、みんな良く知ってるじゃん? 歴史的事実なんだからしょうがない。
ちなみに、ちょっと前に出た本だが、機動戦士ガンダムを熱狂的に応援していた一人、ササキバラ ゴウの『それがVガンダムだ』にも、地図を入れている。ちょっとカミでは訳が分からなくなるほど、あちこち飛び回っているVガンダムの主人公達が、どう動いていたかを解説している。(まあこれは、神北は仕上げただけで、ササキバラ氏の原図がよく出来ていたせいでもあるのだが)
てなわけで、今年は、(一応、アニメ版の宇宙世紀もので)一番最初と一番最後にあたる、ファーストガンダムとVガンダムのおかげで、人目に触れる仕事の半分がガンダムなのではないかと云う、極めてイージーというか、無茶苦茶な暮らしをしている。
2004/03/29
花見と法事。しこたま日本人だぞ
先週からこっち、2軒のお花見をした。
1つは、講談社のガンダムヒストリカ・チームのお花見で2004年3月25日(つまり先週の木曜日)、会議の後の夜桜観会だった。雨の降る日だったのだが、古風な座敷をお借りしてライトアップされた桜を眺めると云う、まさに『静』の美学だ。開け放たれた縁からの冷気を含んだ風が、妙に気持ちいい。ちょうど、ヒストリカの第一巻目が刷り上がってから最初の機会でもあったので、プロジェクトメンバー全員、現物になった仕事を眺めつつ、静かに気勢を上げた。
残念ながら神北はその席を中座し、最終の新幹線で実家へ。今年は、親父の十三回忌と祖父の二十七回忌……と、うちの家族の年忌が3つも重なったので、法事に帰ったのだ。名古屋までの新幹線はもう少し遅くまであるが、そこから近鉄で実家の方まで行こうと思うと、遅くとも東京を9時30分頃には出ないといけない。東京で暮らしていると12時頃まで遊んでいても、横浜や大宮・千葉と云ったあたりまでならなんとか帰れるが、名古屋では、11時を過ぎると、既にヤバい時間帯に入る。東京より夜が早いのだ。今回も11時30分ごろの近鉄急行が、ほぼ最後の便だった。もっとも、これが20年前とかになると、更に終電は速くて、なんだが記憶の端に10時45分だか50分だかという、学生時代に刻み付けた数字が、未だに染み付いている。ここが帰れるラストタイムだったのだ。つまり、ここ15年程で30分以上夜が延びているのだが、それでも東京の旧国電(E電っていう呼称はもうヤメになったんだっけ?)や私鉄から見ると、30分から1時間近く早いタイムリミットだ。
今回帰省して、自分の部屋の書庫で15年か20年ほど前に自分がサークルの情報誌に書いた、名古屋は夜の早い街だという文章を見つけた。昔から、自分自身、三大都市と云いつつも、終電の所為で名古屋の夜がちと早いと云うことに不満を抱いていたようだ。
さて、金曜日に法事を済ませ、土曜日に故郷から名古屋経由で埼玉へと帰宅した我々は、この日、名古屋から今年の大会の打ち合わせの為に出て来ている名古屋くんに会う為に、帰省の荷を解くや否や、新宿へと取って返した。この週末、お互いに逆に動いているから、なんだかとっても間抜けな移動をしている。名古屋くんは、SF大会でゲゲボドリンクの部屋という企画を主宰していることで良く知られている、ちょっと独特な味の清涼飲料を大量に収集している御仁だ。もちろん本来「なごや」という苗字ではない。いついかなる時でも流暢な名古屋弁で会話をするその姿に、ファンダムの友人が送った綽名が名古屋君だったのだ。爾来十数年、ファンダム内で彼のことは本名より名古屋くんの方がよく通る。今年の大会には趣意書メンバーとして立ち上げから参加。現在、企画局長の要職にあって、企画やゲストの取りまとめをしている。今回は、目玉企画のゲストとの打ち合わせの為の上京だった。
打ち合わせ後、名古屋くんや、名古屋くんと同じくダイナ★コンEX以来の友人である永澤君の上京組二人と、東京でG-conを手伝うことにした竹内君、そして神北夫婦5人でメシを喰いに行くことに。打ち合わせの場まで一緒に居た藤澤兄弟の弟の方は、残念ながら先約があって途中退場。
元々名古屋くんから、美味い中華に連れて行けという話があって集まったのだが、半日近くコーヒーまみれにになって打ち合わせを続けていた所為か、ちょっとゲッソリした顔で「あんまり喰いたくな〜い」と言い出したので、先日この日記にも書いた池袋の台湾料理は止め。急遽予定を変更しようとしたがアテが無い。すると永澤君が「マイシティーの駐車場に停めたから、マイシティー内で食事をすると、何時間分か安く済むかも」と言い出し、一行は新宿マイシティーへ。ここは北条司の漫画『シティーハンター』でしょっちゅう出て来るビルなので、知っている人も多いだろう。いわゆる駅ビルなのだが、7階〜8階がレストラン街になっている。前は8階が伊勢丹プチ・モンドという、伊勢丹が運営する大きなお店で、和・洋・中・喫茶部となんでも揃っていた。新宿で言えば滝沢と並ぶ打ち合わせのメッカで、何か打ち合わせをしていると2〜3組、知った顔が別のテーブルで打ち合わせをしているというような、出版界御用達のお店だった。大いに重宝したものだが、何年か前に大改装をしてプチ・モンドがなくなり、これ見よがしにワインを並べるようなタカビーな印象のレストランに変わっている。しかし、7階の方はそう驚く程ではなく、そこそこの値段のお店が並んでいるので、まあここかなと登ってみたが……。げっ……。店からはみ出した人が、ウエイティングベンチに納まり切らず、20人ぐらい行列を作っている! しかも、全部の店がそうだァァ。土曜の夕方を甘く見ていたぁぁぁ!
しかたなく、再び街に彷徨い出た一行を、セゾンプラザの「ねぎし」へ引っ張って行く。ゆっくり話し込むのなら、1階下の咲くらが落ち着いていてベストなんだが、運転するから酒が飲めん、居酒屋は嫌だという声があって取り止め。まあ、定食を食うのなら、ねぎしも悪くはない。
BSE騒動のあおりか、カルビ定食が無くなっていたが、テールスープは残っている。謎だぁ……。と云っていたが、よく考えたら、安全なウシがあったとして、安全なカルビを欲しがる焼き肉屋は多かろうが、テールは割と残るということなのだろう。神北は相変わらず、ねぎし定食ダブルである。
久しぶりに名古屋くん達とメシを喰った翌日、日曜日。身内のMLを見ていたら、唐突に花見が決まっている。女房に相談して、昼から集合なので、ゆっくり『ポポロクロイス』と『鉄腕アトム』の最終会を見た後に出かけることに。
鉄腕アトムはとてもエゴイスティックな天馬博士の暴走・迷走が碇シンジみたいで、なんか、天馬博士も堕ちたなと云う印象。神北の好みとして、この人にはもっと超然としていて欲しいし、科学省の長官を任されるだけの調整力はちゃんと持っていてもらいたい。その上で、子供を失った悲しみに狂って行くのならともかく、これではハナっから単に心に脆弱性を抱えていた人が、自分の性癖を隠して社会の要職に就いちゃったことに端を発する、杜撰な未来社会じゃないか。
それと比べるのもなんだが、『ポポロクロイス』はやはり、巧いお話し作りになっていた。ヒロインの母が命と引き換えに魔王を倒すような大きなドラマがありつつも、主人公たちがそのまま来週から別の冒険に出かけても不思議は無いような、世はなべて事も無しというカタチの終わり方をしている。無論、こういう終わり方が絶対ではないが、この『ポポロクロイス』というお話しにとっては、こうしためでたしめでたしは不可欠。そこをよく心得ているのが、心憎い。
逆に、『鉄腕アトム』こそ、本来、こうした終わり方が必要だったのではないだろうか。というのは、神北が最初に見ていた鉄腕アトムは、言うまでもなく、最初のテレビアニメ版で、これは、本当に大きなピリオドを打つ終わり方をしていた。太陽の異常活動を抑える為に、アトムは、自ら太陽に突入して行って終わってしまうのである。これは手塚治虫の原作漫画と同じお話しなのだが、毎週めでたしめでたしで終わるのが常であった鉄腕アトムがもう帰って来ないと云う衝撃は、子供には大きく、放映終了後、随分泣きじゃくった記憶がうっすらとある。
もし、これ以外の終わり方をアトムにさせるのならば、ロボット人権宣言などと云う、私が泣きじゃくった最初の白黒テレビアニメ版では第一話のラストには達成しているようなところを最終回の終着点にするのではなく、逆に、世はなべて事も無しというカタチをちゃんと見せることではないのか。大事件を挿まず、かつ、それを無事に着陸させることこそが、手塚治虫というクリエイターが後進に残した最大の宿題なのではないかという気がする。
でも、お茶の水博士の人権宣言を聴きながら、寂しそうな顔で扉の奥にすっと消えるアトムはかっこ良かったよ。
さて、で、お花見である。浅草でお花見をしようということで集まる。こっちのお花見は先週の夜桜と違い、『動』のお花見である。東武鉄道浅草駅の駅前には、イラクの子供たちの白血病を救う為に募金を集めている。5人ぐらいが入れ替わり立ち替わ寄って来るが、1分ぐらいじーっと相手の目を見てお話しを聞いていると、こそこそと逃げて行く。しばらくこの人たちを見ていると、メンバー5人集合。最後の一人も移動を開始した直後に合流成功。
隅田川の西が浅草、東が向島。吾妻橋を向島側に渡り、非常に特徴的な金色のオブジェ(奇麗で清潔かつ公共性を重視した表現)が屋根に載っている吾妻橋ホールの脇を抜けて、牛島神社のある隅田公園の方に向かう。端から見渡すと隅田川東堤の桜は西堤と比べてちょっと開花が遅いような感じがするが、さらに奥の方まで歩いて行くと、公園のあたりは奇麗に咲いている。このあたりは、桜まつりということで、車の通行が止められ、歩行者天国になっている。公園の中に突入してみると、既に大勢の花見客が宴たけなわ。少人数だったこともあって、なんとか場所が取れる。缶ビール四百円。缶ジュース二百円。結構おカセギのようだが、どんな様子かも判らずに行くのでは、致し方ない。デカいクーラーボックスにいろんなモノを詰めて抱えて行って、結局場所がなくって持ち歩くだけになるリスクを考えれば、まあまあ納得価格だ。来年同じ場所を目指すのならば、少し作戦を練ろうと思う。
隣は凄い集団で、コールマンの野外調理用2連バーナーで焼き肉をしている! ハっと気付くといつの間にか焼き肉は終わり、なんかミートソースの良い匂いが。こんどはパスタ食べてる! うーむ。なんかとってもアウトドアに手慣れているぞ。
持ち寄ったり、周りの屋台で買って来たつまみをアテに、あーでもない、こーでもないと話している内に、5時近くになってしまった。我々が立ち上がった時、まだかなり多くの花見客が居たが、急激に体感温度が下がって来る中で、みんなよく頑張っている。神北はお酒が飲めないので、体があったまらないから辛いっス。もう限界ッス。
もう一度吾妻橋を渡って浅草駅の方向へ。もちっと暖まるモノを飲み食いしたい。せっかく浅草なのでカミヤバーで電気ブランかなと行ってみるが、人で一杯。ちと諦めてふらふらと歩く。しばらく彷徨った揚げ句、なんとか良さげな店を発見。ここで一人帰って5人になった我々は、ちょっと洒落たスイシンバーというお店に入る。後で調べてみると、横山大観がこよなく愛した日本酒酔心の蔵元の直営店だそうで、なんかカッコいいんです。でも、決してタカビーじゃない。これが浅草流か。後になって考えてみると、蔵元直営店なのに、誰も酔心を注文してない。変な客でごめんなさい。
結局、ここでゆっくりして、21時半ぐらいまで遊んでいた。
なんか、法事から帰って来て昨日今日と目一杯羽根を伸ばした神北家であった。
1つは、講談社のガンダムヒストリカ・チームのお花見で2004年3月25日(つまり先週の木曜日)、会議の後の夜桜観会だった。雨の降る日だったのだが、古風な座敷をお借りしてライトアップされた桜を眺めると云う、まさに『静』の美学だ。開け放たれた縁からの冷気を含んだ風が、妙に気持ちいい。ちょうど、ヒストリカの第一巻目が刷り上がってから最初の機会でもあったので、プロジェクトメンバー全員、現物になった仕事を眺めつつ、静かに気勢を上げた。
残念ながら神北はその席を中座し、最終の新幹線で実家へ。今年は、親父の十三回忌と祖父の二十七回忌……と、うちの家族の年忌が3つも重なったので、法事に帰ったのだ。名古屋までの新幹線はもう少し遅くまであるが、そこから近鉄で実家の方まで行こうと思うと、遅くとも東京を9時30分頃には出ないといけない。東京で暮らしていると12時頃まで遊んでいても、横浜や大宮・千葉と云ったあたりまでならなんとか帰れるが、名古屋では、11時を過ぎると、既にヤバい時間帯に入る。東京より夜が早いのだ。今回も11時30分ごろの近鉄急行が、ほぼ最後の便だった。もっとも、これが20年前とかになると、更に終電は速くて、なんだが記憶の端に10時45分だか50分だかという、学生時代に刻み付けた数字が、未だに染み付いている。ここが帰れるラストタイムだったのだ。つまり、ここ15年程で30分以上夜が延びているのだが、それでも東京の旧国電(E電っていう呼称はもうヤメになったんだっけ?)や私鉄から見ると、30分から1時間近く早いタイムリミットだ。
今回帰省して、自分の部屋の書庫で15年か20年ほど前に自分がサークルの情報誌に書いた、名古屋は夜の早い街だという文章を見つけた。昔から、自分自身、三大都市と云いつつも、終電の所為で名古屋の夜がちと早いと云うことに不満を抱いていたようだ。
さて、金曜日に法事を済ませ、土曜日に故郷から名古屋経由で埼玉へと帰宅した我々は、この日、名古屋から今年の大会の打ち合わせの為に出て来ている名古屋くんに会う為に、帰省の荷を解くや否や、新宿へと取って返した。この週末、お互いに逆に動いているから、なんだかとっても間抜けな移動をしている。名古屋くんは、SF大会でゲゲボドリンクの部屋という企画を主宰していることで良く知られている、ちょっと独特な味の清涼飲料を大量に収集している御仁だ。もちろん本来「なごや」という苗字ではない。いついかなる時でも流暢な名古屋弁で会話をするその姿に、ファンダムの友人が送った綽名が名古屋君だったのだ。爾来十数年、ファンダム内で彼のことは本名より名古屋くんの方がよく通る。今年の大会には趣意書メンバーとして立ち上げから参加。現在、企画局長の要職にあって、企画やゲストの取りまとめをしている。今回は、目玉企画のゲストとの打ち合わせの為の上京だった。
打ち合わせ後、名古屋くんや、名古屋くんと同じくダイナ★コンEX以来の友人である永澤君の上京組二人と、東京でG-conを手伝うことにした竹内君、そして神北夫婦5人でメシを喰いに行くことに。打ち合わせの場まで一緒に居た藤澤兄弟の弟の方は、残念ながら先約があって途中退場。
元々名古屋くんから、美味い中華に連れて行けという話があって集まったのだが、半日近くコーヒーまみれにになって打ち合わせを続けていた所為か、ちょっとゲッソリした顔で「あんまり喰いたくな〜い」と言い出したので、先日この日記にも書いた池袋の台湾料理は止め。急遽予定を変更しようとしたがアテが無い。すると永澤君が「マイシティーの駐車場に停めたから、マイシティー内で食事をすると、何時間分か安く済むかも」と言い出し、一行は新宿マイシティーへ。ここは北条司の漫画『シティーハンター』でしょっちゅう出て来るビルなので、知っている人も多いだろう。いわゆる駅ビルなのだが、7階〜8階がレストラン街になっている。前は8階が伊勢丹プチ・モンドという、伊勢丹が運営する大きなお店で、和・洋・中・喫茶部となんでも揃っていた。新宿で言えば滝沢と並ぶ打ち合わせのメッカで、何か打ち合わせをしていると2〜3組、知った顔が別のテーブルで打ち合わせをしているというような、出版界御用達のお店だった。大いに重宝したものだが、何年か前に大改装をしてプチ・モンドがなくなり、これ見よがしにワインを並べるようなタカビーな印象のレストランに変わっている。しかし、7階の方はそう驚く程ではなく、そこそこの値段のお店が並んでいるので、まあここかなと登ってみたが……。げっ……。店からはみ出した人が、ウエイティングベンチに納まり切らず、20人ぐらい行列を作っている! しかも、全部の店がそうだァァ。土曜の夕方を甘く見ていたぁぁぁ!
しかたなく、再び街に彷徨い出た一行を、セゾンプラザの「ねぎし」へ引っ張って行く。ゆっくり話し込むのなら、1階下の咲くらが落ち着いていてベストなんだが、運転するから酒が飲めん、居酒屋は嫌だという声があって取り止め。まあ、定食を食うのなら、ねぎしも悪くはない。
BSE騒動のあおりか、カルビ定食が無くなっていたが、テールスープは残っている。謎だぁ……。と云っていたが、よく考えたら、安全なウシがあったとして、安全なカルビを欲しがる焼き肉屋は多かろうが、テールは割と残るということなのだろう。神北は相変わらず、ねぎし定食ダブルである。
久しぶりに名古屋くん達とメシを喰った翌日、日曜日。身内のMLを見ていたら、唐突に花見が決まっている。女房に相談して、昼から集合なので、ゆっくり『ポポロクロイス』と『鉄腕アトム』の最終会を見た後に出かけることに。
鉄腕アトムはとてもエゴイスティックな天馬博士の暴走・迷走が碇シンジみたいで、なんか、天馬博士も堕ちたなと云う印象。神北の好みとして、この人にはもっと超然としていて欲しいし、科学省の長官を任されるだけの調整力はちゃんと持っていてもらいたい。その上で、子供を失った悲しみに狂って行くのならともかく、これではハナっから単に心に脆弱性を抱えていた人が、自分の性癖を隠して社会の要職に就いちゃったことに端を発する、杜撰な未来社会じゃないか。
それと比べるのもなんだが、『ポポロクロイス』はやはり、巧いお話し作りになっていた。ヒロインの母が命と引き換えに魔王を倒すような大きなドラマがありつつも、主人公たちがそのまま来週から別の冒険に出かけても不思議は無いような、世はなべて事も無しというカタチの終わり方をしている。無論、こういう終わり方が絶対ではないが、この『ポポロクロイス』というお話しにとっては、こうしためでたしめでたしは不可欠。そこをよく心得ているのが、心憎い。
逆に、『鉄腕アトム』こそ、本来、こうした終わり方が必要だったのではないだろうか。というのは、神北が最初に見ていた鉄腕アトムは、言うまでもなく、最初のテレビアニメ版で、これは、本当に大きなピリオドを打つ終わり方をしていた。太陽の異常活動を抑える為に、アトムは、自ら太陽に突入して行って終わってしまうのである。これは手塚治虫の原作漫画と同じお話しなのだが、毎週めでたしめでたしで終わるのが常であった鉄腕アトムがもう帰って来ないと云う衝撃は、子供には大きく、放映終了後、随分泣きじゃくった記憶がうっすらとある。
もし、これ以外の終わり方をアトムにさせるのならば、ロボット人権宣言などと云う、私が泣きじゃくった最初の白黒テレビアニメ版では第一話のラストには達成しているようなところを最終回の終着点にするのではなく、逆に、世はなべて事も無しというカタチをちゃんと見せることではないのか。大事件を挿まず、かつ、それを無事に着陸させることこそが、手塚治虫というクリエイターが後進に残した最大の宿題なのではないかという気がする。
でも、お茶の水博士の人権宣言を聴きながら、寂しそうな顔で扉の奥にすっと消えるアトムはかっこ良かったよ。
さて、で、お花見である。浅草でお花見をしようということで集まる。こっちのお花見は先週の夜桜と違い、『動』のお花見である。東武鉄道浅草駅の駅前には、イラクの子供たちの白血病を救う為に募金を集めている。5人ぐらいが入れ替わり立ち替わ寄って来るが、1分ぐらいじーっと相手の目を見てお話しを聞いていると、こそこそと逃げて行く。しばらくこの人たちを見ていると、メンバー5人集合。最後の一人も移動を開始した直後に合流成功。
隅田川の西が浅草、東が向島。吾妻橋を向島側に渡り、非常に特徴的な金色のオブジェ(奇麗で清潔かつ公共性を重視した表現)が屋根に載っている吾妻橋ホールの脇を抜けて、牛島神社のある隅田公園の方に向かう。端から見渡すと隅田川東堤の桜は西堤と比べてちょっと開花が遅いような感じがするが、さらに奥の方まで歩いて行くと、公園のあたりは奇麗に咲いている。このあたりは、桜まつりということで、車の通行が止められ、歩行者天国になっている。公園の中に突入してみると、既に大勢の花見客が宴たけなわ。少人数だったこともあって、なんとか場所が取れる。缶ビール四百円。缶ジュース二百円。結構おカセギのようだが、どんな様子かも判らずに行くのでは、致し方ない。デカいクーラーボックスにいろんなモノを詰めて抱えて行って、結局場所がなくって持ち歩くだけになるリスクを考えれば、まあまあ納得価格だ。来年同じ場所を目指すのならば、少し作戦を練ろうと思う。
隣は凄い集団で、コールマンの野外調理用2連バーナーで焼き肉をしている! ハっと気付くといつの間にか焼き肉は終わり、なんかミートソースの良い匂いが。こんどはパスタ食べてる! うーむ。なんかとってもアウトドアに手慣れているぞ。
持ち寄ったり、周りの屋台で買って来たつまみをアテに、あーでもない、こーでもないと話している内に、5時近くになってしまった。我々が立ち上がった時、まだかなり多くの花見客が居たが、急激に体感温度が下がって来る中で、みんなよく頑張っている。神北はお酒が飲めないので、体があったまらないから辛いっス。もう限界ッス。
もう一度吾妻橋を渡って浅草駅の方向へ。もちっと暖まるモノを飲み食いしたい。せっかく浅草なのでカミヤバーで電気ブランかなと行ってみるが、人で一杯。ちと諦めてふらふらと歩く。しばらく彷徨った揚げ句、なんとか良さげな店を発見。ここで一人帰って5人になった我々は、ちょっと洒落たスイシンバーというお店に入る。後で調べてみると、横山大観がこよなく愛した日本酒酔心の蔵元の直営店だそうで、なんかカッコいいんです。でも、決してタカビーじゃない。これが浅草流か。後になって考えてみると、蔵元直営店なのに、誰も酔心を注文してない。変な客でごめんなさい。
結局、ここでゆっくりして、21時半ぐらいまで遊んでいた。
なんか、法事から帰って来て昨日今日と目一杯羽根を伸ばした神北家であった。