2004/02/06

馬鹿に鉄槌が下されたぞ 

 世の中には、とんでもない馬鹿がいるというのは、インターネットを見ていれば誰でも判ることだが、これはまた極めつけの馬鹿の話。
 「アンディー」というハンドルの男が、「クリスマスに最新型の PomerMac G5 をプレゼントされたが、『オイラが欲しかったのは Windows マシンだ』といって、内部を全て取り外し、マイクロATXマザーボードの PC/AT マシンに作り替えた」という記事を、作業中の写真入りで、オーバークロッカーズ・ドット・コムというサイトに発表。なぜかこのサイトは今開けなくなっているが、urlは『http://www.overclockers.com/』なので、落ち着いたら訪問してみるのも良いかも。
 当然、何千通だかの、熱心なマックユーザからの心温まる(例『地獄の炎に焼かれろ』『お前のための弾丸を用意した、撃ち殺してやる』等)の励ましのメールが殺到。彼のメールボックスはパンク。メールの多くは、ボックス・フルで受信拒否されたが、1300通程度は届いたらしい。慌てたこの馬鹿は、「いや、それはウソ。もともとドンガラ(中身無しの筐体だけ)を偶然手に出来たから、友達を騙すためにATマシンのマザーボードを入れてみただけなんだ」と弁明。コトの顛末はココに詳しいので、読んでみて頂きたい。
 あと、「アンディー」が撮った写真は、ココにある。
 掲載サイトのオーバークロッカーズ・ドット・コムの編集長の、「DELL機の中身を入れ替えた時には、『オレのデルを穢しやがって』なぁんて苦情は来なかったんだがなぁ」という反応が良い。まあ、 Win 機を更に高性能の Win 機に仕立てるのと、尋常でない高機能を誇る最新鋭MacOSX機を別に早くも凄くもない凡庸な Win機に貶めるのとでは、比べられよう筈がない。
 まあ、あとからとって付けたような「偶然ドンガラを手に入れた」話を信じる人は少ないようで、現在も『熱心な』マックユーザの心温まるメールは止む事なく、「アンディー」は人並みに落ち込んでいるらしい。
 しかし、出来心とはいえ、ヤっちまったことの責任は当然自分で取るしかない。「アンディー」が実際に何を考えていたかは知った事ではないが、これは、多くのMacintoshユーザにとっては、信教上の問題であり、宗教的受難なのだ。最初っから「ドンガラを貰った」と言っていたらこうはならなかったろうとは思うが……。
 いや、冗談めかさず正確に言おう。自分がまだ買えない(or苦労してやっと買った)最新鋭機を、「アンディー」はその価値や良さを全否定して、ブチ壊して見せたのだ。これは、二十数年前にアメリカの議員さんたちが大勢集まって日本車をハンマーで叩きつぶした光景と同じ物である。議員さんや「アンディー」は、「自分の金で買うなり、プレゼントされるなりして、合法的に手に入れたモノをどうしようが、全く以てオイラの自由だ」と思っているのだろう。しかし、日本車を、国政に参加している議員さん達が嬉しそうにハンマーでたたき壊すと云うグロテスクな図、そして中身を安物の PC/AT 機に入れ替えられた可哀想な PowerMac G5 の図、その持つ意味とそこに発生する責任は、「鬱憤晴し」や「ほんの思い付き」などという言い訳でで許されるような、一過性のモノではない。
 しかし、人の文化や価値観に土足で上がり込んで平然としている奴。そこに『死んじまえ』メールを送りつける奴。どちらも、殊程左様ににアメリカ的だなぁ。

2004/02/05

ロボットのお姉さんは好きですか? 

 ロボットの受付嬢と言う話、よく在る話と思う。別にロボットの形をしていなくとも、入り口に案内システムの入ったタッチ式コンピュータが置かれていて、会いたい人と連絡が取れるシステムを導入している会社は多い。まあ、クリアケースに入った内線連絡票と電話が一台、どでんっと置いてあるところの方が多いのだが……。
 で、最前線のロボット受付嬢SAYA嬢である。東京理科大のSAYAのページを見て頂くのが早い。
 一言で言って……コワい。25の単語を聞きとり、相手の声や音の調子を判断して、笑ったり驚いたり、6通りに表情を変えられるのだそうだ。が、シリコン製の皮膚の下に装着された人工筋肉がちょっとゴツいのかも。
 写真写りが悪いのかと思って探してみましたよ、あたしゃ。
 そしたら、ありましたともさ、SAYA嬢のベストショットとでもいうべきものが。PC Watchのこの記事に載っていた。そこに出ていた写真がコレ
 うーむ。この目。まさに「君の瞳に完敗」である。ク・リトル・リトル神話に出て来る、インスマウスの純朴な村人たちを思い起こさせるような、神秘的な、見事な、まさにビビっと来るモノのある眼差し。これ、夜中の照明の消えた中でも、じーっと座っているデスか? 入試センターの受付けに行って、これが座っていたとして、受験生の理工離れを促進したりしやぁしませんか? しかも、「アンドロイド」……。
 「ハンドメイド・メイ」とかに感銘を受けて、僕も将来はロボットのお姉さんを作るんだと志した若き才能に、入試センターの入り口でローリングソバ〜〜ット!! うーむ。
 若者たちよ、おじさんは君たちがここで目を覚まし、空にそびえるくろがねの城方面に技術的興味を移してくれることを、強く強く希望するぞ!!

2004/02/03

Version 2.0 だぞ。 

 CNNのニュースに、『赤ちゃんに「ジュニア」ならぬ「Ver2.0」と命名』という記事が在った。

ミシガン州ホランドの自営業ジョン・ブレイク・キューザックさんと妻ジェイミーさん夫妻が、息子に「ジョン・ブレイク・キューザック・2.0」と命名したそうな。
 出産報告の電子メールに、「バージョン2には、バージョン1の色々な機能のほかに、ジェイミーの機能も追加されています」と書いたそうな。
 しかも、ホンの思いつきではなく、この名前をつけることに関して、発案者のダンナは、ヨメに対し、半年近い説得をしたと云う。
 うーむ。まあボクらでも、地図を1枚描く毎に、記事1つ書くたびに、それにつける名前を頭をひねって考える訳で、名前を考えることの大変さは判らなくはないけど、子供の名前に2.0ってぇのはなぁ。
 うちは、子供のない夫婦なので、人の名前を付けるとい「この子の一生に影響するんだぞ」という重みを、身を以て感じたことはないが、バージョンナンバーと親子というのは違う気がするぞ。まあ、弟に「Light」とか「LE」とか付かないことを祈るのみだ。
 まあねぇ。自分にとってのニュースバリューとしては、PC Watch に載った『ラオックス、秋葉原AsoBitCityを4月11日に閉店』の方が大きいや。

2004/02/02

地図データを買ったぞ。 

 地図のデータを買った。
 こちとらプロの地図描きなので、まあ、普通の白地図データ程度ならば自分で描いてしまう。それで敵わんレベルの地図データというものは、そうそう在るものでもない。……ということで、かなり熱心に地図データというものは追っていたが、買うほどのモノは殆どなかった。が、ついに買ってしまいました。 DEX『マピオプロ{世界編}』
 そこそこの地図なら要らないんだが、世界全部の等高線地図というのは、おいそれと描けるものではない。いや、二ヶ月程もそれに専念したら、描けないことはないと思うが、ちょっとそういう作業に乗り出す勇気は、私には出ない。
 というわけで、 DEX『マピオプロ{世界編}』。いや、スゴいです。パっと見る分に、 JPEG のこの程度の地図なら、ネット上に転がっているように見えるかも知れないが、この地図は Illustrator のデータになっていて、等高線単位にレイヤーが分けられており、加工が自由自在なのだ。アナタ、これは凄いコトですぞ。
 早速、一年戦争中の世界地図を描いた。例の、ジオンの「コロニー落とし」作戦で、オーストラリアに大穴が空いてしまった世界ですな。海岸線だけでなく、山脈も断ち切られるし、海底地形もズタズタに……、全て作りましたよ。
 こういうことの出来る元データが欲しかったんだ! いやぁ、愉快愉快。
 しかも、この世界地図、神北がいつも使っている、ミラー図法と云う投影法を採用しており、とても便利。
 ただ、地名のデータが全て英文なのが、ちょっと困る。まあ、「 AUSTRALIA 」というのを「オーストラリア」と書き改めれば良いだけなので、一度手間をかけておけば済むのだが……。
 という訳で、地図を使って何かをする人には、基礎的なデータとして、このデータ集を、強くお進めしておく。
 あ、もちろん、『神北に依頼する』という選択肢もアリですからね〜。ええ地図描きまっせっ!!

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