JR連合政策News

第99号  (2008年4月9日)

第36回JR連合国会議員懇談会開催

通常国会の当面の課題への対応を確認

2008年交通重点政策の緊急課題や組織問題について討議

JR連合は4月8日、都内で2008年の第2回、通算で第36回となる国会議員懇談会を開催した。懇談会には、8名の国会議員と秘書3名が出席し、2008年交通重点政策に関する緊急課題を中心に、第169通常国会での国政対応について意思統一したほか、JR西労組が労使協議を重ねて、策定されたJR西日本「安全基本計画」を説明し、議員各位の理解を深めた。

なお、今回から、懇談会の回数について、1994年2月の懇談会結成以降の通算回数で表すこととする。


JR連合・角田会長はあいさつで、まず、4月25日にJR福知山線事故から3周年を迎えることに触れ、安全確立に全力をあげる決意を明らかにした。また、「JR連合の運動の根幹は政策活動である」と述べ、整備新幹線財源問題、JR三島・貨物の課題など、緊急課題の要求実現への協力を要請した。さらに、民主化闘争の完遂にむけた支援も訴えた。

議員議事では、当面する政策課題に関して、2008年交通重点政策の要点を説明したうえで、@JR三島・貨物の無利子融資と外形標準課税特例の継続、A実効ある「運輸安全委員会」の設立にむけて、B整備新幹線財源問題について、Cモーダルシフトの推進にむけて、D鉄道の災害復旧・防災対策の見直しと助成強化について、の緊急課題について、具体的に提起し、国会対応や行政等への要請などに取り組む方針を確認した。

また、組織課題については、JR労働界の動向や、JR連合が3月末より発行を開始した「検証・浦和電車区事件の真実」について説明し、民主化闘争完遂へのさらなる支援を要請した。

さらに、JR西労組より、労使をあげて策定したJR西日本「安全基本計画」について説明し、内容や取り組みについて熱心に意見交換を行った。懇映を進める考え方を明らかにした。

このほか、各議員より、緊迫する国会の情勢や取り組みについての報告もなされ、非常に有意義な懇談会となった。

JR連合国会議員懇談会概要

〇 日 時  2008年4月8日(火)7:45〜9:10

〇 会 場  ホテルルポール麹町(東京都千代田区)

〇 国会議員出席者

[衆議院]
木義明議員、伴野豊議員、三日月大造議員、細川律夫議員
[参議院]
山下八洲夫議員、榛葉賀津也議員、尾立源幸議員、岩本司議員

○ JR連合・角田会長あいさつ

 日頃のご支援に心より感謝を申し上げる。
 4月25日で間もなくJR福知山線脱線事故から3周年を迎える。JR連合は、事故の責任は私たちにもあるとの認識で、二度と悲劇を繰り返さない決意で、安全を最優先課題に位置づけ、組織をあげて取り組みを進めている。JR西労組は、労使協議を重ね、労働組合の意見も反映したJR西日本「安全基本計画」が策定された。働く側からも、これをしっかりと実践し、検証していきたい。また、国会では「運輸安全委員会」設置の関連法案が上程され、先日、三日月議員が本会議で質問を行った。事故の再発防止、未然防止のために、私たちの意見も反映し、実効あるものとしていただきたい。とくに、福知山線事故の経験から、ご被害者の支援について問題提起をしている。国会審議にぜひ反映いただきたい。
 安全確立とならぶJR連合の運動の根幹は政策実現である。今般、「2008年交通重点政策」策定し、明日(4月9日)、国会要請行動と院内集会を行う。整備新幹線財源に関する与党内での未開業区間のJR使用料の前払いの検討については、年度内に整理がつかず先送りになったようだが、いつまた理不尽な案が浮上するかわからない。毅然とした対応をしていきたいと考える。また、JR三島・貨物会社の無利子融資や外形標準課税の特例についても、緊急課題として延長を実現いただきたい。様々な課題があるが、議員各位と緊密に連携し、政策実現に取り組んでいきたいので、ご協力をお願いする。
 また、民主化闘争についても、最近の動向と方針を申し上げるので、ぜひとも強力なご支援を要請したい。

○ 国会議員懇談会・山下副会長あいさつ

 角田会長より提起のあったJR連合の政策課題については、十分に連携し、議員懇として政策実現に取り組みたい。整備新幹線問題について、完全民営化されたJRへの理不尽な政治の介入は許されない。
 国会の動向であるが、道路特定財源、日銀総裁、厚生労働省の消えた年金や後期高齢者医療制度の問題等々、与野党の争点は山ほどある。こうした状況は、まさに、昨夏の選挙で民主党・野党が参議院過半数を握ったことの表れである。明日(4月9日)、私が委員長を務める、国家基本政策委員会が参議院で初めて開かれ、党首討論が行われる。次期総選挙で、政権交代に性根を入れて取り組まなければならないと実感している。
 JR連合との連携をさらに深め、皆さんの政策実現や、民主党による政権交代にむけて頑張っていきたい。

〇 議 事

(1) 当面する政策課題と取り組みについて

@ 「2008年交通重点政策」について
A 無利子融資・外形標準課税特例への対応
  1) 鉄道・運輸機構からの無利子融資について
  2) 外形標準課税の特例延長について
  3) 今後の対応
B 実効ある運輸安全委員会の設立にむけて
C 整備新幹線財源問題について
D モーダルシフトの推進にむけて
E 鉄道の災害復旧・防災対策の見直しと助成強化

(2) 当面する組織課題と取り組みについて

@ JR総連・東労組をめぐる動向
A 国労(不採用問題)の動向
B 「検証・浦和電車区事件の真実」の発行と取り組み

(3) JR西労組の安全確立にむけた取り組みについて

 JR西日本は3月26日、「安全性向上計画」に続く2012年度までの5年間の新たな計画として、「お客様の死傷事故ゼロ、社員の重大労災ゼロへむけた体制の構築」を到達目標とする「安全基本計画」を発表しました。この計画は、JR西労組が「労使安全会議」「労使安全会議専門委員会」や、申し入れを通じた労使協議を精力的に行い成案に至ったもので、組合側の意見や提言を反映した計画となっています。
 今後、計画の実効ある推進を通じ、さらなる安全確立を進めるために、労働組合の側からも積極的に取り組んでいくこととします。

(4) 次期総選挙への対応について

(5) その他


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